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第14話
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そして翌日新たな事件が起きた。
「これはまた……随分と変わったな~」
「確かにね~ここまでは予想外だったわ~」
昨日のスケルトン退治によってダンジョンが成長するだろうという話は聞いていた、遂にその時がとか思っていた。
そして翌日再び我がダンジョンを訪れると本当にその姿は激変していた。以前のダンジョンがこじんまりした丸い島だったのだがそれが立派のダンジョンに成長していたのだ!
全長のほどはわからないが砂浜から先が広がり割と草木が生えていて森のようになっている。昨日一日見なかっただけでなんか立派な無人島になったって感じだ。
……立派なダンジョン?
「そうね、 確かに立派な無人島って感じになったわ」
あっやっぱりダンジョンってより島の度合いがレベルアップした感じですか。
「…ダンジョンが成長したのは喜んで良いことだよ」
しかしいまだにダンジョンっぽい感じが禄にしないのは何でだろうか。考えてもしょうがないよな、小島ダンジョンから無人島ダンジョンに進化したとでも考えよう。
そうっ問題は島の大きさではない、採取ポイントが新たなに出来てるか否かだ。
ダンジョン産のお金になるアイテムがゲットできる場所が増えたかどうか確認するのも大事なのである。
「というわけでこれから私たち3人で探索しようと思います」
「私は構わないわ、このダンジョンのダンジョンコアとしてダンジョンの現状を視察するのは大事なことですもの」
「良いじゃないの~なんか探索者になったみたいだわ! 面白そうだからワタシも行く!」
「そこで2人にいくつか質問したいんだ、このダンジョンってぶっちゃけモンスターとかどうなってるの?」
以前の小島ダンジョンだった時はモンスターなんか何もいなかった。
しかしこれだけ一気に規模が大きくなるとやはりダンジョンだしモンスターくらい 現れるのではないかと思う。
その考えをハルカは否定した。
「このダンジョンに少なくとも人間を襲う者はいないわ」
「どうしてそう言えるんだい?」
「このダンジョンはダンジョンと繋がるスキルを持つあなたの精神が影響された世界でもあるの、だからあなたが人間をよほど強くに憎んだりしない限りはそういう攻撃的なモンスターが生成されることはないのよ」
「……なるほど」
今なんか結構重要なことを言われた気がする。
このダンジョンで私の精神が影響してんの?
どういう理屈だよ、いや自分が持っているスキルは『ダンジョン』である、よく心の中で我がダンジョンとか言っているが実質その通りだったりするのだろうか。
「大丈夫、大丈夫、危険なモンスターが出現するダンジョンって普通もっと剣呑な感じのはずよ、こんなのんびりした雰囲気じゃないから安心してちょうだい」
「それにダンジョンコアである私たちがいる以上、そのダンジョンのモンスターが私たちに攻撃してくることは有り得ないわ」
アヤメとハルカが胸を張って自信満々に言ってくる。そこまで言い切られては疑うことはできないな。
「分かった、それじゃあ2人を信じるよ」
そんな感じのやり取りをして私は我がダンジョンの探索に乗り出した。
ずっと放置していたダンジョン探索者たちの装備を装備しようかと思ったが……なんか久しぶりに着ると重かったのでやめた。
とりあえずいつもの家にいる私服の格好で行こうと思う靴だけ 探索者用のブーツに変えた。
そして森に入ろうとして気づいたことがある。
「なんか森のあっちの方、森が途切れてるね」
「確かにそうみたいね」
アヤメと共に近づいてみてみると、左右に森が切り開かれ石畳が引かれた1本の道があった。
ダンジョンって普通こういう道があるのか…そう言えばネットかなんかではそういうダンジョンもあるって聞いたことがあったな。
「道も何もないところへ行くよりかはこっちに行った方がいいかな?」
「そうだと思うわよ~少なくともダンジョンのトラップなんてことはないから安心するといいわ」
人間は楽な方へ楽な方へと行きたがる生き物である。
自分もそうだ、通路があるのならそちらの方を行かせてもらおう。
というわけでその通路を歩いて行くことにした、常に回りを観察しながら行く。
自然豊かな感じだ。
さすが我がダンジョンであるしかしこれだけ緑が多いと虫とか結構多そうなんだけど、そういう存在は果たしているのだろうか。
いや、いたらなんか気分が害されるので2人には聞かないでおこうかな。
「あっヒロキ君!」
「…何だい?」
「あそこにある大きめの木、わかるでしょう?」
指を指している方を見る。すると他の木とは明らかに種類が違う太くて高さのある一本の木があった。
「わかるけど、あれがどうかした?」
「あの木は多分採取ポイントよ、行ってみましょう」
木の方へ歩いて行くと少しいい香りがした、そして見てみるとこの木の皮の亀裂から樹液がこぼれ出ている。
「もしかしてこのいい香りのする樹液が採取できるって言うのかい?」
地球にも特定の木の樹液が樹脂となり長い時間をかけてバクテリアの働きによって独特の香りを持った物を沈香《じんこう》と言い、中にはとんでもない値がつく代物もあるけど、それに近い代物なのか?
