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3章
変身の指輪
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気が付くと空にはお日様が昇っていた。
ディータと一緒に小屋に帰った私はぐっすりと眠ってしまったらしい。
「ふぁぁ~あ」
「あらあら、おはようカモメちゃん」
「あ、アネルさん。おはようございます」
「よく眠れたみたいね」
「はい♪」
ベッドはベインスが普段使っている分しかなかったうえにとても簡素なものだった為、寝心地の良いものとはとてもいえないのだが、野宿や雑魚寝なのが多かった私はどんな場所でも快適に眠れる体質になっていた。
・・・・・・・・ちょっと悲しいけど。
「それで、変身の指輪は完成したんですか?」
「ええ、丁度、さっき完成したらしいわ」
アネルさんが指を指した方向を見ると真っ白になったらベインスが座っている。
そのわきには3つの指輪が置いてあった。
指輪は小さな赤い宝石のようなものが埋め込まれており、キラリと光っていた。
「あれがそうなんですか?」
「そうみたいねぇ」
よく見るとベインスの指にはめてある指輪同じように赤い宝石のようなものが埋め込まれている。
あれが、変身の指輪の能力を発動させる魔導具の本体といったところなのだろうか?
余り難しいことはわからないが、同じ色の宝石が入っているということはそうなんだろう。
「それじゃ、早速レディたちにつけてもらおう」
「そうねぇ」
白くなりぐったりしているベインスの隣から私たちは指輪を拾いレディたちの元に向かった。
「レディー」
「あらぁん、かもめちゃん。おはよぉん♪」
「おはよ、指輪出来たみたいだよ!」
「あらぁん、綺麗ねぇん」
私はレディに指輪を見せる。
レディはそのうちの一個を取って頬に手をやりながらうっとりした。
「じゃあ、私はミャアを呼んでくるわぁん」
「ありがと」
「なら私は、ディータさんを探してくるわね」
「アネルさん、お願いします」
レディはミャアをアネルさんはディータをとこの場にいない二人を呼びに行ってくれた。
「じゃあ、コロ。先に指輪嵌めてみる?」
「いいんですか?」
「うんうん、どんな姿になるのか私も楽しみだし♪」
「そ、それじゃ・・・」
私から指輪を一つ取ると、胸に手をやりながら少し緊張しているのか深呼吸をするコロ。
そして、意を決したように指輪を右手の人差し指に嵌めた。
コロが指輪を付けるとコロの体が眩く光る。
光が収束すると、そこにはクリケットバグの異常種の姿はなく人間の子供の姿があった。
髪の毛は茶髪の腰まである長髪で、艶のある綺麗な髪をしている。
瞳は淡い青色でクリっとした可愛い円らな目をしていた。
「えっと、コロ?」
「は、はい・・・えっと・・・変・・・ですか?」
声はそのままで今まで魔物の姿からしていた声が目の前にいる人間の子供から聞こえてくる。
元々、可愛らしい綺麗な声をしていたので今の見た目ともよくあっているのだ・・・ただ。
「コロは・・・男の子だよね?」
「え・・・えっと、はい・・・そうですけど?」
「・・・・・・」
コロがそう言うと、私は少し、視線を下に降ろした・・・あ、うん、男のだね・・・・。
顔の見た目は女の子なのでは?と思うくらい可愛らしく、背丈も私より低い、世の男性なら守ってあげたくなるくらい女の子らしい見た目をしていた。
ただ、レディやミャオと違って虫タイプであるコロは元々、魔物タイプであるときは服を着ていない。
よって、人間の姿になった時にコロは素っ裸になっていたのだ。
そして、私は花麗しき乙女である。
その私の前で小さくて女の子みたいな見た目とはいえ、素っ裸の男がいるのだ。
「きゃああああ!!!」
私の悲鳴と共に、バトーネが風を切る・・・そして・・・。
「みぎゃああああああああああああああ!!!」
男性の象徴である物にクリーンヒットし、コロはこの世の者とは思えない悲鳴を上げるのだった。
「何!?一体どうしたのカモメ!!」
ディータが私とコロの悲鳴を聞いてすっ飛んできてくれた。
少し遅れてアネルさんも、そして別の方向からレディとミャアもやってきた。
そして、四人がこの場にやってくるとその光景を見て、事態を理解する。
この場に男性がいなかったのがコロの不幸であろう、その痛みを理解できるものは一人としていなかったのだ。
そして、同情の眼は向けられるも、仕方ないねの一言で終わらせられてしまうのだ・・・だが、コロは未だ立ち上がることも出来ず悶えているのであった。
私達は悶えているコロに布を被せ、レディとミャアに変身の指輪を渡す。
先程のコロで分かったが、変身の指輪の効果は幻などの実態のないもので誤魔化しているわけでは無く、体そのものを変えるまさしく変身であった。
そうであるのならば、そうそう、魔物であることがバレることはないだろう。
改めて思うが、こんなすごいものを作れるベインスってすごいんじゃないだろうか?
