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第四章 ウォーグラフト領
ノア・クラーク
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「キュア」
俺はノア・クラーク。聖鳳教会の聖者で、中級神官でもある。
王都ガシュラにある教会内の治癒院で、俺は患者さんの腕に手をかざして呪文を唱えていた。
患者さんの腕は、まだらに赤色や紫色に腫れあがっていて、人の肌にしては毒々しい色をしていた——毒持ちの魔物の攻撃を受けてしまったらしい。
俺は、以前は冒険者をしていた。その時は、毒持ちの魔物が少ない地域で活動していから、本格的に解毒魔術を習ったのは、教会に入ってからだった。
どんな毒かによって魔力の込め方や、場合によっては詠唱する呪文も長くなったりするから、単純に魔力をたっぷり込めて傷を回復させる治癒魔術よりも複雑だ。
俺が魔力を込め続けていると、患者さんの腕の色が濃い赤紫からだんだんと薄くなっていった。完全に色と腫れが引くと、俺は一息ついた。
「グラントさん、どうでしょうか?」
俺は、すぐそばで見守っていたチームリーダーのグラントさんに確認した。
グラントさんは癒しの神官の先輩で、上級神官だ。俺が教会に入ってからいろいろ教えてもらったり、相談に乗ってもらったりしている。頼れる兄貴分って感じだ。
俺と他二人の聖女見習いのチームのリーダー兼指導役だ。
「うん、だいぶ上達したな。毒も体内に残っていないようだし、腫れも綺麗に引いたな」
グラントさんが爽やかな笑顔で頷いてくれた。
「ノア、そろそろ交代の時間よ」
声をかけてきたのは、俺の婚約者で聖女見習いのリリアンだ。
淡くて長い金髪を清楚にハーフアップにまとめていて、目尻がツンと上がった猫目の瞳は、澄んだラベンダー色だ。気品のある高嶺の花って感じの美少女だ。
治癒院でのお勤めは交代制になる。魔力量にはどうしても限界があるから、ずっと同じ人が治癒や解毒魔術をかけていると、魔力切れになってしまう。
「うん、次の患者さんからよろしく」
「分かったわ」
俺は診察席から立つと、リリアンと交代した。
リリアンのサポートに、同じチームのエラが彼女のそばに立った。
エラもリリアンと同じ聖女見習いだ。小柄で、ココアブラウンの柔らかそうな髪に、好奇心が強そうなペリドット色の瞳をしていて、リスみたいな小動物系の可愛らしい子だ。
「そういえば、今日の業務後に、チームでクラーク司教の執務室に呼ばれていたな」
交代して後ろに下がると、グラントさんが、思い出したように口ずさんだ。
「今度は何でしょうか?」
「さぁな。また後方支援かな? 聞いてみないと何とも」
「そうですね」
後方支援の仕事は、以前すごく大変な目に遭ったことがあるから、どうしても警戒してしまう。
俺は「別の用事でありますように!」とこっそり願った。
***
コンコンッ。
グラントさんが代表して、執務室の扉を叩いた。
「失礼します。グラントです。チームを連れて参りました」
「おお、入りたまえ」
中から声がけがあって、俺たちは部屋の中に入った。
「皆、よく来てくれたな」
俺の養父——ここ聖鳳教会ガシュラ支部で司教を務めるオリヴァー・クラーク伯爵が、穏やかな笑顔で迎え入れてくれた。
「おや? あなたは……」
グラントさんが、先客に驚いて呟いた。
「ご無沙汰してます、グラント上級神官、ノアさん、リリアンさん、エラさん」
父上の執務机のそばに立っていたのは、教皇猊下専属の聖騎士ウィリアムさんだ。胸元に手を当て、優雅に教会式の礼の姿勢をとっている。
ウィリアムさんは細身で背が高く、癖の強い短い銀髪をした聖騎士だ。とっても強くて、聖騎士の中でも特別な聖武器を持つ「聖槍の騎士」でもある。
「ウィリアムさん、お久しぶりです! お元気でしたか?」
久しぶりの再会に、俺は嬉しくなって声をかけた。
ウィリアムさんは教皇猊下の護衛を務めているから、王都の教会には滅多に来ないんだ。
「ええ、相変わらずですよ。皆さんもお元気そうですね」
ウィリアムさんはチームメンバーを見渡すと、にこやかに微笑んだ。
「こちらこそご無沙汰しております。モノケロス卿がここにいらっしゃるということは……」
「そうだ。またノアに出張してもらいたいのだ。今度は、ウォーグラフト領内の教会をいくつか回ってもらいたい。彼はその護衛だ」
グラントさんが言いかけると、父上が説明を始めた。
ウォーグラフト領では、ここしばらく長雨が続いていた。そのせいで村や街が流されたり、家や畑が浸水したりして、大きな被害が出ていた。
長雨も落ち着いて、街や畑の復興作業も始まったため、聖者に支援物資を持たせて各教会に慰問してもらおう、ということになったらしい。
「慰問、ですか……?」
俺はあまりピンとこなくて、少し首を捻った。
慰問って、何をやるんだろう?
