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ラルフ視点
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魔王を倒した時、眩しい聖魔法の光の中で、僕の中の何かにヒビが入ってパリンッと割れる感覚があった。
光が収まった後、勇者アクスは呆然と空を見上げて立ち尽くしてるし、聖女ソフィアは気を失って倒れてるし、賢者イーライは何か真っ黒な物を握りしめて座り込んでいた。
なぜか、僕だけが何もなく無事だった。
とにかく、ソフィアは倒れてちゃってるし、魔王はもういないんだから、元気な僕が彼女を担いで、イーライを揺すって正気に戻させて、最後に滞在した街まで転移魔法で戻ってもらった。
僕が身代わりにしたもの——それは、転移で戻った街で判明した。
ソフィアを街の診療所に届け、治療を受けさせて一段落した時だった。
とにかく宿を取ろうと、僕とイーライで診療所を出た。
その時、たまたますれ違った若い女性に目がいった。
とても不思議な感覚だった。まるで悪い魔法から目覚めたような気分だった。
通りすがりの女性が、色鮮やかに見えたんだ。淡い金髪はサラサラと風に靡いていて、白い肌に小さな鼻、整った顔立ちの綺麗な人だった。
彼女が過ぎ去っていく姿が、スローモーションのようにゆっくり、くっきりと見えた。
「あの人、綺麗だね」
僕はいつの間にかひとりごちていた。
「はぁ? ラルフ、お前こんな時に一体…………はぁあ゛っ!?」
隣を歩いていたイーライが、急に素っ頓狂な声をあげた。
その夜は宿の部屋で、僕はアクスとイーライから質問攻めにあった。
ソフィアは療養のため、診療所の方に泊まっていた。
「いいか、正直に答えてくれ。決して誤魔化すなよ?」
イーライが僕の両肩をがっしりと掴んだ。なんだか真剣すぎて恐い顔をしてる。
「……ああ、急にどうしたの?」
「ラルフの身代わりになったものが何か、分かるかもしれないんだ!」
アクスもイーライと同じような恐い顔をして、にじり寄って来た。
「……うん、分かった……」
イーライとアクスの気迫に負けて、僕は訳もわからないまま頷いた。
こうして、僕の中から「番の絆」が消えていることが判明した。
アクスとイーライは酷く頭を抱えていた。「ラルフを無事に帰すと約束したのに……!」と二人はブツブツと呟いていた。
僕は「別に怪我はしていないのに」と思ったけど、二人の様子から口に出すのは止めておいた。
後から目が覚めたソフィアにも報告したら、彼女はショックのあまり倒れてしまった。その瞬間に、ソフィアは診療所にまたもう一泊することが決まった。
「番の絆」を失くしたはずの僕が一番、実感が湧いてなかった——目の前に番のアンがいないからかもしれない、とその時は軽く考えていた。
魔王討伐に成功したことを王様に報告した後は、僕たちはすぐに僕の生まれ故郷の街に向かった。
二年ぶりに会ったアンは可愛いんだけど、あまりパッとしない感じがした。
アンは小柄で幼めな顔立ちで、可愛らしい感じだ。でも、ブラウンの髪にブラウンの瞳は人間にはよくある色合いで、少しだけ地味に見えた。
アンに愛着があるにはあるけど、以前みたいな「彼女じゃなきゃいけない」ような狂おしく愛おしいみたいな感覚はなくなっていた。
二年ぶりに聞いたアンの声も可愛いとは思うし、久々に嗅いだ彼女の匂いも、懐かしくて落ち着く好きな香りだった。
でも、以前みたいに胸を締め付けるような何かは感じられなかった。
──そのことが、なんだかショックだった。これが「番の絆」を失くすことかと理解した。
でも、それと同時に自由も感じられた。アンだけに縛られない自由だ。
人間には番という概念は無いし、誰を好きになっても構わないという自由がある。
そう考えると、獣人は番に囚われて、それこそ番を失ってしまえば心身共に弱ってしまうから、なんだかとても不自由だなって思った。
あんなに僕の世界はアンだけで彼女中心に回っていたのに、今では「世界には他にも女性はいるんだ」と当たり前のことに納得している自分がいて、今まで狭かった僕の視野が一気に広がった感じだった。
目から鱗が落ちたような、真理を悟ったような、やけにスッキリした感じだった。
二人きりで話し合った後、アンが「ちょっと考えたい」と言っていたから、彼女のことはそっとしておいた。
その後、アンの具合が悪くなったとも耳にしてはいたけど、どんな顔して彼女に会えばいいか分からなかったし、見知らぬ人とお酒を飲んで楽しく過ごす方が、パーッといろいろ忘れられて気がラクだった——僕はあの時、逃げたんだ。番だったアンから。
