419 / 449
閑話 光竜兄弟、話し合う(レックス視点)
しおりを挟む
レックスとルーファスは、バレット商会の宿舎内に借りているレックスの部屋にいた。
ルーファスに捕まったレックスは、「どこかゆっくり話せるところ、無い?」とルーファスからやけに麗しい笑顔で聞かれ、半ば強制的に案内させられたのだ。
ルーファスは備え付けのテーブルセットの椅子に座り、空間収納から取り出したお茶で喉を潤していた。
一方で、レックスは気まずそうにベッドに腰かけて縮こまっていた。
見た目は瓜二つの白皙の美貌ではあるが、二人がまとっている空気は対照的だった。
「全く、もうこれっきりにしてよね。まさか僕宛ての手紙を勝手に持ち出してたなんて……」
ルーファスは一息つくと、呆れたように口を開いた。
「あの手紙がルーファスの手元にあったとして、結局教会の仕事があるから、護衛の仕事は受けられなかっただろう?」
「……それはそうだけど」
「そうなれば、レイ一人で護衛の仕事をする羽目になったんだぞ! まだ俺がいて良かったんじゃないか!?」
レックスはなんだか良さそうな理由をこじつけると、胸を張って堂々と言い訳した。
全く反省していない兄の様子を見て、ルーファスは「はぁ……」と大きな溜め息を吐いた。
「それに、どうするのさ? 王子様から食事に誘われてるんでしょ? 僕が以前会った雷竜も来るみたいだし、兄さんはどう誤魔化すつもりなの?」
ルーファスはじっとりと胡乱な視線を、レックスに向けた。
今朝、たまたま出くわした王国騎士団団長のイシュガルから、伝言を預かったのだ。「世話になったお礼として、そのうち食事でも」と伝えられ、レックスもレイもあっさり頷いてしまったのだった。
「そ、それは、俺がルーファスの振りをすれば……!」
レックスはそろ~りと視線を泳がせた。
「そんなの、すぐにバレるでしょ。いきなり竜王があらわれたら、雷竜の彼もびっくりするんじゃない?」
「ぐぅ……」
ルーファスからバッサリと断言され、レックスはくしゃくしゃの顔で黙り込んだ。
「さすがにその時は、僕も出席するからね。すぐにバレることだし、きちんと謝らないと。元はといえば、兄さんが僕の振りして騙したりするからいけないんだよ」
ルーファスはピシャリとレックスを叱った。
レックスはますます小さく縮こまってしまった。
「そ、そう言えば! ルーファス、レイはもしかして三大魔女じゃないのか!? あれ程の魔力量に、魔術を使うと何かの花の匂いがしたぞ! どうなんだ!?」
レックスは無理矢理話題を変えてきた。今度はルーファスを問いただし始める。
「あれ、兄さんに言ってなかったけ?」
ルーファスはきょとんと小首を傾げた。
「聞いてないぞ! 管理者なんかに加護なんか与えて、いいように使われたりしたらどうするんだ!?」
レックスは少し声を荒げた。淡い黄金眼は、どこか弟を心配するように揺れていた。
「レイはそういう子じゃないよ。僕の加護が使われたのも、今までもほんの数回だし。召喚までは加護の内容に入れてないから、急に呼び出されるようなことも無いし。特に問題ないよ?」
ルーファスはあっさりと答えた。
「無理に働かされるようなことは無いんだな!?」
「うん、それは無い。むしろ、最近はレイからの連絡が少なすぎてちょっと寂しいくらい」
レックスとルーファスは、確かめるようにじっと互いの瞳を覗き込んだ。
しばらく見つめ合った後、ルーファスが言っていることは本心だと納得したのか、レックスは「ふんっ、それならいい」と視線を逸らした。
「あ、そういえば! 兄さん、レイから聞いたんだけど、琥珀に手を出そうとしたんだって?」
「ぶっ!!?」
ルーファスの言葉に、レックスが勢いよく吹き出した。
「ち、違う! レイは一体、何を伝えたんだ!? 俺はただ単に猫を撫でようとしただけだ!!」
(レイは一体、どんな伝え方をしたんだ!? これじゃあまるで俺が変質者みたいじゃないか!!)
