ドスケベ刑務所♡雄っぱいライフ

ビビアン

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刑務所の1日編

朝食①

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朝七時の点呼を終えると、次の予定は朝七時半の朝食だ。
一般棟から生活棟へ通じる長い渡り廊下の中を、百名近い囚人たちがぞろぞろと移動する。その様子は何台もの定点カメラで監視されている他、黒服の看守たちが一定間隔ごとに立っていて俺たちを見張っている。
移動中の私語は特に禁じられていないため、廊下の中はざわめきに満ちている。……のだが、時々、声がでかいやつが看守に肩を掴まれて、そのまま何処かへ連れていかれていった。

「……なぁ、あいつ、どこに連れていかれたの?」

部屋単位で固まって移動していた俺は、隣を歩く部屋長にこそっと聞く。すると部屋長は苦笑しながら肩を竦めてた。

「シコはまだ知らないほうがいいよ。食欲失せちゃうかもしれないからね」

「お、おう……」

そういえば部屋長の紹介がまだだった。
温厚で世話焼きな、我らが部屋長。デカい胸とデカい尻に包容力を詰め込んだ模範囚。昔は保育士をやっていたらしく、世話焼きなのはその名残だとかなんとか。
普通、部屋長っていうのは刑務所暮らし三年以上の古参から選ばれるが、こいつは一年目くらいで真面目さを買われて部屋長になったそうな。飛び級の優等生ってわけだ。だから、人はこいつをユウと呼ぶ。優等生のユウ。

「シコはまだまだ新米なんだから、まずは人のことより自分のことを考えよう。ね?」

……なんかユウと話していると、まるで自分が小さな子供になったかのような錯覚に陥ることがある。これが元保育士の力か。恐ろしい。

そんなこんなで、俺たちは生活棟にある食堂に辿り着いた。

食堂は生活棟の中でも、体育館に次いで広い場所だ。白を基調とした部屋に長テーブルと椅子がずらっと並び、約百名の囚人が一斉に食事を摂れるようになっている。壁際には炊き出しみたいな配膳台があり、食事当番の囚人たちが飯を盛ったり味噌汁をよそったりしている。あれは持ち回り制で、自分の部屋が当番となった週は起床時間が一時間早くなるのだそうだ。恐ろしい。

食堂に入った瞬間、それまでざわめいていた囚人の群れはいきなり静かになった。
ここは私語厳禁。どういうわけだか、食堂では何があっても喋ってはいけない、という鉄のルールが定められている。メシ関係の喧嘩を防止するためらしいが、それにしたって厳しい。

そう、例えば。今まさに、部屋長のユウが配膳台の列を指して『さっさと並んでしまおう』をいう旨のジェスチャーをした。さすが模範囚、口パクだけでも十分に通じる。
対して、囚人歴一週間の俺は、ついうっかり声に出した。

「おう」

その途端、間髪入れず最寄りの看守の声が飛んだ。

「4545号。私語。1ポイント減点」

……こうなる。俺は慌てて口に手を当てた。ユウがちょっと痛ましそうな目で俺を見た。
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