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レオナルド回想
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(レオナルド視点)
ルイーザと別れて馬車で帰宅している最中も今日の出来事を振り返り顔が赤面しつつもニマニマしてきた。
情熱的な口づけをして、体を密着させ、あー、思い出しただけでも赤面する。
柔らかいかった。ルイーザの香りが今も纏っている。スーハースーハー。
まずい、まずいぞ。俺は変態になりつつある。変態だったのか?
変態と思われて嫌われたらどうしよう。あんなにあの美しい、大きな胸にしゃぶりついてしまった。俺はなんていうことをしてしまったのだ。でも思い出しても幸福な時間だった。ああ、なんて美しいのだろう。なんて美しい肌、胸、お腹、ああ、全身くまなく舐めまわしたい。はっ、いかん、爆発しそうだ。
ああ、冷静になって、やはり結婚はやめますと言われたらどうしよう。
ルイーザと結婚したい。
本当に結婚するのだよな。ああ、プロポーズをしてしまった。それも宝石の原石で。
ないよなー、宝石の原石なんて。
でも、最後の言葉、諦めずに迫っていくと言ってくれたから、大丈夫だろうなぁ。
結婚・・・、するんだ!
涙が出てきた。ああ、愛する人と結婚できるんだ。
あの庭で泣いていた少女。奮い立たせて頑張ろうとする姿。頑張り屋の姿。
あの子と結婚。
長い討伐遠征を経て、久しぶりに見た少女に笑顔がなかった。淡々とこなす姿。痛々しく感じていた。
浮気による婚約破棄。真実の愛を見つけたという聞こえの良い話であるがようは浮気である。今までのルイーザの努力を踏み躙った形だ。
婚約破棄ではなく婚約白紙。これから婚約者を探すと言っていた。こんな歳の離れた、大柄な筋肉男など眼中にないだろう。俺はあの子の元気な姿を見られるだけで良いのだが、全くその機会もなかった。
しばらくすると働きたいという話がでのを小耳に挟んだ。
騎士団の仕事を一緒にできないか?
事務員が必要なのは前々から言っていたが、教えなければならないめんどくささになかなか踏み切れなかった。
でも、ルイーザに教えるのならいいかもしれない。
あれよあれよという間にルイーザが騎士団で働くことになった。研修期間を設けてということだったが、ルイーザはずっと働いていた。ライラックス侯爵も何も言ってこない。これは続けていくということと解釈した。俺からは何も言わない。覚えていないふりをした。
少しずつ話ができるようになり、お互いのことも話すようになった。
ランスには気持ちがバレてしまったが、普通に接してくれる。時々ニヤニヤするのはやめてほしい。
ルイーザが働き出して、報告の期間にゆとりができ騎士団員も期日内に提出してくれるようになった。字も綺麗になったのではないか!劇的な変化だった。
飲み物や食べ物でも改善された。外に行くよりうまい。
俺だけにお菓子を作ってくれる。仕事で小腹が空いた時のためと言ってお菓子や軽食を作ってくれた。俺はそれを自分のマジックバッグにしまう。俺だけのものだぞ。
と思っていたら、ランスが部下達にバラした。女性騎士にマジックバッグを出せと迫られた。女性に迫られたのは初めてだが、違う意味で迫られ、圧が強い、そして怖い。
お菓子などを取られ、男性騎士にもバレ、ほとんど没収された。
ニヤニヤしながら、団長は作ってもらえるのでしょう、このぐらいいいじゃないですかー、と軽口を叩き、持って行かれた。まさか団員にも俺の気持ちがバレているのか?
ランスに聞いた。
「そんなの見てればわかるじゃないか。わかってないのは、ルイーザ嬢だけだよ」
と、いつものニヤけた顔。鳩尾に一発おみまいした。
そんなに態度に表していたのか?
兄上にもバレていた。しかし第3王子の最近の動向が気になると言われて焦っていた。もう第3王子の婚約者にはならないと国王陛下と約束しているから大丈夫だと思うが、心配だ。
そんな時に討伐で離れることになってしまった。心配だ、ルイーザが心配だ。俺がいない間に。恋人ではないので手紙のやり取りはしていない。手紙書きたいが迷惑かもしれない。憂さ晴らしに魔獣を狩った。みんなに怖いくらいだ、欲求不満なんじゃないか、など言われてしまった。
討伐が終わり、真っ先にルイーザの姿を探した。後ろの方に隠れるように見ていたのに気づいた。目が合ったように感じる。泣いている?ああ、早く会いたい。
報告会や慰労会が終わり、執務室に急いで行った。ルイーザが待っていた。いや、仕事をしていただけだが、気分が高まり勢いで抱きしめて口づけをしてしまった。
ルイーザも返してくれた。それからは2人の世界だった。
我を忘れて唇を貪っていた。どんどん自分の気持ちを抑えきれず、暴走してしまった。我に返り謝ったが、逆に嬉しかったと言われた。そしてお互いの気持ち、マジか、本当に俺のことを好きなんて。落ち着け、俺。
馬車の中でプロポーズ。はい、と言ってくれた。耳が悪くなったのか、頭がおかしいのか、はい、と聞こえた。
結婚。諦めていた結婚。
食事に行き、侯爵家に送って行った。仁王立ちのライラックス侯爵夫人がいる。我々の姿も少し乱れている。これはバレているよな。これは。
それからは、謝り、プロポーズを受けてもらったことを報告した。侯爵夫人には賛成していただいてよかった。あとは侯爵様だ。うちの家族にも報告しなければ。反対されることはないよな?