レックスは慌ててルーファスの前で手を振った。必死に自分は変質者ではないと言い訳をする。
「琥珀が嫌がってたって聞いたよ。確かに兄さんはかわいい小動物系が好きだとは思ってたけどさ。やめてよね、そういうのは」
ルーファスは不潔なものを見るように自らの兄を見つめた。その視線からは、嫌悪感がありありと滲み出ていた。
「だから違うんだああぁああっ!!!」
レックスはガバッと頭を抱え込んだ。
(ぐぬぅ、このままでは兄としての威厳が……! 俺が今言い訳してもますます怪しまれるだけだ! あとでレイにしっかり訂正させないと!!)
レックスはあとでレイに説教をかまそうと心に決めたのだった。
「それで、旅の方はどうだったの?」
ルーファスは呆れ切った溜め息を吐いた後、別の話題に切り替えた。
「おう、旅は大したことなかったぞ」
レックスは、これまでの護衛の旅の出来事をかいつまんで話した。
立ち寄った街のこと、出くわした盗賊団のこと、途中から火竜王ガロンが参加したこと、そして、思いの外テオドールと気が合って仲良くなったことなどいろいろと話した。
ルーファスは、レックスの冒険譚に静かに耳を傾けていた。
「そういえば、レイの飯は変わってるな。ドラゴニアの食材と、うちの里の調味料を合わせて、なかなかうまい飯を作ってたぞ。味噌入りの雑炊とか、バター醤油のパスタとかな」
レックスが上機嫌に話した。レイの作る料理は結構気に入っていたのだ。
「へぇ~? 僕、そういうの食べたことないんだけど?」
ルーファスがレックスをじっとりと見据えた。どんよりと不機嫌そうな魔力が漏れ始めている。
(ヒィッ! どっ、瞳孔が縦長になってる!? 手料理なんて、そんな羨むもんでもないだろう!?)
レックスはビクッとして、肩を小さく跳ね上げた。
「そ、そのうちレイも戻って来るだろう。せっかくだから、何か作ってもらえ……?」
レックスはおそるおそる提案した。今とりなしておかないと、後々チクチク何か言われそうな予感がしていた。
「……レイに迷惑じゃないかな?」
ルーファスの声は少し不安げに揺れていた。久々のレイとの再会ということもあり、遠慮しているようだった。
「サノセットは港街で珍しい食材が多いからな! レイも作るのを楽しんでたぞ!!」
(俺に嫉妬するぐらいなら、大人しく飯を作ってもらえ!!!)
恨めしそうに見てくる弟に、レックスは大きく頷いて断言した。
その時、レックスの部屋の扉を叩く音がした。
「ルーファス、光竜王様、ただいまです!」
扉の向こう側から、レイのかわいらしい声が聞こえてきた。
(よしっ、助かった!!)
レックスは今回の旅で初めてレイのことを心から感謝した。まるでピンチの時に救いのヒーローがあらわれたような感覚だった。
「レイ、おかえり」
ルーファスはいつもの優しげな雰囲気に戻って、柔らかく声をかけた。
「おう、入れ」
レックスもいつもの調子で適当に声をかける。
ガチャリと扉を開けたレイの背後には、水竜王ハムレットが立っていた。
思わぬ客人に、レックスとルーファスも少し頬を強張らせる。
「やあ。挨拶が遅れてすまなかったね」
ハムレットは優美な笑みを浮かべ、社交的に挨拶をした。
「いえ、こちらこそ挨拶が遅れて申し訳ない。ハムレット殿もお元気そうで何よりです」
レックスも居住まいを正して社交モードに入ると、ニカッと人の良さそうな笑顔を向けた。
ルーファスも兄に合わせて、ぺこりと小さく頭を下げる。
(変な目でこっち見んじゃねぇっ!!!)
