姫騎士様は恋を知らない

２０．素直？③★

　ルークはゆっくりと腰を引き、そして押し入れる。セラフィナの体はその動きに敏感に反応し、ベッドに沈むように揺れた。

　ルークの動きに合わせて、セラフィナの胸も柔らかく波打つ。彼女の胸は押し寄せる快感に震え、ふるふると揺れていた。

「ん……っ、あ……っ」

　セラフィナの唇から漏れる甘い声が、ルークの耳に熱を灯す。彼女の熱に包まれるたび、理性が削られていくようだった。

　ルークの動きが徐々に激しさを増す。セラフィナの胸が彼の動きに合わせて揺れ、その度に甘い声が漏れた。

「っ…ぁ、ル…く…っ」

　快感に翻弄されながら、セラフィナの手がシーツを握りしめる。ルークはそんな彼女の変化を感じ取りながら、さらに深く、確かめるように腰を打ちつけた。

「セラフィナ…もう…っ」

　彼の低く掠れた声が耳元で囁かれると、セラフィナの体が甘く震えた。腹の奥から熱がこみ上げ、やがて全身を貫くような快感が駆け抜ける。

「ん…ぁぁっ…！」

　身体がびくりと跳ね、セラフィナはルークの腕の中で大きく震えた。意識が白く染まるほどの衝撃が駆け抜け、甘く乱れた声が止まらない。ルークはそんな彼女を抱きしめるようにしながら、最後まで彼女の中に深く沈み込んだ。

　ルークはセラフィナの震える体をしっかりと抱きしめたまま、その熱を余すことなく感じ取っていた。セラフィナの内側がきゅうっと締まり、逃げ場のない快楽が彼を追い詰めていく。

「セラフィナ…っ、俺も…っ」

　セラフィナの甘い喘ぎ声が彼の耳をくすぐり、その声に背中を押されるようにルークの動きが荒くなる。彼女の内側が波打つたびに、限界が近づいてくるのを感じた。

「んぁっ、ルーク…っ、きて…！」

　その言葉に堪えきれず、ルークの動きが最後の瞬間へと向かう。彼女を逃がさぬよう、腰を深く押しつけ、強く抱きしめたまま、ついに絶頂を迎えた。

「っ…く、セラフィナ…！」

　熱いものが彼女の奥に放たれ、ルークの体が震える。セラフィナの名を呼びながら、彼は彼女の中で全てを解き放った。

　荒い息をつきながら、ルークは震えるセラフィナをそっと抱き寄せる。互いの鼓動が重なり合い、熱が落ち着くまで、しばらくの間、二人はそのままの体勢で寄り添っていた。

　ルークがゆっくりと抜け出すと、セラフィナの身体がびくりと震えた。結合が解けた瞬間、熱を帯びた蜜が溢れ出し、熟れた花びらが余韻に甘く痙攣する。

「ん…ぁ…っ……」

　思わず漏れた声に、自分でも驚いたようにセラフィナは息を詰まらせた。火照った肌がシーツに貼りつき、心臓の鼓動がまだ激しく鳴っている。ルークの形を覚えた内壁は、まだ何かを求めるように震えていた。

　ルークはそんな彼女を抱き寄せ、そっと首筋に唇を寄せた。セラフィナは気づかぬまま、温もりに身を委ねている。やがて、ルークの唇がそっと吸い付き、肌に淡い痕を残した。