「……多分ね、私もよく知らないけどこういったものが売れるんじゃない? ヒロキ君の世界だと」
確かに流石に沈香並にレアだとは言えないかもだけどダンジョン産の香料の類というのは高値取引されるものの一つだ。
これをダンジョンセンターに持って行ってみる価値はありそうだな。
「採取ポイントらしきものは確実に増えていってるね、これは探索のしがいがありそうだ」
「これはまた……随分と変わったな~」
「確かにね~ここまでは予想外だったわ~」
昨日のスケルトン退治によってダンジョンが成長するだろうという話は聞いていた、遂にその時がとか思っていた。
そして翌日再び我がダンジョンを訪れると本当にその姿は激変していた。以前のダンジョンがこじんまりした丸い島だったのだがそれが立派のダンジョンに成長していたのだ!
全長のほどはわからないが砂浜から先が広がり割と草木が生えていて森のようになっている。昨日一日見なかっただけでなんか立派な無人島になったって感じだ。
……立派なダンジョン?
「そうね、 確かに立派な無人島って感じになったわ」
あっやっぱりダンジョンってより島の度合いがレベルアップした感じですか。
「…ダンジョンが成長したのは喜んで良いことだよ」
しかしいまだにダンジョンっぽい感じが禄にしないのは何でだろうか。考えてもしょうがないよな、小島ダンジョンから無人島ダンジョンに進化したとでも考えよう。
そうっ問題は島の大きさではない、採取ポイントが新たなに出来てるか否かだ。
ダンジョン産のお金になるアイテムがゲットできる場所が増えたかどうか確認するのも大事なのである。
「というわけでこれから私たち3人で探索しようと思います」
「私は構わないわ、このダンジョンのダンジョンコアとしてダンジョンの現状を視察するのは大事なことですもの」
「良いじゃないの~なんか探索者になったみたいだわ! 面白そうだからワタシも行く!」
「そこで2人にいくつか質問したいんだ、このダンジョンってぶっちゃけモンスターとかどうなってるの?」
以前の小島ダンジョンだった時はモンスターなんか何もいなかった。
しかしこれだけ一気に規模が大きくなるとやはりダンジョンだしモンスターくらい 現れるのではないかと思う。
その考えをハルカは否定した。
「このダンジョンに少なくとも人間を襲う者はいないわ」
「どうしてそう言えるんだい?」
「このダンジョンはダンジョンと繋がるスキルを持つあなたの精神が影響された世界でもあるの、だからあなたが人間をよほど強くに憎んだりしない限りはそういう攻撃的なモンスターが生成されることはないのよ」
「……なるほど」
今なんか結構重要なことを言われた気がする。
このダンジョンで私の精神が影響してんの?
どういう理屈だよ、いや自分が持っているスキルは『ダンジョン』である、よく心の中で我がダンジョンとか言っているが実質その通りだったりするのだろうか。
「大丈夫、大丈夫、危険なモンスターが出現するダンジョンって普通もっと剣呑な感じのはずよ、こんなのんびりした雰囲気じゃないから安心してちょうだい」
「それにダンジョンコアである私たちがいる以上、そのダンジョンのモンスターが私たちに攻撃してくることは有り得ないわ」
アヤメとハルカが胸を張って自信満々に言ってくる。そこまで言い切られては疑うことはできないな。
「分かった、それじゃあ2人を信じるよ」
そんな感じのやり取りをして私は我がダンジョンの探索に乗り出した。
ずっと放置していたダンジョン探索者たちの装備を装備しようかと思ったが……なんか久しぶりに着ると重かったのでやめた。
とりあえずいつもの家にいる私服の格好で行こうと思う靴だけ 探索者用のブーツに変えた。
そして森に入ろうとして気づいたことがある。
「なんか森のあっちの方、森が途切れてるね」
「確かにそうみたいね」
アヤメと共に近づいてみてみると、左右に森が切り開かれ石畳が引かれた1本の道があった。
ダンジョンって普通こういう道があるのか…そう言えばネットかなんかではそういうダンジョンもあるって聞いたことがあったな。
「道も何もないところへ行くよりかはこっちに行った方がいいかな?」
「そうだと思うわよ~少なくともダンジョンのトラップなんてことはないから安心するといいわ」
人間は楽な方へ楽な方へと行きたがる生き物である。
自分もそうだ、通路があるのならそちらの方を行かせてもらおう。
というわけでその通路を歩いて行くことにした、常に回りを観察しながら行く。
自然豊かな感じだ。
さすが我がダンジョンであるしかしこれだけ緑が多いと虫とか結構多そうなんだけど、そういう存在は果たしているのだろうか。
いや、いたらなんか気分が害されるので2人には聞かないでおこうかな。
「あっヒロキ君!」
「…何だい?」
「あそこにある大きめの木、わかるでしょう?」
指を指している方を見る。すると他の木とは明らかに種類が違う太くて高さのある一本の木があった。
「わかるけど、あれがどうかした?」
「あの木は多分採取ポイントよ、行ってみましょう」
木の方へ歩いて行くと少しいい香りがした、そして見てみるとこの木の皮の亀裂から樹液がこぼれ出ている。
「もしかしてこのいい香りのする樹液が採取できるって言うのかい?」
地球にも特定の木の樹液が樹脂となり長い時間をかけてバクテリアの働きによって独特の香りを持った物を沈香《じんこう》と言い、中にはとんでもない値がつく代物もあるけど、それに近い代物なのか?
「……多分ね、私もよく知らないけどこういったものが売れるんじゃない? ヒロキ君の世界だと」
確かに流石に沈香並にレアだとは言えないかもだけどダンジョン産の香料の類というのは高値取引されるものの一つだ。
これをダンジョンセンターに持って行ってみる価値はありそうだな。
「採取ポイントらしきものは確実に増えていってるね、これは探索のしがいがありそうだ」
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