レイが胡乱な視線をレックスに向けていたが、レックスは何事もなかったかのように華麗にスルーした。
「レイがね、二人とも一緒に夕食を食べたいと言っていたんだ」
「みんなで食べた方がおいしいですよね!」
ハムレットの言葉に、レイは黒曜石のような瞳をキラキラさせて元気よく答えた。
「それなら、僕はレイの手料理を食べてみたいな。兄さんの話だと、レイはドラゴニアの食材と光竜の里の調味料でおいしい料理を作ったんだってね」
ルーファスが、淡く優しげな黄色の瞳でレイを見つめた。
「そうですね、護衛依頼中に何度か作りましたよ! そうだ! せっかくだから、今夜は光竜王様が好きなアレにしましょうか!」
レイは胸元でパンッと両手を合わせると、何かメニューを思い付いたようでパァッと顔色を明るくした。
ウキウキと鼻歌混じりに「それじゃあ、準備してきますね!」とレックスの部屋を出て行った。
「ふぅん?」
「へぇ~?」
ハムレットとルーファスのじっとりと恨めしい視線が、レックスに集中した。
二人とも優しげな表情を顔に貼りつけてはいるが、部屋の中の空気は重くのしかかってくるような圧迫感があった。
(アイツ、余計なこと言って行きやがった!!!)
レックスは背中にダラダラと冷や汗をかきながら、夕食までのこの空き時間をどう無事に生き残ろうかと頭をフル回転させることになったのだった。
ルーファスに捕まったレックスは、「どこかゆっくり話せるところ、無い?」とルーファスからやけに麗しい笑顔で聞かれ、半ば強制的に案内させられたのだ。
ルーファスは備え付けのテーブルセットの椅子に座り、空間収納から取り出したお茶で喉を潤していた。
一方で、レックスは気まずそうにベッドに腰かけて縮こまっていた。
見た目は瓜二つの白皙の美貌ではあるが、二人がまとっている空気は対照的だった。
「全く、もうこれっきりにしてよね。まさか僕宛ての手紙を勝手に持ち出してたなんて……」
ルーファスは一息つくと、呆れたように口を開いた。
「あの手紙がルーファスの手元にあったとして、結局教会の仕事があるから、護衛の仕事は受けられなかっただろう?」
「……それはそうだけど」
「そうなれば、レイ一人で護衛の仕事をする羽目になったんだぞ! まだ俺がいて良かったんじゃないか!?」
レックスはなんだか良さそうな理由をこじつけると、胸を張って堂々と言い訳した。
全く反省していない兄の様子を見て、ルーファスは「はぁ……」と大きな溜め息を吐いた。
「それに、どうするのさ? 王子様から食事に誘われてるんでしょ? 僕が以前会った雷竜も来るみたいだし、兄さんはどう誤魔化すつもりなの?」
ルーファスはじっとりと胡乱な視線を、レックスに向けた。
今朝、たまたま出くわした王国騎士団団長のイシュガルから、伝言を預かったのだ。「世話になったお礼として、そのうち食事でも」と伝えられ、レックスもレイもあっさり頷いてしまったのだった。
「そ、それは、俺がルーファスの振りをすれば……!」
レックスはそろ~りと視線を泳がせた。
「そんなの、すぐにバレるでしょ。いきなり竜王があらわれたら、雷竜の彼もびっくりするんじゃない?」
「ぐぅ……」
ルーファスからバッサリと断言され、レックスはくしゃくしゃの顔で黙り込んだ。
「さすがにその時は、僕も出席するからね。すぐにバレることだし、きちんと謝らないと。元はといえば、兄さんが僕の振りして騙したりするからいけないんだよ」
ルーファスはピシャリとレックスを叱った。
レックスはますます小さく縮こまってしまった。
「そ、そう言えば! ルーファス、レイはもしかして三大魔女じゃないのか!? あれ程の魔力量に、魔術を使うと何かの花の匂いがしたぞ! どうなんだ!?」
レックスは無理矢理話題を変えてきた。今度はルーファスを問いただし始める。
「あれ、兄さんに言ってなかったけ?」
ルーファスはきょとんと小首を傾げた。
「聞いてないぞ! 管理者なんかに加護なんか与えて、いいように使われたりしたらどうするんだ!?」
レックスは少し声を荒げた。淡い黄金眼は、どこか弟を心配するように揺れていた。
「レイはそういう子じゃないよ。僕の加護が使われたのも、今までもほんの数回だし。召喚までは加護の内容に入れてないから、急に呼び出されるようなことも無いし。特に問題ないよ?」
ルーファスはあっさりと答えた。
「無理に働かされるようなことは無いんだな!?」
「うん、それは無い。むしろ、最近はレイからの連絡が少なすぎてちょっと寂しいくらい」
レックスとルーファスは、確かめるようにじっと互いの瞳を覗き込んだ。
しばらく見つめ合った後、ルーファスが言っていることは本心だと納得したのか、レックスは「ふんっ、それならいい」と視線を逸らした。
「あ、そういえば! 兄さん、レイから聞いたんだけど、琥珀に手を出そうとしたんだって?」
「ぶっ!!?」
ルーファスの言葉に、レックスが勢いよく吹き出した。
「ち、違う! レイは一体、何を伝えたんだ!? 俺はただ単に猫を撫でようとしただけだ!!」
(レイは一体、どんな伝え方をしたんだ!? これじゃあまるで俺が変質者みたいじゃないか!!)
レックスは慌ててルーファスの前で手を振った。必死に自分は変質者ではないと言い訳をする。
「琥珀が嫌がってたって聞いたよ。確かに兄さんはかわいい小動物系が好きだとは思ってたけどさ。やめてよね、そういうのは」
ルーファスは不潔なものを見るように自らの兄を見つめた。その視線からは、嫌悪感がありありと滲み出ていた。
「だから違うんだああぁああっ!!!」
レックスはガバッと頭を抱え込んだ。
(ぐぬぅ、このままでは兄としての威厳が……! 俺が今言い訳してもますます怪しまれるだけだ! あとでレイにしっかり訂正させないと!!)
レックスはあとでレイに説教をかまそうと心に決めたのだった。
「それで、旅の方はどうだったの?」
ルーファスは呆れ切った溜め息を吐いた後、別の話題に切り替えた。
「おう、旅は大したことなかったぞ」
レックスは、これまでの護衛の旅の出来事をかいつまんで話した。
立ち寄った街のこと、出くわした盗賊団のこと、途中から火竜王ガロンが参加したこと、そして、思いの外テオドールと気が合って仲良くなったことなどいろいろと話した。
ルーファスは、レックスの冒険譚に静かに耳を傾けていた。
「そういえば、レイの飯は変わってるな。ドラゴニアの食材と、うちの里の調味料を合わせて、なかなかうまい飯を作ってたぞ。味噌入りの雑炊とか、バター醤油のパスタとかな」
レックスが上機嫌に話した。レイの作る料理は結構気に入っていたのだ。
「へぇ~? 僕、そういうの食べたことないんだけど?」
ルーファスがレックスをじっとりと見据えた。どんよりと不機嫌そうな魔力が漏れ始めている。
(ヒィッ! どっ、瞳孔が縦長になってる!? 手料理なんて、そんな羨むもんでもないだろう!?)
レックスはビクッとして、肩を小さく跳ね上げた。
「そ、そのうちレイも戻って来るだろう。せっかくだから、何か作ってもらえ……?」
レックスはおそるおそる提案した。今とりなしておかないと、後々チクチク何か言われそうな予感がしていた。
「……レイに迷惑じゃないかな?」
ルーファスの声は少し不安げに揺れていた。久々のレイとの再会ということもあり、遠慮しているようだった。
「サノセットは港街で珍しい食材が多いからな! レイも作るのを楽しんでたぞ!!」
(俺に嫉妬するぐらいなら、大人しく飯を作ってもらえ!!!)
恨めしそうに見てくる弟に、レックスは大きく頷いて断言した。
その時、レックスの部屋の扉を叩く音がした。
「ルーファス、光竜王様、ただいまです!」
扉の向こう側から、レイのかわいらしい声が聞こえてきた。
(よしっ、助かった!!)
レックスは今回の旅で初めてレイのことを心から感謝した。まるでピンチの時に救いのヒーローがあらわれたような感覚だった。
「レイ、おかえり」
ルーファスはいつもの優しげな雰囲気に戻って、柔らかく声をかけた。
「おう、入れ」
レックスもいつもの調子で適当に声をかける。
ガチャリと扉を開けたレイの背後には、水竜王ハムレットが立っていた。
思わぬ客人に、レックスとルーファスも少し頬を強張らせる。
「やあ。挨拶が遅れてすまなかったね」
ハムレットは優美な笑みを浮かべ、社交的に挨拶をした。
「いえ、こちらこそ挨拶が遅れて申し訳ない。ハムレット殿もお元気そうで何よりです」
レックスも居住まいを正して社交モードに入ると、ニカッと人の良さそうな笑顔を向けた。
ルーファスも兄に合わせて、ぺこりと小さく頭を下げる。
(変な目でこっち見んじゃねぇっ!!!)
レイが胡乱な視線をレックスに向けていたが、レックスは何事もなかったかのように華麗にスルーした。
「レイがね、二人とも一緒に夕食を食べたいと言っていたんだ」
「みんなで食べた方がおいしいですよね!」
ハムレットの言葉に、レイは黒曜石のような瞳をキラキラさせて元気よく答えた。
「それなら、僕はレイの手料理を食べてみたいな。兄さんの話だと、レイはドラゴニアの食材と光竜の里の調味料でおいしい料理を作ったんだってね」
ルーファスが、淡く優しげな黄色の瞳でレイを見つめた。
「そうですね、護衛依頼中に何度か作りましたよ! そうだ! せっかくだから、今夜は光竜王様が好きなアレにしましょうか!」
レイは胸元でパンッと両手を合わせると、何かメニューを思い付いたようでパァッと顔色を明るくした。
ウキウキと鼻歌混じりに「それじゃあ、準備してきますね!」とレックスの部屋を出て行った。
「ふぅん?」
「へぇ~?」
ハムレットとルーファスのじっとりと恨めしい視線が、レックスに集中した。
二人とも優しげな表情を顔に貼りつけてはいるが、部屋の中の空気は重くのしかかってくるような圧迫感があった。
(アイツ、余計なこと言って行きやがった!!!)
レックスは背中にダラダラと冷や汗をかきながら、夕食までのこの空き時間をどう無事に生き残ろうかと頭をフル回転させることになったのだった。
24
あなたにおすすめの小説
異世界に召喚されて2日目です。クズは要らないと追放され、激レアユニークスキルで危機回避したはずが、トラブル続きで泣きそうです。
もにゃむ
ファンタジー
父親に教師になる人生を強要され、父親が死ぬまで自分の望む人生を歩むことはできないと、人生を諦め淡々とした日々を送る清泉だったが、夏休みの補習中、突然4人の生徒と共に光に包まれ異世界に召喚されてしまう。
異世界召喚という非現実的な状況に、教師1年目の清泉が状況把握に努めていると、ステータスを確認したい召喚者と1人の生徒の間にトラブル発生。
ステータスではなく職業だけを鑑定することで落ち着くも、清泉と女子生徒の1人は職業がクズだから要らないと、王都追放を言い渡されてしまう。
残留組の2人の生徒にはクズな職業だと蔑みの目を向けられ、
同時に追放を言い渡された女子生徒は問題行動が多すぎて退学させるための監視対象で、
追加で追放を言い渡された男子生徒は言動に違和感ありまくりで、
清泉は1人で自由に生きるために、問題児たちからさっさと離れたいと思うのだが……
祝・定年退職!? 10歳からの異世界生活
空の雲
ファンタジー
中田 祐一郎(なかたゆういちろう)60歳。長年勤めた会社を退職。
最後の勤めを終え、通い慣れた電車で帰宅途中、突然の衝撃をうける。
――気付けば、幼い子供の姿で見覚えのない森の中に……
どうすればいいのか困惑する中、冒険者バルトジャンと出会う。
顔はいかついが気のいいバルトジャンは、行き場のない子供――中田祐一郎(ユーチ)の保護を申し出る。
魔法や魔物の存在する、この世界の知識がないユーチは、迷いながらもその言葉に甘えることにした。
こうして始まったユーチの異世界生活は、愛用の腕時計から、なぜか地球の道具が取り出せたり、彼の使う魔法が他人とちょっと違っていたりと、出会った人たちを驚かせつつ、ゆっくり動き出す――
※2月25日、書籍部分がレンタルになりました。
ゴミスキルと追放された【万物鑑定】の俺、実は最強でした。Sランクパーティが崩壊する頃、俺は伝説の仲間と辺境で幸せに暮らしています
黒崎隼人
ファンタジー
Sランク勇者パーティのお荷物扱いされ、「ゴミスキル」と罵られて追放された鑑定士のアッシュ。
失意の彼が覚醒させたのは、森羅万象を見通し未来さえも予知する超チートスキル【万物鑑定】だった!
