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第12-3話 寒月の戦いっ!
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「……恐らく、身体の自由を奪って命令通りに動かせる魔法の一種だ! 上位の死霊術師が使うような、高等呪術だぜ……!?」
「そ、そんな……陛下が、これほどまで強力な魔法を使えるはずがありませんっ!?」
まるでホラー映画のワンシーンのようになってしまった花畑の向こうで、王様は不気味な声で高笑いしている。
「グ、ハハハハハ! ゲハハハハハッ! 我がレアリーダの騎士たちよ……! 我の命令に従え! クエリを……私のクエリを、この手に……! グハハハハハハハ!!」
明らかな異常だ。
王様は目を剥き、口から涎を撒き散らしながら凶悪な笑みを浮かべて叫んでいる。
首筋や額には血管が浮き出るほど興奮してる。
怖い。
一体、何が起きてるの……?
変貌した王様のあまりにおぞましい姿を見て、私は思わず身震いした。
「行けぇェェェェいッ! 突撃するのだァァァァァッ!!」
「く……! ピルタ、しっかりしろっ! 来るぞ!!」
「う、うわぁぁぁっ!?」
変わり果ててしまった王様の命令が響き渡ると、周囲で棒立ちになっていた騎士さんたちが一斉に走り始めた。
手足をだらりとさせたまま走るその姿は、本当にゾンビのよう。
「あ、ああ、あ“、あぁ”ぁ“…………!」
「た、だず、助……あ、あぁぁ“ぁ”……」
騎士さんの中には、自我を維持したまま黒い魔法に身体を侵食されているような人もいるっ!?
恐ろしさのあまり、私は迫り来る騎士さんたちに昏睡魔法を乱射した。
「う、うわぁぁっ! やだっ! こ、来ないでよっ!! きゃあああっ!」
「ピルタ、落ち着け! くそっ……! どうなってやがる!?」
「せ、聖女様っ! 大丈夫ですか……うぅっ!」
先ほどまでのような、様子を伺いながらじりじりと迫り来るのとは違う。
魔力によって操られているであろう騎士さんたちは、ほとんど全力疾走に近い速度で迫ってくる。
その全員が、耐え難い苦痛を感じているような表情をしてる。
パニックのように昏睡魔法を使っていた私だったけど……異変が起きた。
「う、あっ!? あ、あれっ!?」
突然感じた、立ちくらみのような症状。
それでも前に突き出した両手に魔力を込めようとするけど……ど、どうして!?
手の先がいつもみたいに光らない……昏睡魔法が出ないっ!?
「ど、どうしたピルタぁっ!?」
「うそっ!? ネ、ネムちゃんどうしようっ! ま、魔法が出なくなって……!? きゃああああああっ!」
突如、私の唯一の自衛手段だった昏睡魔法が打てなくなってしまった。
いつものように魔力を込めようとしても、指先にその流れを全く感じない……!?
その事実を目の当たりにしたとき、私は背筋が凍りつくような感覚に見舞われた。
ちょっと、や、やばいよ、これ。
魔法が打てないってコトは、このままじゃ私 ────────!?
「聖女様っ! 今お助け致します!!」
身体を強張らせて座り込んでしまった私の後ろから、マドラさんの叫び声が聞こえる。
すると、目の前に咲く花畑が激しく揺れたかと思うと、突然背中側から突風が吹き荒れた。
「きゃっ…………!?」
わずか数メートルのところまで迫っていた騎士さんは、突然吹いた突風に仰け反ると、そのまま轟音を立てる風に押し流されていった。
「ふぁ…………」
あ、危なかった……。
もうちょっとでゾンビみたいな騎士さんに捕まっちゃうところだった……。
今更ながら自分に起きようとしていたコトを理解して、怖さのあまりちょっと涙ぐんじゃったよぉぉおぉ。
そんな私のすぐ横に寄り添うように、マドラさんが駆けつけてくれた。
「大丈夫ですか、聖女様!?」
「は、はいっ! 今の突風は、マドラさんの魔法ですかっ!?」
「ええ、そうです。広い範囲に強い風を起こし、鎧を着た男性程度の体重なら押しのける事ができます。もっとも、私は元々攻撃の魔法が得意ではありませんので、打ち倒すには至りませんが……」
「いえ、ホントに助かりました……ごめんなさい、な、なぜか昏睡魔法が打てなくなっちゃって……!」
私は、メイスを持ったまま震えている自分の手をじっと見た。
この異世界に来てから自在に放つコトができた昏睡魔法が、打てなくなった。
それに、さっきから頭がくらくらする。
なんとか持ち直そうと額に手を当てていると、それを見たマドラさんが私の肩を抱きながら教えてくれた。
「聖女様……恐らくこれは、魔力切れです」
