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第32話 さぁ、託児所はじめましょう
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さあ、みんなで楽しく過ごしましょう。
はじめにトイレに行かせ、果実水を飲ませ、まずは絵本の読み聞かせです。でも、普通の読み聞かせではなく、ピアノのBGMや魔法で効果音や配役にセリフを言ってもらいます。
臨場感あふれる絵本の読み聞かせで というか劇ですかね、これは。木の板に背景を描いてもらいました。コスプレをした配役たち。もちろん、私作りました。ピアノは私が弾きます。あと悪役の手下担当をします。
魔王は国王陛下です。はじめ、お兄さまを魔王で配役を決めていたのですが、国王陛下が自ら立候補。
ヒーローの勇者は、カイデール殿下、ヒロイン聖女はレティシア様、女騎士はなぜか王妃様、賢者様は、魔導士団長アグリ様です。魔術が得意な国王様、リドルード様が臨場感あふれる風などを演出。さぁ、ショータイム。
照明が少し暗くなり、はじめが悪役の王城にて。ジャジャーンと低音ピアノから奏でる不気味な音楽と、風魔法の風がヒューヒュー。窓をガタガタ。生活魔法フラッシュで,ピカーっダダーンと。魔王の影の演出。
国王様の低音イケボな声から始まる。
「ハハハハっ、我が名は魔王 ドラーケン。いよいよこの世界を我が手に納める時が来た。皆のもの、我に続けて」「「「御意」」」
そしてまた、ピカーっとフラッシュ。
臨場感あふれる効果音。そしてイケボな国王陛下の声が響き渡った。怖かったかな。ちびっ子たち。でも、大丈夫そうだ。身を乗り出してみているね。
国王様もノリノリだった、さぁ、カイデール殿下、ノリノリで勇者を頼む。
明るくなり、勇者が聖剣を手に入れるところ。あれです。石に刺さった剣を抜くところです。仲間が増えていくところ。さぁ、最後の魔王軍と勇者たちとの戦いの場。
王妃様の女騎士がかっこよくやアグリ様の賢者様もいいね。聖女も勇敢ながらみんなを助け、健気だ。
子供達も、声をあげて応援しているぞ。
勇者と魔王の剣での応酬。魔法の数々。勇者が聖剣を振り上げて魔王を倒すところは生活魔法フラッシュでピカピカと。おー、目がチカチカ。
ピアノで盛り上げ、部屋が明るくなり、魔王は倒された。あっぱれ。あっぱれ。
拍手喝采。子供たちも、侍女さん、護衛騎士たちもみんな楽しんでくれていた。うちのカインとレオンも大喜び。フェルナンド様も楽しんでいる。
さぁ、今度は外で遊具遊び。 劇の余韻でキャッキャキャッキャしていたが、外のブランコや乗り物で大興奮。安全性を確保するために各所に人を配置し、常に目を離さないように心がけた。
女の子たちは、ぬいぐるみや髪型を可愛く変えたり、おしゃれを楽しんでいた。
ブランコや乗り物で遊び、ひと通り遊んだあと、お待ちかね(誰が?)子供達をおんぶした護衛騎士による徒競走。安全性を考慮し、おんぶ紐を着用。おんぶされた子供達は目線が高くなりキャッキャ、キャッキャしているぞ。
国王陛下はちゃっかり自分の息子第三王子フェルナンド様をおんぶしています。フェルナンド様楽しそうでよかったね。国王様も王妃様も忙しいから、こういうスキンシップは良いよね。
ゴールテープは王妃様、レティシア様が待っています。参加賞のお渡しはマリアナ様。
「では、護衛騎士様、ゴールに向けて競争です。背中のお子さまを労わりながら走ってください。身体強化なし、魔法なし、忖度なしです。忖度は絶対なしです。実力を発揮してください。よろしくお願いします。よーい、ドンで走ってください。よーいで、スタート位置につき、走る準備と心の準備、少し間を空けます。それからドンで走ってください。フライングも禁止です。」
「フライングというのは何?」
「フライングはドンという前に動き出すことです。やり直しさせますので、よろしくお願いします」
「それでは、先ほどくじで決めました1組目スタート地点に準備をお願いします」
「はぁ、ドキドキします。ルドルフ様、しっかりわたしの背中に掴まってください。がんばります」
