騎士調教~淫獄に堕ちた無垢の成れ果て~

ビビアン

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5・地下牢の日常

それから、長い長い淫虐の日々が始まった。

「……ぁあっ……くっ……んんっ」

ずりゅ、にゅちゅ、ずぶ、ぐぽっ……
大量の触手が蠢く水音と、リオの呻き声が響いている。
部屋の中央にある寝台にて、リオは触手に絡みつかれていた。無論リオの意思ではない。アーネストがそう命じたためである。
リオは両手を後ろ手に拘束された状態でうつぶせになり、尻だけを高く掲げている。そこに触手がまとわりつき、リオの尻穴に潜り込んでずるずると緩く抜き差ししていた。
この触手は形や大きさを自由自在に変えるのだが、どんな形どんな大きさになろうと、リオの後孔に必ず一本侵入してきて緩やかにうねったり少しずつ奥の方まで開拓してきたりする。

何を於いてもまずは拡張だ、とアーネストは言っていた。

どんな巨根でも難なく飲み込める優秀な穴になること。常に開きっぱなしで、前準備なしで犯されることができて、けれど子種を注がれた時はこぼさないようにきゅっと入り口を閉めることができる。こんな具合の穴になることが望ましい。

そんな方針のもと、リオは常に後ろの穴に何かを入れていることを義務付けられた。自分自身の指だったり、無機質な張型だったり、何を入れるかはアーネストの気分次第で変わったが、大抵は彼が創ったという触手が突っ込まれた。

他にもいくつかの課題が与えられていた。そのうちの一つが、口でのご奉仕の練習である。なので、常に尻を犯されているのと同様、口の中にも常に触手が突っ込まれていた。

ご奉仕練習は、比較的受動的な尻穴拡張と違い、リオが状況に合わせて能動的に動く必要があった。
口腔内にいる触手を舌と唇で愛で、決して歯を立ててはならない。喉奥まで入ってきた時はおとなしく受け入れて喉輪で締め付けてあげること。口の中から出ていった場合は、唇を寄せ、できるだけ大きな音を立てて口付けを繰り返すこと。

(苦しい……)

今現在、アーネストは不在だ。彼は常に地下牢に居るわけではなく、むしろ、リオに触手と課題を与えてどこかへ行ってしまっていることの方が多い。
薄暗い部屋の中で独り、不定形の生命体に上から下から犯されて、リオは頭がおかしくなりそうだった。

(どうして、わたしがこんな目に……!)

王家が悪政を敷いたから民が革命をおこした。革命が成功したから王家は捕らえられた。王位継承権を放棄して王子から騎士に変わったとはいえリオもまた処罰の対象となった。リオは革命軍に与えられた役割を果たすことによって民への贖罪をしなければならない。

そう言い聞かせられ、一度は納得して頷いてしまった。その結果が、今のこの生活である。

(わたしは、愚かだ)

アーネストが語る言葉が真実なのかがわからない。
もし嘘だった場合、軽々に贖罪の誓いを立ててしまったリオの選択は愚かの極みだ。
もし真実だった場合――兄たちの暴虐にまるで気付いていなかったリオは、やはり、愚かだ。

(どちらにせよ、わたしの為すべきことは、こんな淫らな行為に耽ることではない……。あの忌まわしい魔術師の隙をついて逃走し、父上や兄上さまたちと合流しないと)

リオがひそかに反抗の意思を固めたことに気付いたのか、それとも偶然なのか。
尻を犯す触手が突然風船のように膨らみはじめ、リオの腹を内側から圧迫し始めた。

「んぅ、んああぁ……っ」

リオは呻く。触手はある程度膨らんだところでしゅうっとしぼみ、すぐさま再び膨張する。これを繰り返しはじめた。

「んっ、ふっ、んっ……」

触手からの凌辱を受けているのは口と後孔だけで、その他の部分は基本的に触られない。しかし、与えられる緩やかな刺激と連動し、触られていないはずのペニスがじんじんと疼いた。

リオはもぞもぞと腰を振った。


(前……前にも、刺激が欲しい……!)

両手を戒められているため、自分でペニスを触ることはできない。

リオは高く掲げていた腰をそっと落とした。所在無げに甘勃ちしたペニスの先端がシーツに近づいていき、ちょん、と亀頭とシーツがキスをする。
ぴりっとした微弱な快感が走った。

「んっ……!」

リオは反射的に腰を引いた。そしてごくりと喉を鳴らし、またゆっくりと腰を落として淫芯の先っぽをシーツに擦り付ける。

(……気持ちが、いい)

アーネストが留守の間は、尻穴拡張と奉仕練習ばかりで、快楽を主目的とした責め苦はない。
じわじわとした気持ち良さが身体の奥にわだかまっているのに、決め手となる刺激がないのだ。イくにイけないもどかしさの中、リオはようやく、自力で気持ち良くなる術を探り当てた。

これは長らく『悪いこと』だと教え込まれていた自慰行為だ。それはわかっている。わかっているけども……。

(少しだけ……『許可なく前でイってはならない』とアーネストからも言われているけれど、少しだけなら……)

へこ、へこ、と腰を振る。あと一回だけ、あともう一回だけと刺激を得ているうちに、気づけばリオは夢中になってペニスをシーツへ擦り付けていた。

「ん、んぅ、……ふ、あっ、ああっ」

ちょうど口の中から触手が退き、リオは甘ったるい嬌声をあげた。
本当ならば自分から触手へ唇を寄せて下品なキスをしなくてはならないのだが、腰を振ることに夢中になったリオはすっかりそれを失念してしまった。
大きな寝台の中で身体をのたうちまわらせて、リオは自分の感覚で快楽を貪った。
尻の中の拡張触手が勝手な自慰を咎めるように一際大きく膨れ上がった。

「あっ、イくっ……!」

待ち望んでいた射精感がこみ上げ、今まさに絶頂を迎えようとした時だった。

突如、バシン、という打擲音が鋭く響き、リオの尻に痛みが走った。

「ひゃっ!?」

情けない声を上げ、リオは少しだけ精液を漏らした。
恐る恐る振り返ると……いつの間にか、鬼のような形相のアーネストが革製のパドルを片手にそこに立っていた。

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