転生令嬢は江戸っ子娘、悪役令嬢には程遠いのですが〜なぜか婚約者が溺愛してくるのです

ブラウン

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教会とステータスプレート

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 今日は、家族で教会に行く日。私のステータスの確認とステータスプレートの作成をお願いする。異世界といえばお馴染みのステータスオープンができればいいのに。やってみたができなかった、残念。

「ホワイティス、今日はやけに楽しそうだな。自分のステータスが楽しみなのか?そこが新生ホワイティスの違いだな」

「だって、魔法が使えるのよ。どんな魔法だっていいじゃないの。土魔法でトイレはできるし、クリエイトで色々なものができるのよ。楽しいわよ」

「あははは、そうか、そうか。リカルドから勉強の方も大丈夫そうだと聞いたよ。学園に行く準備もしておこうか?」

「そうですね、学園に行く準備をお願いします。ただ、記憶のことをどうしようかと思って」

「そうだな、ありのままでいけばいいと思う。記憶が確かではないので迷惑かけるがよろしくって、どうだい?」

「ふふふっ、そうですね。頭をぶつけて記憶障害があるので、皆さんの名前がわかりません、教えてくださいと言うわ」

「あははは、潔いな、ホワイティスは。頭をぶつけたことにしよう。そうしよう。では学園の復帰の手続きを取るよ」

「はい、お願いします」

「さぁ、みんなで教会に行こう」

 家族全員で馬車に乗り、教会に着いた。白い大きな建物だった。十字架や鐘などはない。目の前に女神らしき像が建っている。中は椅子があってお祈りするところがある。ステンドグラスとかあったら綺麗よね。女神様も喜んでくれるかな。綺麗になることはいいことだからね。御礼につくっていこうかな?

「ようこそ、ライザック侯爵様。本日はご息女ホワイティス様の鑑定プレートの作成ということですが、紛失ですか?」

「すまない、神殿長。この子は小さい時自分の鑑定が嫌でどこかにしまい込んでしまったようなのだ。探しても見つからないため、再度作成してほしい」

「そうですか。わかりました。ホワイティス様、今度は紛失しないように大事に保管してくださいね」

「すみません、神殿長。以後気をつけます」

 神殿長に水晶の前に来るように促された。

 ドキドキする。自分のステータスがわかるのね。

「それでは鑑定を行います」
 
 長い詠唱で女神様に感謝と祈りをと言われたので水晶に今までのことを謝り、転生したことへの感謝とこれからの人生を悔いのない楽しい人生であるように祈った。

 そして水晶が光り輝いた。うおー、すごい。これぞ異世界。

 水晶に自分の表示されていた。

ホワイティス ルーデリア フェン ライザック
侯爵令嬢
16歳(もうすぐ17歳)

魔法属性 土魔法 生活魔法
スキル クリエイト 癒しの手
転生特典 鑑定 アイテムボックス
魔力量  20450
(転生特典で魔力量多めにしておきました。魔力を多く使う時が来るかもしれないので。鑑定、アイテムボックス時間停止機能付き、容量無限大もつけました。活用してね。マジックバッグや色々なものが作れると思うわよ。女神より)

 うわぁ。転生特典って。鑑定とアイテムボックス時間停止機能って、ラノベであるあるのやつ。
 私は目の前の女神様の像をガン見した。ありがとう、女神様。お祈りは必ず来ます。女神様の後ろ側にステンドグラスを取り付けたら、明るくなり女神様が光り輝くわよね。

「こちらがホワイティス様のステイタスプレートです。無くさないように。これは自分だけしか見られませんので安心してください」

 ニコニコした神殿長。この女神様の追加文は神殿長は見えるのだろうか?

 これでステータスがわかった。魔力量はこれは多いのか少ないのか普通なのか。でも、450は元のホワイティスの魔力量かもしれない。それなら20000も加算されていたら多い方よね。でも、魔力が必要な時って何?女神様の予言?

 さらに増やすにはあの方法よね。頑張るわ。
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