「あい、ロイがんばってくだちゃい」
みんなそれぞれ背にした子供たちと会話している。
「では、はじめます、位置について、よーい、ドン」
うわぁー、護衛騎士様、子供を気にしながら走っていった。早い。
子供たち、キャーキャー笑っている。
ゴールのところでは、護衛騎士たちがお互い称えあっていた。子供たちには参加賞をあげた。ニコニコだ。
次、次と行い、最後の組、国王陛下の組である。
「では、忖度なしでお願いしますね。騎士様たちは若いのですから、勝てるはずです」
「おいおい、アイリ嬢、私はまだオジサンではないぞ。君の父親と同じ年だぞ」
「ふふふっ、がんばってください、若者よ、負けるでない」
「「‼︎」」
「フェル頑張るからな」
「あい、お父しゃま、がんばってくだしゃい」
「それでは、忖度なしですよー。わかってますかー。位置について、よーい、ドン」
おー、みんな本気だ。若い騎士も忖度してないぞ。国王陛下も早いな、さすが。
国王陛下は3位だったが、みんな楽しんだね。
カイデール殿下をチラ見して、パン食い競争は??やるみたい。よし、パンの用意だ。
これが終わったら、お昼ご飯。パンはその時に食べて良い。
子供達を集めて、パンを見せた。カスタードクリームパン、レットベリージャムパン、アップルパイ風パン、ソーセージパン、ピザパン、これを紐に吊して、走って取くることを説明した。
キラキラした目でパンを見ていた。
また、位置について、よーい、ドンの説明をし、背の高い順に並んでもらった。ちびっ子たちかわいい。
手伝いのお兄さまのお友達も急遽やりたいということで、こちらは本格的パン食い競争にした。えっ、護衛騎士も?
はい、自由参加です。どうぞ。
子供達のほのぼの競争を見たあと、お兄さまの友達、そこにパーシバル、フリル,ランドも一緒に加わり,みんなでパン食い競争です。普通では面白くないので、障害物ありのパン食い競争です。なんだかすごいことになったが、宮廷魔導士のアグリ様が隆起させたり、障害物を作成してくださった。終わったら、直してくれるというので、お願いしました。
子供達も見たいということで観戦することになった。
みんなで楽しくすごしていく。
はじめにトイレに行かせ、果実水を飲ませ、まずは絵本の読み聞かせです。でも、普通の読み聞かせではなく、ピアノのBGMや魔法で効果音や配役にセリフを言ってもらいます。
臨場感あふれる絵本の読み聞かせで というか劇ですかね、これは。木の板に背景を描いてもらいました。コスプレをした配役たち。もちろん、私作りました。ピアノは私が弾きます。あと悪役の手下担当をします。
魔王は国王陛下です。はじめ、お兄さまを魔王で配役を決めていたのですが、国王陛下が自ら立候補。
ヒーローの勇者は、カイデール殿下、ヒロイン聖女はレティシア様、女騎士はなぜか王妃様、賢者様は、魔導士団長アグリ様です。魔術が得意な国王様、リドルード様が臨場感あふれる風などを演出。さぁ、ショータイム。
照明が少し暗くなり、はじめが悪役の王城にて。ジャジャーンと低音ピアノから奏でる不気味な音楽と、風魔法の風がヒューヒュー。窓をガタガタ。生活魔法フラッシュで,ピカーっダダーンと。魔王の影の演出。
国王様の低音イケボな声から始まる。
「ハハハハっ、我が名は魔王 ドラーケン。いよいよこの世界を我が手に納める時が来た。皆のもの、我に続けて」「「「御意」」」
そしてまた、ピカーっとフラッシュ。
臨場感あふれる効果音。そしてイケボな国王陛下の声が響き渡った。怖かったかな。ちびっ子たち。でも、大丈夫そうだ。身を乗り出してみているね。
国王様もノリノリだった、さぁ、カイデール殿下、ノリノリで勇者を頼む。
明るくなり、勇者が聖剣を手に入れるところ。あれです。石に刺さった剣を抜くところです。仲間が増えていくところ。さぁ、最後の魔王軍と勇者たちとの戦いの場。
王妃様の女騎士がかっこよくやアグリ様の賢者様もいいね。聖女も勇敢ながらみんなを助け、健気だ。
子供達も、声をあげて応援しているぞ。
勇者と魔王の剣での応酬。魔法の数々。勇者が聖剣を振り上げて魔王を倒すところは生活魔法フラッシュでピカピカと。おー、目がチカチカ。
