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強襲編
第80章 挟撃
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ガンダラ軍王都基地の地上では、空の暴君、マッハ・ネオグライダーが猛威の限りを振るっていた。特別強化機兵の中でも随一のスピードを誇る上に、飛行能力も持ち合わせているため、奇襲からの攪乱に持ち込まれると、手がつけられず、兵士と基地の設備に、次々と被害が拡大して行った。
しかし、理不尽なまでの破壊行動とは裏腹に、ネオグライダーは冷静に引き際を見極めようとしていた。
「奇襲に成功したとは言え、単騎、敵地のど真ん中。いつ、幹部クラスの戦士が出てきてもおかしくない。S級戦士に遅れを取るつもりはないが、まとめて倒せるほど甘くはないだろう。エクトプラズマーどもが脱出出来るだけの時間を稼いだら、そこが潮時だな。」
オルハン鉱石を輸送する飛空艇を襲撃した際には、己の力を誇示しようと相手を弄んだことがきっかけで、格下のティルに決死の『雀蜂の一刺し(ホーネットスパーク)』を撃ち込まれ、思わぬ不覚を取った。
中破した後に、なおも標的を追撃しようとした時には、ドグマハートから深追いを諌められ、目標未達のまま撤退せざるを得なかった。
同じ轍は踏まない。
目的を可及的速やかに達成次第、虎穴を出る。
直情的に設定されていたネオグライダーの電子頭脳は、実戦と失敗を経験し、機兵らしい冷徹さを備え始めていた。
自身に照準を向けた対空砲が発射される暇すら与えずに両腕のブレードを振るい、斬撃でなぎ払うと、それを最後に攻撃を切り上げて、撤収を決断する。
その時、ネオグライダーの周囲を流線型の魂気弾の群れが取り囲んだ。それらは、まるで意思を持った生き物のように、ネオグライダーに狙いを定め、一斉に飛び込んで来た。
「新手の攻撃か?しゃらくさい!」
背中のバーニアの炎が爆ぜ、ネオグライダーはまっすぐに上空へと飛び上がるが、その後を、魂気弾の群れが光の尾を引きながら追尾してくる。
「追尾弾か。このオレのスピードを捉えようとは、片腹痛いぜ。」
さらに速度を上げ、複雑な軌道で飛び回るが、追尾弾の群もその動きに合わせて食らいつき、しつこく追ってくる。
「しつこいな。」
とうとう痺れを切らしたネオグライダーが、追尾弾の群れに向けて斬撃状の衝撃波『マッハブレード』を放ち、撃ち落としにかかった。
斬撃に斬り裂かれた追尾弾が、散り散りに空気の中に消えていくが、直撃を免れた一発が、反撃のためにわずかに速度を落としたネオグライダーの眼前に迫る。
「甘い!」
ネオグライダーは、腕のブレードを振るい、紙一重のところで追尾弾の最後の一発を撃ち落とした。
「なかなか厄介な能力だ。使い手がどこかにいるはず。」
センサーを展開し、周囲を探知すると、地上に一際大きな魂気の反応を感知する。
「あいつは・・・!」
ネオグライダーの目が捉えたのは、精悍な体躯を迷彩服に包み、額に装着したスコープ越しにこちらを見据える、ガルド・ヘルファイヤーの姿であった。
「人様のホームで散々暴れ回っておいて、ちょろちょろ逃げ回ってんじゃねえよ。次行くぞ、次!
『鷹の目の追撃者(ホーミングスナイパー)』!」
肩に載せた携行式のミサイルポッドを展開すると、そこから再び魂気の追尾弾が、さながら飛魚の群れのように湧き出した。
「火器からわざわざ、自分の魂気を撃ち出してるのか⁉︎人間のくせに、訳のわからんスタイルだ。」
「どうした?逃げねえのか?撃墜しちまうぞ⁉︎HAHAHAHAHA!」
ネオグライダーが呆気に取られていると、ガルドはまるで異国の漫画のような高笑いまで上げながら、右腕に装備したガトリングからも、硬く乾いた炸裂音とともに、魂気弾の嵐をぶちまける。
「おお!ガルドさんが今日も絶好調だ!」
「オレ達も、負けてられないぞ!」
戦闘スイッチの入った鬼軍曹の気迫に、他の隊員達の士気も自ずと高まる。
ガルドにとって、火器は弾薬を放つためのものではない。あくまで、自分の魂気を弾に変えて発射するためのイメージを強化する『媒介』だ。
ミサイルポッドを通せば追尾性能を、ガトリングガンを通せば、速射性と貫通力を、自身の肉体から直接放つよりも高めることが出来る。
レイチェルが『魔法の杖』から技を放つのも、原理や目的は同じだった。
しかし、『こっちの方が格段に信用出来る。』という理由で、重火器を装備しているのに本物の弾薬は一切使用せず、わざわざ自分の魂気のみで戦うというのは、周りの隊員はおろか、ネオグライダーの目から見てさえも、常軌を逸するものであった。
「ガンダラの最上級戦士の一人だな。相手にとって不足はないが、今日のところは深入り無用だ。奴の攻撃も、本気を出せば問題なく振り切れる速度だ。予定に変更はない。撤収させてもらおう。」
ネオグライダーがバーニアを噴射して飛び立とうとした時、さらに上空から影が差した。
さらに、ガルドの攻撃をかわすことに集中している間に、周囲を破壊した兵器や建物の破片が、宙を浮いて取り囲んでいた。
「飛んで火に入る夏の虫、とはこのことだね。最上級の獲物だ、仕留めさせてもらうよ。」
ネオグライダーが見上げた先から、メイカ・バレンタインが不敵な眼光で見下ろしていた。
「オレより上を、飛ぶんじゃねぇ。」
「何か問題でも?」
メイカが手先を操ると、宙を浮く破片が一斉に、ネオグライダーに向けて四方八方から撃ち込まれた。まるで、指揮者がタクトを振った刹那に立ち上がる、交響曲の波のうねりのように。
「はっ!」
加速、旋回、急停止、急上昇・・・!
