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第32話
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そして私はアヤメの先導で森の中を進む、我がダンジョンの森に危険なモンスターもおらずまた私が苦手とするキモい類の虫すら現れないので割と安心して進める。
そしてすぐに音の発生源と思われる場所に到着した。
「これは……川だね」
「確かにそうね、それもとても綺麗な川ね~」
アヤメの言う通り清流と言うか渓流と言うか、そんな感じの人の手が全く入っていないマイナスイオンをとても感じる場所に行き着いた。
苔が生えた大小様々な石が転がり、流れる川の音は大きすぎず小さすぎず心地いい。
もしかしたら川魚がいるかもしれない、そういうのを釣って食べるいわゆる渓流釣りみたいなことができたりしないだろうか。
そんなことを考えてゆっくり川へと近づいてみる、するとそこには工藤さんとハルカがいた。
「工藤さん、ハルカ。2人ともなにをしているんだ?」
私が声をかけると2人が振り返る、そしてある方向を指さした、そちらの方を見てみる。
なんとモフリンベアーの子供たちが川に来ていた。
緑色の体毛なので気がつかなかった。
苔と同化してる。
「あのモフリンベアーは何をしてるんです?」
「やっぱりモンスターとはいえクマですし、川にいる魚を狙っているんじゃないですか? とても可愛いですねぇ」
えっモフリンベアーは精霊だから何かを食べたりとかしないって話じゃ…まあいいのか?
「もふもふの体毛が水に塗れるのは少し悲しいです……」
工藤さんはとても良い笑顔でモフリンベアーの行動の説明をし、ハルカは若干悲しそうな表情でもモフリンベアーを見ていた。
私も観察してみる、モフリンベアーは川の中に入ると腕を振るっていた。
しかし残念ながら魚は手に入らなかったようだ。
アヤメの黒鎖弾で川にいるという魚たちの動きを封じてみればいいかもしれない、そうすればあのモフリンベアーの子供たちも魚を取れるのではなかろうか。
そんな若干ズレたことを考えていると森の方から大きな方の親っぽいモフリンベアーが現れた。
本当に親なのかどうか私は知らない。
なんとなく一番体が大きいので親っぽいモフリンベアーだと考えることにしている。
そのモフリンベアーも川の中に入りゆっくりと腕を上げる、そして素早く振り下ろした。
高く上がる水飛沫。
その中に1匹の魚がいた、結構大きい獲物である。
「お~すごいな!」
私がつい大きめの声で感嘆の声を上げる。
するとその声に気付いた親のモフリンベアーがなんかこっちに近づいてきたぞ。
「プオーープオップオッ!」
「えっちょ何で私の方に近づいてくるの? やめてくんないかな、ちょっわぁ……」
若干濡れてる大っきいモフリンベアーにハグされた。
そんなことがあり全身が若干湿ってしまった、工藤さんたちは今日何をしていたのかと言うとモフリンベアーを見つけた後は距離を置きながら彼らの日常を観察していたらしい。
もちろん採取の仕事は早々に終わらせてからである。
私は働きが速くしっかり仕事をするのなら時間いっぱい働けとか人に嫌われることは言わない。
仕事に影響がなければダンジョンでの自由行動も認めているのだ。
モフリンベアーたちはその後親っぽいモフリンベアーが必要な分の魚を手に入れた後、なぜか私たちの分も魚を用意してくれた。
そして颯爽と森の奥へと帰って行った。
私を湿らせてくれなければもうちょっと好感を持ったのだがな、あと親にハグされた後は子供たちも腰のあたりにタックルするようにハグをしてきた。
おかげで下半身の湿り具合がはっきり言ってびっしょりである。
クマって基本4足歩行だからさ、4本の足とお腹の辺りの毛が結構濡れてるんだよな。
モフリンベアーたちにハグされる私を見て工藤さんがどことなく羨ましそうに見ていたのが印象的だった。
濡れてなければ私も結構嬉しかったんだけどな。
ちなみにもう一つ小さな事件が起こった、親っぽいモフリンベアーが魚を取る際にバシャッとやって飛ばした魚が我々の足元に飛んでたのだが…。
その時に力の加減をミスったのか私だけ飛ばされた魚が顔面にぶち当たった。
それを見た工藤さんとハルカが思わず吹き出していた、アヤメは私を指さして肩を震わした爆笑していたよ。
……まあ私もこれが他人事なら笑っていただろうが、私のことだったのでアヤメさんよ…許さないからね?
とりあえず今晩のご飯あたりで復讐してやろうと思っている。
「工藤さん、今晩の御飯なんですがあの魚を料理しようと思うんです。工藤さんの分もありますから食べにきませんか?」
「いいんですか?」
「はいっただ私もそこまで 料理が上手いわけじゃありません、普通にあの魚に塩をふって焼くだけなんですけどね、それ以外のメニューなんておにぎりとかサラダとか味噌汁とかなんかそんな感じになる予定ですけど…」
「とても嬉しいです、ありがとうございます!」
そんな感じの会話があり今日は4人での晩御飯である。
調理自体はまだ引き払ってないアパートの方で行い、実はワゴン車と一緒に買っていた折りたたむことができるアウトドア用のテーブルや椅子を用意してダンジョンの方でご飯を食べる。
ダンジョンで見上げる夜空だが工藤さんも滅多に見ることはないのかかなり見入っていた。
それを横目に見ながらモフリンベアーが取ってくれた魚をいただく。
事前にハルカや工藤さんにも確認をとったが問題なく食えるお魚とのことだったので安心して食べれた。
「うん、美味いね」
「………ワタシの魚、他のみんなの分に比べて二回りくらい小さいのだけど?」
おやっあの親のモフリンベアーが取った魚にたまたま小さめの魚がいたらしいな。
しかしまあアレだよ……。
「大丈夫、単なる目の錯覚だよ」
私は笑顔でアヤメにそう言った。
そしてすぐに音の発生源と思われる場所に到着した。
「これは……川だね」
「確かにそうね、それもとても綺麗な川ね~」
アヤメの言う通り清流と言うか渓流と言うか、そんな感じの人の手が全く入っていないマイナスイオンをとても感じる場所に行き着いた。
苔が生えた大小様々な石が転がり、流れる川の音は大きすぎず小さすぎず心地いい。
もしかしたら川魚がいるかもしれない、そういうのを釣って食べるいわゆる渓流釣りみたいなことができたりしないだろうか。
そんなことを考えてゆっくり川へと近づいてみる、するとそこには工藤さんとハルカがいた。
「工藤さん、ハルカ。2人ともなにをしているんだ?」
私が声をかけると2人が振り返る、そしてある方向を指さした、そちらの方を見てみる。
なんとモフリンベアーの子供たちが川に来ていた。
緑色の体毛なので気がつかなかった。
苔と同化してる。
「あのモフリンベアーは何をしてるんです?」
「やっぱりモンスターとはいえクマですし、川にいる魚を狙っているんじゃないですか? とても可愛いですねぇ」
えっモフリンベアーは精霊だから何かを食べたりとかしないって話じゃ…まあいいのか?
