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婚約破棄3
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卒業パーティーに国王陛下一同がやってきた。
「皆、面を上げよ。君たちの卒業パーティーにすまぬ。この第三王子イーサンとその浮気相手の醜い茶番につき合わせてしまい申し訳なかった」
国王陛下が頭を下げた。それほどイーサン殿下の失態は王家にとって痛手だった。国王陛下はイーサンをぎろりと見やり、今後のことを伝えた。
「イーサン、先ほどルイーザ嬢と婚約破棄し、その浮気相手と婚約すると言ったな。その思いは本物か?」
「はい、父上。私はこのフローラを愛しています。生涯をともにしていきたいと思っています」
「イーサン、ではそうしよう。その者と結婚することを許可する」
「本当ですか、父上。婚約者をかわいいフローラにしていただけるのですね。フローラ、君は未来の王妃だ」
「うれしいー。イーサン。私王妃になれるのね。うふふ」
みんなが冷めた目で、お前が王妃になれるわけないだろうと思っていた。
「ほー、イーサン。お前は次期国王になる気か?」
「い、いえ、国王になるために努力をしています」
「そうだな、まだ王太子を決めていない。王太子になる条件に王子妃の教養も大事だ。次期王妃になるからな。これからその者が王子妃になるということだな。イーサン。その女と結婚するということでいいのだな。その言葉に二言はないな!」
「はい、父上、私はフローラと結婚します。ともに人生を歩んでいきます。フローラを愛しているのです」
「イーサン、私も愛しているわ。ずっとずっと一緒よ」
見つめあい二人悦に入っている。
「それではイーサン、お前たちの結婚を認めよう。心変わりしたと言っても結婚は絶対させる。いいな。しかしイーサン、お前は今までその女と関わってから王太子、国王教育を今までおろそかにしていた。そしてその者はいままでルイーザが行っていた王子妃と王妃教育をすぐにしなければいけないな。イーサン、お前がルイーザ嬢を王子妃候補にしたのは覚えているな。今までルイーザ嬢は王子妃、王妃教育を頑張っていた。それがお前のこの失態によりルイーザ嬢の今までの時間を無駄にした。これからはその女が王子妃候補として教育していく。しかし、その女が王子妃・王妃教育を挫折した場合、すでにお前はその女の伴侶だ。男爵家に婿として入ることになる。その時は王族籍を抜く。そして、王家の瞳を剥奪する。お前との子供は王家の瞳は受け継ぐことはない。そのことを肝に銘じて国王教育並びに王子妃・王妃教育するように二人は取り掛かることだ。反論は許さぬ。お互い愛し合っているといったのなら頑張れるだろう。以上だ」
「まってくださ~い、こくおうさま。えーあたし、王子妃教育なんてできない。そんなのしなくても王妃になれるってイーサンが言っていたんですう。そんな勉強しなくても、王妃にしてくれるって、いっぱいアクセサリーとドレスを買っていいって言っていたのに~話がちがぁ~う」
「ま、まてフローラ、何言っているんだ。そんなこと言ってないだろ」
「えー、言ってたもん。でも王宮にわたし住めるのね。うれしい。イーサンと結婚できて、王子妃になるのね。ふふふ」
周りは冷めた目でこの二人を見ていた。きっと男爵家に婿入りだなと予想はついた。
「ルイーザ嬢、今まですまなかった。婚約は白紙にする。今まで君の大切な時間を王子妃・王妃教育に充ててしまった。時間はお金に換えられないが、賠償金を支払う。今更だが自分の時間を大切にしてほしい。君を娘呼びたかった」
「国王陛下、私も至らない点があり申し訳ございませんでした。今までありがとうございました。王妃様、今まで温かい言葉や、お茶会などに誘っていただきありがとうございました」
「ルイーザ、王子妃でなくても、一緒にお茶をしましょう。また美容やドレスなどの話をしましょう。本当にあなたが娘にならないなんて残念だわ」