この力を使い、アッシュはエルフの少女や凄腕の鍛冶師、そして伝説の魔獣フェンリル(もふもふ)といった最強の仲間たちを集め、辺境の町を大発展させていく。
一方、彼を追放した勇者たちは、アッシュのサポートを失い、ダンジョンで全滅の危機に瀕していた――。
「今さら戻ってこい? お断りだ。俺はこっちで幸せにやってるから」
底辺から駆け上がる痛快逆転ファンタジー、ここに開幕!
ちっちゃくて可愛いものがお好きですか。そうですかそうですか。もう十分わかったので放してもらっていいですか。
南田 此仁
恋愛
ブラック企業を飛び出すように退職した日菜(ヒナ)は、家で一人祝杯を上げていた――はずなのに。
不意に落ちたペンダントトップへと手を伸ばし、気がつけばまったく見知らぬ場所にいた。
周囲を取り巻く巨大なぬいぐるみたち。
巨大化したペンダントトップ。
あれ?
もしかして私、ちっちゃくなっちゃった――!?
……なーんてね。夢でしょ、夢!
と思って過ごしていたものの、一向に目が覚める気配はなく。
空腹感も尿意もある異様にリアルな夢のなか、鬼のような形相の家主から隠れてドールハウスで暮らしてみたり、仮眠中の家主にこっそりと触れてみたり。
姿を見られたが最後、可愛いもの好きの家主からの溺愛が止まりません……!?
■一話 800~1000文字ほど
■濡れ場は後半、※マーク付き
■ご感想いただけるととっても嬉しいです( *´艸`)
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
猫好きのぼっちおじさん、招かれた異世界で気ままに【亜空間倉庫】で移動販売を始める
遥風 かずら
ファンタジー
【HOTランキング1位作品(9月2週目)】
猫好きを公言する独身おじさん麦山湯治(49)は商売で使っているキッチンカーを車検に出し、常連カードの更新も兼ねていつもの猫カフェに来ていた。猫カフェの一番人気かつ美人トラ猫のコムギに特に好かれており、湯治が声をかけなくても、自発的に膝に乗ってきては抱っこを要求されるほどの猫好き上級者でもあった。
そんないつものもふもふタイム中、スタッフに信頼されている湯治は他の客がいないこともあって、数分ほど猫たちの見守りを頼まれる。二つ返事で猫たちに温かい眼差しを向ける湯治。そんな時、コムギに手招きをされた湯治は細長い廊下をついて歩く。おかしいと感じながら延々と続く長い廊下を進んだ湯治だったが、コムギが突然湯治の顔をめがけて引き返してくる。怒ることのない湯治がコムギを顔から離して目を開けると、そこは猫カフェではなくのどかな厩舎の中。
まるで招かれるように異世界に降り立った湯治は、好きな猫と一緒に生きることを目指して外に向かうのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる