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シキside
しおりを挟むお兄さんのお家にきてから、1か月がたった。お兄さんやたくさんの大人の人たちは、ぼくにおなかいっぱいごはんをくれる。べッドもね、ふかふかなんだ。文字もね、おしえてくれるの。前はお父さんがおしえてくれていたけれど、死んじゃったから。町で文字がかける人はお父さんだけだったんだ。すごいでしょ。
なんだかお家の入口がうるさい気がするけど、メイドさん(白と黒のフワッとなるふくをきたひとはメイドさんっていうんだって。お兄さんが言ってた。)が、『今日はガイジュウが出たみたいですよ。あぶないですから、おへやの中にいましょうね。」って。ガイジュウってなんだろう。
お兄さんにね、昔お父さんにもらった、あのキラキラのふくをきている人がでてくる絵本の話をしたの。そしたらね、次の日にね、それと同じやつをプレゼントしてくれたんだ。ぼくね、すごくうれしくて.........ビーズ(キラキラのあながあいた石はビーズっていうんだって。)といっしょにぼくのたからものになったんだ。
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