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第2話
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「お待たせ、フェンネルティでいいかな?」
快活な伯父の声に、美智子ははっと我に返る。伯父は盆のティーカップをテーブルに置き、差し向かいのソファに静かに腰をおろした。独特のフレーバーを醸す砂金色の液体を一口すすり、彼は遠い目をしてつぶやくように言った。
「フェンネルティはね、妻が・・絹子が好きだったんだ」
知ってます、という言葉を飲み込み、美智子は黙ってうなずいた。そうなのだ。伯父は結婚してからも何度かこの館に来訪したが、家政婦が出してくれるのはコーヒーか紅茶で、絹子にだけはいつも違う飲み物を用意していたことを思い出す。それがフェンネルティだったのだ。あたかも自分だけが許された飲み物のように、絹子はけっして他人にすすめはしなかった。自分の夫にさえも。
「伯父様、ひとりで寂しくありません?」
美智子の問いに、彼は唇を結んだまま薄く笑った。
「君がずっと来てくれなかったから、そりゃ寂しかったさ。でもね、絹子は死んでしまったけど今も一緒に暮らしているような気がするんだよ。だから何とか平気でやってる」
「でも、これからどうするのか皆心配しています。この先一人じゃ・・」
と言い掛けて、自分もよく似た状況であることに気づき、美智子は顔を赤らめた。
「それじゃ、君がここで一緒に住んでくれるかい?」
と、ふざけた調子で返した言葉を伯父はすぐに言い直した。
「ああ、ごめん、そんなわけないね。絹子があんな死に方をしてしまったから、気味悪がって近づかない奴も多いよ」
美智子の脳裏に階段に逆さになって倒れていた絹子の姿が、映画のフラッシュバックのように蘇る。鮮血に染まった白い額。辺りには絹子が手にしていた花瓶のかけらやカトレアの赤紫色の花びらが散らばり、苦悶に歪んだ表情さえも彼女は美しかった・・
「せっかく話相手に来てくれたんだから話題を変えよう。でも明日の朝は墓参りに付き合ってくれるだろう?」
「ええ、もちろんよ」
それから二人は、しばしの間とりとめもない話にふけった。美智子が話す会社勤めの様子やプライベートな出来事を、伯父は楽しそうに聞いていた。相づちを打ったり時には分別くさい説教をジョーク半分にはさみながら。
目の前の屈託がない伯父の笑顔が美智子には苦しかった。できるなら顔をそむけたい、自分は彼に顔向けできないことをした人間なのだから。しかし、それを告白する勇気はない。一生、彼にそして絹子に負い目を感じて生きていくしかないのだ。美智子は今さらのように、深い絶望感の中でそう思った。
ひとしきり話し込み、ふと気がつくと部屋は翳り、外の日もすっかり落ちていた。窓硝子に幾筋もの雨の雫が伝い、木立に降りかかる雨脚が強くなっている。
フレンチレストランを予約してるんだ。ふいにソファから立ち上がり、窓の風景に目をやりながら伯父は言った。もしかして私のお気にいりだった、あの店?美智子の方に向き直り彼は愉快げに答える。そう、君の好きなグラタンスープは今も健在だよ。
二人は身支度をして、降りしきる雨の中、車でレストランに出掛けた。賑やかな通りにある店の小粋なたたずまいや格調高い雰囲気は昔のままだった。伯父の顔見知りらしいボーイに窓辺の卓に案内され、二人はゆっくりと食事を味わった。他の客の目に自分たちはどう映ってるのだろうか。親子?それとも年の離れた恋人同士?美智子は洗練された他の客に比べてもダンディさが際立つ伯父の同伴者であることが誇らしかった。これが自分ではなく相手が絹子ならばどれほど周りの人は圧倒されたことだろう。伯父は何も知らないけれど、彼から絹子の存在を奪ったのは自分だ。あの時なぜ重傷を負った彼女を見捨てて外に飛び出してしまったのか。
美智子は両目を伏せて、頭から絹子の面影を振り払おうとする。店のざわめきや伯父の笑顔がしだいに遠退いていくのを感じていた。
レストランから出ると、外は小雨になっていた。海岸沿いを軽くドライブして、二人は館に戻った。
玄関に入るなり、伯父はそのまま、二階のゲストルームへと美智子を案内した。彼のあとに続いて墓石を彷彿させる御影石の階段に足をかけたとたん、絹子の血痕を想像し、美智子はぞくっと身震いした。彼女が息を引き取ったのは、この場所なのだ。伯父はそんなことなど忘れたかのごとく、平気な様子で二階に上がっていく。