「えっ!? ま、魔力切れ!?」
「はい……聖女様の使用されている昏睡の魔法は、本来であれば一回放つだけでも膨大な量の魔力を消費する魔法です。それをあの数の騎士たちに向けて放っておられたのですから、恐らく聖女様の魔力が底をついてしまわれたのでしょう……」
「そ、そんな……ど、どうすれば……!?」
私は、初めて経験する魔力切れの症状に困惑した。
どうしよう、こんな肝心なときに魔法が打てないなんて。
じっと両手を見つめていても、何も起きない。
まるでこの異世界に来る前……日本で女子高生として生活していた頃に、戻ってしまったかのよう。
物騒な突起のついたメイスを握るだけのこの手が、ひどく頼りないように見えちゃう。
不安な表情をした私の手を、マドラさんはやさしく包んでくれた。
「聖女様、落ち着いて。指先だけでなく、聖女様の身体全体に意識を集中させてみてください……身体の隅々には、まだ少しだけ魔力が残っているかもしれません。それらを使えば、魔力消費の大きい昏睡魔法でもあと数回は使えるはずです。最後の魔力は、聖女様自身の自衛のために残しておいてください……それでも尚、騎士たちを止める事ができなかったその時は、私たちを置いて、ネム様と逃げてください」
「えっ!? で、でも……!」
私の返答を聞く前に、マドラさんは再び立ち上がり一歩前へ歩み出た。
手に持った長杖に魔力を送り込みながら、さっきの風魔法と思われる魔法を詠唱している。
先ほどと同じように吹き飛ばされていく騎士さんたちを見ながら、私は唇を噛み締めた。
我ながら、情けない。
この大切なときに魔法が使えないなんて、情けないにも程がある。
クエリちゃんを守るつもりでいたのに、もはやネムちゃんとマドラさんに守ってもらう側にいる。
そしてこの状況はやばい、ホントにやばい。
王様の魔力によって操られている騎士さんたちが、徐々に包囲の輪を狭めてきている。
昏睡魔法の乱射で半分以上は眠らせたはずだけど、それでもまだ20人近く。
マドラさんが広範囲の風魔法で吹き飛ばしてくれても、騎士さんは何度も立ち上がってくる。
更にさっきまではネムちゃんが放った炎の柱を避けるようにしてくれていたけど、ゾンビのようになった騎士さんたちは足元が燃えていようとも構わず踏み込んでくる有様だ。
これはもう、マドラさんとクエリちゃんを連れて逃げるべきかもしれない……。
そんな考えが頭の隅を過ぎった時
私たちの後ろから、金属音が響いた。
「えっ……!?」
驚いて振り返ると、そこには家の入り口のドアを半開きにして外を覗き込んでいるクエリちゃんの姿があった。
「そ、そんな……陛下が、これほどまで強力な魔法を使えるはずがありませんっ!?」
まるでホラー映画のワンシーンのようになってしまった花畑の向こうで、王様は不気味な声で高笑いしている。
「グ、ハハハハハ! ゲハハハハハッ! 我がレアリーダの騎士たちよ……! 我の命令に従え! クエリを……私のクエリを、この手に……! グハハハハハハハ!!」
明らかな異常だ。
王様は目を剥き、口から涎を撒き散らしながら凶悪な笑みを浮かべて叫んでいる。
首筋や額には血管が浮き出るほど興奮してる。
怖い。
一体、何が起きてるの……?
変貌した王様のあまりにおぞましい姿を見て、私は思わず身震いした。
「行けぇェェェェいッ! 突撃するのだァァァァァッ!!」
「く……! ピルタ、しっかりしろっ! 来るぞ!!」
「う、うわぁぁぁっ!?」
変わり果ててしまった王様の命令が響き渡ると、周囲で棒立ちになっていた騎士さんたちが一斉に走り始めた。
手足をだらりとさせたまま走るその姿は、本当にゾンビのよう。
「あ、ああ、あ“、あぁ”ぁ“…………!」
「た、だず、助……あ、あぁぁ“ぁ”……」
騎士さんの中には、自我を維持したまま黒い魔法に身体を侵食されているような人もいるっ!?
恐ろしさのあまり、私は迫り来る騎士さんたちに昏睡魔法を乱射した。
「う、うわぁぁっ! やだっ! こ、来ないでよっ!! きゃあああっ!」
「ピルタ、落ち着け! くそっ……! どうなってやがる!?」
「せ、聖女様っ! 大丈夫ですか……うぅっ!」
先ほどまでのような、様子を伺いながらじりじりと迫り来るのとは違う。
魔力によって操られているであろう騎士さんたちは、ほとんど全力疾走に近い速度で迫ってくる。
その全員が、耐え難い苦痛を感じているような表情をしてる。
パニックのように昏睡魔法を使っていた私だったけど……異変が起きた。
「う、あっ!? あ、あれっ!?」
突然感じた、立ちくらみのような症状。
それでも前に突き出した両手に魔力を込めようとするけど……ど、どうして!?
