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第10話
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お昼はカップラーメンである。本当は収入もちょっとずつ増えてきたのでちゃんとした料理をハルカとアヤメにも振る舞いたいのだがいつどこで必要になるかわからないのがお金だ。
もうちょっとだけ貯めておきたい、なので今のところ節約中なのだ。あと何故かカップラーメンが2人にはやけに好評だったりする。
「う~ん、このカップラーメンっていうのはやっぱり美味しいわよね~」
「炭水化物っていうのがたくさん入ってるからね、炭水化物は入れば入ってるほど食べ物は美味しくなるもんだよ」
「……なるほどね、こんな美味しいものがお湯を入れるだけで作れるなんて不思議だったけど、その炭水化物というののおかげなのですね」
「………きっとね」
ちょっと適当なことを言い過ぎてるかな?
まっいいか。
私たちはお昼ご飯を食べているだけなのだが正直ハルカもアヤメも見た目がすこぶる優れているのでこんな狭いお部屋にお昼ご飯を取らせているかと思うと罪悪感がきてしまう。
ゴメンねと言う気持ちになるところはあるのだが 、いかんせんちゃんとした所に引っ越そうなんて予定は今のところない。夢のまた夢だ。
あとなんとなくお値段がやたら高級な夜のお店に行ったような気分にもなってくるのでなんか得した気分にもなってしまう。
こんなこと言うとアヤメはともかく真面目なハルカにはムっとされてしまうかもしれないな。
しばらくともにダンジョンとアパートで生活してみて2人の性格とかは分かってきた。
ハルカはやはり真面目で理知的だ。説明が必要な時はしっかりと口で説明してくれるしアドバイスもしてくれる。なんとなく服装がそう見えるからなのか、どこか出来る秘書のような印象を受ける女性だ。
アヤメはかなり開放的というかその性格は自由である。自分の部屋にあった漫画やライトノベルをいつの間にやらダンジョンに持ち込んで人の姿になった時に読んでいたりする。
あと我がダンジョンは基本的に天気がいいだけでなく気温も暖かいので 海に入ろうと思えば入れる、だからなのか時折水着になって海で泳いでいたりするのだ。本当に自由である。
いつか自分も泳いでいたいと密かに思っている。
だって楽しそうなんだもの。
そしてそんな2人ともダンジョンコアなんだけどね…。
「それにしても、明日はスケルトンの日ですか…」
現れるモンスターは基本的にスケルトンばっかだったので勝手にスケルトンの日と呼んでいる。
「ええっ明日もスケルトンが現れるでしょうね、私たちがいれば現状問題なく勝てる。大した戦力でもないわ」
「私たちだけでいくらでも対処できると…」
「確かにね~実際にモンスターが現れて分かったけど結構余裕だったものね~」
本当にその通りだ、最初はモンスターからダンジョン守るなんてモンスターと戦うプロ探索者でも雇わなきゃ無理じゃないかと思っていたが、ダンジョンコアであるハルカとアヤメが予想以上に強かったので私はただ言われた時に引き金を引くだけで迎撃できてしまっている。
「今度で四回目ですか。そろそろダンジョンは成長しないんですか?」
「おそらくだけど次のスケルトンたちを迎撃すればダンジョンはレベルアップすると思うわ」
「レベルアップするとダンジョンはどうなるんですか? 一応ネットとかでは島が大きくなるとか採取スポットが増えるとかって書いてはあるけど」
「おおよそその通りだと思うわ。島自体が大きくなってヒロキさんが言う採取スポットというのも増えるかもしれないわね」
採取スポットが増えれば換金できるアイテムが増える。お金に余裕が生まれればもうちょっと良い料理とかを2人に食べさせることもできるかもしれないな。
捕らぬたぬきの皮算用という言葉もあるがどうしてもこういう時は期待してしまう。
「まっイカダに乗ったスケルトンがどんだけ現れてもワタシたちの敵じゃないのよね~~余裕余裕~あ、こういうのってフラグを立てるって言うんだっけ? 別にいいわよね~」
アヤメがすごい調子に乗ってる、その勢いが半端じゃないよ。
けどゲームじゃないんだし本人の言うとおりそんなフラグなんてポンポン立つもんじゃないだろうし大丈夫だろ。
「それでは明日もスケルトン退治も頑張りますか」
「そうね」
「わかったわ!」
明日に備えて少し早めに寝ようかな。
もうちょっとだけ貯めておきたい、なので今のところ節約中なのだ。あと何故かカップラーメンが2人にはやけに好評だったりする。
「う~ん、このカップラーメンっていうのはやっぱり美味しいわよね~」
「炭水化物っていうのがたくさん入ってるからね、炭水化物は入れば入ってるほど食べ物は美味しくなるもんだよ」
「……なるほどね、こんな美味しいものがお湯を入れるだけで作れるなんて不思議だったけど、その炭水化物というののおかげなのですね」
「………きっとね」
ちょっと適当なことを言い過ぎてるかな?