目にも留まらぬ速さで縦横無尽に空を舞い、ネオグライダーは弾幕の雨をかわすが、その隙を窺うように、地上からはガルドのガトリング射撃が飛んで来る。
破片の包囲網が邪魔になるため、追尾弾はあえて使用していなかったが、遠距離からの魂気弾の掃射でも、ネオグライダーを牽制するには十分な効果があった。
「(このまま足止めされるのは良くないな。ここは、力押しで行くか!)」
ネオグライダーは、両腕のブレードにエネルギーを蓄積すると、高速で体を回転させる。その周りには、奔流の渦が発生し、斬撃を帯びた巨大な竜巻となった。
「『マッハ・トルネード』!」
竜巻から撒き散らされる一閃が命中する度に、周囲を囲む瓦礫を割り、包囲網を打ち破った。
「ちっ!」
巻き込まれれば原型を留めないほどに斬り刻まれることは必至。
メイカは防御態勢を取ることを余儀なくされ、攻撃の手が緩む。
ネオグライダーはすかさずバーニアを点火し、離脱を試みるが、メイカもすかさず次の手を打った。
「『神の見えざる手(サイコキネシス)』!」
周囲には、武器になるような破片はもうない。
念動力で、直接ネオグライダーの動きを止めにかかった。
「ぬう、この程度のパワーでオレを止められるものか!」
ネオグライダーの動きが一瞬だけ止まり、機体が小刻みに震えたが、すぐに力ずくで念動力を振り解いてしまった。
「(くっ、流石は上位機種。直接ボディに干渉するのは難しいか。だが、ここは敵の主戦力を仕留めて大きく株を上げる千載一遇のチャンス。惜しみなく『利益確定』して、力を出すとしようか。)」
メイカの額の水晶が、怪しく輝き、青い光を放つと、大気が静かに震え始めた。
しかし、理不尽なまでの破壊行動とは裏腹に、ネオグライダーは冷静に引き際を見極めようとしていた。
「奇襲に成功したとは言え、単騎、敵地のど真ん中。いつ、幹部クラスの戦士が出てきてもおかしくない。S級戦士に遅れを取るつもりはないが、まとめて倒せるほど甘くはないだろう。エクトプラズマーどもが脱出出来るだけの時間を稼いだら、そこが潮時だな。」
オルハン鉱石を輸送する飛空艇を襲撃した際には、己の力を誇示しようと相手を弄んだことがきっかけで、格下のティルに決死の『雀蜂の一刺し(ホーネットスパーク)』を撃ち込まれ、思わぬ不覚を取った。
中破した後に、なおも標的を追撃しようとした時には、ドグマハートから深追いを諌められ、目標未達のまま撤退せざるを得なかった。
同じ轍は踏まない。
目的を可及的速やかに達成次第、虎穴を出る。
直情的に設定されていたネオグライダーの電子頭脳は、実戦と失敗を経験し、機兵らしい冷徹さを備え始めていた。
自身に照準を向けた対空砲が発射される暇すら与えずに両腕のブレードを振るい、斬撃でなぎ払うと、それを最後に攻撃を切り上げて、撤収を決断する。
その時、ネオグライダーの周囲を流線型の魂気弾の群れが取り囲んだ。それらは、まるで意思を持った生き物のように、ネオグライダーに狙いを定め、一斉に飛び込んで来た。
「新手の攻撃か?しゃらくさい!」
背中のバーニアの炎が爆ぜ、ネオグライダーはまっすぐに上空へと飛び上がるが、その後を、魂気弾の群れが光の尾を引きながら追尾してくる。
「追尾弾か。このオレのスピードを捉えようとは、片腹痛いぜ。」
さらに速度を上げ、複雑な軌道で飛び回るが、追尾弾の群もその動きに合わせて食らいつき、しつこく追ってくる。
「しつこいな。」
とうとう痺れを切らしたネオグライダーが、追尾弾の群れに向けて斬撃状の衝撃波『マッハブレード』を放ち、撃ち落としにかかった。
斬撃に斬り裂かれた追尾弾が、散り散りに空気の中に消えていくが、直撃を免れた一発が、反撃のためにわずかに速度を落としたネオグライダーの眼前に迫る。
「甘い!」
ネオグライダーは、腕のブレードを振るい、紙一重のところで追尾弾の最後の一発を撃ち落とした。
「なかなか厄介な能力だ。使い手がどこかにいるはず。」
センサーを展開し、周囲を探知すると、地上に一際大きな魂気の反応を感知する。
「あいつは・・・!」
ネオグライダーの目が捉えたのは、精悍な体躯を迷彩服に包み、額に装着したスコープ越しにこちらを見据える、ガルド・ヘルファイヤーの姿であった。
「人様のホームで散々暴れ回っておいて、ちょろちょろ逃げ回ってんじゃねえよ。次行くぞ、次!