今までの人生で「慰問」なんて受けたことがないから、何ともイメージが湧かなかった。
「『慰問』と言っても、そんなに難しく考えることはないよ。『聖者がわざわざ来てくれた』というだけでも、教会関係者にとっては励みになるだろう。ノアにできることをやってくれればいい」
俺の不安な思いを察してか、父上が穏やかに教えてくれた。
「ノアさんには、訪問先の教会で癒し魔術を使って治療をしてもらう予定です。多少制限はありますが、他にも先方から何かしら要望があれば、手伝うこともできますよ」
ウィリアムさんも、にこにこと説明してくれた。
そうだよな! 「慰問」って言っても、無理難題をやれってことではないよな。
治癒魔術は普段の仕事でもやってることだし、自分にできることをやって、できないことは普通に断ればいいしな。
それに、俺が行くことで被災地で何か手伝えたり、皆の励みになれたら嬉しい。
「それなら大丈夫そうです」
俺はすぐに快諾した。
「それから、ウォーグラフトは長雨の影響で橋が流されたり、道が寸断されてまだ復興が追いついていない所もあるらしい」
「えっと、ということは……」
父上の言葉に、俺はなんだか一抹の不安がよぎった。
「ノアは毎週、特別治癒の予定もあるからな。今回も移動には転移魔術のスクロールを使ってもらう」
「……転移魔術のスクロール……」
父上の言葉に、グラントさんがあからさまに渋い表情をした。
俺は以前、レスタリア領に後方支援の仕事に行ったことがある。その時も転移魔術のスクロールを使ったんだけど、スクロールに干渉する魔道具も仕込まれていたみたいで、俺は目的地の後方支援キャンプとは全く異なる、最前線に飛ばされてしまったんだ。
その魔道具は直接俺を狙ったものではなかったけど、転移魔術のスクロールを使うとなると、その時のことが思い出されて、やっぱりどうしても身構えてしまう……
「クラーク司教、そのスクロールは本当に大丈夫なものなのでしょうか?」
ウィリアムさんが、俺たちが今一番聞きたかったことをズバリ訊いてくれた。
「今回使うスクロールは、バレット商会に特注したものらしい。スクロールの使用中に、他の魔術や魔道具の干渉を受けないよう防御魔術も施してもらった」
父上は執務机の上で手を組みながら、落ち着いた様子で話された。
「……まぁ、でしたら特に問題は無いでしょう。でも、よく予算が下りましたね」
ウィリアムさんが珍しく少し驚いて、藍色の瞳を丸くしていた。
「ああ。前回のこともあるし、聖者の安全には変えられないからな」
父上が溜め息混じりに苦笑してる——元々、転移魔術のスクロールは高価だけど、今回は特殊効果も付いてる特注品みたいだし、結構な額になったのかな?
「グラントさん、バレット商会のスクロールって、そんなにいいものなんですか?」
「値段は高いが、相応に質も高いって噂だな」
俺はグラントさんにこっそり確認した。
グラントさんも小声で返してくれる。
きちんと評判の良いところで用意してもらったみたいだ。それなら、今回は心配無いかな?
「いきなりで悪いが、出発は明後日だ。それまでに準備をしてもらいたい」
「分かりました」
父上の指示に、グラントさんが代表して答えてくれた。
俺とリリアンとエラも、無言で頷く。
「それでは皆さん、よろしくお願いします」
ウィリアムさんも、穏やかに微笑んだ。
俺はノア・クラーク。聖鳳教会の聖者で、中級神官でもある。
王都ガシュラにある教会内の治癒院で、俺は患者さんの腕に手をかざして呪文を唱えていた。
患者さんの腕は、まだらに赤色や紫色に腫れあがっていて、人の肌にしては毒々しい色をしていた——毒持ちの魔物の攻撃を受けてしまったらしい。
俺は、以前は冒険者をしていた。その時は、毒持ちの魔物が少ない地域で活動していから、本格的に解毒魔術を習ったのは、教会に入ってからだった。
どんな毒かによって魔力の込め方や、場合によっては詠唱する呪文も長くなったりするから、単純に魔力をたっぷり込めて傷を回復させる治癒魔術よりも複雑だ。
俺が魔力を込め続けていると、患者さんの腕の色が濃い赤紫からだんだんと薄くなっていった。完全に色と腫れが引くと、俺は一息ついた。
「グラントさん、どうでしょうか?」
俺は、すぐそばで見守っていたチームリーダーのグラントさんに確認した。
グラントさんは癒しの神官の先輩で、上級神官だ。俺が教会に入ってからいろいろ教えてもらったり、相談に乗ってもらったりしている。頼れる兄貴分って感じだ。
俺と他二人の聖女見習いのチームのリーダー兼指導役だ。
「うん、だいぶ上達したな。毒も体内に残っていないようだし、腫れも綺麗に引いたな」
グラントさんが爽やかな笑顔で頷いてくれた。
「ノア、そろそろ交代の時間よ」
声をかけてきたのは、俺の婚約者で聖女見習いのリリアンだ。
淡くて長い金髪を清楚にハーフアップにまとめていて、目尻がツンと上がった猫目の瞳は、澄んだラベンダー色だ。気品のある高嶺の花って感じの美少女だ。
治癒院でのお勤めは交代制になる。魔力量にはどうしても限界があるから、ずっと同じ人が治癒や解毒魔術をかけていると、魔力切れになってしまう。
「うん、次の患者さんからよろしく」
「分かったわ」
俺は診察席から立つと、リリアンと交代した。
リリアンのサポートに、同じチームのエラが彼女のそばに立った。
エラもリリアンと同じ聖女見習いだ。小柄で、ココアブラウンの柔らかそうな髪に、好奇心が強そうなペリドット色の瞳をしていて、リスみたいな小動物系の可愛らしい子だ。
「そういえば、今日の業務後に、チームでクラーク司教の執務室に呼ばれていたな」
交代して後ろに下がると、グラントさんが、思い出したように口ずさんだ。
「今度は何でしょうか?」
「さぁな。また後方支援かな? 聞いてみないと何とも」
「そうですね」
後方支援の仕事は、以前すごく大変な目に遭ったことがあるから、どうしても警戒してしまう。
俺は「別の用事でありますように!」とこっそり願った。
***
コンコンッ。
グラントさんが代表して、執務室の扉を叩いた。
「失礼します。グラントです。チームを連れて参りました」
「おお、入りたまえ」
中から声がけがあって、俺たちは部屋の中に入った。
「皆、よく来てくれたな」
俺の養父——ここ聖鳳教会ガシュラ支部で司教を務めるオリヴァー・クラーク伯爵が、穏やかな笑顔で迎え入れてくれた。
「おや? あなたは……」
グラントさんが、先客に驚いて呟いた。
「ご無沙汰してます、グラント上級神官、ノアさん、リリアンさん、エラさん」
父上の執務机のそばに立っていたのは、教皇猊下専属の聖騎士ウィリアムさんだ。胸元に手を当て、優雅に教会式の礼の姿勢をとっている。
ウィリアムさんは細身で背が高く、癖の強い短い銀髪をした聖騎士だ。とっても強くて、聖騎士の中でも特別な聖武器を持つ「聖槍の騎士」でもある。
「ウィリアムさん、お久しぶりです! お元気でしたか?」
久しぶりの再会に、俺は嬉しくなって声をかけた。
ウィリアムさんは教皇猊下の護衛を務めているから、王都の教会には滅多に来ないんだ。
「ええ、相変わらずですよ。皆さんもお元気そうですね」
ウィリアムさんはチームメンバーを見渡すと、にこやかに微笑んだ。
「こちらこそご無沙汰しております。モノケロス卿がここにいらっしゃるということは……」
「そうだ。またノアに出張してもらいたいのだ。今度は、ウォーグラフト領内の教会をいくつか回ってもらいたい。彼はその護衛だ」
グラントさんが言いかけると、父上が説明を始めた。
ウォーグラフト領では、ここしばらく長雨が続いていた。そのせいで村や街が流されたり、家や畑が浸水したりして、大きな被害が出ていた。
長雨も落ち着いて、街や畑の復興作業も始まったため、聖者に支援物資を持たせて各教会に慰問してもらおう、ということになったらしい。
「慰問、ですか……?」
俺はあまりピンとこなくて、少し首を捻った。
慰問って、何をやるんだろう?