「もふもふの体毛が水に塗れるのは少し悲しいです……」
工藤さんはとても良い笑顔でモフリンベアーの行動の説明をし、ハルカは若干悲しそうな表情でもモフリンベアーを見ていた。
私も観察してみる、モフリンベアーは川の中に入ると腕を振るっていた。
しかし残念ながら魚は手に入らなかったようだ。
アヤメの黒鎖弾で川にいるという魚たちの動きを封じてみればいいかもしれない、そうすればあのモフリンベアーの子供たちも魚を取れるのではなかろうか。
そんな若干ズレたことを考えていると森の方から大きな方の親っぽいモフリンベアーが現れた。
本当に親なのかどうか私は知らない。
なんとなく一番体が大きいので親っぽいモフリンベアーだと考えることにしている。
そのモフリンベアーも川の中に入りゆっくりと腕を上げる、そして素早く振り下ろした。
高く上がる水飛沫。
その中に1匹の魚がいた、結構大きい獲物である。
「お~すごいな!」
私がつい大きめの声で感嘆の声を上げる。
するとその声に気付いた親のモフリンベアーがなんかこっちに近づいてきたぞ。
「プオーープオップオッ!」
「えっちょ何で私の方に近づいてくるの? やめてくんないかな、ちょっわぁ……」
若干濡れてる大っきいモフリンベアーにハグされた。
そんなことがあり全身が若干湿ってしまった、工藤さんたちは今日何をしていたのかと言うとモフリンベアーを見つけた後は距離を置きながら彼らの日常を観察していたらしい。
もちろん採取の仕事は早々に終わらせてからである。
私は働きが速くしっかり仕事をするのなら時間いっぱい働けとか人に嫌われることは言わない。
仕事に影響がなければダンジョンでの自由行動も認めているのだ。
モフリンベアーたちはその後親っぽいモフリンベアーが必要な分の魚を手に入れた後、なぜか私たちの分も魚を用意してくれた。
そして颯爽と森の奥へと帰って行った。
私を湿らせてくれなければもうちょっと好感を持ったのだがな、あと親にハグされた後は子供たちも腰のあたりにタックルするようにハグをしてきた。
おかげで下半身の湿り具合がはっきり言ってびっしょりである。
クマって基本4足歩行だからさ、4本の足とお腹の辺りの毛が結構濡れてるんだよな。
モフリンベアーたちにハグされる私を見て工藤さんがどことなく羨ましそうに見ていたのが印象的だった。
濡れてなければ私も結構嬉しかったんだけどな。
ちなみにもう一つ小さな事件が起こった、親っぽいモフリンベアーが魚を取る際にバシャッとやって飛ばした魚が我々の足元に飛んでたのだが…。
その時に力の加減をミスったのか私だけ飛ばされた魚が顔面にぶち当たった。
それを見た工藤さんとハルカが思わず吹き出していた、アヤメは私を指さして肩を震わした爆笑していたよ。
……まあ私もこれが他人事なら笑っていただろうが、私のことだったのでアヤメさんよ…許さないからね?
とりあえず今晩のご飯あたりで復讐してやろうと思っている。
「工藤さん、今晩の御飯なんですがあの魚を料理しようと思うんです。工藤さんの分もありますから食べにきませんか?」
「いいんですか?」
「はいっただ私もそこまで 料理が上手いわけじゃありません、普通にあの魚に塩をふって焼くだけなんですけどね、それ以外のメニューなんておにぎりとかサラダとか味噌汁とかなんかそんな感じになる予定ですけど…」
「とても嬉しいです、ありがとうございます!」
そんな感じの会話があり今日は4人での晩御飯である。
調理自体はまだ引き払ってないアパートの方で行い、実はワゴン車と一緒に買っていた折りたたむことができるアウトドア用のテーブルや椅子を用意してダンジョンの方でご飯を食べる。
ダンジョンで見上げる夜空だが工藤さんも滅多に見ることはないのかかなり見入っていた。
それを横目に見ながらモフリンベアーが取ってくれた魚をいただく。
事前にハルカや工藤さんにも確認をとったが問題なく食えるお魚とのことだったので安心して食べれた。
「うん、美味いね」
「………ワタシの魚、他のみんなの分に比べて二回りくらい小さいのだけど?」
おやっあの親のモフリンベアーが取った魚にたまたま小さめの魚がいたらしいな。
しかしまあアレだよ……。
「大丈夫、単なる目の錯覚だよ」
私は笑顔でアヤメにそう言った。
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