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175 魔物の巣から奪取せよ! の巻
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ミニアーススパイダーに囲まれた。
ミニといっても、大きさは赤ん坊ぐらいはあるので、とってもキモイ。
お腹の部分から白い糸がビューと音を立てて壁にくっつく。
その上をカサカサカサと器用に走り、私達を追い詰める。
「走るぞ!」
偽ディーオの言葉で我に返った。
先頭の偽ディーオがアーススパイダーお腹部分を蹴飛ばして道を作り、私が続く。
最後にハゲチャピンがついてきた。
三人でもと来た道を戻ろうと……。
「げ、帰り道にもいるわよ!」
「親分、あっちです!」
ハゲチャピンの指差しで別な道に入った。
カサカサカサとアーススパイダーが追ってくる。
三人が空洞に入ると、偽ディーオが入ってきた場所に油をまいて火をつける。
その火に驚いたアースパイダーの勢いが落ちたので私とハゲチャピンはその辺にあった石などで出入り口を封じた。
「無事か……点呼を取る。一」
「二」
「じゃぁ私が三ね」
「よん!」
「よし! 全員いるな……いやだれだ!」
全員がその声のほうに向いた。
私より年上であり、童顔で自称ではなく本物の天才錬金術師ミーナが手を上げている。
「ちょ! ミーナ、いつからそこに」
「いつって、さっき声かけたけど、みんなが走るからついて来ただけよ。
欲深さは身を滅ぼすよ、うん♪」
そういえば聞いたようなきなかいような。ってか心の声じゃなかったのね。
そして、ミーナに言われたくない。
いつもお腹空かせて、あれもこれも食べたいって言ってるのに。
偽ディーオが、真剣な目でミーナを見ている。
まさか惚れた? ロリコ……いや年上だから合法ロリコン!?
「錬金術師ミーナか、もしかして貴族から依頼されて俺達を捕まえに来たのか……」
あ、ちがった。
良かった突っ込まなくて。
「んーんー。エルンちゃんを迎えに来たら外にいた人達に、助けてあげてくれって頼まれて来ただけ」
「そうなのか?」
「うん。だって盗賊捕まえたってお腹ふくれないもん。それより凄いねー、ここ」
偽ディーオが灯りを照らすと、金銀財宝ザックザクな部屋だった。
まるで宝石一箇所に集めたような場所で、私は落ちている硬貨を拾って汚れを落とす。
見た事のないデザインの白硬貨だ。
「今とデザイン違うわね」
「たぶん何世代か前のだとおもうよー」
「へー……あんな蜘蛛でも宝石の価値わかるのかしら、見渡す限り貴金属ばっかりだけど」
ちらっとみると、ハゲチャピンはポケットに宝石を詰めて、偽ディーオは本物かどうかランプの光で照らしてみている。
「たぶん、ここはあーすすぱいだーのトイレと思うよ。消化仕切れなかった奴がお尻からポロって出るの」
「げっ」
思わず白金貨を地面に捨てた。
ミーナの一言で全員が周りを見渡す。
貴金属の数が多いのだ。
そう、これだけのうん……なんちゃらを出した。もとい、人を食べた証拠だ。
「で、私達はどこから外に出るわけ?」
出入り口はとりあえず潰した。
周りをみても宝石類があるだけで他に道はなさそうだ。
少し調べる。と、言って偽ディーオやポケットをパンパンにしたハゲチャピンが洞窟内を調べ始めた。
手伝ってあげたいけど、素人だし。
こういう時は、邪魔にならない場所で静かに見てるほうがいい。
「そもそも、ミーナは良く私の場所わかったわね」
「んー。エルンちゃんの胸に挟まってるアイテムを逆探知して探ったー。お掛けで少し眠いー。あっでも安心して仮眠してきたから大丈夫」
「石ってこれ?」
私は胸元の賢者の石を見せると、ミーナは、うん! と大きく頷く。
