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10話.デート?
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昨晩はあまり寝付けなく、寝不足になってしまった。
澪さんにとってはただの買い物だと思うかもしれないが、一度、デートという言葉が頭に浮かんでしまってから妙な緊張感が生まれてしまった。
なんとか気持ちを抑えるために日課であるランニングをし、シャワーを浴びて、澪さんとの待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせの5分前には到着したが、僕より先に澪さんの方が早く到着していた。
大勢の人が行き交う中、すぐに澪さんを見つけることができた。
何故かというと。
「お姉さん可愛いねー、今から遊ばない?」
「…………」
「一緒にお茶とかでもどう?」
「…………」
いかにもチャラそうな男が澪さんに色々と話しかけられているのに、澪さんはイヤホンをつけ、スマホを触り、存在に気づいてないんじゃないかというレベルで無視しているという異様な光景が出来上がっているからだ。
「さっきから無視はひどくない? お姉さん、ちょっと可愛いからって調子乗ってんの?」
「…………」
イラつき始めるチャラ男さんだったが、それさえも完全に無視している澪さん。
これ僕が今行ったら、さらに荒れるよなと足踏みし、考えた末にLINEで聞いてみることにした。
『雫さん、僕はどうすればいいでしょう?』
『どうするって? もしかして迷子かい?』
『いや待ち合わせ場所には着いたんですけど……』
メッセージを送ると雫さんがスマホから顔を上げる。
「お、やっとお姉さん行く気になった? どこ行く?」
チャラ男さんの言動を無視して、キョロキョロと辺りを見渡して、遠くから傍観していた僕と目が合う。
僕を見つけるなり、チャラ男さんを完全にスルーして、僕の方に向かってくる。
そんな無視して大丈夫なんですか⁉︎ とても怖そうな人なんですけど! と心の中で叫ぶ。
だが無慈悲にも僕の心の声は澪さんには届かず、澪さんは僕の元へとやってきた。
「遅かったねー」
「いや、待ち合わせの5分前じゃないですか……」
「それでも女の子を待たせるのはダメだよー。そんなんじゃ彩芽は振り向かないよ?」
「理不尽すぎません⁉︎」
「次からは気をつけることだねー」
ケラケラと笑う澪さんの後ろには額に青筋を立てたチャラ男さんが……。
「……お姉さん、俺を無視して、そんな地味そうな男と楽しそうに話すのはどういう了見だい?」
「……? 君は誰?」
あれ? さっきのは無視してたんじゃなくて、存在に気づいてなかったんですね。
それは尚更タチが悪いですよ雫さん! ほら、チャラ男さん震え出してるじゃないですか!
「あんま調子乗んなよ! このアマー!」
キレたチャラ男さんが澪さんに殴りかかってきた。
危ない!
僕は澪さんを守らなければと咄嗟に身を盾にして前に出たが、不発に終わった。
急にチャラ男さんが倒れたのだ。
「あれ?」
何が起こったのか分からず固まっていると、澪さんが僕の腕を掴む。
「ほら、早く買い物に行こー」
「ちょ、さっきのは一体?」
「ただの正当防衛だよー。さ、レッツゴー」
澪さんが何をしたのか分からないまま、腕を引っ張られ、賈い物を始めたのであった。
倒れるチャラ男さんはそのままにして、僕たちは買い物に向かった。
服屋ではこれいいんじゃないかと思った鎖がたくさんついた服は、澪さんに「壮太くんには合わなかなー」と遠回しにダサいと言われ、なら澪さんの選んだものを試着してみると地味だった僕がとてつもなくオシャレに見えた。
流石は澪さんと言いたいとこだが、僕だって徹夜でファッション雑誌を読んで勉強したんだ。
負けてられないということで澪さんに服選び勝負を挑んだりして、買い物を楽しんだ。
結果は惨敗だったが。
僕の買い物が終わった後は、澪さんの買い物に付き合うことになった。