まっいいか。
私たちはお昼ご飯を食べているだけなのだが正直ハルカもアヤメも見た目がすこぶる優れているのでこんな狭いお部屋にお昼ご飯を取らせているかと思うと罪悪感がきてしまう。
ゴメンねと言う気持ちになるところはあるのだが 、いかんせんちゃんとした所に引っ越そうなんて予定は今のところない。夢のまた夢だ。
あとなんとなくお値段がやたら高級な夜のお店に行ったような気分にもなってくるのでなんか得した気分にもなってしまう。
こんなこと言うとアヤメはともかく真面目なハルカにはムっとされてしまうかもしれないな。
しばらくともにダンジョンとアパートで生活してみて2人の性格とかは分かってきた。
ハルカはやはり真面目で理知的だ。説明が必要な時はしっかりと口で説明してくれるしアドバイスもしてくれる。なんとなく服装がそう見えるからなのか、どこか出来る秘書のような印象を受ける女性だ。
アヤメはかなり開放的というかその性格は自由である。自分の部屋にあった漫画やライトノベルをいつの間にやらダンジョンに持ち込んで人の姿になった時に読んでいたりする。
あと我がダンジョンは基本的に天気がいいだけでなく気温も暖かいので 海に入ろうと思えば入れる、だからなのか時折水着になって海で泳いでいたりするのだ。本当に自由である。
いつか自分も泳いでいたいと密かに思っている。
だって楽しそうなんだもの。
そしてそんな2人ともダンジョンコアなんだけどね…。
「それにしても、明日はスケルトンの日ですか…」
現れるモンスターは基本的にスケルトンばっかだったので勝手にスケルトンの日と呼んでいる。
「ええっ明日もスケルトンが現れるでしょうね、私たちがいれば現状問題なく勝てる。大した戦力でもないわ」
「私たちだけでいくらでも対処できると…」
「確かにね~実際にモンスターが現れて分かったけど結構余裕だったものね~」
本当にその通りだ、最初はモンスターからダンジョン守るなんてモンスターと戦うプロ探索者でも雇わなきゃ無理じゃないかと思っていたが、ダンジョンコアであるハルカとアヤメが予想以上に強かったので私はただ言われた時に引き金を引くだけで迎撃できてしまっている。
「今度で四回目ですか。そろそろダンジョンは成長しないんですか?」
「おそらくだけど次のスケルトンたちを迎撃すればダンジョンはレベルアップすると思うわ」
「レベルアップするとダンジョンはどうなるんですか? 一応ネットとかでは島が大きくなるとか採取スポットが増えるとかって書いてはあるけど」
「おおよそその通りだと思うわ。島自体が大きくなってヒロキさんが言う採取スポットというのも増えるかもしれないわね」
採取スポットが増えれば換金できるアイテムが増える。お金に余裕が生まれればもうちょっと良い料理とかを2人に食べさせることもできるかもしれないな。
捕らぬたぬきの皮算用という言葉もあるがどうしてもこういう時は期待してしまう。
「まっイカダに乗ったスケルトンがどんだけ現れてもワタシたちの敵じゃないのよね~~余裕余裕~あ、こういうのってフラグを立てるって言うんだっけ? 別にいいわよね~」
アヤメがすごい調子に乗ってる、その勢いが半端じゃないよ。
けどゲームじゃないんだし本人の言うとおりそんなフラグなんてポンポン立つもんじゃないだろうし大丈夫だろ。
「それでは明日もスケルトン退治も頑張りますか」
「そうね」
「わかったわ!」
明日に備えて少し早めに寝ようかな。
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