今までの人生で「慰問」なんて受けたことがないから、何ともイメージが湧かなかった。
「『慰問』と言っても、そんなに難しく考えることはないよ。『聖者がわざわざ来てくれた』というだけでも、教会関係者にとっては励みになるだろう。ノアにできることをやってくれればいい」
俺の不安な思いを察してか、父上が穏やかに教えてくれた。
「ノアさんには、訪問先の教会で癒し魔術を使って治療をしてもらう予定です。多少制限はありますが、他にも先方から何かしら要望があれば、手伝うこともできますよ」
ウィリアムさんも、にこにこと説明してくれた。
そうだよな! 「慰問」って言っても、無理難題をやれってことではないよな。
治癒魔術は普段の仕事でもやってることだし、自分にできることをやって、できないことは普通に断ればいいしな。
それに、俺が行くことで被災地で何か手伝えたり、皆の励みになれたら嬉しい。
「それなら大丈夫そうです」
俺はすぐに快諾した。
「それから、ウォーグラフトは長雨の影響で橋が流されたり、道が寸断されてまだ復興が追いついていない所もあるらしい」
「えっと、ということは……」
父上の言葉に、俺はなんだか一抹の不安がよぎった。
「ノアは毎週、特別治癒の予定もあるからな。今回も移動には転移魔術のスクロールを使ってもらう」
「……転移魔術のスクロール……」
父上の言葉に、グラントさんがあからさまに渋い表情をした。
俺は以前、レスタリア領に後方支援の仕事に行ったことがある。その時も転移魔術のスクロールを使ったんだけど、スクロールに干渉する魔道具も仕込まれていたみたいで、俺は目的地の後方支援キャンプとは全く異なる、最前線に飛ばされてしまったんだ。
その魔道具は直接俺を狙ったものではなかったけど、転移魔術のスクロールを使うとなると、その時のことが思い出されて、やっぱりどうしても身構えてしまう……
「クラーク司教、そのスクロールは本当に大丈夫なものなのでしょうか?」
ウィリアムさんが、俺たちが今一番聞きたかったことをズバリ訊いてくれた。
「今回使うスクロールは、バレット商会に特注したものらしい。スクロールの使用中に、他の魔術や魔道具の干渉を受けないよう防御魔術も施してもらった」
父上は執務机の上で手を組みながら、落ち着いた様子で話された。
「……まぁ、でしたら特に問題は無いでしょう。でも、よく予算が下りましたね」
ウィリアムさんが珍しく少し驚いて、藍色の瞳を丸くしていた。
「ああ。前回のこともあるし、聖者の安全には変えられないからな」
父上が溜め息混じりに苦笑してる——元々、転移魔術のスクロールは高価だけど、今回は特殊効果も付いてる特注品みたいだし、結構な額になったのかな?
「グラントさん、バレット商会のスクロールって、そんなにいいものなんですか?」
「値段は高いが、相応に質も高いって噂だな」
俺はグラントさんにこっそり確認した。
グラントさんも小声で返してくれる。
きちんと評判の良いところで用意してもらったみたいだ。それなら、今回は心配無いかな?
「いきなりで悪いが、出発は明後日だ。それまでに準備をしてもらいたい」
「分かりました」
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