44 / 50
断罪の公爵令嬢
ツンデレかもしれないです。
しおりを挟む
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユリア様へ
今回のお茶会とても楽しかったですわ。
ぜひ私のお茶会にもお越しください。
日時は後ほど決めましょう?
でも、できれば早くやりたいんですの。
いいお返事を期待しておりますわ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リュッセル公爵家のリューネ様からのお茶会のお誘いですか…それ自体は今回のお茶会のお返し的な感じで別に普通なのですが何しろ招待の来る速さが尋常じゃありません。
わたくし主催のお茶会は、お昼が終わってすぐから夕方のことですよ?
今は寝る時間、あれから6時間くらいしかたってませんよ?帰っていてからすぐ書いて、届けさせたくらいの速度です。
それだけわたくしのお茶会を楽しんでくれたならいいのですが…
なんかツンツンしてたんですよね。なんというか関わりにくい、といいますか…いい人に見えるんですけどね。
『ツンデレじゃ!』『確かに…』
『ミュア様、ツンデレという言葉は知っているんですね…』
「あのぉ…どういたしますか?」
あまりに驚きすぎて…エリナを忘れていました…
「すみませんね。少し考えます。」
「わかりました。そろそろ夕食ですから、少ししたらまた来ますね。」
「わかりました。」
「では、失礼しました。」
そう言い、一礼してエリナは出ていきました。
さて、どうしましょうか。
いくら早すぎて迷惑と言っても、手紙の内容は丁寧ですし、わたくしの家と爵位も同じですし。
日時も話し合うようですし。というか日時をこちらの都合に合わせてくれるのなら、あまり早いとか関係ありませんね。わざわざこちらの事情も考えようとしてくださるなんて…いい方ですね。
リューネ様のことをもっと知りたいので、お茶会は参加しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リューネ様へ
お誘い感謝しますわ。
参加させていただこうと考えております。
わたくしは開催する時間によって来れる時間が変わりますの。
まず、そちらの開催予定の時間をお教えくださいませ。
お返事お待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
手紙の返事を書いて、夕食のことを伝えに来たエリナに、渡しました。てがみは運び屋が、はこんでくれるはずです。
食卓にはパパがいました。久しぶりに一緒の夕食です。嬉しいです。そうだ、お茶会のことを報告しましょう。
起きた出来事は、なるべく伝えておいて、パパの見方やや、パパが知っていて私の知らない情報を教えてもらったりしたいですからね。
私が今回のことを伝えると…
「ふむ…私は別に行ってもいいかと思うぞ?手紙の書き方は悪くないし、別にユリアのお茶会で問題を起こしたわけでもないんだろう?確かに少し手紙が来るのが早かったが、あそこの公爵とは私も長年お付き合いしているからね。まぁ、家の庭を見返したい、とかだけかもしれないが。」
やっぱりそうですよね。手紙の答えは令嬢として相応しいものだったでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝起きると…
コンコン
いつものノック音です。エリナでしょう。
でも一応…「どなたですか?」
「エリナです。」
やはり。「どうぞ。」
「失礼します。」
いつもの通りエリナに髪を整えてもらって…服を着て…
朝ごはんを食べます。
食べ終わって自室に戻ってきたときにエリナがやってきて、
「リュッセル公爵家のリューネ様の手紙が来ました。」
「ありがとう。そこの机のうえにでも置いておいて。」
「かしこまりました。」
さてさて、私はこのあと先生との勉強がありますが、まだ時間まで一時間ほどあります。なので確認しましょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユリア様へ
本当ですの?本当に来てくれるんです?!
嬉しいですわ。良かったですわ。
実は手紙を送るのが少し早かったんじゃないかと心配しておりましたの。
さて、日時ですが、一週間後の午前か、ニ週間後の午後なんてどうでしょうか?
お返事心待ちにしておりますわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんかとても、お茶会にいた人と同一人物とは思えませんね…お茶会のときは、少しトゲトゲしていて近寄りがたい雰囲気でしたのに。
『ツンデレじゃ!ほぼ確定じゃ!』
『これで性格がよかったら完璧なツンデレだね!』
『言えてます。』『た、確かに…』
『なんか私と似ていますわねっ?』
??ツンデレとは一体何でしょう?まあいいです。
お返事を書きましょう。お待ちしております、から心待ちにしております、になっていましたからね。しっかりお気持ちには答えなければ…
そんなことで手紙を書きました。
一週間後の午前は確か、パパとの訓練があったはずです。ニ週間後の午後は、まだ予定がないので行けそうですね。
そんなことを考えながら、
カリカリカリ
紙に字を書きます。
そして手紙を出しました。
「ユリアさんご機嫌ですね。」
「そうですか?」
「えぇ。なんかとても楽しそうです。」
きっと生まれてこのかた前の生も含めてここまで親密に手紙をやり取りしなかったからでしょうか?
