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第一章:神聖リディシア王国襲撃編
禁忌種悪魔と呼ばれる者たち②
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私達の前に現れた五人の人物。それぞれが【禁忌記録】に記されている禁忌種悪魔と同じ名前をしていた。だが見た目は人間と変わらない。【禁忌記録】に描かれていた絵は禍々しい悪魔そのもので、目の前の彼らとは似ていない。しかし、そんな事は今はどうでもいい。彼らが悪魔だろうがなかろうが、危険なことには変わりない。
「ゼノ、これもなんかの試験・・・って訳じゃなさそうね」
キリカさんは、微かに冷や汗を浮かべるゼノの表情を見て、その考えを否定する。どうやら彼にとっても予想外な展開らしい。ゼノは血を流す片腕を癒しながら小さな声でなにか呟いている。
『・・・・』
聞き取れないが誰かに話しかけてるようにも見える。そして話が終わったのか、ゼノが白い扉を出現させた。
『これから私が広範囲魔法を放ちます。それを合図にその扉をくぐってください。その扉は外に繋がっています。それと、第2試験中のユルゲン様はミレル様を保護した後、エルケイス様と賢者様の元へと向かう手筈となっています。合流地点は玉座の間です』
突如、頭の中に響くゼノの声。どうやら私達を逃がしてくれるらしい。だが、一人でこの人数に勝てるとは思えない。
『で、でも・・・』
『心配には及びませんよ、シエラ様。私はこんな所で死ぬ気は1ミリもございません。少し時間を稼いだ後に退くつもりです』
ゼノはそう言葉を返す。
『では、一旦お別れの時間です。キリカ様、シエラ様をお願いします』
『えぇ、任せて』
ゼノの言葉に頷き、キリカさんが私の腕を掴んだ。それを確認し、ゼノは謎の5人組に向けて広範囲魔法を展開する。
『範囲固定』
そう唱えた瞬間、謎の5人組を中心に魔法陣が地面に浮かび上がった。黒く輝く魔法陣が更に輝きを増し、
『【恐衝刃】』
地面から無数の刃が射出された。それは一つ一つが巨大で切れ味抜群な見た目をしている。意外と倒せるのではないか?とそんな微かな希望が私の頭をよぎった。
「ほら、行くわよ!」
「え?でも・・・」
「でもじゃない!アイツが時間を稼いでくれてるの!それに私達がここに残った所で足でまといよ!」
「・・・ぁ」
キリカの言葉に、シエラは口をつむぐ。確かにそうだ。ここに私がいたところで役に立たない。
でも--
「すいません!キリカさん!!」
扉の中に片腕が入りかけた所で、キリカさんの手を引き剥がした。そしてキリカさんの体が扉の中に消えた瞬間、扉を閉めた。
『な、何をしているのですか?シエラ様』
ゼノが驚いた態度で尋ねてくる。その姿に、
「神の使いでもそういう表情するんですね」
場違いだとわかっているがくすりと笑った。内心はとてもビクビクだ。本当は怖い。臆病な私がここに残ることが自分自身驚きだ。
『そんなこと言ってる場合ではありません。もう一度扉を開きますから、外に出てください』
ゼノが少し強めに指示する。
「父に教えられたんです。神だろうと悪魔だろうと私達人間と同じで大切な命だって。だから、私は貴方の命を守りたい」
私は四色(赤、青、黄、緑)の魔方陣を展開して、臆病なりに大きな声で告げた。
「ゼノ、これもなんかの試験・・・って訳じゃなさそうね」
キリカさんは、微かに冷や汗を浮かべるゼノの表情を見て、その考えを否定する。どうやら彼にとっても予想外な展開らしい。ゼノは血を流す片腕を癒しながら小さな声でなにか呟いている。
『・・・・』
聞き取れないが誰かに話しかけてるようにも見える。そして話が終わったのか、ゼノが白い扉を出現させた。
『これから私が広範囲魔法を放ちます。それを合図にその扉をくぐってください。その扉は外に繋がっています。それと、第2試験中のユルゲン様はミレル様を保護した後、エルケイス様と賢者様の元へと向かう手筈となっています。合流地点は玉座の間です』
突如、頭の中に響くゼノの声。どうやら私達を逃がしてくれるらしい。だが、一人でこの人数に勝てるとは思えない。
『で、でも・・・』
『心配には及びませんよ、シエラ様。私はこんな所で死ぬ気は1ミリもございません。少し時間を稼いだ後に退くつもりです』
ゼノはそう言葉を返す。
『では、一旦お別れの時間です。キリカ様、シエラ様をお願いします』
『えぇ、任せて』
ゼノの言葉に頷き、キリカさんが私の腕を掴んだ。それを確認し、ゼノは謎の5人組に向けて広範囲魔法を展開する。
『範囲固定』
そう唱えた瞬間、謎の5人組を中心に魔法陣が地面に浮かび上がった。黒く輝く魔法陣が更に輝きを増し、
『【恐衝刃】』
地面から無数の刃が射出された。それは一つ一つが巨大で切れ味抜群な見た目をしている。意外と倒せるのではないか?とそんな微かな希望が私の頭をよぎった。
「ほら、行くわよ!」
「え?でも・・・」
「でもじゃない!アイツが時間を稼いでくれてるの!それに私達がここに残った所で足でまといよ!」
「・・・ぁ」
キリカの言葉に、シエラは口をつむぐ。確かにそうだ。ここに私がいたところで役に立たない。
でも--
「すいません!キリカさん!!」
扉の中に片腕が入りかけた所で、キリカさんの手を引き剥がした。そしてキリカさんの体が扉の中に消えた瞬間、扉を閉めた。
『な、何をしているのですか?シエラ様』
ゼノが驚いた態度で尋ねてくる。その姿に、
「神の使いでもそういう表情するんですね」
場違いだとわかっているがくすりと笑った。内心はとてもビクビクだ。本当は怖い。臆病な私がここに残ることが自分自身驚きだ。
『そんなこと言ってる場合ではありません。もう一度扉を開きますから、外に出てください』
ゼノが少し強めに指示する。
「父に教えられたんです。神だろうと悪魔だろうと私達人間と同じで大切な命だって。だから、私は貴方の命を守りたい」
私は四色(赤、青、黄、緑)の魔方陣を展開して、臆病なりに大きな声で告げた。
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