王妃様がイーサンとフローラを睨んだ。皆はそれほどルイーザ様は王家に溶け込んでいたことが明らかになった。
これから、フローラの動向が気になるところだ。フローラは学園の1年生だ。学園に通いながら王子妃教育をするのかどうか、それによりイーサン殿下が王族に残るか男爵に婿入りするか、皆注視していくことになった。
そして私は、王子妃になるという重圧から逃れることができた。そしてあの小説での断罪回避できたということだろう。第三王子を全く好きになれなかったので、いじめや嫌がらせなんてそんな陰湿なことはしない。逆に勝手に二人で愛し合ってください、どうぞどうぞという気持ちだ。私にとってはめでたしめでたしだ。
「皆、面を上げよ。君たちの卒業パーティーにすまぬ。この第三王子イーサンとその浮気相手の醜い茶番につき合わせてしまい申し訳なかった」
国王陛下が頭を下げた。それほどイーサン殿下の失態は王家にとって痛手だった。国王陛下はイーサンをぎろりと見やり、今後のことを伝えた。
「イーサン、先ほどルイーザ嬢と婚約破棄し、その浮気相手と婚約すると言ったな。その思いは本物か?」
「はい、父上。私はこのフローラを愛しています。生涯をともにしていきたいと思っています」
「イーサン、ではそうしよう。その者と結婚することを許可する」
「本当ですか、父上。婚約者をかわいいフローラにしていただけるのですね。フローラ、君は未来の王妃だ」
「うれしいー。イーサン。私王妃になれるのね。うふふ」
みんなが冷めた目で、お前が王妃になれるわけないだろうと思っていた。
「ほー、イーサン。お前は次期国王になる気か?」
「い、いえ、国王になるために努力をしています」
「そうだな、まだ王太子を決めていない。王太子になる条件に王子妃の教養も大事だ。次期王妃になるからな。これからその者が王子妃になるということだな。イーサン。その女と結婚するということでいいのだな。その言葉に二言はないな!」
「はい、父上、私はフローラと結婚します。ともに人生を歩んでいきます。フローラを愛しているのです」
「イーサン、私も愛しているわ。ずっとずっと一緒よ」
見つめあい二人悦に入っている。
「それではイーサン、お前たちの結婚を認めよう。心変わりしたと言っても結婚は絶対させる。いいな。しかしイーサン、お前は今までその女と関わってから王太子、国王教育を今までおろそかにしていた。そしてその者はいままでルイーザが行っていた王子妃と王妃教育をすぐにしなければいけないな。イーサン、お前がルイーザ嬢を王子妃候補にしたのは覚えているな。今までルイーザ嬢は王子妃、王妃教育を頑張っていた。それがお前のこの失態によりルイーザ嬢の今までの時間を無駄にした。これからはその女が王子妃候補として教育していく。しかし、その女が王子妃・王妃教育を挫折した場合、すでにお前はその女の伴侶だ。男爵家に婿として入ることになる。その時は王族籍を抜く。そして、王家の瞳を剥奪する。お前との子供は王家の瞳は受け継ぐことはない。そのことを肝に銘じて国王教育並びに王子妃・王妃教育するように二人は取り掛かることだ。反論は許さぬ。お互い愛し合っているといったのなら頑張れるだろう。以上だ」
「まってくださ~い、こくおうさま。えーあたし、王子妃教育なんてできない。そんなのしなくても王妃になれるってイーサンが言っていたんですう。そんな勉強しなくても、王妃にしてくれるって、いっぱいアクセサリーとドレスを買っていいって言っていたのに~話がちがぁ~う」
「ま、まてフローラ、何言っているんだ。そんなこと言ってないだろ」
「えー、言ってたもん。でも王宮にわたし住めるのね。うれしい。イーサンと結婚できて、王子妃になるのね。ふふふ」
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「ルイーザ、王子妃でなくても、一緒にお茶をしましょう。また美容やドレスなどの話をしましょう。本当にあなたが娘にならないなんて残念だわ」
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