欲望制御研究所

あきこうすけ

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実験3日目

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朝7時。
すでにみのるの顔色は悪く、寝不足と過剰な刺激でまともに歩けなくなっていた。
だが、そんな弱り切った姿を見ても、研究員たちの目は冷酷に光るだけだった。

「今日のテーマは“耐久”。」
アニ所長が宣言する。
「人間の肉体が、制御されながらどこまで持ちこたえられるのか──限界を測定するの」

みのるはベッドではなく、立位拘束用の金属フレームに固定された。
手首・足首だけでなく、腰と胸もベルトで縛られ、体は完全に晒し出される。

段階①:連続刺激

「まずは低レベルの連続刺激から。抑制はかけない。どれだけ早く限界に達するか」
アイリがタブレットを操作すると、みのるの下半身が一気に火を噴くように反応する。

「うあっ……あああっ……!」
汗が飛び散り、金属フレームを軋ませて暴れるが、ベルトはびくともしない。

数分も経たないうちに、みのるは射精寸前まで追い込まれた。
だがその瞬間──
「まだ早い。抑制」
アニが冷たく指をタップ。

――ぶるぶると震えながら、絶頂が無理やり中断される。

「ぐっ……っ、で、出せない……! 助けて……!」
「記録。被験体、限界直前からの抑制成功」
スタッフのメモが無情に響いた。

段階②:強制反復

次に行われたのは、射精寸前→抑制→再刺激を繰り返す拷問のようなプログラムだった。

「もう10回目です。脳波も乱れてます」
「普通なら気絶してもおかしくないわね」
「でも……まだ立ってる。驚異的なデータよ」

まみは口の端を歪めた。
「もっとやれば、潰れるかもね」

アニは頷き、レベルをさらに引き上げた。

段階③:痛覚と快感の交錯

「次は特別なモードを試すわ。痛覚と快感の回路を混線させる設定」

刺激が切り替わった瞬間、みのるは叫んだ。
「ぎゃああああっ!? な、なにこれぇっ!」

鋭い痛みが走るのに、身体は勝手に勃起し、絶頂の波が押し寄せてくる。
「やめて……! 気持ちいいのか、苦しいのか、わからない……!」

ひみかは思わず手を口に当てて呟く。
「……こんなの、人間に耐えられるんですか……」

だがアニは冷静だった。
「それを確かめるのが実験よ」

段階④:解放されない絶頂

みのるの体は何十回も射精寸前に追い込まれ、そのたびに抑制され続ける。
ついには、全身が痙攣を起こし、足元には汗と涙が滴り落ちた。

「お願いだ……もう許してくれ……!」
「いいえ。データが揃うまでは終わらない」
アニの冷酷な声が響く。

観察記録には、こう刻まれた。

被験体、24回連続で絶頂寸前→抑制

体温上昇、脈拍200近く

意識混濁

それでも実験は止まらなかった。


夜、拘束を解かれベッドに横たえられたみのるは、もう声を出す気力さえ残っていなかった。
全身は痙攣の余韻に震え、ただ虚ろな瞳で天井を見つめる。

「……よく持ったわね。明日が最終日よ。
 “完全制御”の実証を見せてもらうわ」

アニの囁きに、かすかに瞳孔が揺れた。
──だがもう、逃げ場はどこにもなかった。
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