『鷹の目の追撃者(ホーミングスナイパー)』!」
肩に載せた携行式のミサイルポッドを展開すると、そこから再び魂気の追尾弾が、さながら飛魚の群れのように湧き出した。
「火器からわざわざ、自分の魂気を撃ち出してるのか⁉︎人間のくせに、訳のわからんスタイルだ。」
「どうした?逃げねえのか?撃墜しちまうぞ⁉︎HAHAHAHAHA!」
ネオグライダーが呆気に取られていると、ガルドはまるで異国の漫画のような高笑いまで上げながら、右腕に装備したガトリングからも、硬く乾いた炸裂音とともに、魂気弾の嵐をぶちまける。
「おお!ガルドさんが今日も絶好調だ!」
「オレ達も、負けてられないぞ!」
戦闘スイッチの入った鬼軍曹の気迫に、他の隊員達の士気も自ずと高まる。
ガルドにとって、火器は弾薬を放つためのものではない。あくまで、自分の魂気を弾に変えて発射するためのイメージを強化する『媒介』だ。
ミサイルポッドを通せば追尾性能を、ガトリングガンを通せば、速射性と貫通力を、自身の肉体から直接放つよりも高めることが出来る。
レイチェルが『魔法の杖』から技を放つのも、原理や目的は同じだった。
しかし、『こっちの方が格段に信用出来る。』という理由で、重火器を装備しているのに本物の弾薬は一切使用せず、わざわざ自分の魂気のみで戦うというのは、周りの隊員はおろか、ネオグライダーの目から見てさえも、常軌を逸するものであった。
「ガンダラの最上級戦士の一人だな。相手にとって不足はないが、今日のところは深入り無用だ。奴の攻撃も、本気を出せば問題なく振り切れる速度だ。予定に変更はない。撤収させてもらおう。」
ネオグライダーがバーニアを噴射して飛び立とうとした時、さらに上空から影が差した。
さらに、ガルドの攻撃をかわすことに集中している間に、周囲を破壊した兵器や建物の破片が、宙を浮いて取り囲んでいた。
「飛んで火に入る夏の虫、とはこのことだね。最上級の獲物だ、仕留めさせてもらうよ。」
ネオグライダーが見上げた先から、メイカ・バレンタインが不敵な眼光で見下ろしていた。
「オレより上を、飛ぶんじゃねぇ。」
「何か問題でも?」
メイカが手先を操ると、宙を浮く破片が一斉に、ネオグライダーに向けて四方八方から撃ち込まれた。まるで、指揮者がタクトを振った刹那に立ち上がる、交響曲の波のうねりのように。
「はっ!」
加速、旋回、急停止、急上昇・・・!
目にも留まらぬ速さで縦横無尽に空を舞い、ネオグライダーは弾幕の雨をかわすが、その隙を窺うように、地上からはガルドのガトリング射撃が飛んで来る。
破片の包囲網が邪魔になるため、追尾弾はあえて使用していなかったが、遠距離からの魂気弾の掃射でも、ネオグライダーを牽制するには十分な効果があった。
「(このまま足止めされるのは良くないな。ここは、力押しで行くか!)」
ネオグライダーは、両腕のブレードにエネルギーを蓄積すると、高速で体を回転させる。その周りには、奔流の渦が発生し、斬撃を帯びた巨大な竜巻となった。
「『マッハ・トルネード』!」
竜巻から撒き散らされる一閃が命中する度に、周囲を囲む瓦礫を割り、包囲網を打ち破った。
「ちっ!」
巻き込まれれば原型を留めないほどに斬り刻まれることは必至。
メイカは防御態勢を取ることを余儀なくされ、攻撃の手が緩む。
ネオグライダーはすかさずバーニアを点火し、離脱を試みるが、メイカもすかさず次の手を打った。
「『神の見えざる手(サイコキネシス)』!」
周囲には、武器になるような破片はもうない。
念動力で、直接ネオグライダーの動きを止めにかかった。
「ぬう、この程度のパワーでオレを止められるものか!」
ネオグライダーの動きが一瞬だけ止まり、機体が小刻みに震えたが、すぐに力ずくで念動力を振り解いてしまった。
「(くっ、流石は上位機種。直接ボディに干渉するのは難しいか。だが、ここは敵の主戦力を仕留めて大きく株を上げる千載一遇のチャンス。惜しみなく『利益確定』して、力を出すとしようか。)」
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