——そして、僕はアンに振られてしまった。
確かに、番の絆を失って、アンのことを本気で好きかどうかも分からなくなっていた。新しい人たちと出会うことの方が、新鮮で刺激的で興味がそそられたのも事実だ。
でも、アンのことを嫌いになったわけではないし、情が何も残っていないわけでもなかった。
でもアンの「私のこと、好き?」っていう質問には、すぐには答えられなかった。
僕に「いってらっしゃい」と告げたアンは、今まで見てきた中でも一番冷たい顔をしていた。
この時僕は、実際に番の絆が消えてしまった時よりも、とてつもなく大切な何かに見捨てられてしまったような喪失感を味わった。
その後、僕は伝説の剣の欠片を回収する旅について行くことを決めた。
——あれから五年。
伝説の剣の欠片の回収が終わって、僕は久しぶりに故郷の街に戻って来た。
いまだに僕の中の「番の絆」は壊れたままだ。でも、五年前のあの時よりは、まだ回復してきているのかもしれない──久々にアンの顔を見たいと思う程には。
五年の間に、街並みは随分と変わっていた。
でも僕の足は、自然と通い慣れた道を歩いていた。
煉瓦積みの見慣れた薬屋には、店番のアンがいた。
五年の間にぐっと大人っぽくなったアンが、カウンター越しに笑顔でお客さんとおしゃべりしていた。
彼女の笑顔に、僕はなぜかホッと安堵していた。
失くしてしまった何か大切なものを見つけ出せた時のような、心の強張りが抜けたような安心感だった。
しばらくすると、店の奥から薬の袋を持って、幼馴染のグレンが出て来た。
グレンの後には小さな女の子がついて来ていて、その子はカウンターによじ登ると、バイバイと小さな手をお客さんに振っていた。
アンとグレンも、笑顔でお客さんを送り出していた。
僕は思わず、彼らに見つからないように顔を隠してその場を足早に去っていた。
街の中央にある公園の噴水——よくデートで来ていたところだ。
その縁に、腰かける。
息を吐いて、ドクドクと嫌に鳴り響く鼓動を落ち着かせる。
少しだけでも、アンが元気なことが、彼女の笑顔が見れて、僕はホッとしていた。
でもそれと同時に、僕以外の誰かと一緒に笑い合っているアンを、これ以上見ていたくないとも思った。
きっと、アンはグレンと——
僕がこの街にいたら、きっとアンの今の暮らしの邪魔になってしまう。
僕はそっとこの街を去ることにした。
微かに軋む胸を押さえて──
光が収まった後、勇者アクスは呆然と空を見上げて立ち尽くしてるし、聖女ソフィアは気を失って倒れてるし、賢者イーライは何か真っ黒な物を握りしめて座り込んでいた。
なぜか、僕だけが何もなく無事だった。
とにかく、ソフィアは倒れてちゃってるし、魔王はもういないんだから、元気な僕が彼女を担いで、イーライを揺すって正気に戻させて、最後に滞在した街まで転移魔法で戻ってもらった。
僕が身代わりにしたもの——それは、転移で戻った街で判明した。
ソフィアを街の診療所に届け、治療を受けさせて一段落した時だった。
とにかく宿を取ろうと、僕とイーライで診療所を出た。
その時、たまたますれ違った若い女性に目がいった。
とても不思議な感覚だった。まるで悪い魔法から目覚めたような気分だった。
通りすがりの女性が、色鮮やかに見えたんだ。淡い金髪はサラサラと風に靡いていて、白い肌に小さな鼻、整った顔立ちの綺麗な人だった。
彼女が過ぎ去っていく姿が、スローモーションのようにゆっくり、くっきりと見えた。
「あの人、綺麗だね」
僕はいつの間にかひとりごちていた。
「はぁ? ラルフ、お前こんな時に一体…………はぁあ゛っ!?」
隣を歩いていたイーライが、急に素っ頓狂な声をあげた。
その夜は宿の部屋で、僕はアクスとイーライから質問攻めにあった。
ソフィアは療養のため、診療所の方に泊まっていた。
「いいか、正直に答えてくれ。決して誤魔化すなよ?」
イーライが僕の両肩をがっしりと掴んだ。なんだか真剣すぎて恐い顔をしてる。
「……ああ、急にどうしたの?」
「ラルフの身代わりになったものが何か、分かるかもしれないんだ!」
アクスもイーライと同じような恐い顔をして、にじり寄って来た。
「……うん、分かった……」
イーライとアクスの気迫に負けて、僕は訳もわからないまま頷いた。
こうして、僕の中から「番の絆」が消えていることが判明した。
アクスとイーライは酷く頭を抱えていた。「ラルフを無事に帰すと約束したのに……!」と二人はブツブツと呟いていた。
僕は「別に怪我はしていないのに」と思ったけど、二人の様子から口に出すのは止めておいた。
後から目が覚めたソフィアにも報告したら、彼女はショックのあまり倒れてしまった。その瞬間に、ソフィアは診療所にまたもう一泊することが決まった。
「番の絆」を失くしたはずの僕が一番、実感が湧いてなかった——目の前に番のアンがいないからかもしれない、とその時は軽く考えていた。
魔王討伐に成功したことを王様に報告した後は、僕たちはすぐに僕の生まれ故郷の街に向かった。
二年ぶりに会ったアンは可愛いんだけど、あまりパッとしない感じがした。
アンは小柄で幼めな顔立ちで、可愛らしい感じだ。でも、ブラウンの髪にブラウンの瞳は人間にはよくある色合いで、少しだけ地味に見えた。
アンに愛着があるにはあるけど、以前みたいな「彼女じゃなきゃいけない」ような狂おしく愛おしいみたいな感覚はなくなっていた。
二年ぶりに聞いたアンの声も可愛いとは思うし、久々に嗅いだ彼女の匂いも、懐かしくて落ち着く好きな香りだった。
でも、以前みたいに胸を締め付けるような何かは感じられなかった。
──そのことが、なんだかショックだった。これが「番の絆」を失くすことかと理解した。
でも、それと同時に自由も感じられた。アンだけに縛られない自由だ。
人間には番という概念は無いし、誰を好きになっても構わないという自由がある。
そう考えると、獣人は番に囚われて、それこそ番を失ってしまえば心身共に弱ってしまうから、なんだかとても不自由だなって思った。
あんなに僕の世界はアンだけで彼女中心に回っていたのに、今では「世界には他にも女性はいるんだ」と当たり前のことに納得している自分がいて、今まで狭かった僕の視野が一気に広がった感じだった。
目から鱗が落ちたような、真理を悟ったような、やけにスッキリした感じだった。
二人きりで話し合った後、アンが「ちょっと考えたい」と言っていたから、彼女のことはそっとしておいた。
その後、アンの具合が悪くなったとも耳にしてはいたけど、どんな顔して彼女に会えばいいか分からなかったし、見知らぬ人とお酒を飲んで楽しく過ごす方が、パーッといろいろ忘れられて気がラクだった——僕はあの時、逃げたんだ。番だったアンから。
——そして、僕はアンに振られてしまった。
確かに、番の絆を失って、アンのことを本気で好きかどうかも分からなくなっていた。新しい人たちと出会うことの方が、新鮮で刺激的で興味がそそられたのも事実だ。
でも、アンのことを嫌いになったわけではないし、情が何も残っていないわけでもなかった。
でもアンの「私のこと、好き?」っていう質問には、すぐには答えられなかった。
僕に「いってらっしゃい」と告げたアンは、今まで見てきた中でも一番冷たい顔をしていた。
この時僕は、実際に番の絆が消えてしまった時よりも、とてつもなく大切な何かに見捨てられてしまったような喪失感を味わった。
その後、僕は伝説の剣の欠片を回収する旅について行くことを決めた。
——あれから五年。
伝説の剣の欠片の回収が終わって、僕は久しぶりに故郷の街に戻って来た。
いまだに僕の中の「番の絆」は壊れたままだ。でも、五年前のあの時よりは、まだ回復してきているのかもしれない──久々にアンの顔を見たいと思う程には。
五年の間に、街並みは随分と変わっていた。
でも僕の足は、自然と通い慣れた道を歩いていた。
煉瓦積みの見慣れた薬屋には、店番のアンがいた。
五年の間にぐっと大人っぽくなったアンが、カウンター越しに笑顔でお客さんとおしゃべりしていた。
彼女の笑顔に、僕はなぜかホッと安堵していた。
失くしてしまった何か大切なものを見つけ出せた時のような、心の強張りが抜けたような安心感だった。
しばらくすると、店の奥から薬の袋を持って、幼馴染のグレンが出て来た。
グレンの後には小さな女の子がついて来ていて、その子はカウンターによじ登ると、バイバイと小さな手をお客さんに振っていた。
アンとグレンも、笑顔でお客さんを送り出していた。
僕は思わず、彼らに見つからないように顔を隠してその場を足早に去っていた。
街の中央にある公園の噴水——よくデートで来ていたところだ。
その縁に、腰かける。
息を吐いて、ドクドクと嫌に鳴り響く鼓動を落ち着かせる。
少しだけでも、アンが元気なことが、彼女の笑顔が見れて、僕はホッとしていた。
でもそれと同時に、僕以外の誰かと一緒に笑い合っているアンを、これ以上見ていたくないとも思った。
きっと、アンはグレンと——
僕がこの街にいたら、きっとアンの今の暮らしの邪魔になってしまう。
僕はそっとこの街を去ることにした。
微かに軋む胸を押さえて──
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