手の先がいつもみたいに光らない……昏睡魔法が出ないっ!?
「ど、どうしたピルタぁっ!?」
「うそっ!? ネ、ネムちゃんどうしようっ! ま、魔法が出なくなって……!? きゃああああああっ!」
突如、私の唯一の自衛手段だった昏睡魔法が打てなくなってしまった。
いつものように魔力を込めようとしても、指先にその流れを全く感じない……!?
その事実を目の当たりにしたとき、私は背筋が凍りつくような感覚に見舞われた。
ちょっと、や、やばいよ、これ。
魔法が打てないってコトは、このままじゃ私 ────────!?
「聖女様っ! 今お助け致します!!」
身体を強張らせて座り込んでしまった私の後ろから、マドラさんの叫び声が聞こえる。
すると、目の前に咲く花畑が激しく揺れたかと思うと、突然背中側から突風が吹き荒れた。
「きゃっ…………!?」
わずか数メートルのところまで迫っていた騎士さんは、突然吹いた突風に仰け反ると、そのまま轟音を立てる風に押し流されていった。
「ふぁ…………」
あ、危なかった……。
もうちょっとでゾンビみたいな騎士さんに捕まっちゃうところだった……。
今更ながら自分に起きようとしていたコトを理解して、怖さのあまりちょっと涙ぐんじゃったよぉぉおぉ。
そんな私のすぐ横に寄り添うように、マドラさんが駆けつけてくれた。
「大丈夫ですか、聖女様!?」
「は、はいっ! 今の突風は、マドラさんの魔法ですかっ!?」
「ええ、そうです。広い範囲に強い風を起こし、鎧を着た男性程度の体重なら押しのける事ができます。もっとも、私は元々攻撃の魔法が得意ではありませんので、打ち倒すには至りませんが……」
「いえ、ホントに助かりました……ごめんなさい、な、なぜか昏睡魔法が打てなくなっちゃって……!」
私は、メイスを持ったまま震えている自分の手をじっと見た。
この異世界に来てから自在に放つコトができた昏睡魔法が、打てなくなった。
それに、さっきから頭がくらくらする。
なんとか持ち直そうと額に手を当てていると、それを見たマドラさんが私の肩を抱きながら教えてくれた。
「聖女様……恐らくこれは、魔力切れです」
「えっ!? ま、魔力切れ!?」
「はい……聖女様の使用されている昏睡の魔法は、本来であれば一回放つだけでも膨大な量の魔力を消費する魔法です。それをあの数の騎士たちに向けて放っておられたのですから、恐らく聖女様の魔力が底をついてしまわれたのでしょう……」
「そ、そんな……ど、どうすれば……!?」
私は、初めて経験する魔力切れの症状に困惑した。
どうしよう、こんな肝心なときに魔法が打てないなんて。
じっと両手を見つめていても、何も起きない。
まるでこの異世界に来る前……日本で女子高生として生活していた頃に、戻ってしまったかのよう。
物騒な突起のついたメイスを握るだけのこの手が、ひどく頼りないように見えちゃう。
不安な表情をした私の手を、マドラさんはやさしく包んでくれた。
「聖女様、落ち着いて。指先だけでなく、聖女様の身体全体に意識を集中させてみてください……身体の隅々には、まだ少しだけ魔力が残っているかもしれません。それらを使えば、魔力消費の大きい昏睡魔法でもあと数回は使えるはずです。最後の魔力は、聖女様自身の自衛のために残しておいてください……それでも尚、騎士たちを止める事ができなかったその時は、私たちを置いて、ネム様と逃げてください」
「えっ!? で、でも……!」
私の返答を聞く前に、マドラさんは再び立ち上がり一歩前へ歩み出た。
手に持った長杖に魔力を送り込みながら、さっきの風魔法と思われる魔法を詠唱している。
先ほどと同じように吹き飛ばされていく騎士さんたちを見ながら、私は唇を噛み締めた。
我ながら、情けない。
この大切なときに魔法が使えないなんて、情けないにも程がある。
クエリちゃんを守るつもりでいたのに、もはやネムちゃんとマドラさんに守ってもらう側にいる。
そしてこの状況はやばい、ホントにやばい。
王様の魔力によって操られている騎士さんたちが、徐々に包囲の輪を狭めてきている。
昏睡魔法の乱射で半分以上は眠らせたはずだけど、それでもまだ20人近く。
マドラさんが広範囲の風魔法で吹き飛ばしてくれても、騎士さんは何度も立ち上がってくる。
更にさっきまではネムちゃんが放った炎の柱を避けるようにしてくれていたけど、ゾンビのようになった騎士さんたちは足元が燃えていようとも構わず踏み込んでくる有様だ。
これはもう、マドラさんとクエリちゃんを連れて逃げるべきかもしれない……。
そんな考えが頭の隅を過ぎった時
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