23 / 24
ルイス君と遊ぶ
しおりを挟む
ルイス君がやきもち焼いてくれたのかな?
"おにいしゃまばかりとおはなししちゃだめ!ルイスとあそんでください"だって。
めちゃくちゃ、かわいいぞ。
「そうだね、うん、なにして遊ぼうかなぁ。勇者と魔王ごっこする?ルイス君が勇者で、魔王がウィルお兄ちゃまでどう?」
「お、おい、ホワイティス?勇者と魔王?ごっこ?」
「やりたい、ゆうしゃやります。おにいしゃまがまおう」
「では、今から痛くない剣と盾を作ります。ウィルは魔王だから魔王の格好を作りますね。ルイス君の護衛騎士が仲間で、私が魔王の部下よ」
魔王の角はカチューシャにして、マントを作り、勇者の洋服と剣と盾を作った。
お茶を外のお庭に移し、メイサ様はお外でお茶を飲みながら勇者と魔王の戦いをニコニコして見ていた。
さあ、始めましょう。
護衛騎士たちは生活魔法も使えたので、フラッシュとそよ風とアクアを攻撃として使っていいことにした。それに対して私たちや護衛騎士はリアクションをしないといけない取り決めだ。演技指導も少しした。切られたらオーバーに倒れる。攻撃を受けたらオーバーにやられた風を装う。攻撃する時も大きなリアクション。オーバーリクション大歓迎。護衛騎士たちも恥ずかしがらずにやるようにと言ってあるけどどうかなぁ。全てはルイス君を喜ばすためよ。
「わはははは。勇者レオンよ、よくぞここまできた。しかし、そなた達の命もここまでだ。逃げるなら今のうちだぞ」
「まおうをたおして、へいわなせかいにするのだ!」
舌ったらずな口調でかわいい。
私たちは激闘を繰り返し、倒された。バタリ。
「まおうにかったぞ!これでへいわがやってくる!みなのもの、よくがんばった」
護衛騎士たちは、肘をついて頭を下げた。
アドリブがうまい。
「勇者ルイス。魔王はあなたが倒した。あなたは英雄だ!」
護衛騎士に肩車をされたり、高い高いをされたりして喜んでいた。
クリーンをかけてメイサ様のところで一芝居を打った。
「メイサ様、勇者ルイスに褒美を与えてください」
「よくぞ、勇者ルイス、魔王を倒しました。褒美にこの大好きなお菓子を渡します」
「やったー」
おほん、小声で、ありがたき幸せですというのですよと伝えた。
ルイス君は膝をついた。
「ありがたきしあわせ」
メイサ様もメイドのみんなも肩が震えている。
「ほらほら、ルイス楽しかった?ここにきて座って食べなさい。お喉も乾いたでしょう」
「たのしかったです。ジュースおいしい。おねえちゃまがひかりのたまをてからだしたの。こうやってハーって。ぼくは、やられたってたおれたんだよ。おにいちゃまが、みずのボールをだしてつめたかったの。こう、かおにベチャって」
「ふふふふっ、ルイス、本当に楽しかったのね。良かったわね」
「あい。すごーくすごーくたのしかったのです」
そのあとルイス君は疲れて寝てしまい、その後セーラちゃんを抱っこして寝かしつけた。
「本当にホワイティス様ありがとうございます。ルイスも大はしゃぎで本当に楽しそうだったわ。これからウィルと学園のことを覚えるのでしょう。2人きりと言うわけではないから、そこは気をつけるのですよ、ウィル」
「な、何を気をつけるって言うのだよ、母上」
「そうそう、邪なことを考えていちゃダメよ、ウィル」
「「ホワイティス(様)!」」
親子で嗜められてしまった。申し訳ない。
"おにいしゃまばかりとおはなししちゃだめ!ルイスとあそんでください"だって。
めちゃくちゃ、かわいいぞ。
「そうだね、うん、なにして遊ぼうかなぁ。勇者と魔王ごっこする?ルイス君が勇者で、魔王がウィルお兄ちゃまでどう?」
「お、おい、ホワイティス?勇者と魔王?ごっこ?」
「やりたい、ゆうしゃやります。おにいしゃまがまおう」
「では、今から痛くない剣と盾を作ります。ウィルは魔王だから魔王の格好を作りますね。ルイス君の護衛騎士が仲間で、私が魔王の部下よ」
魔王の角はカチューシャにして、マントを作り、勇者の洋服と剣と盾を作った。
お茶を外のお庭に移し、メイサ様はお外でお茶を飲みながら勇者と魔王の戦いをニコニコして見ていた。
さあ、始めましょう。
護衛騎士たちは生活魔法も使えたので、フラッシュとそよ風とアクアを攻撃として使っていいことにした。それに対して私たちや護衛騎士はリアクションをしないといけない取り決めだ。演技指導も少しした。切られたらオーバーに倒れる。攻撃を受けたらオーバーにやられた風を装う。攻撃する時も大きなリアクション。オーバーリクション大歓迎。護衛騎士たちも恥ずかしがらずにやるようにと言ってあるけどどうかなぁ。全てはルイス君を喜ばすためよ。
「わはははは。勇者レオンよ、よくぞここまできた。しかし、そなた達の命もここまでだ。逃げるなら今のうちだぞ」
「まおうをたおして、へいわなせかいにするのだ!」
舌ったらずな口調でかわいい。
私たちは激闘を繰り返し、倒された。バタリ。
「まおうにかったぞ!これでへいわがやってくる!みなのもの、よくがんばった」
護衛騎士たちは、肘をついて頭を下げた。
アドリブがうまい。
「勇者ルイス。魔王はあなたが倒した。あなたは英雄だ!」
護衛騎士に肩車をされたり、高い高いをされたりして喜んでいた。
クリーンをかけてメイサ様のところで一芝居を打った。
「メイサ様、勇者ルイスに褒美を与えてください」
「よくぞ、勇者ルイス、魔王を倒しました。褒美にこの大好きなお菓子を渡します」
「やったー」
おほん、小声で、ありがたき幸せですというのですよと伝えた。
ルイス君は膝をついた。
「ありがたきしあわせ」
メイサ様もメイドのみんなも肩が震えている。
「ほらほら、ルイス楽しかった?ここにきて座って食べなさい。お喉も乾いたでしょう」
「たのしかったです。ジュースおいしい。おねえちゃまがひかりのたまをてからだしたの。こうやってハーって。ぼくは、やられたってたおれたんだよ。おにいちゃまが、みずのボールをだしてつめたかったの。こう、かおにベチャって」
「ふふふふっ、ルイス、本当に楽しかったのね。良かったわね」
「あい。すごーくすごーくたのしかったのです」
そのあとルイス君は疲れて寝てしまい、その後セーラちゃんを抱っこして寝かしつけた。
「本当にホワイティス様ありがとうございます。ルイスも大はしゃぎで本当に楽しそうだったわ。これからウィルと学園のことを覚えるのでしょう。2人きりと言うわけではないから、そこは気をつけるのですよ、ウィル」
「な、何を気をつけるって言うのだよ、母上」
「そうそう、邪なことを考えていちゃダメよ、ウィル」
「「ホワイティス(様)!」」
親子で嗜められてしまった。申し訳ない。
287
あなたにおすすめの小説
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
公爵様のバッドエンドを回避したいだけだったのに、なぜか溺愛されています
六花心碧
恋愛
お気に入り小説の世界で名前すら出てこないモブキャラに転生してしまった!
『推しのバッドエンドを阻止したい』
そう思っただけなのに、悪女からは脅されるし、小説の展開はどんどん変わっていっちゃうし……。
推しキャラである公爵様の反逆を防いで、見事バッドエンドを回避できるのか……?!
ゆるくて、甘くて、ふわっとした溺愛ストーリーです➴⡱
◇2025.3 日間・週間1位いただきました!HOTランキングは最高3位いただきました!
皆様のおかげです、本当にありがとうございました(ˊᗜˋ*)
(外部URLで登録していたものを改めて登録しました! ◇他サイト様でも公開中です)
記憶喪失の私はギルマス(強面)に拾われました【バレンタインSS投下】
かのこkanoko
恋愛
記憶喪失の私が強面のギルドマスターに拾われました。
名前も年齢も住んでた町も覚えてません。
ただ、ギルマスは何だか私のストライクゾーンな気がするんですが。
プロット無しで始める異世界ゆるゆるラブコメになる予定の話です。
小説家になろう様にも公開してます。
モンスターを癒やす森暮らしの薬師姫、騎士と出会う
甘塩ます☆
恋愛
冷たい地下牢で育った少女リラは、自身の出自を知らぬまま、ある日訪れた混乱に乗じて森へと逃げ出す。そこで彼女は、凶暴な瘴気に覆われた狼と出会うが、触れるだけでその瘴気を浄化する不思議な力があることに気づく。リラは狼を癒し、共に森で暮らすうち、他のモンスターたちとも心を通わせ、彼らの怪我や病を癒していく。モンスターたちは感謝の印に、彼女の知らない貴重な品々や硬貨を贈るのだった。
そんなある日、森に薬草採取に訪れた騎士アルベールと遭遇する。彼は、最近異常なほど穏やかな森のモンスターたちに違和感を覚えていた。世間知らずのリラは、自分を捕らえに来たのかと怯えるが、アルベールの差し出す「食料」と「服」に警戒を解き、彼を「飯をくれる仲間」と認識する。リラが彼に見せた、モンスターから贈られた膨大な量の希少な品々に、アルベールは度肝を抜かれる。リラの無垢さと、秘められた能力に気づき始めたアルベールは……
陰謀渦巻く世界で二人の運命はどうなるのか
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる