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5話
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しおりを挟む俺がセックスを了承すると、峰谷は嬉々として準備を進めた。
俺にTシャツを脱ぐように指示し、峰谷は下着姿になる。俺は峰谷の身体が鍛えられていることに驚いた。腹や腕に筋肉が付いているのがわかる。髪型や服装をなんとかすれば、絶対女性にモテるタイプだ。普段の地味な雰囲気を、ますます疑問に思った。
峰谷はベッドに乗ると俺ににじり寄り、全裸で寝転ぶ俺に覆い被さってくる。峰谷のほうが体格がいいため、圧迫感が大きい。
峰谷の端正な顔に雄っぽさが滲み、俺はドキリとする。峰谷自身は下着を押し上げて、準備万端という感じだ。布越しでも性器の大きさが窺い知れて、俺はぞくりとした。
「川元、あんまり見ないで欲しい……」
峰谷は頬を染めている。やっていることは大胆なのに、変に初心さが垣間見え、俺は思わず笑ってしまった。しかし、あまりにも峰谷がモジモジとするから、俺は焦ったくなる。
「いいから、早くしろよ」
俺が急かすと、峰谷は「でも、いいの?」と尋ねてきた。
「何が?」
俺は質問の意図がわからず、尋ね返す。
「川元、童貞でしょ?脱童貞する前に、処女消失しちゃうけど」
淡々と言ってのける峰谷に、今度は俺が恥ずかしくなる。峰谷はこういうエロ方面には、耐性があるのだろう。
「違った?」
「……なんで俺のこと童貞だって思うわけ?」
「うまく言えないけど、っぽいなって。経験なさそう」
にやりと峰谷は笑った。見透かされている気がして、俺は「別に、勝手にそう思っとけば?」と軽く返した。その答え自体が、童貞だと認めたようなものだろう。はっきり否定すればよかったと後悔したが、遅かった。
「やっぱりそうなんだ」
嬉しそうにしている峰谷に腹が立ち、俺は膝で峰谷の性器をぐりぐりと刺激した。
「っ、川元、待って」
「うるさい。やるならさっさとやれって」
「わかった、わかったから」
峰谷は俺から逃げるように身体を起こし、仕切り直すように、額にかかる前髪をかき上げた。まるでどこかのモデルやアイドルのような造作に、俺はドキッとした。それを悟られたくなくて、俺は峰谷から視線を逸らす。
「川元、触るよ」
峰谷は丁寧に前置きして、再度俺に覆いかぶさった。そして、そっと俺の肌に触れる。峰谷の手のひらが頬や首、胸から腹へと移動する。皮膚同士が触れるだけなのに、俺の鼓動は跳ね、触られたところは熱い。こぼれそうになる声を俺は閉じ込めるために、口を固く閉じる。
「声、我慢しないで」
峰谷が俺の耳元で低く囁く。俺の腰がずくんっと疼き、息が漏れる。声は犬飼のせいで、俺の身体は悦ぶ。
「ふふっ、可愛い」
「うるさいっ……」
俺は峰谷を睨んだが、峰谷は楽しそうに微笑んだだけだった。その間にも峰谷の手は俺の身体を撫で、そして、俺自身にたどり着く。
「っ、ひっ……」
「川元のちんこ……」
峰谷はうっとりとした表情で、俺の性器を扱き始める。先走りと精液で濡れ、にちゅにちゅと音が鳴った。他人の手で扱かれるのは初めてだ。予想できない峰谷の手の動きに、俺は翻弄される。
「使ったことなくて、綺麗で、可愛い、童貞ちんこだね」
「あっ……ん、うるさ、いっ……」
竿を強く扱かれ、先端を指の腹で撫でられ、気持ちよくならないわけがない。と、同時に後孔が疼いて、早く欲しくてたまらなくない。
「あっ……みね、やっ……」
「気持ちいい?教えて、川元」
「っん……はっ……きもち、いいっ……」
「素直でいい子」
褒められた相手は峰谷なのに、俺はキュンと胸が高鳴る。俺の頭には峰谷と犬飼が混在して、そこに快感がぶち込まれ、混乱していた。いくらセックスをしたいからといって、峰谷相手に痴態を晒すのは恥ずかしいが、犬飼なのだから恥ずかしくない。いつも通りに、全てを委ねてしまえば、絶対に気持ち良くさせてくれる。俺は恥を捨てて、今全力で気持ちよくなることを決めた。
「峰谷、早くっ……、ちんこ欲しい……俺のおまんこに、入れて……」
俺の言葉に、峰谷は目を見開き、手の動きを止めた。引かれたと心配になったが、峰谷の瞳は熱情で揺れる。
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