ってか、GPSにもなるのこれ? 便利なんだけど監視されたくは無いんだけどなぁ。
例えば、お城に行ってましたって誰かに嘘ついて、エルンちゃん家に居たよねって論破された時に困る。
いや、別に嘘をつかなければいいだけで――――視界が突然にゆれた。
「はっ地震!?」
「ちがうよ……エルンちゃん。ブツブツが怖いよ」
「と、に、か、く! 無事に出れるんでしょうね」
「どこかに穴があるとおもうから飛び込めば帰れると思うよ?」
「穴ってあるの?」
「そりゃそうだよ、だってトイレだもん」
その言葉が終わると同時に、偽ディーオがあったぞ! と声を出してきた。
宝の山をかき分けて声の場所に行く。
無数の穴があちこちに開いていて、ひときわ大きい所に偽ディーオ達が立っている。
私が覗き込むと、どろっとした何かが流れていた。
うん、ナンダロウネ。流砂に似てるけど、確実に違う。
「大丈夫だよエルンちゃん。うんちっても、人間のと違ってそんなに臭くないよ」
「だー!」
私はミーナの顔のほっぺを引っ張る。
「せっかく考えないようにしていたのに、口に出さないでよ!」
「ひあい、ひあいお。へるんはん」
「なに、このウン……排泄物の中に飛び込めって言うの!? 私が?」
ミーナのほっぺから手を離すと、ミーナは恨めしい顔で私を見てきた。
「別にアーススパイダーぐらいだったら倒してもいいけど。戦闘で私以外が生き埋めになるけど、それでいいなら」
「う……それは困るわね」
「お頭! 出入り口の岩が!」
出口を破られて、わらわらとミニアーススパイダーが入ってくる。
偽ディーオが油を撒いて火をつける。
その上にアーススパイダー達は糸をかけて消化していく。
「こいつら! 学習してる」
「ねーどーするのー? 倒していいのー?」
「おい! 錬金術師、この穴に落ちても大丈夫なんだな!?」
「たぶん」
いくぞ! と偽ディーオはハゲチャピンを蹴落として、自らも飛び込んだ。
「じゃ、エルンちゃんも」
「は? え?」
ドン! と突き飛ばされて流砂っぽいのに飲まれる。
まって、私泳げないんですけど。ってかこんなので溺れたタタタタタッタタタ。
ミニといっても、大きさは赤ん坊ぐらいはあるので、とってもキモイ。
お腹の部分から白い糸がビューと音を立てて壁にくっつく。
その上をカサカサカサと器用に走り、私達を追い詰める。
「走るぞ!」
偽ディーオの言葉で我に返った。
先頭の偽ディーオがアーススパイダーお腹部分を蹴飛ばして道を作り、私が続く。
最後にハゲチャピンがついてきた。
三人でもと来た道を戻ろうと……。
「げ、帰り道にもいるわよ!」
「親分、あっちです!」
ハゲチャピンの指差しで別な道に入った。
カサカサカサとアーススパイダーが追ってくる。
三人が空洞に入ると、偽ディーオが入ってきた場所に油をまいて火をつける。
その火に驚いたアースパイダーの勢いが落ちたので私とハゲチャピンはその辺にあった石などで出入り口を封じた。
「無事か……点呼を取る。一」
「二」
「じゃぁ私が三ね」
「よん!」
「よし! 全員いるな……いやだれだ!」
全員がその声のほうに向いた。
私より年上であり、童顔で自称ではなく本物の天才錬金術師ミーナが手を上げている。
「ちょ! ミーナ、いつからそこに」
「いつって、さっき声かけたけど、みんなが走るからついて来ただけよ。
欲深さは身を滅ぼすよ、うん♪」
そういえば聞いたようなきなかいような。ってか心の声じゃなかったのね。
そして、ミーナに言われたくない。
いつもお腹空かせて、あれもこれも食べたいって言ってるのに。
偽ディーオが、真剣な目でミーナを見ている。
まさか惚れた? ロリコ……いや年上だから合法ロリコン!?