僕の服選びに協力してくれた澪さんには、ご飯を奢らせてもらったり、荷物持ちなど率先しておこなった
どっちの服が僕に似合ってるー? という本当は既に決まってる二択ゲームをさせられるのは勘弁してかった。
澪さんにとってはただの買い物だと思うかもしれないが、一度、デートという言葉が頭に浮かんでしまってから妙な緊張感が生まれてしまった。
なんとか気持ちを抑えるために日課であるランニングをし、シャワーを浴びて、澪さんとの待ち合わせ場所に向かった。
待ち合わせの5分前には到着したが、僕より先に澪さんの方が早く到着していた。
大勢の人が行き交う中、すぐに澪さんを見つけることができた。
何故かというと。
「お姉さん可愛いねー、今から遊ばない?」
「…………」
「一緒にお茶とかでもどう?」
「…………」
いかにもチャラそうな男が澪さんに色々と話しかけられているのに、澪さんはイヤホンをつけ、スマホを触り、存在に気づいてないんじゃないかというレベルで無視しているという異様な光景が出来上がっているからだ。
「さっきから無視はひどくない? お姉さん、ちょっと可愛いからって調子乗ってんの?」
「…………」
イラつき始めるチャラ男さんだったが、それさえも完全に無視している澪さん。
これ僕が今行ったら、さらに荒れるよなと足踏みし、考えた末にLINEで聞いてみることにした。
『雫さん、僕はどうすればいいでしょう?』
『どうするって? もしかして迷子かい?』
『いや待ち合わせ場所には着いたんですけど……』
メッセージを送ると雫さんがスマホから顔を上げる。
「お、やっとお姉さん行く気になった? どこ行く?」
チャラ男さんの言動を無視して、キョロキョロと辺りを見渡して、遠くから傍観していた僕と目が合う。
僕を見つけるなり、チャラ男さんを完全にスルーして、僕の方に向かってくる。
そんな無視して大丈夫なんですか⁉︎ とても怖そうな人なんですけど! と心の中で叫ぶ。
だが無慈悲にも僕の心の声は澪さんには届かず、澪さんは僕の元へとやってきた。
「遅かったねー」
「いや、待ち合わせの5分前じゃないですか……」
「それでも女の子を待たせるのはダメだよー。そんなんじゃ彩芽は振り向かないよ?」
「理不尽すぎません⁉︎」
「次からは気をつけることだねー」
ケラケラと笑う澪さんの後ろには額に青筋を立てたチャラ男さんが……。
「……お姉さん、俺を無視して、そんな地味そうな男と楽しそうに話すのはどういう了見だい?」
「……? 君は誰?」
あれ? さっきのは無視してたんじゃなくて、存在に気づいてなかったんですね。
それは尚更タチが悪いですよ雫さん! ほら、チャラ男さん震え出してるじゃないですか!
「あんま調子乗んなよ! このアマー!」
キレたチャラ男さんが澪さんに殴りかかってきた。
危ない!
僕は澪さんを守らなければと咄嗟に身を盾にして前に出たが、不発に終わった。
急にチャラ男さんが倒れたのだ。
「あれ?」
何が起こったのか分からず固まっていると、澪さんが僕の腕を掴む。
「ほら、早く買い物に行こー」
「ちょ、さっきのは一体?」
「ただの正当防衛だよー。さ、レッツゴー」
澪さんが何をしたのか分からないまま、腕を引っ張られ、賈い物を始めたのであった。
倒れるチャラ男さんはそのままにして、僕たちは買い物に向かった。
服屋ではこれいいんじゃないかと思った鎖がたくさんついた服は、澪さんに「壮太くんには合わなかなー」と遠回しにダサいと言われ、なら澪さんの選んだものを試着してみると地味だった僕がとてつもなくオシャレに見えた。
流石は澪さんと言いたいとこだが、僕だって徹夜でファッション雑誌を読んで勉強したんだ。
負けてられないということで澪さんに服選び勝負を挑んだりして、買い物を楽しんだ。
結果は惨敗だったが。
僕の買い物が終わった後は、澪さんの買い物に付き合うことになった。
僕の服選びに協力してくれた澪さんには、ご飯を奢らせてもらったり、荷物持ちなど率先しておこなった
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