天啓の前の十歳までは、お茶会なんて開きませんでしたし、天啓のあとはなんだかんだで持ち上げられて、身分がいきなりぐんと上がってしまい…せっかく落ち着いてきたという所で、そこからまた悪女と言われる…まぁ、そうなりますよね。
だから今回のことは少し嬉しいのかもしれません。
「確かにそうかもしれないです。」
ちょっとほっこりしますね。
仲がいいってこんなに嬉しいことなんですね。
前のせいでは無縁ということは無くとも、難しかったからでしょうか?なんかとても心がポカポカします。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、友達になれるかな?と期待したユリアでした。
ユリア様へ
今回のお茶会とても楽しかったですわ。
ぜひ私のお茶会にもお越しください。
日時は後ほど決めましょう?
でも、できれば早くやりたいんですの。
いいお返事を期待しておりますわ!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リュッセル公爵家のリューネ様からのお茶会のお誘いですか…それ自体は今回のお茶会のお返し的な感じで別に普通なのですが何しろ招待の来る速さが尋常じゃありません。
わたくし主催のお茶会は、お昼が終わってすぐから夕方のことですよ?
今は寝る時間、あれから6時間くらいしかたってませんよ?帰っていてからすぐ書いて、届けさせたくらいの速度です。
それだけわたくしのお茶会を楽しんでくれたならいいのですが…
なんかツンツンしてたんですよね。なんというか関わりにくい、といいますか…いい人に見えるんですけどね。
『ツンデレじゃ!』『確かに…』
『ミュア様、ツンデレという言葉は知っているんですね…』
「あのぉ…どういたしますか?」
あまりに驚きすぎて…エリナを忘れていました…
「すみませんね。少し考えます。」
「わかりました。そろそろ夕食ですから、少ししたらまた来ますね。」
「わかりました。」
「では、失礼しました。」
そう言い、一礼してエリナは出ていきました。
さて、どうしましょうか。
いくら早すぎて迷惑と言っても、手紙の内容は丁寧ですし、わたくしの家と爵位も同じですし。
日時も話し合うようですし。というか日時をこちらの都合に合わせてくれるのなら、あまり早いとか関係ありませんね。わざわざこちらの事情も考えようとしてくださるなんて…いい方ですね。
リューネ様のことをもっと知りたいので、お茶会は参加しましょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
リューネ様へ
お誘い感謝しますわ。
参加させていただこうと考えております。
わたくしは開催する時間によって来れる時間が変わりますの。
まず、そちらの開催予定の時間をお教えくださいませ。
お返事お待ちしております。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
手紙の返事を書いて、夕食のことを伝えに来たエリナに、渡しました。てがみは運び屋が、はこんでくれるはずです。
食卓にはパパがいました。久しぶりに一緒の夕食です。嬉しいです。そうだ、お茶会のことを報告しましょう。
起きた出来事は、なるべく伝えておいて、パパの見方やや、パパが知っていて私の知らない情報を教えてもらったりしたいですからね。
私が今回のことを伝えると…
「ふむ…私は別に行ってもいいかと思うぞ?手紙の書き方は悪くないし、別にユリアのお茶会で問題を起こしたわけでもないんだろう?確かに少し手紙が来るのが早かったが、あそこの公爵とは私も長年お付き合いしているからね。まぁ、家の庭を見返したい、とかだけかもしれないが。」
やっぱりそうですよね。手紙の答えは令嬢として相応しいものだったでしょう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝起きると…
コンコン
いつものノック音です。エリナでしょう。
でも一応…「どなたですか?」
「エリナです。」
やはり。「どうぞ。」
「失礼します。」
いつもの通りエリナに髪を整えてもらって…服を着て…
朝ごはんを食べます。
食べ終わって自室に戻ってきたときにエリナがやってきて、
「リュッセル公爵家のリューネ様の手紙が来ました。」
「ありがとう。そこの机のうえにでも置いておいて。」
「かしこまりました。」
さてさて、私はこのあと先生との勉強がありますが、まだ時間まで一時間ほどあります。なので確認しましょうか。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユリア様へ
本当ですの?本当に来てくれるんです?!
嬉しいですわ。良かったですわ。
実は手紙を送るのが少し早かったんじゃないかと心配しておりましたの。
さて、日時ですが、一週間後の午前か、ニ週間後の午後なんてどうでしょうか?
お返事心待ちにしておりますわ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
なんかとても、お茶会にいた人と同一人物とは思えませんね…お茶会のときは、少しトゲトゲしていて近寄りがたい雰囲気でしたのに。
『ツンデレじゃ!ほぼ確定じゃ!』
『これで性格がよかったら完璧なツンデレだね!』
『言えてます。』『た、確かに…』
『なんか私と似ていますわねっ?』
??ツンデレとは一体何でしょう?まあいいです。
お返事を書きましょう。お待ちしております、から心待ちにしております、になっていましたからね。しっかりお気持ちには答えなければ…
そんなことで手紙を書きました。
一週間後の午前は確か、パパとの訓練があったはずです。ニ週間後の午後は、まだ予定がないので行けそうですね。
そんなことを考えながら、
カリカリカリ
紙に字を書きます。
そして手紙を出しました。
「ユリアさんご機嫌ですね。」
「そうですか?」
「えぇ。なんかとても楽しそうです。」
きっと生まれてこのかた前の生も含めてここまで親密に手紙をやり取りしなかったからでしょうか?
天啓の前の十歳までは、お茶会なんて開きませんでしたし、天啓のあとはなんだかんだで持ち上げられて、身分がいきなりぐんと上がってしまい…せっかく落ち着いてきたという所で、そこからまた悪女と言われる…まぁ、そうなりますよね。
だから今回のことは少し嬉しいのかもしれません。
「確かにそうかもしれないです。」
ちょっとほっこりしますね。
仲がいいってこんなに嬉しいことなんですね。
前のせいでは無縁ということは無くとも、難しかったからでしょうか?なんかとても心がポカポカします。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、友達になれるかな?と期待したユリアでした。
0
あなたにおすすめの小説
出来レースだった王太子妃選に落選した公爵令嬢 役立たずと言われ家を飛び出しました でもあれ? 意外に外の世界は快適です
流空サキ
恋愛
王太子妃に選ばれるのは公爵令嬢であるエステルのはずだった。結果のわかっている出来レースの王太子妃選。けれど結果はまさかの敗北。
父からは勘当され、エステルは家を飛び出した。頼ったのは屋敷を出入りする商人のクレト・ロエラだった。
無一文のエステルはクレトの勧めるままに彼の邸で暮らし始める。それまでほとんど外に出たことのなかったエステルが初めて目にする外の世界。クレトのもとで仕事をしながら過ごすうち、恩人だった彼のことが次第に気になりはじめて……。
純真な公爵令嬢と、ある秘密を持つ商人との恋愛譚。
どうして私にこだわるんですか!?
風見ゆうみ
恋愛
「手柄をたてて君に似合う男になって帰ってくる」そう言って旅立って行った婚約者は三年後、伯爵の爵位をいただくのですが、それと同時に旅先で出会った令嬢との結婚が決まったそうです。
それを知った伯爵令嬢である私、リノア・ブルーミングは悲しい気持ちなんて全くわいてきませんでした。だって、そんな事になるだろうなってわかってましたから!
婚約破棄されて捨てられたという噂が広まり、もう結婚は無理かな、と諦めていたら、なんと辺境伯から結婚の申し出が! その方は冷酷、無口で有名な方。おっとりした私なんて、すぐに捨てられてしまう、そう思ったので、うまーくお断りして田舎でゆっくり過ごそうと思ったら、なぜか結婚のお断りを断られてしまう。
え!? そんな事ってあるんですか? しかもなぜか、元婚約者とその彼女が田舎に引っ越した私を追いかけてきて!?
おっとりマイペースなヒロインとヒロインに恋をしている辺境伯とのラブコメです。ざまぁは後半です。
※独自の世界観ですので、設定はゆるめ、ご都合主義です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【完結】お飾りの妻からの挑戦状
おのまとぺ
恋愛
公爵家から王家へと嫁いできたデイジー・シャトワーズ。待ちに待った旦那様との顔合わせ、王太子セオドア・ハミルトンが放った言葉に立ち会った使用人たちの顔は強張った。
「君はお飾りの妻だ。装飾品として慎ましく生きろ」
しかし、当のデイジーは不躾な挨拶を笑顔で受け止める。二人のドタバタ生活は心配する周囲を巻き込んで、やがて誰も予想しなかった展開へ……
◇表紙はノーコピーライトガール様より拝借しています
◇全18話で完結予定
乙女ゲームの正しい進め方
みおな
恋愛
乙女ゲームの世界に転生しました。
目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。
私はこの乙女ゲームが大好きでした。
心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。
だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。
彼らには幸せになってもらいたいですから。
【完結】ドアマットに気付かない系夫の謝罪は死んだ妻には届かない
堀 和三盆
恋愛
一年にわたる長期出張から戻ると、愛する妻のシェルタが帰らぬ人になっていた。流行病に罹ったらしく、感染を避けるためにと火葬をされて骨になった妻は墓の下。
信じられなかった。
母を責め使用人を責めて暴れ回って、僕は自らの身に降りかかった突然の不幸を嘆いた。まだ、結婚して3年もたっていないというのに……。
そんな中。僕は遺品の整理中に隠すようにして仕舞われていた妻の日記帳を見つけてしまう。愛する妻が最後に何を考えていたのかを知る手段になるかもしれない。そんな軽い気持ちで日記を開いて戦慄した。
日記には妻がこの家に嫁いでから病に倒れるまでの――母や使用人からの壮絶な嫌がらせの数々が綴られていたのだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる