19 / 24
女神様と教会へのお礼
しおりを挟む
ステータスプレートと神殿長の温かい長い長いお言葉をいただいた。
「ありがとうございます。神殿長。あの、御礼に教会の窓を少し変えたいのですが、よろしいでしょうか?」
両親やリカルドくんびっくりしていた。
「姉上何をする気ですか?壊すのですか?やめた方がいいですよ」
「そうだよ、ホワイティス。確かに君は何かを作ることができるが、教会を変えるのはやめた方がいいのではないか?」
2人して止めにかかってた。
「まぁまぁ、お二方。ホワイティス嬢が何をするか、私は興味がありますのでやってもらってもよろしいですか?」
神殿長の許可が出た。神殿長、怖いもの知らずなのかな?言質を取ったことだし、ではでは早速。
イメージは女神様の後ろを色とりどりのステンドグラスにする。イメージはフランスのあの教会かバチカンのようなステンドグラスに似たようはもの。光が当たった時に女神様が美しく輝くように配置。総ステンドグラス。入ってきた時に、おおーと思うよね。祭壇に行くまでの通路に赤い絨毯を敷いて、両左右椅子席。ちょっと天井を高くして空間を広げてみようかな。どこかの寺院だよね。厳かな、それでいて気品のある明るい教会。
「クリエイト」
ふふふっ、できた。
女神様、スキルと魔法ありがとうございました。どうですか?派手すぎましたか?ステンドグラスは強化しましたから割れません、安心してください。
みんな、後ろでポカーンと口を開けて見上げている。あっ、天井を最後の晩餐のようにすれば良かったかな?それとも天使が舞い降りている絵。やりすぎもいけないから、これぐらいで良いか。
「ホワイティス嬢、ありがとうございます。す、素晴らしい教会になりました。女神ラフテリア様がお喜びになっているでしょう」
すみませんでした、女神様のお名前を存じ上げておりませんでした。
「いえ、私も女神ラフテリア?様に感謝をしております。感謝の意味を込めて作ってみました。私が作ったことは内密にしてください。そしてこれからお祈りに参ります。今度はプレートを紛失しません。本日はありがとうございました」
多分女神様の名前を知らないなと思われただろうが、早口で畳み掛けた。
家族で教会を後にした。
「ホワイティスのスキルはすごいな。あまり大々的に人の前ではしないように。信用できる人の前以外はしないようにな」
「はぁい、お父さま」
「ホワイティス、言葉は伸ばさないこと!」
「はい!お母さま」
お母さまには逆らえない。
それにしても転生特典なんてすごいのをもらってしまった。鑑定とアイテムボックス時間停止付きって異世界欲しいものランキングに入っているものよね。嬉しいわ。
「ホワイティスのクリエイトは様々なものができるのだな。教会のあの素晴らしいデザインは何か?」
「あれはステンドグラスと言って、私のいた世界では教会に普通にありました。綺麗だったので、この世界の教会にもあっていいかなぁと思って御礼に作りました」
「ホワイティスのいた世界はあれが普通なのか。なるほど、すごい技術を持っていたのだな。ホワイティスのあの部屋やトイレも凄いけどな。お父さまの書斎も感じのいいものにして欲しいなぁ、あははは」
「お父さま、色々あちらの便利なものなど活用して良いなら作りますよ。作ることは得意なので」
「あまりやりすぎないようにしよう。目をつけられては困るからな」
やっぱり目をつけられてはダメよ。怖い怖い。自重よ、自重。
その後、王都のこの教会には多くの人が来訪したらしい。神殿長の温かい長いお言葉はみんなの心に染み入るであろう。
「ありがとうございます。神殿長。あの、御礼に教会の窓を少し変えたいのですが、よろしいでしょうか?」
両親やリカルドくんびっくりしていた。
「姉上何をする気ですか?壊すのですか?やめた方がいいですよ」
「そうだよ、ホワイティス。確かに君は何かを作ることができるが、教会を変えるのはやめた方がいいのではないか?」
2人して止めにかかってた。
「まぁまぁ、お二方。ホワイティス嬢が何をするか、私は興味がありますのでやってもらってもよろしいですか?」
神殿長の許可が出た。神殿長、怖いもの知らずなのかな?言質を取ったことだし、ではでは早速。
イメージは女神様の後ろを色とりどりのステンドグラスにする。イメージはフランスのあの教会かバチカンのようなステンドグラスに似たようはもの。光が当たった時に女神様が美しく輝くように配置。総ステンドグラス。入ってきた時に、おおーと思うよね。祭壇に行くまでの通路に赤い絨毯を敷いて、両左右椅子席。ちょっと天井を高くして空間を広げてみようかな。どこかの寺院だよね。厳かな、それでいて気品のある明るい教会。
「クリエイト」
ふふふっ、できた。
女神様、スキルと魔法ありがとうございました。どうですか?派手すぎましたか?ステンドグラスは強化しましたから割れません、安心してください。
みんな、後ろでポカーンと口を開けて見上げている。あっ、天井を最後の晩餐のようにすれば良かったかな?それとも天使が舞い降りている絵。やりすぎもいけないから、これぐらいで良いか。
「ホワイティス嬢、ありがとうございます。す、素晴らしい教会になりました。女神ラフテリア様がお喜びになっているでしょう」
すみませんでした、女神様のお名前を存じ上げておりませんでした。
「いえ、私も女神ラフテリア?様に感謝をしております。感謝の意味を込めて作ってみました。私が作ったことは内密にしてください。そしてこれからお祈りに参ります。今度はプレートを紛失しません。本日はありがとうございました」
多分女神様の名前を知らないなと思われただろうが、早口で畳み掛けた。
家族で教会を後にした。
「ホワイティスのスキルはすごいな。あまり大々的に人の前ではしないように。信用できる人の前以外はしないようにな」
「はぁい、お父さま」
「ホワイティス、言葉は伸ばさないこと!」
「はい!お母さま」
お母さまには逆らえない。
それにしても転生特典なんてすごいのをもらってしまった。鑑定とアイテムボックス時間停止付きって異世界欲しいものランキングに入っているものよね。嬉しいわ。
「ホワイティスのクリエイトは様々なものができるのだな。教会のあの素晴らしいデザインは何か?」
「あれはステンドグラスと言って、私のいた世界では教会に普通にありました。綺麗だったので、この世界の教会にもあっていいかなぁと思って御礼に作りました」
「ホワイティスのいた世界はあれが普通なのか。なるほど、すごい技術を持っていたのだな。ホワイティスのあの部屋やトイレも凄いけどな。お父さまの書斎も感じのいいものにして欲しいなぁ、あははは」
「お父さま、色々あちらの便利なものなど活用して良いなら作りますよ。作ることは得意なので」
「あまりやりすぎないようにしよう。目をつけられては困るからな」
やっぱり目をつけられてはダメよ。怖い怖い。自重よ、自重。
その後、王都のこの教会には多くの人が来訪したらしい。神殿長の温かい長いお言葉はみんなの心に染み入るであろう。
420
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
婚約破棄された際もらった慰謝料で田舎の土地を買い農家になった元貴族令嬢、野菜を買いにきたベジタリアン第三王子に求婚される
さら
恋愛
婚約破棄された元伯爵令嬢クラリス。
慰謝料代わりに受け取った金で田舎の小さな土地を買い、農業を始めることに。泥にまみれて種を撒き、水をやり、必死に生きる日々。貴族の煌びやかな日々は失ったけれど、土と共に過ごす穏やかな時間が、彼女に新しい幸せをくれる――はずだった。
だがある日、畑に現れたのは野菜好きで有名な第三王子レオニール。
「この野菜は……他とは違う。僕は、あなたが欲しい」
そう言って真剣な瞳で求婚してきて!?
王妃も兄王子たちも立ちはだかる。
「身分違いの恋」なんて笑われても、二人の気持ちは揺るがない。荒れ地を畑に変えるように、愛もまた努力で実を結ぶのか――。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
【完結】転生したらラスボスの毒継母でした!
白雨 音
恋愛
妹シャルリーヌに裕福な辺境伯から結婚の打診があったと知り、アマンディーヌはシャルリーヌと入れ替わろうと画策する。
辺境伯からは「息子の為の白い結婚、いずれ解消する」と宣言されるが、アマンディーヌにとっても都合が良かった。「辺境伯の財で派手に遊び暮らせるなんて最高!」義理の息子など放置して遊び歩く気満々だったが、義理の息子に会った瞬間、卒倒した。
夢の中、前世で読んだ小説を思い出し、義理の息子は将来世界を破滅させようとするラスボスで、自分はその一因を作った毒継母だと知った。破滅もだが、何より自分の死の回避の為に、義理の息子を真っ当な人間に育てようと誓ったアマンディーヌの奮闘☆
異世界転生、家族愛、恋愛☆ 短めの長編(全二十一話です)
《完結しました》 お読み下さり、お気に入り、エール、いいね、ありがとうございます☆
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
悪役令嬢だとわかったので身を引こうとしたところ、何故か溺愛されました。
香取鞠里
恋愛
公爵令嬢のマリエッタは、皇太子妃候補として育てられてきた。
皇太子殿下との仲はまずまずだったが、ある日、伝説の女神として現れたサクラに皇太子妃の座を奪われてしまう。
さらには、サクラの陰謀により、マリエッタは反逆罪により国外追放されて、のたれ死んでしまう。
しかし、死んだと思っていたのに、気づけばサクラが現れる二年前の16歳のある日の朝に戻っていた。
それは避けなければと別の行き方を探るが、なぜか殿下に一度目の人生の時以上に溺愛されてしまい……!?
【本編完結】伯爵令嬢に転生して命拾いしたけどお嬢様に興味ありません!
ななのん
恋愛
早川梅乃、享年25才。お祭りの日に通り魔に刺されて死亡…したはずだった。死後の世界と思いしや目が覚めたらシルキア伯爵の一人娘、クリスティナに転生!きらきら~もふわふわ~もまったく興味がなく本ばかり読んでいるクリスティナだが幼い頃のお茶会での暴走で王子に気に入られ婚約者候補にされてしまう。つまらない生活ということ以外は伯爵令嬢として不自由ない毎日を送っていたが、シルキア家に養女が来た時からクリスティナの知らぬところで運命が動き出す。気がついた時には退学処分、伯爵家追放、婚約者候補からの除外…―― それでもクリスティナはやっと人生が楽しくなってきた!と前を向いて生きていく。
※本編完結してます。たまに番外編などを更新してます。
ゲームの悪役パパに転生したけど、勇者になる息子が親離れしないので完全に詰んでる
街風
ファンタジー
「お前を追放する!」
ゲームの悪役貴族に転生したルドルフは、シナリオ通りに息子のハイネ(後に世界を救う勇者)を追放した。
しかし、前世では子煩悩な父親だったルドルフのこれまでの人生は、ゲームのシナリオに大きく影響を与えていた。旅にでるはずだった勇者は旅に出ず、悪人になる人は善人になっていた。勇者でもないただの中年ルドルフは魔人から世界を救えるのか。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる