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取材
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今日は雑誌の取材だった。
女性向けファッション誌の1ページに、俺たちの特集記事が載るらしい。
記者さんが自己紹介をしたあと、取材が始まった。
「では始めますー!お2人ともナツキさんだから、とりあえず苗字で呼びますね?タカダさんは大阪出身なんですよね?ずっとアイドルになりたくて、上京したんですか?」
いきなり答えなくい質問だな…
しかも俺はタカダじゃなくてタカタなんだけど…
まぁこの人からすりゃどっちでもいいのか…
「えっと…僕、あまりダンスは得意じゃないんですけど、歌は好きだったので今の事務所に応募したんです。アイドルになりたい!っていうよりかは歌ったりお芝居したりして、みんなを元気にしたいって気持ちの方が近いです」
「なるほど!宮部さんはどうして?」
「僕は子供の頃サッカー少年で、サッカー選手になりたかったんです。でも怪我してしまって、プロのサッカー選手にはなれないってわかってから、何もする気が起きなくて、毎日ただぼーっとしているだけだったんです。でも治療の為に通っていた整体師さんの奥さんが、ダンススクールされてて、リハビリがてらやってると踊りとか楽しくなって、それから知人に紹介されて、今の事務所のオーディションに応募しました」
「へー!そうだったんだ」
と記者さんよりも、俺の方が先に声を出してしまっていた。
「タカダさんも知らなかったんですね?」
「そうですね。結成してからデビューまで、あまり時間がなくて、歌やダンスなんかで必死だったんで、あんまりお互いのこと、話す機会がなかったように思います。でも那月が社交ダンス踊ってるのは見ました!すごいかっこよかったですよ!」
「へー!社交ダンスのスクールなんですね!お2人は趣味とか、お休みの日のルーティンみたいなのはあるんですか?」
「僕はジンベイザメが好きでグッズを集めてるので、水族館とか雑貨屋さんとか行って、ジンベイザメ探ししてます!」
「僕はそれこそバレエや社交ダンスとか、あとは家族とドライブとかですかね。まだ僕は免許がないので、連れてってもらうだけですけど」
「なるほど、女性向けの雑誌なのでお2人の恋バナとか聞いても?」
「いいですよ!全然引き出し浅いですけど、大丈夫ですか?」
と俺が笑う。
「大丈夫ですよ!だってまだ高校生ですもんね。こんな仕事していると、恋愛もままならないだろうし…タカダさんの好きな女性のタイプは?」
「うーん。見た目がどうとかっていうのはないんですけど、感覚が合う人がいいです」
「感覚?」
「たとえば、笑いのツボとか、金銭感覚とか、あとは自分の時間も大切にしたいので、ずっとひっついてるのは苦手だし、そういう共有してない時間も、お互いに充実して過ごせるような相手がいいですね」
「宮部さんはどうですか?」
「僕も価値観が、ある程度合う人がいいです。でも恋人が出来たら、ずっとくっついていたいタイプなんで、こいつとは逆ですね」
「なるほど!彼女ができたらタカダさんはどうしたいですか?自分はどうなると思いますか?」
「僕は一緒にジンベイザメ探したいです!もちろん、相手の好きなものも一緒に探して歩いたり、散歩したり、花見したり…なんかお爺ちゃんみたいですね。僕。どうなるかはわかんないですけど、愛されたいタイプだとよく言われるので、包容力のある人とか、和やかな空気を持ってる人に惹かれるかもしれないです。甘えさせてくれる人が好きです」
「宮部さんは?」
「僕は相手が引くくらいアピールすると思います。恋人が出来たら…どうしたいかな。一緒に踊ったり、共通の趣味とか見つけたいですね」
「では、つぎはお互いのことについて聞きますね。宮部さんは、タカダさんとユニットを組むと聞いた時、どう思いましたか?」
「なんか陽キャだなーって思いました。自分とは真反対だなーって…」
「じゃあタカダさんはどうですか?」
と記者の人が俺の方を向いた時、
「あ、あとタカタって読むの、珍しいなって思いました」
と那月が言った。
覚えてたんだな。呼び方。
「え!?ごめんなさい!私ずっとタカダさんて呼んでました!本当に申し訳ないです!」
「あ、大丈夫ですよ!よく間違われますからー!それに最近は苗字で呼ばれるのすら珍しいんで。だから記者さんも、僕のこと夏って呼んで、那月のことはなっちゃんって呼んだらいいですよ!うちの社長を始め、事務所の人は結構そう呼ぶんで。字は違うけど、呼び方一緒だからややこしいでしょ?だからみんなあだ名で呼びます!」
と俺は笑った。
「ではすみません。改めて高田さん…」
「夏でいいですって」
「じゃあ夏さん。なっちゃんさんの第一印象はどうでしたか?」
「なっちゃんさんて。記者さん面白いですね。那月の第一印象かぁ。最悪でしたよ!」
と那月の方を見た。
「なんだよ…」
と睨まれた。
「なんか無愛想で、協調性がなくて、やっていけるかなって心配になるくらい。でも僕が体硬いこととか気付いてアドバイスくれたり、自然と空気呼んで話切り替えたり、今は結構いい奴だなって思ってます。まだ腹の立つとこはありますけど」
と俺は笑った。
それからも何やかんやで話は続き、朝から始まった取材は
