元王妃は時間をさかのぼったため、今度は愛してもらえる様に、(殿下は論外)頑張るらしい。

あはははは

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変わっていく生き方

雷から身を守らなくちゃ。〜ソアラ(ソラ)視点〜

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ユリアが密偵になりきって遊んでいた頃。
ソアラはと言うと…
ど、どこに隠れようかしら?あの人に見つかる前に隠れなきゃ。

とても慌てていました。あっちのウロウロこっちにウロウロ。それも、屋敷の使用人に見つからないようにしながら。ソアラは一体どうしたのでしょうか。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
わたくしの名前はソアラ アーベントロートですわ。
アーベントロート家の奥様です。
今は身分を隠してソラと名乗っていますが。
突然ですが、どこか誰も知らない隠れ場所をご存知ないですか?今、とてもピンチなんですの。本当ですよ!命の危機です。見つかったら旦那に雷を落とされます。
あぁ、考えただけで寒気がしますわ。世間では奥様が旦那様をしりに敷いたりしているご家庭もあるみたいですけど…家は絶対に無理無理!旦那は恐怖の対象ですわ。
怒らせると空気が凍って…笑っている旦那は黒いオーラを出しているんです。普段は気弱な旦那ですが…怒らせるともう別人。と言うか無言の威圧をされるのよ!
国の騎士団長にして公爵家当主ですからそりゃぁね。わかっていただけますわよね?
わたくしが何も言わずに愛しい娘を連れ出してなかなか帰らなかったのがいけないのはわかっているのよ?でも最初はこんなに時間をかけるつもりはなかったのよ!バレないでコソコソ帰るつもりだったのに…色々あってね。結果はものすごくいいものなのでけれどね。連れ出して正解だったと思うわ。まあ、出かけることを伝えなかったのは失敗でしたが…
さっきなんて庭に騎士団がいたのよ?探す気マンマンだわ。ものすごく心配されてるのよね。でも、その分怒られるわ。当然だけど…
旦那は普段は優しいし愛してくれるしかっこいいし私も愛しているからいいのよ。でも怒ると怖いわ。私のためを思って怒ってくれるのはわかるのだけど…
もう一週間に一回は怒られているわ。
自由気ままなわたくしには頻度が多すぎるのよね。まぁ、その性格のせいでもあるのだけれど。
何かに縛られたりするのって大嫌いなのよ。だから貴族社会も大嫌い。気ままに冒険していたいわ。でも気が変わったわ。娘が可愛すぎるのよ。あの子になら何を言われても苦じゃないわ。わたくしがこんなになにかに執着するなんて初めてよ。旦那は愛しているけれど貴族社会のしがらみには敵わなかったのに。
ってそんなことを考えている暇はないわ。どこかに隠れなきゃ。屋敷を知り尽くしている使用人や旦那に見つからない所を。
わたくしの元自室は…?だめ。そこは誰でも知っているし怪しむわ。それに旦那の部屋と隣だし。夫婦ですからね。
次、娘の部屋。だめ。娘の迷惑にはなりたくないわ。それに娘は旦那と打ち解けているようですし。
他の部屋!みんな確認されたら終わりだわ。
どうしましょう?!外?また大事になったら嫌だわ。それに庭は荒らしたくないし。
何処か…( ゚д゚)ハッ!。何してたのかしら。わたくしは。帰ってくるときに使ったあの元花園があるじゃない。
あそこに隠れましょう。えぇ!そうしましょう。名案だわ。そうと決まれば使用人と旦那に見つからないようにそこに戻るだけよ。
行きは道が繋がってて更にその道に行けたからいいのだけれど…
わたくしはその道の真下にいるのよね。そう、わたくしたちは落ちたのよ。つまり道は天井にあるのよね。
わたくしは上を見上げます。はい、見事にどこにあるのかわからないわね。仕方がないわ。一度、元花園の入り口に戻りましょう。外に出てまた問題は起こしたくないですが、少しなら大丈夫ですわよね!
正門、裏門からは無理でしょうから、地下から行きましょ!ここは探検大好きなわたくししか知らないはずよ。
……………そこでいいじゃない。誰も知らないのだから。元花園より近いしね。えぇ、ここにしましょう。
お屋敷に隠れなきゃというところに固執しすぎて他が見えなくなるこの性格どうにかならないのかしら。
地下室のなるべく明るいところにしましょう。
いわく付きではないのだけれど……………怖いのよね。暗いところ。特に長年使ってないとか綺麗にしてない、とかって。貴族社会を嫌がるのにこういうところの考え方は貴族なのよね。住む場所があるだけでもありがたいのだから。さぁあーだーこーだ言ってないで行くわよ。
旦那の雷を避けなきゃ。

え~とたしかわたくしの元自室のクローゼットの裏の扉を3回叩いてオープンっていうのよ。そうすれば地下室に行けるわ。

わたくしはコソコソ~っと歩いて元自室に行き、
クローゼットをどけて、コンコンコン
【オープン】ズズズズ 地下室が現れました。
そして中に入っていきました。入ったら3回足を慣らして【シャット】と唱えた。
するとまた、ズズズズと言って入り口が閉まります。
さぁ、これで安全です。怖いので入り口近くで待っていましょう。これできっと大丈夫よね。あぁ、安心したら眠くなってきたわ。だめよ。何かあったら……………
すぅすぅ。
おやすみ。ソアラ。
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