ゲストルームは伯父の部屋とちょうど反対側の、廊下のつきあたりにあった。白いレースのカーテン。白い刺繍入りのクッションやシーツ。壁に掛かったパステル画以外は、どこもかしこもが白一色に統一された清潔な部屋だった。
美智子は階下のバスルームでシャワーを浴び、持参してきた部屋着に着替えて早々とベッドに潜り込んだ。今日一日どれほどのこともしていないのに疲れきっている。この館のどこにいても絹子を思い出してしまい、束の間も落ち着かないせいだった。あす墓参りが終わったらすぐに東京に帰ろう。そう思いながら、美智子は眠りに落ちていった。
どこからか潮騒の音が聞こえてくる・・陽射しが容赦なく照りつける、暑さにうだりそうな夏の日。誰もが汗だくだというのに彼女だけは別だ。まるで涼風でもうけてるように一人泰然としている。黒いロングドレスを着てカトレアの花瓶を両手にらせん階段を下りていく、軽やかな後ろ姿、まるで映画のワンシーンのように。私はあわててあとを追い掛ける。早くしなければ、彼女は階段を転げ落ちて死んでしまう。ふいに彼女は振り向く。そして私に向かって言う。
「あなた残念ね、彼はもう私と結婚したんだから、あなたには一銭も遺産はいかないわよ。だからこれ以上彼に媚売ってもムダってこと。わかった?」
信じられないセリフを耳にしても、なぜか怒りの感情に直結せず、私はぼんやり彼女の赤い唇に見とれていた。耳の形や爪の色艶さえも普通の人間とはかけ離れた美しさを持つ、こんな女が世の中にいることが不思議だった。彼女は続けて言った。
「何よ、気持ち悪いわね。いつも人のこと、じろじろ見て。あなたなんか、もうここに来ないでちょうだい。私はあなたが嫌いなの」
その言葉は私の内部を切り裂くに十分だった。荒波のような激しい悲しみにいきなり襲われ身体がぶるぶる震えてくる。私はあなたを見ていたいだけなのに。ただ、それだけで幸せなのに。彼女は私にくるりと背中を向けて階段を下りていく。私の両手は彼女の肩にまっすぐ伸びていく。何の為に?突き落とすため?いいえ違う。あなたに触れたかっただけ。なのに、あなたは私を真っ向から拒絶した。だから、悲鳴を上げて転げ落ちていったあなたを見捨てた・・とても・・悲しかったから・・
美智子は泣きながら夢から覚めた。涙で濡れた頬をいつものように手の甲で拭う。今まで何度、同じ夢を繰り返し見たことだろう。夢の途中で夢だと気づきながら見ていることもある。絹子にもう一度会いたいと願うゆえに。
快活な伯父の声に、美智子ははっと我に返る。伯父は盆のティーカップをテーブルに置き、差し向かいのソファに静かに腰をおろした。独特のフレーバーを醸す砂金色の液体を一口すすり、彼は遠い目をしてつぶやくように言った。
「フェンネルティはね、妻が・・絹子が好きだったんだ」
知ってます、という言葉を飲み込み、美智子は黙ってうなずいた。そうなのだ。伯父は結婚してからも何度かこの館に来訪したが、家政婦が出してくれるのはコーヒーか紅茶で、絹子にだけはいつも違う飲み物を用意していたことを思い出す。それがフェンネルティだったのだ。あたかも自分だけが許された飲み物のように、絹子はけっして他人にすすめはしなかった。自分の夫にさえも。
「伯父様、ひとりで寂しくありません?」
美智子の問いに、彼は唇を結んだまま薄く笑った。
「君がずっと来てくれなかったから、そりゃ寂しかったさ。でもね、絹子は死んでしまったけど今も一緒に暮らしているような気がするんだよ。だから何とか平気でやってる」
「でも、これからどうするのか皆心配しています。この先一人じゃ・・」
と言い掛けて、自分もよく似た状況であることに気づき、美智子は顔を赤らめた。
「それじゃ、君がここで一緒に住んでくれるかい?」
と、ふざけた調子で返した言葉を伯父はすぐに言い直した。
「ああ、ごめん、そんなわけないね。絹子があんな死に方をしてしまったから、気味悪がって近づかない奴も多いよ」
美智子の脳裏に階段に逆さになって倒れていた絹子の姿が、映画のフラッシュバックのように蘇る。鮮血に染まった白い額。辺りには絹子が手にしていた花瓶のかけらやカトレアの赤紫色の花びらが散らばり、苦悶に歪んだ表情さえも彼女は美しかった・・
「せっかく話相手に来てくれたんだから話題を変えよう。でも明日の朝は墓参りに付き合ってくれるだろう?」
「ええ、もちろんよ」
それから二人は、しばしの間とりとめもない話にふけった。美智子が話す会社勤めの様子やプライベートな出来事を、伯父は楽しそうに聞いていた。相づちを打ったり時には分別くさい説教をジョーク半分にはさみながら。
