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ロジー

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第一章

ep2

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カイの所にボイスレコーダーが届いたのは2日後の事だった
クライアントに電話をし、報酬を振込ませる
うちの仕事は前払いが基本、入金を確認次第証拠の品を送る
絶対に追跡出来ないアドレスをエマが用意し、送るのは一度しか開けないパンドラの箱だ
閉じてしまったらメールは削除される仕様になっている
危ない仕事も多い分慎重にやるのが俺たちの仕事だ

「証拠が集まった。報酬を入金してくれ」
「振込先は今から送る。確認出来次第メールで証拠を送る」
報酬を受け取り証拠を送った時点でクライアントの関係は終わる
深く付き合わない事がこの仕事を長く続けられるコツだと思っている
イレギュラーなクライアントも中には居る
警察がその1つと言える
警察からの依頼は事件解決の糸口を見つけるものが多い
解決出来なければ国民の信用を失うような事件の、捜査が上手くいかない時に俺たちを使うのだ
法外な報酬を税金で支払っていると思うと腹立たしいと感じるだろうが、俺たちにとっては金払いのいい顧客と言える

「報酬が確認出来たから、証拠を送るよー」
エマが証拠を送信し、ミッションは終了
今回の報酬は5000万、この金額が高く感じるかは人それぞれだ
例えば普通の探偵に浮気調査を依頼する
数十万の金額を支払い、浮気の証拠を掴む
その証拠のおかげで離婚する際に慰謝料の面で優位に立つことが出来る
証拠があるかないかでは数百万の違いが出るだろう
今回の場合、会長と社長は副社長からクーデターを起こされようとしていた
成功してしまえば数百億という金額と地位を失う事になる
失敗に終わったとしても無傷では済まされないし、火消しには時間も金もかかる
それを事前に5000万という金額で防ぐ事が出来るのなら安く感じてしまうのは言うまでもない
俺たちにとっては簡単な仕事でも、表の探偵には難しい仕事と言える
反社会的勢力が関わっていればその分危険が伴う
慎重に捜査している段階でクーデターが起こってしまっては元も子もない
けど1番の理由は彼ら表の探偵は合法的な捜査しか出来ないからだ
俺たち裏の人間は非合法な捜査が基本だ
ハッキングした情報を元に、クライアントが欲しがる情報を手に入れる
もう分かってると思うが、俺たちのクライアントの中には警察組織もいる
暗黙の了解と言うやつだ

「報酬も入ったし、飯に行こうぜ」
「シャケいつもの所予約しといてくれ」
最近カイが気に入っている店だ
綺麗な女将さんがやっている小料理屋
小料理屋と言っても出てくる料理は全部、割烹料理と遜色がないものばかりだ
それ以上にカイが気に入っているのには理由があった

「まだ落ちないんすかー?」
クルスがニヤニヤして言う

「それが良いんだよ。俺に落ちないユマに惚れてんだから」
「俺なんかに落ちたら逆に興味がなくなりそうだよ」
これはカイの本音だろう
自分に惑わされない女だからこそ、魅力を感じているに違いない
カイはそうゆう女に惚れる傾向がある
初恋の相手みたいな
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