ルイーザと別れて馬車で帰宅している最中も今日の出来事を振り返り顔が赤面しつつもニマニマしてきた。
情熱的な口づけをして、体を密着させ、あー、思い出しただけでも赤面する。
柔らかいかった。ルイーザの香りが今も纏っている。スーハースーハー。
まずい、まずいぞ。俺は変態になりつつある。変態だったのか?
変態と思われて嫌われたらどうしよう。あんなにあの美しい、大きな胸にしゃぶりついてしまった。俺はなんていうことをしてしまったのだ。でも思い出しても幸福な時間だった。ああ、なんて美しいのだろう。なんて美しい肌、胸、お腹、ああ、全身くまなく舐めまわしたい。はっ、いかん、爆発しそうだ。
ああ、冷静になって、やはり結婚はやめますと言われたらどうしよう。
ルイーザと結婚したい。
本当に結婚するのだよな。ああ、プロポーズをしてしまった。それも宝石の原石で。
ないよなー、宝石の原石なんて。
でも、最後の言葉、諦めずに迫っていくと言ってくれたから、大丈夫だろうなぁ。
結婚・・・、するんだ!
涙が出てきた。ああ、愛する人と結婚できるんだ。
あの庭で泣いていた少女。奮い立たせて頑張ろうとする姿。頑張り屋の姿。
あの子と結婚。
長い討伐遠征を経て、久しぶりに見た少女に笑顔がなかった。淡々とこなす姿。痛々しく感じていた。
浮気による婚約破棄。真実の愛を見つけたという聞こえの良い話であるがようは浮気である。今までのルイーザの努力を踏み躙った形だ。
婚約破棄ではなく婚約白紙。これから婚約者を探すと言っていた。こんな歳の離れた、大柄な筋肉男など眼中にないだろう。俺はあの子の元気な姿を見られるだけで良いのだが、全くその機会もなかった。
しばらくすると働きたいという話がでのを小耳に挟んだ。
騎士団の仕事を一緒にできないか?
事務員が必要なのは前々から言っていたが、教えなければならないめんどくささになかなか踏み切れなかった。
でも、ルイーザに教えるのならいいかもしれない。
あれよあれよという間にルイーザが騎士団で働くことになった。研修期間を設けてということだったが、ルイーザはずっと働いていた。ライラックス侯爵も何も言ってこない。これは続けていくということと解釈した。俺からは何も言わない。覚えていないふりをした。
少しずつ話ができるようになり、お互いのことも話すようになった。
ランスには気持ちがバレてしまったが、普通に接してくれる。時々ニヤニヤするのはやめてほしい。
ルイーザが働き出して、報告の期間にゆとりができ騎士団員も期日内に提出してくれるようになった。字も綺麗になったのではないか!劇的な変化だった。
飲み物や食べ物でも改善された。外に行くよりうまい。
俺だけにお菓子を作ってくれる。仕事で小腹が空いた時のためと言ってお菓子や軽食を作ってくれた。俺はそれを自分のマジックバッグにしまう。俺だけのものだぞ。
と思っていたら、ランスが部下達にバラした。女性騎士にマジックバッグを出せと迫られた。女性に迫られたのは初めてだが、違う意味で迫られ、圧が強い、そして怖い。
お菓子などを取られ、男性騎士にもバレ、ほとんど没収された。
ニヤニヤしながら、団長は作ってもらえるのでしょう、このぐらいいいじゃないですかー、と軽口を叩き、持って行かれた。まさか団員にも俺の気持ちがバレているのか?
ランスに聞いた。
「そんなの見てればわかるじゃないか。わかってないのは、ルイーザ嬢だけだよ」
と、いつものニヤけた顔。鳩尾に一発おみまいした。
そんなに態度に表していたのか?
兄上にもバレていた。しかし第3王子の最近の動向が気になると言われて焦っていた。もう第3王子の婚約者にはならないと国王陛下と約束しているから大丈夫だと思うが、心配だ。
そんな時に討伐で離れることになってしまった。心配だ、ルイーザが心配だ。俺がいない間に。恋人ではないので手紙のやり取りはしていない。手紙書きたいが迷惑かもしれない。憂さ晴らしに魔獣を狩った。みんなに怖いくらいだ、欲求不満なんじゃないか、など言われてしまった。
討伐が終わり、真っ先にルイーザの姿を探した。後ろの方に隠れるように見ていたのに気づいた。目が合ったように感じる。泣いている?ああ、早く会いたい。
報告会や慰労会が終わり、執務室に急いで行った。ルイーザが待っていた。いや、仕事をしていただけだが、気分が高まり勢いで抱きしめて口づけをしてしまった。
ルイーザも返してくれた。それからは2人の世界だった。
我を忘れて唇を貪っていた。どんどん自分の気持ちを抑えきれず、暴走してしまった。我に返り謝ったが、逆に嬉しかったと言われた。そしてお互いの気持ち、マジか、本当に俺のことを好きなんて。落ち着け、俺。
馬車の中でプロポーズ。はい、と言ってくれた。耳が悪くなったのか、頭がおかしいのか、はい、と聞こえた。
結婚。諦めていた結婚。
食事に行き、侯爵家に送って行った。仁王立ちのライラックス侯爵夫人がいる。我々の姿も少し乱れている。これはバレているよな。これは。
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