ピアノで盛り上げ、部屋が明るくなり、魔王は倒された。あっぱれ。あっぱれ。
拍手喝采。子供たちも、侍女さん、護衛騎士たちもみんな楽しんでくれていた。うちのカインとレオンも大喜び。フェルナンド様も楽しんでいる。
さぁ、今度は外で遊具遊び。 劇の余韻でキャッキャキャッキャしていたが、外のブランコや乗り物で大興奮。安全性を確保するために各所に人を配置し、常に目を離さないように心がけた。
女の子たちは、ぬいぐるみや髪型を可愛く変えたり、おしゃれを楽しんでいた。
ブランコや乗り物で遊び、ひと通り遊んだあと、お待ちかね(誰が?)子供達をおんぶした護衛騎士による徒競走。安全性を考慮し、おんぶ紐を着用。おんぶされた子供達は目線が高くなりキャッキャ、キャッキャしているぞ。
国王陛下はちゃっかり自分の息子第三王子フェルナンド様をおんぶしています。フェルナンド様楽しそうでよかったね。国王様も王妃様も忙しいから、こういうスキンシップは良いよね。
ゴールテープは王妃様、レティシア様が待っています。参加賞のお渡しはマリアナ様。
「では、護衛騎士様、ゴールに向けて競争です。背中のお子さまを労わりながら走ってください。身体強化なし、魔法なし、忖度なしです。忖度は絶対なしです。実力を発揮してください。よろしくお願いします。よーい、ドンで走ってください。よーいで、スタート位置につき、走る準備と心の準備、少し間を空けます。それからドンで走ってください。フライングも禁止です。」
「フライングというのは何?」
「フライングはドンという前に動き出すことです。やり直しさせますので、よろしくお願いします」
「それでは、先ほどくじで決めました1組目スタート地点に準備をお願いします」
「はぁ、ドキドキします。ルドルフ様、しっかりわたしの背中に掴まってください。がんばります」
「あい、ロイがんばってくだちゃい」
みんなそれぞれ背にした子供たちと会話している。
「では、はじめます、位置について、よーい、ドン」
うわぁー、護衛騎士様、子供を気にしながら走っていった。早い。
子供たち、キャーキャー笑っている。
ゴールのところでは、護衛騎士たちがお互い称えあっていた。子供たちには参加賞をあげた。ニコニコだ。
次、次と行い、最後の組、国王陛下の組である。
「では、忖度なしでお願いしますね。騎士様たちは若いのですから、勝てるはずです」
「おいおい、アイリ嬢、私はまだオジサンではないぞ。君の父親と同じ年だぞ」
「ふふふっ、がんばってください、若者よ、負けるでない」
「「‼︎」」
「フェル頑張るからな」
「あい、お父しゃま、がんばってくだしゃい」
「それでは、忖度なしですよー。わかってますかー。位置について、よーい、ドン」
おー、みんな本気だ。若い騎士も忖度してないぞ。国王陛下も早いな、さすが。
国王陛下は3位だったが、みんな楽しんだね。
カイデール殿下をチラ見して、パン食い競争は??やるみたい。よし、パンの用意だ。
これが終わったら、お昼ご飯。パンはその時に食べて良い。
子供達を集めて、パンを見せた。カスタードクリームパン、レットベリージャムパン、アップルパイ風パン、ソーセージパン、ピザパン、これを紐に吊して、走って取くることを説明した。
キラキラした目でパンを見ていた。
また、位置について、よーい、ドンの説明をし、背の高い順に並んでもらった。ちびっ子たちかわいい。
手伝いのお兄さまのお友達も急遽やりたいということで、こちらは本格的パン食い競争にした。えっ、護衛騎士も?
はい、自由参加です。どうぞ。
子供達のほのぼの競争を見たあと、お兄さまの友達、そこにパーシバル、フリル,ランドも一緒に加わり,みんなでパン食い競争です。普通では面白くないので、障害物ありのパン食い競争です。なんだかすごいことになったが、宮廷魔導士のアグリ様が隆起させたり、障害物を作成してくださった。終わったら、直してくれるというので、お願いしました。
子供達も見たいということで観戦することになった。
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