「錬金術師ミーナか、もしかして貴族から依頼されて俺達を捕まえに来たのか……」
あ、ちがった。
良かった突っ込まなくて。
「んーんー。エルンちゃんを迎えに来たら外にいた人達に、助けてあげてくれって頼まれて来ただけ」
「そうなのか?」
「うん。だって盗賊捕まえたってお腹ふくれないもん。それより凄いねー、ここ」
偽ディーオが灯りを照らすと、金銀財宝ザックザクな部屋だった。
まるで宝石一箇所に集めたような場所で、私は落ちている硬貨を拾って汚れを落とす。
見た事のないデザインの白硬貨だ。
「今とデザイン違うわね」
「たぶん何世代か前のだとおもうよー」
「へー……あんな蜘蛛でも宝石の価値わかるのかしら、見渡す限り貴金属ばっかりだけど」
ちらっとみると、ハゲチャピンはポケットに宝石を詰めて、偽ディーオは本物かどうかランプの光で照らしてみている。
「たぶん、ここはあーすすぱいだーのトイレと思うよ。消化仕切れなかった奴がお尻からポロって出るの」
「げっ」
思わず白金貨を地面に捨てた。
ミーナの一言で全員が周りを見渡す。
貴金属の数が多いのだ。
そう、これだけのうん……なんちゃらを出した。もとい、人を食べた証拠だ。
「で、私達はどこから外に出るわけ?」
出入り口はとりあえず潰した。
周りをみても宝石類があるだけで他に道はなさそうだ。
少し調べる。と、言って偽ディーオやポケットをパンパンにしたハゲチャピンが洞窟内を調べ始めた。
手伝ってあげたいけど、素人だし。
こういう時は、邪魔にならない場所で静かに見てるほうがいい。
「そもそも、ミーナは良く私の場所わかったわね」
「んー。エルンちゃんの胸に挟まってるアイテムを逆探知して探ったー。お掛けで少し眠いー。あっでも安心して仮眠してきたから大丈夫」
「石ってこれ?」
私は胸元の賢者の石を見せると、ミーナは、うん! と大きく頷く。
ってか、GPSにもなるのこれ? 便利なんだけど監視されたくは無いんだけどなぁ。
例えば、お城に行ってましたって誰かに嘘ついて、エルンちゃん家に居たよねって論破された時に困る。
いや、別に嘘をつかなければいいだけで――――視界が突然にゆれた。
「はっ地震!?」
「ちがうよ……エルンちゃん。ブツブツが怖いよ」
「と、に、か、く! 無事に出れるんでしょうね」
「どこかに穴があるとおもうから飛び込めば帰れると思うよ?」
「穴ってあるの?」
「そりゃそうだよ、だってトイレだもん」
その言葉が終わると同時に、偽ディーオがあったぞ! と声を出してきた。
宝の山をかき分けて声の場所に行く。
無数の穴があちこちに開いていて、ひときわ大きい所に偽ディーオ達が立っている。
私が覗き込むと、どろっとした何かが流れていた。
うん、ナンダロウネ。流砂に似てるけど、確実に違う。
「大丈夫だよエルンちゃん。うんちっても、人間のと違ってそんなに臭くないよ」
「だー!」
私はミーナの顔のほっぺを引っ張る。
「せっかく考えないようにしていたのに、口に出さないでよ!」
「ひあい、ひあいお。へるんはん」
「なに、このウン……排泄物の中に飛び込めって言うの!? 私が?」
ミーナのほっぺから手を離すと、ミーナは恨めしい顔で私を見てきた。
「別にアーススパイダーぐらいだったら倒してもいいけど。戦闘で私以外が生き埋めになるけど、それでいいなら」
「う……それは困るわね」
「お頭! 出入り口の岩が!」
出口を破られて、わらわらとミニアーススパイダーが入ってくる。
偽ディーオが油を撒いて火をつける。
その上にアーススパイダー達は糸をかけて消化していく。
「こいつら! 学習してる」
「ねーどーするのー? 倒していいのー?」
「おい! 錬金術師、この穴に落ちても大丈夫なんだな!?」
「たぶん」
いくぞ! と偽ディーオはハゲチャピンを蹴落として、自らも飛び込んだ。
「じゃ、エルンちゃんも」
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ドン! と突き飛ばされて流砂っぽいのに飲まれる。
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