僕、魚になりました!

あはははは

文字の大きさ
7 / 25
 第1章 魚に転生した!

モンスターを探そう!〜たそがれのゴースト〜

しおりを挟む
 、、、あぁ、まただ。また私のせいで守るべき人を失ってしまった。ん?なんだろう?大して強いわけでもない。とりわけ弱いわけでもない。だけどなぜかあのなにかのところに行くと、救われる気がする。行ってみよう。あのなにかを見たら、すぐに立ち去る。迷惑はかけない。だから、、、!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 やばい!マジでやばい。~数分前~
 「逃げてください!」 叡智さんが怒鳴った。珍しく。そこまで言うのだから、ヤバいのだろうと思い、マップの範囲を広げてみた。そしたら、いた!そいつは、化け物のようなステータスだった。そいつが僕に向かって一直線に向かってきた。 僕は逃げた。叡智さんの言うとおりに。身体強化までかけて。そして今に至る。 
 はぁ、はぁ くそっ!全然距離が縮まった気がしない!むしろ、縮んでいる!逃げるんだ、逃げるんだ!捕まったら、終わりだぞ!
「称号 逃走者 を獲得しました。それにより、スキル 逃走Lv1を獲得しました。逃走のLvが1~2、2~3に上がりました。」
 !少し早くなったように感じる!だが足りない!だめだ、追いつかれる! やつはすぐ後ろまで迫っていた。
 ああ、 きれいな川だなぁ。日の光を吸い込んでまるで、オーロラのようだ。そして、僕は逃げるのをやめた。
 叡智さんごめんなさい。もう、さよならです。せっかく転生させてもらったのに、生きられなくて、ごめんなさい。期待に答えられなくて、ごめんなさい。でも、最後にかっこ悪いことは、できませんよね。僕はやつの方を向いた。そして、逃げてきたところを戻っていった。
 「!!?ーーー!」
 そして、やつを見た。僕は一瞬息を呑んでしまった。
、、、!そこにいたのは、美しい女性の顔をした、
     『 幽霊
      ゴースト』だったのだから。
 『ああ、あの何かの持ち主は、あなただったのか。?ああ、怖がらないでくれ。私に敵意はない。、、、少し私の昔話を聞いてくれないか?』
 そんなことを言われても、信じられるわけがないだろう。僕はそう思った。第一、なぜ僕に知能や自我があると悟った?そう思った。しかし、彼女のなんとも物悲しい顔を見て、僕は確信した、彼女は嘘は言っていない。本当に敵意はないのだと。しかも、それを裏付けるように、
「私もそう思いますよ。」叡智さんも、そう言った。なら、
 あぁ!いいぞ。
 僕はそう言った。 後悔はしない。
 『!本当か?ありがとう! では、、、、私は、生前あるお方の、使用人だった。そして、私には、使用人として働く仲間で、親友の女の子がいたんだ。彼女は私が失敗すれば、それを手伝ってくれ、励ましてくれた。だが、私の主、つまりあるお方は美人な使用人をなぶり殺すのが趣味の、やばい人だった。彼女もまた、主に目をつけられてしまったんだ。彼女は、美しかった。そして、素晴らしい考えの持ち主だった。そして、私の大切な親友だった。だから、私は彼女を助けようとした。そして、彼女の身代わりになって、主の玩具になった。そして、私もまた、他の被害者と同じようになろうとしていた!していたんだ!だけど、、、その時彼女が来て、私の身代わりとなって死んでしまった、、、』

 
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました

佐倉穂波
恋愛
 転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。  確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。 (そんな……死にたくないっ!)  乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。 2023.9.3 投稿分の改稿終了。 2023.9.4 表紙を作ってみました。 2023.9.15 完結。 2023.9.23 後日談を投稿しました。

最愛の番に殺された獣王妃

望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。 彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。 手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。 聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。 哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて―― 突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……? 「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」 謎の人物の言葉に、私が選択したのは――

そんなに義妹が大事なら、番は解消してあげます。さようなら。

雪葉
恋愛
貧しい子爵家の娘であるセルマは、ある日突然王国の使者から「あなたは我が国の竜人の番だ」と宣言され、竜人族の住まう国、ズーグへと連れて行かれることになる。しかし、連れて行かれた先でのセルマの扱いは散々なものだった。番であるはずのウィルフレッドには既に好きな相手がおり、終始冷たい態度を取られるのだ。セルマはそれでも頑張って彼と仲良くなろうとしたが、何もかもを否定されて終わってしまった。 その内、セルマはウィルフレッドとの番解消を考えるようになる。しかし、「竜人族からしか番関係は解消できない」と言われ、また絶望の中に叩き落とされそうになったその時──、セルマの前に、一人の手が差し伸べられるのであった。 *相手を大事にしなければ、そりゃあ見捨てられてもしょうがないよね。っていう当然の話。

主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します

白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。 あなたは【真実の愛】を信じますか? そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。 だって・・・そうでしょ? ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!? それだけではない。 何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!! 私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。 それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。 しかも! ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!! マジかーーーっ!!! 前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!! 思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。 世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

愛された側妃と、愛されなかった正妃

編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。 夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。 連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。 正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。 ※カクヨムさんにも掲載中 ※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります ※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。

処理中です...