私は、未だ小屋の中で疲れ果て眠っている龍の変態を心の中で褒めるのであった。
コロに続きミャアが変身の指輪を付ける。
ミャアは黄色がベースの髪に茶色いメッシュが入った髪になり、髪型はセミショートなのだが、癖っ毛なのか外側に跳ねていてちょっとワイルドな感じである。
胸は大きくも小さくもなく程よい感じであり長身のミャアにはちょうど良くモデルのようなすらっとした体型であった。
元々、魔物の時からズボンとTシャツを着ていたミャアは変身しても裸になることはなかった。
だが、普通の人間の姿ではなく、尻尾と猫の耳だけ残っているので獣人に見える姿である。
なるほど、ミャアの場合は獣人の方が似合うね。
後でベインスに聞いたのだが、どんな姿になるかは指輪に入っている宝石と装備者の波長で変わるらしい、つまり別の指輪を付けると全く違う姿になることもあるしちょっとだけ違う姿になることもあるらしい。
その為ベインスは己の欲望のままの姿になる為に何個も指輪を作ったのだ・・・今つけているあの指輪はベインス並みに変態な指輪なんだろう・・・そうに違いない。
「おー、なかなか動きやすいニャ!」
ミャアはその姿が気に入ったのかピョンピョンと楽しそうに跳ねながら動き回っていた。
さて、次はレディである。
しかし、男好きのレディが見た目人間になったら、靡いてしまう男がいるんじゃないだろうか?
レディのイケメン狩りが実ってしまう可能性を考えるとちょっと怖いが魔物の姿のままだとツァインに入れないので付けてもらうしかない。
レディは、指輪を嵌めると光を放ちその姿を変えていった。
光が収まるとレディが変身した姿で現れる。
「これは・・・」
ディータが恐ろしいものを見たという表情で言葉をこぼした。
それはそうである・・・光の中から現れたレディは・・・ほとんど変わっていない・・・。
いや、人間にはなっているのだ、肌の色は緑から肌色になっているし、オークの特徴である鼻は人間の鼻になっている・・・でも、それだけである。
あとはほとんど変わっていない・・・そう言うのであれば恰幅のいいおばちゃんと言ったところであろうか。
豊満としか言いようのない胸とお腹、そしてお尻が一直線のラインで整っており、腕も足も太く、唇は鱈子の様である。
そして、髪の毛は長く背中のあたりまであるがウェーブでもかけてあるかの様に波を打っていた。
「あらぁん、どうかしらん?」
「えっと・・・すごくレディです」
「あらぁん、嬉しいわぁん」
レディは恐らく淑女という意味でのレディとして受け取ったのだろうが・・・あの姿はまさしくいつものレディであった。
レディが人間だったらこんな感じだろうという想像通りである。
「うふん、ここに来たかいがあったわねぇん♪」
「う、うん」
本人は満足そうに手鏡を見ている・・・てっきり手鏡を出し、自分の姿を見た時には卒倒しちゃうんじゃとか思ったのだけど・・・すごいお気に入りのようだ。
なら・・・いいのかな?
