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ティオの部下の団員side
しおりを挟むここまでのあらすじ。
片頭痛って、片頭痛、なのに痛みが片側なのは全体の60%だけなんだって!(残りは両側性)
えへへ、太郎の豆知識のコーナーでした☆
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【ティオの部下の団員side】
「団長。神子様が起きるまで一緒にいてあげなくて良かったんですか?」
日勤の者達が来るタイミングで執務室に戻ってきた団長。あんなにわかりやすく好意を出していた団長のことだ。もう神子様の側を離れることはないんじゃないか、と思っていたのだが........。
「タロウの側にいるためだ。今は何よりも時間が惜しい。王太子はやはり一週間後に戻られるそうだ。それまでに古狸共公認の間柄になっておかなくては......。あちらの方が権力が上だ。ただでさえ、あの王がメロメロで厄介なのだ。王太子が本気になれば結託されるのは目に見えている。なに、いつも尻拭いをしているのは誰だと思っているんだ。ちょっとお願いしてやればいい。」
団長の黒い笑顔と思惑を聞いて、好意どころじゃねーじゃん。執着してんじゃん。と部下は思った。それとともに、『え?俺、神子様を団長から助けた方がいいのでは?』という考えが頭を過ぎったが、そんな事をしたらどんな目に遭うかわからないし、団長に捕まったところできっと溺愛されるだけだろうから.......とそっと本人の知らない所で太郎は売られていた。
神子様.......。申し訳ございません.......。 団長が本気過ぎて自分じゃ適わないです...........。
(訳:俺は我が身がかわいいから無理。)
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