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クレーマー
しおりを挟む次の日からも怒涛の勢いで新しい料理を出していきます。
オムレツから始まり、オムライス、焼きそば、オムそば、と派生を作ったり。
チャーハン、餃子、肉まん、小籠包、麻婆豆腐、青椒肉絲と中華よりの物を出したり。
そば、てんぷら、炊き込みご飯、パン類も菓子パン、惣菜パンを各種作って食べて貰った。
これは、当分先になるだろうがカレーも出した。
一番手が掛かったラーメン、かんすいがねぇ・・・一応トロナ鉱石は見つけたんだけども人が行ける場所には無かったんだよ。
まぁ、重曹は必要だから作ったんだけどもね、炭酸にもベーキングパウダーにも必須だからねぇ。
簡単に言えば錬金術で作りました、説明が面倒なので言いませんですけども。けして調べるのが面倒とか言ってませんよ?
それから1週間ありとあらゆる料理を提供しまくった、直ぐ手に入る食材の料理はギルドに紹介して各お店に配布して貰っている。
当然料理に伴う調理器具も鍛冶師ギルドに言って量産して貰っている、食材の生産も新しく農場、農園、牧場と開発を急いでるが、やはり育たない物の方が多い。
暖房を使ったハウス栽培にも着手して貰ったが直ぐに結果は出ないだろう、と言う事で王様経由で産地との取引を最優先で進めて貰っている。
ギルドにレシピを配っているので料理に関しては手札にはならないだろうから、王様にはスイーツのレシピを交渉材料として貰った。
どうせ、スイーツは貴族、王族と裕福な民しか食べられないのだからとギルドには提出していない。
1か月後、俺が知りうるレシピを王城の料理人たちが全て覚えた、後は料理人の此れからの頑張りに期待しようと思う。
「どうです?私が知りうる殆どの料理を出しましたが」
「守護者様の知識に脱帽です、まさかここ迄の物とは思っていませんでした」
「スイーツのレシピは特に素晴らしかったですわ、周りの国への交渉が此処迄スムーズに進むとは思っていませんでしたわ」
「まぁ、女性の胃袋を掴もうとしたら甘味に限りますからね」
「はい、王族の中でも王妃、王女が支持すれば逆らう王はいませんからね、うちも含めて・・・」
「(笑)それに、守護者様がお教え下さったヨガなる体術は素晴らしいですわ、各国の王妃、王女が絶賛ですわ」
「私も含めてウエストがワンサイズ変わりましたもの(笑)」
「ただ、1国だけは賛同しなかったと言うか、クレームを入れてきましたね」
「ふ~ん、なんて言ってきたの?」
「守護者様がこの料理のレシピ、魔道具、食材の知識を広めたと言う話がその国、教国に流れたのでしょうね」
「まぁ、出所は教会でしょうけども、此れだけの知識を有してる人物は聖人、聖女に違いない、教国に在ってこその聖人、聖女である、と召喚、及び審査すると言って来ました」
「あぁ、あの教国ね」
「あそこは150年前から変わって無いのね、我々の言葉は神の言葉である、だっけ?」
「はい、常に上から目線で我々に逆らうのは神に逆らうのも同じだと言って好き放題ですね」
「確かに神は居るでしょうけどね、あそこの神とは違うと思うのだけれどね」
「やはり、神は居ますか」
「そうね、会った事は無いけども人類にステータスと呼ばれる目に見える物が有るのだもの作った人は神と言われても過言では無いでしょうね」
「守護者様でもお会いした事はありませんか」
「そりゃそうよ、地上最強ってだけで神にどうしろとは言われた事もないもの(笑)」
「因みに前世でも神は居ると言われてたけど、基本人類には関与しない者と言われてたわね」
「後、私が育った国では八百万、はっぴゃくまんの神が居ると言われてたわね」
「八百万ですか?凄い数ですね」
「まぁ、最近食べてる米にも1粒のお米には7人の神様が居ると言われてた位だからね(笑)」
「確かにあの米なる食べ物に神が宿っていると言われても不思議ではないくらい美味しかったですけど」
「王様もお米の信者になっちゃったのね(笑)」
「で、どうするの?教国の方は」
「どうしましょうか?放置でもうちの国は構いませんが」
「そうね・・・呼び出しましょうか」
「呼び出しですか?」
「えぇ、神の使徒なる聖人聖女と疑ってるならお前が来いと言えば問題無いでしょう(笑)」
「確かに、その通りですね教皇に直接来るよう手紙を出しましょう」
「うん、よろしく。悪いようにはしないわ、この国にとってはですけどね(笑)」
「良しなにお願い致します、守護者様」
さて、教国ですかぁ。
どうなるものやら、楽しくなってきたかも?
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