「と、とりあえず、目的は達成かな。」
「そ、そうね、ツァインに戻りましょうか」
「うん、あ、ベインスにお礼言わないとね」
ベインスのお陰でレディたちは無事、人間の姿に変身することが出来たのだった。
ベインスにお礼を言う為、小屋へ戻る私達、だが、小屋へ戻ろうとする私たちに近づく複数の影が空から迫っていたのだった。
ディータと一緒に小屋に帰った私はぐっすりと眠ってしまったらしい。
「ふぁぁ~あ」
「あらあら、おはようカモメちゃん」
「あ、アネルさん。おはようございます」
「よく眠れたみたいね」
「はい♪」
ベッドはベインスが普段使っている分しかなかったうえにとても簡素なものだった為、寝心地の良いものとはとてもいえないのだが、野宿や雑魚寝なのが多かった私はどんな場所でも快適に眠れる体質になっていた。
・・・・・・・・ちょっと悲しいけど。
「それで、変身の指輪は完成したんですか?」
「ええ、丁度、さっき完成したらしいわ」
アネルさんが指を指した方向を見ると真っ白になったらベインスが座っている。
そのわきには3つの指輪が置いてあった。
指輪は小さな赤い宝石のようなものが埋め込まれており、キラリと光っていた。
「あれがそうなんですか?」
「そうみたいねぇ」
よく見るとベインスの指にはめてある指輪同じように赤い宝石のようなものが埋め込まれている。
あれが、変身の指輪の能力を発動させる魔導具の本体といったところなのだろうか?
余り難しいことはわからないが、同じ色の宝石が入っているということはそうなんだろう。
「それじゃ、早速レディたちにつけてもらおう」
「そうねぇ」
白くなりぐったりしているベインスの隣から私たちは指輪を拾いレディたちの元に向かった。
「レディー」
「あらぁん、かもめちゃん。おはよぉん♪」
「おはよ、指輪出来たみたいだよ!」
「あらぁん、綺麗ねぇん」
私はレディに指輪を見せる。
レディはそのうちの一個を取って頬に手をやりながらうっとりした。
「じゃあ、私はミャアを呼んでくるわぁん」
「ありがと」
「なら私は、ディータさんを探してくるわね」
「アネルさん、お願いします」
レディはミャアをアネルさんはディータをとこの場にいない二人を呼びに行ってくれた。
「じゃあ、コロ。先に指輪嵌めてみる?」
「いいんですか?」
「うんうん、どんな姿になるのか私も楽しみだし♪」
「そ、それじゃ・・・」
私から指輪を一つ取ると、胸に手をやりながら少し緊張しているのか深呼吸をするコロ。
そして、意を決したように指輪を右手の人差し指に嵌めた。
コロが指輪を付けるとコロの体が眩く光る。
光が収束すると、そこにはクリケットバグの異常種の姿はなく人間の子供の姿があった。
髪の毛は茶髪の腰まである長髪で、艶のある綺麗な髪をしている。
瞳は淡い青色でクリっとした可愛い円らな目をしていた。
「えっと、コロ?」
「は、はい・・・えっと・・・変・・・ですか?」
声はそのままで今まで魔物の姿からしていた声が目の前にいる人間の子供から聞こえてくる。
元々、可愛らしい綺麗な声をしていたので今の見た目ともよくあっているのだ・・・ただ。
「コロは・・・男の子だよね?」
「え・・・えっと、はい・・・そうですけど?」
「・・・・・・」
コロがそう言うと、私は少し、視線を下に降ろした・・・あ、うん、男のだね・・・・。
顔の見た目は女の子なのでは?と思うくらい可愛らしく、背丈も私より低い、世の男性なら守ってあげたくなるくらい女の子らしい見た目をしていた。
ただ、レディやミャオと違って虫タイプであるコロは元々、魔物タイプであるときは服を着ていない。
よって、人間の姿になった時にコロは素っ裸になっていたのだ。
そして、私は花麗しき乙女である。
その私の前で小さくて女の子みたいな見た目とはいえ、素っ裸の男がいるのだ。
「きゃああああ!!!」
私の悲鳴と共に、バトーネが風を切る・・・そして・・・。
「みぎゃああああああああああああああ!!!」
男性の象徴である物にクリーンヒットし、コロはこの世の者とは思えない悲鳴を上げるのだった。
「何!?一体どうしたのカモメ!!」
ディータが私とコロの悲鳴を聞いてすっ飛んできてくれた。
少し遅れてアネルさんも、そして別の方向からレディとミャアもやってきた。
そして、四人がこの場にやってくるとその光景を見て、事態を理解する。
この場に男性がいなかったのがコロの不幸であろう、その痛みを理解できるものは一人としていなかったのだ。
そして、同情の眼は向けられるも、仕方ないねの一言で終わらせられてしまうのだ・・・だが、コロは未だ立ち上がることも出来ず悶えているのであった。
私達は悶えているコロに布を被せ、レディとミャアに変身の指輪を渡す。
先程のコロで分かったが、変身の指輪の効果は幻などの実態のないもので誤魔化しているわけでは無く、体そのものを変えるまさしく変身であった。
そうであるのならば、そうそう、魔物であることがバレることはないだろう。
改めて思うが、こんなすごいものを作れるベインスってすごいんじゃないだろうか?
私は、未だ小屋の中で疲れ果て眠っている龍の変態を心の中で褒めるのであった。
コロに続きミャアが変身の指輪を付ける。
ミャアは黄色がベースの髪に茶色いメッシュが入った髪になり、髪型はセミショートなのだが、癖っ毛なのか外側に跳ねていてちょっとワイルドな感じである。
胸は大きくも小さくもなく程よい感じであり長身のミャアにはちょうど良くモデルのようなすらっとした体型であった。
元々、魔物の時からズボンとTシャツを着ていたミャアは変身しても裸になることはなかった。
だが、普通の人間の姿ではなく、尻尾と猫の耳だけ残っているので獣人に見える姿である。
なるほど、ミャアの場合は獣人の方が似合うね。
後でベインスに聞いたのだが、どんな姿になるかは指輪に入っている宝石と装備者の波長で変わるらしい、つまり別の指輪を付けると全く違う姿になることもあるしちょっとだけ違う姿になることもあるらしい。
その為ベインスは己の欲望のままの姿になる為に何個も指輪を作ったのだ・・・今つけているあの指輪はベインス並みに変態な指輪なんだろう・・・そうに違いない。
「おー、なかなか動きやすいニャ!」
ミャアはその姿が気に入ったのかピョンピョンと楽しそうに跳ねながら動き回っていた。
さて、次はレディである。
しかし、男好きのレディが見た目人間になったら、靡いてしまう男がいるんじゃないだろうか?
レディのイケメン狩りが実ってしまう可能性を考えるとちょっと怖いが魔物の姿のままだとツァインに入れないので付けてもらうしかない。
レディは、指輪を嵌めると光を放ちその姿を変えていった。
光が収まるとレディが変身した姿で現れる。
「これは・・・」
ディータが恐ろしいものを見たという表情で言葉をこぼした。
それはそうである・・・光の中から現れたレディは・・・ほとんど変わっていない・・・。
いや、人間にはなっているのだ、肌の色は緑から肌色になっているし、オークの特徴である鼻は人間の鼻になっている・・・でも、それだけである。
あとはほとんど変わっていない・・・そう言うのであれば恰幅のいいおばちゃんと言ったところであろうか。
豊満としか言いようのない胸とお腹、そしてお尻が一直線のラインで整っており、腕も足も太く、唇は鱈子の様である。
そして、髪の毛は長く背中のあたりまであるがウェーブでもかけてあるかの様に波を打っていた。
「あらぁん、どうかしらん?」
「えっと・・・すごくレディです」
「あらぁん、嬉しいわぁん」
レディは恐らく淑女という意味でのレディとして受け取ったのだろうが・・・あの姿はまさしくいつものレディであった。
レディが人間だったらこんな感じだろうという想像通りである。
「うふん、ここに来たかいがあったわねぇん♪」
「う、うん」
本人は満足そうに手鏡を見ている・・・てっきり手鏡を出し、自分の姿を見た時には卒倒しちゃうんじゃとか思ったのだけど・・・すごいお気に入りのようだ。
なら・・・いいのかな?
「と、とりあえず、目的は達成かな。」
「そ、そうね、ツァインに戻りましょうか」
「うん、あ、ベインスにお礼言わないとね」
ベインスのお陰でレディたちは無事、人間の姿に変身することが出来たのだった。
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