目の前の屈託がない伯父の笑顔が美智子には苦しかった。できるなら顔をそむけたい、自分は彼に顔向けできないことをした人間なのだから。しかし、それを告白する勇気はない。一生、彼にそして絹子に負い目を感じて生きていくしかないのだ。美智子は今さらのように、深い絶望感の中でそう思った。
ひとしきり話し込み、ふと気がつくと部屋は翳り、外の日もすっかり落ちていた。窓硝子に幾筋もの雨の雫が伝い、木立に降りかかる雨脚が強くなっている。
フレンチレストランを予約してるんだ。ふいにソファから立ち上がり、窓の風景に目をやりながら伯父は言った。もしかして私のお気にいりだった、あの店?美智子の方に向き直り彼は愉快げに答える。そう、君の好きなグラタンスープは今も健在だよ。
二人は身支度をして、降りしきる雨の中、車でレストランに出掛けた。賑やかな通りにある店の小粋なたたずまいや格調高い雰囲気は昔のままだった。伯父の顔見知りらしいボーイに窓辺の卓に案内され、二人はゆっくりと食事を味わった。他の客の目に自分たちはどう映ってるのだろうか。親子?それとも年の離れた恋人同士?美智子は洗練された他の客に比べてもダンディさが際立つ伯父の同伴者であることが誇らしかった。これが自分ではなく相手が絹子ならばどれほど周りの人は圧倒されたことだろう。伯父は何も知らないけれど、彼から絹子の存在を奪ったのは自分だ。あの時なぜ重傷を負った彼女を見捨てて外に飛び出してしまったのか。
美智子は両目を伏せて、頭から絹子の面影を振り払おうとする。店のざわめきや伯父の笑顔がしだいに遠退いていくのを感じていた。
レストランから出ると、外は小雨になっていた。海岸沿いを軽くドライブして、二人は館に戻った。
玄関に入るなり、伯父はそのまま、二階のゲストルームへと美智子を案内した。彼のあとに続いて墓石を彷彿させる御影石の階段に足をかけたとたん、絹子の血痕を想像し、美智子はぞくっと身震いした。彼女が息を引き取ったのは、この場所なのだ。伯父はそんなことなど忘れたかのごとく、平気な様子で二階に上がっていく。
ゲストルームは伯父の部屋とちょうど反対側の、廊下のつきあたりにあった。白いレースのカーテン。白い刺繍入りのクッションやシーツ。壁に掛かったパステル画以外は、どこもかしこもが白一色に統一された清潔な部屋だった。
美智子は階下のバスルームでシャワーを浴び、持参してきた部屋着に着替えて早々とベッドに潜り込んだ。今日一日どれほどのこともしていないのに疲れきっている。この館のどこにいても絹子を思い出してしまい、束の間も落ち着かないせいだった。あす墓参りが終わったらすぐに東京に帰ろう。そう思いながら、美智子は眠りに落ちていった。
どこからか潮騒の音が聞こえてくる・・陽射しが容赦なく照りつける、暑さにうだりそうな夏の日。誰もが汗だくだというのに彼女だけは別だ。まるで涼風でもうけてるように一人泰然としている。黒いロングドレスを着てカトレアの花瓶を両手にらせん階段を下りていく、軽やかな後ろ姿、まるで映画のワンシーンのように。私はあわててあとを追い掛ける。早くしなければ、彼女は階段を転げ落ちて死んでしまう。ふいに彼女は振り向く。そして私に向かって言う。
「あなた残念ね、彼はもう私と結婚したんだから、あなたには一銭も遺産はいかないわよ。だからこれ以上彼に媚売ってもムダってこと。わかった?」
信じられないセリフを耳にしても、なぜか怒りの感情に直結せず、私はぼんやり彼女の赤い唇に見とれていた。耳の形や爪の色艶さえも普通の人間とはかけ離れた美しさを持つ、こんな女が世の中にいることが不思議だった。彼女は続けて言った。
「何よ、気持ち悪いわね。いつも人のこと、じろじろ見て。あなたなんか、もうここに来ないでちょうだい。私はあなたが嫌いなの」
その言葉は私の内部を切り裂くに十分だった。荒波のような激しい悲しみにいきなり襲われ身体がぶるぶる震えてくる。私はあなたを見ていたいだけなのに。ただ、それだけで幸せなのに。彼女は私にくるりと背中を向けて階段を下りていく。私の両手は彼女の肩にまっすぐ伸びていく。何の為に?突き落とすため?いいえ違う。あなたに触れたかっただけ。なのに、あなたは私を真っ向から拒絶した。だから、悲鳴を上げて転げ落ちていったあなたを見捨てた・・とても・・悲しかったから・・
美智子は泣きながら夢から覚めた。涙で濡れた頬をいつものように手の甲で拭う。今まで何度、同じ夢を繰り返し見たことだろう。夢の途中で夢だと気づきながら見ていることもある。絹子にもう一度会いたいと願うゆえに。
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