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賭け
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「実は、家に来てもらったのには訳がある」
俺は周りの人を写した写真をレイクに見せた。
全てを話して様子をみよう。
もしレイクがあいつの正体なら、差し違える覚悟だった。
「誰だ?」
「俺の周り……いや、ある人の周りをうろつく人たちを写したものだ。見覚えのある顔はあるか?」
「うーん。知り合いはいないように思うよ」
「そうか……」
「もしかしてこの中にお前の命を狙うやつが?」
「あぁ。正確に言えば、俺というより俺が守るべき人の周りだな」
「守るべき人?」
「そうだ……レイクは命の雫という特別な血液を持つ人間を知ってるか?」
「噂には聞いたことがある。本当にいるのかはわからないが……そういえばお前の父さんは調べてなかったか?」
「知ってるのか? 父さんが調べていたこと」
「亡くなるちょっと前に聞かれたんだ。今みたいに。でもそういうの全然疎くてな」
「そうか……実はな」
と言って俺は父さんのあのメモをレイクにも見せた。
「誰だ? この彼とあいつというのは?」
「わからない。彼はもう死んでいるだろう。その彼の持つ命の雫を吸って、永遠の若さと命を手に入れたヴァンパイアがいる。おそらくコミュニティの中に」
「俺たちの中に?」
「ユキはそう思っていたらしい」
「ユキも知ってたのか?」
「この彼が命の雫を持つ人間だと父さんたちが気付いたのはユキの傷を治したからだ」
「……なるほど。それで最近俺に連絡してきてたんだな。コミュニティの情報収集のために。というより俺を疑ってってことか……」
レイクは言いながら苦笑いした。
「そういうわけではないと思う。信じていたから会いに行ったんだろう。じゃなければ1人で会いに行くなんて危険なことはしないだろうから」
「そうなら嬉しいが……お前も俺を疑ってるのか?」
「最初はな。レイクが、というより全員が疑わしかった。ユキさえも」
「そうか……今は?」
「信じたい。だからあのメモを見せた」
「うん。で、お前のその守るべき人が命の雫の持つ人間なんだな? そして引きこもりのギタリストを労働に目覚めさせた人間ってことか」
「ああ。ソウという夜市で串焼きを売っている男だ」
「へぇ。どうしてそいつが命の雫の持ち主だと気付いたんだ?」
「ソウの血を舐めたんだ」
「血を舐めた? またなんでそんなことに……あ! もしかしてアリス、お前……」
「それ以上言うな」
レイクの口を手で塞いで、その先の言葉を止めた。
俺は周りの人を写した写真をレイクに見せた。
全てを話して様子をみよう。
もしレイクがあいつの正体なら、差し違える覚悟だった。
「誰だ?」
「俺の周り……いや、ある人の周りをうろつく人たちを写したものだ。見覚えのある顔はあるか?」
「うーん。知り合いはいないように思うよ」
「そうか……」
「もしかしてこの中にお前の命を狙うやつが?」
「あぁ。正確に言えば、俺というより俺が守るべき人の周りだな」
「守るべき人?」
「そうだ……レイクは命の雫という特別な血液を持つ人間を知ってるか?」
「噂には聞いたことがある。本当にいるのかはわからないが……そういえばお前の父さんは調べてなかったか?」
「知ってるのか? 父さんが調べていたこと」
「亡くなるちょっと前に聞かれたんだ。今みたいに。でもそういうの全然疎くてな」
「そうか……実はな」
と言って俺は父さんのあのメモをレイクにも見せた。
「誰だ? この彼とあいつというのは?」
「わからない。彼はもう死んでいるだろう。その彼の持つ命の雫を吸って、永遠の若さと命を手に入れたヴァンパイアがいる。おそらくコミュニティの中に」
「俺たちの中に?」
「ユキはそう思っていたらしい」
「ユキも知ってたのか?」
「この彼が命の雫を持つ人間だと父さんたちが気付いたのはユキの傷を治したからだ」
「……なるほど。それで最近俺に連絡してきてたんだな。コミュニティの情報収集のために。というより俺を疑ってってことか……」
レイクは言いながら苦笑いした。
「そういうわけではないと思う。信じていたから会いに行ったんだろう。じゃなければ1人で会いに行くなんて危険なことはしないだろうから」
「そうなら嬉しいが……お前も俺を疑ってるのか?」
「最初はな。レイクが、というより全員が疑わしかった。ユキさえも」
「そうか……今は?」
「信じたい。だからあのメモを見せた」
「うん。で、お前のその守るべき人が命の雫の持つ人間なんだな? そして引きこもりのギタリストを労働に目覚めさせた人間ってことか」
「ああ。ソウという夜市で串焼きを売っている男だ」
「へぇ。どうしてそいつが命の雫の持ち主だと気付いたんだ?」
「ソウの血を舐めたんだ」
「血を舐めた? またなんでそんなことに……あ! もしかしてアリス、お前……」
「それ以上言うな」
レイクの口を手で塞いで、その先の言葉を止めた。
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