昼過ぎにようやく終わった。
その日は春陽さんが、お昼ご飯をご馳走してくれた。
女性向けファッション誌の1ページに、俺たちの特集記事が載るらしい。
記者さんが自己紹介をしたあと、取材が始まった。
「では始めますー!お2人ともナツキさんだから、とりあえず苗字で呼びますね?タカダさんは大阪出身なんですよね?ずっとアイドルになりたくて、上京したんですか?」
いきなり答えなくい質問だな…
しかも俺はタカダじゃなくてタカタなんだけど…
まぁこの人からすりゃどっちでもいいのか…
「えっと…僕、あまりダンスは得意じゃないんですけど、歌は好きだったので今の事務所に応募したんです。アイドルになりたい!っていうよりかは歌ったりお芝居したりして、みんなを元気にしたいって気持ちの方が近いです」
「なるほど!宮部さんはどうして?」
「僕は子供の頃サッカー少年で、サッカー選手になりたかったんです。でも怪我してしまって、プロのサッカー選手にはなれないってわかってから、何もする気が起きなくて、毎日ただぼーっとしているだけだったんです。でも治療の為に通っていた整体師さんの奥さんが、ダンススクールされてて、リハビリがてらやってると踊りとか楽しくなって、それから知人に紹介されて、今の事務所のオーディションに応募しました」
「へー!そうだったんだ」
と記者さんよりも、俺の方が先に声を出してしまっていた。
「タカダさんも知らなかったんですね?」
「そうですね。結成してからデビューまで、あまり時間がなくて、歌やダンスなんかで必死だったんで、あんまりお互いのこと、話す機会がなかったように思います。でも那月が社交ダンス踊ってるのは見ました!すごいかっこよかったですよ!」
「へー!社交ダンスのスクールなんですね!お2人は趣味とか、お休みの日のルーティンみたいなのはあるんですか?」
「僕はジンベイザメが好きでグッズを集めてるので、水族館とか雑貨屋さんとか行って、ジンベイザメ探ししてます!」
「僕はそれこそバレエや社交ダンスとか、あとは家族とドライブとかですかね。まだ僕は免許がないので、連れてってもらうだけですけど」
「なるほど、女性向けの雑誌なのでお2人の恋バナとか聞いても?」
「いいですよ!全然引き出し浅いですけど、大丈夫ですか?」
と俺が笑う。
「大丈夫ですよ!だってまだ高校生ですもんね。こんな仕事していると、恋愛もままならないだろうし…タカダさんの好きな女性のタイプは?」
「うーん。見た目がどうとかっていうのはないんですけど、感覚が合う人がいいです」
「感覚?」
「たとえば、笑いのツボとか、金銭感覚とか、あとは自分の時間も大切にしたいので、ずっとひっついてるのは苦手だし、そういう共有してない時間も、お互いに充実して過ごせるような相手がいいですね」
「宮部さんはどうですか?」
「僕も価値観が、ある程度合う人がいいです。でも恋人が出来たら、ずっとくっついていたいタイプなんで、こいつとは逆ですね」
「なるほど!彼女ができたらタカダさんはどうしたいですか?自分はどうなると思いますか?」
「僕は一緒にジンベイザメ探したいです!もちろん、相手の好きなものも一緒に探して歩いたり、散歩したり、花見したり…なんかお爺ちゃんみたいですね。僕。どうなるかはわかんないですけど、愛されたいタイプだとよく言われるので、包容力のある人とか、和やかな空気を持ってる人に惹かれるかもしれないです。甘えさせてくれる人が好きです」
「宮部さんは?」
「僕は相手が引くくらいアピールすると思います。恋人が出来たら…どうしたいかな。一緒に踊ったり、共通の趣味とか見つけたいですね」
「では、つぎはお互いのことについて聞きますね。宮部さんは、タカダさんとユニットを組むと聞いた時、どう思いましたか?」
「なんか陽キャだなーって思いました。自分とは真反対だなーって…」
「じゃあタカダさんはどうですか?」
と記者の人が俺の方を向いた時、
「あ、あとタカタって読むの、珍しいなって思いました」
と那月が言った。
覚えてたんだな。呼び方。
「え!?ごめんなさい!私ずっとタカダさんて呼んでました!本当に申し訳ないです!」
「あ、大丈夫ですよ!よく間違われますからー!それに最近は苗字で呼ばれるのすら珍しいんで。だから記者さんも、僕のこと夏って呼んで、那月のことはなっちゃんって呼んだらいいですよ!うちの社長を始め、事務所の人は結構そう呼ぶんで。字は違うけど、呼び方一緒だからややこしいでしょ?だからみんなあだ名で呼びます!」
と俺は笑った。
「ではすみません。改めて高田さん…」
「夏でいいですって」
「じゃあ夏さん。なっちゃんさんの第一印象はどうでしたか?」
「なっちゃんさんて。記者さん面白いですね。那月の第一印象かぁ。最悪でしたよ!」
と那月の方を見た。
「なんだよ…」
と睨まれた。
「なんか無愛想で、協調性がなくて、やっていけるかなって心配になるくらい。でも僕が体硬いこととか気付いてアドバイスくれたり、自然と空気呼んで話切り替えたり、今は結構いい奴だなって思ってます。まだ腹の立つとこはありますけど」
と俺は笑った。
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昼過ぎにようやく終わった。
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