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第一章 冒険者から神官へ
聖者
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今日は治癒院でお勤めの日だ。
何度か治癒院で治療をしているうちに、俺の治癒魔術の腕前を聞きつけた癒し属性の神官や聖女、聖女候補たちからなぜか教えを請われるようになった。
俺が治療する番になると、俺の後ろ側は、見学する神官や聖女たちでいっぱいになった。
「……神官先生。やけに人が多いですね」
「すみません……」
本日一人目の患者さんは、ドワーフの職人さんだ。作業中に誤って腕に火傷を負ってしまったらしい。
「ノアは治癒魔術が得意なんです!」
「みんな、彼の治癒魔術を学ぼうと集まってるんですよ」
俺の横の席からエラとリリアンが、なぜだかニコニコと自慢げに説明してくれた。
同じチームだから、特等席での見学らしい……
「そうですか。そりゃあ、頼もしい限りですな!」
ドワーフの職人さんは、人が良いことに、ガハハッと豪快に笑い飛ばしてくれた。
こんな衆人環視の中での治療になってしまい、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいなんだが……
とにかく、やることは一つだけだ。
俺はいつも通り、真っ赤に腫れ上がって水脹れもできてる火傷跡を、パッと手で払った。
両横と後ろ側から「おぉ……」と息を呑む声が聞こえてくる。
「ほぉ! こりゃすげぇですな! こんなにあっちゅう間に綺麗に治るもんなんですね!」
ドワーフの職人さんは歓声を上げて、赤ちゃんのようにつるつるになった肌をさすった。
俺の後ろにいた神官たちも患者さんの横に来て、「魔力に無駄がない」「ここまで綺麗に治るのか」「どうなってるんだ?」と、しげしげと治った患部を眺めていた。
その時、治癒院の外がやけに騒がしくなった。
「急患だ! どいてくれ!!」
担架に乗せられて運ばれて来たのは、酷い怪我を負った男性だ。身体中あちこちに傷があり、右肘から先は無くなっていた。
「あなた!!」
「お父さん!!」
人垣を掻き分けるように、後から患者さんの奥さんとお子さんも駆けつけて来た。
運んでくれた人に訊くと、どうやら急に現れた魔物に襲われたらしい。
近くにいた人とどうにか力を合わせて魔物は撃退したらしいが……
ドクン、と俺の胸が脈打った。
こんなに酷い怪我を今まで治したことはなかった。
冒険者をしていた頃は、こんなに酷い大怪我を誰も負ったことはなかった。
泣き叫んで患者さんに縋り付く奥さんとお子さんを、リリアンたちが優しく寄り添うように慰めていた。
今、この場には上級神官は誰もいない。
それに、今この場にいる人の中で、おそらく俺が一番治癒魔術が上手い。
──俺がやるしかない。
俺は患者さんのすぐそばまで行くと、両手をかざした。
「ヒール」
普段はもう言わなくなった呪文を唱えた。
それから、ありったけの魔力を流し込む。
たぶん、この人がいなくなったら、奥さんとお子さんがとても辛い思いをする──孤児院にいた時、そういう子供はいっぱいいたから、やけにリアルに想像できた。
だからこそ、余計に力が入った。
お願いだから、治って欲しい……そう純粋に思った。
患者さんの下に、見たこともないほど大きな魔術陣があらわれた。
緑色の光が目も開けられないぐらいに眩く光って、患者さんを包み込んでいった。
魔力圧で、俺の髪の毛がゆらりと揺らめいて立ち昇るのが、視界の端に見えた。
「「「「「わぁあぁっ……!!!」」」」」
何やら周囲から歓声が聞こえてくる。でも、なんだか、やけに遠く感じる。
「ノア!!」
最後にリリアンの、俺を呼ぶ声が聞こえたような気がした。
そこでプツリと記憶が飛んだ。
***
次に目を覚ますと、どこかで見たことがあるような天井が視界に入った。
「ノア! 良かった……」
横から、リリアンの安堵の溜め息が聞こえた。
いつの間にか、リリアンが俺の手を握っていた。少しずつだけど、その手からあたたかい魔力が流れ込んできている……魔力を分けてくれているらしい。
どうやら、今、俺は医務室のベッドに寝かされているようだ。
リリアンとエラが、ベッド横の椅子に座って、心配そうに俺を覗き込んでいる状態だ。
二人とも、少しだけ目が赤くなっていた。
「……あれ? さっきの患者さんは……? どうなった?」
「あの患者さんは無事よ……それより、ノア。あなた、とんでもないことをしたのよ!」
「へっ?」
「患者さんの欠損を治したのよ!」
俺はリリアンの話にびっくりしすぎて、一瞬、何を言われたのか分からなくなった。
「欠損を、治した……?」
俺が? マジで??
欠損を治せるほどの治癒魔術が使えるのは、大聖女様か聖者様くらいで、聖鳳教会でもほんの数人しかいない──一介の神官ができるような芸当じゃない。
「本当にびっくりしたんですよ! 患者さんはものすごく元気になっちゃうし、ノアさんは魔力切れで倒れちゃうし……治癒院中が大騒ぎになったんですから!!」
エラも、興奮気味に説明してくれた。
でも、少し怒ってる? 心配かけすぎたのか、俺?
「ノア、目が覚めたか?」
「グラントさん……」
グラントさんが俺の額に手を置いた。乾いて少しひやりと冷たい手が気持ちいい。
「後で、ユリシーズ様とクラーク様の面談があるから……まぁ、今はゆっくり休んどけ」
「はい……」
俺はやけに眠くなってきて、そのまま寝入ってしまった。
***
目を覚ますと、まだ医務室のベッドの上だった。
もう外は暗くなっていて、医務室内にも魔道電球にオレンジ色の薄明かりが灯っていた。
「起きたかな?」
「あれ? ユリシーズ様?」
俺のベッドの隣には、ユリシーズ様が座っていた。
中性的で綺麗な方だから、俺は一瞬、知らない女性が隣にいるのかと、ビクッとなってしまった。
「欠損を治したそうだね」
「……そうみたいですね。でも、俺、魔力切れを起こして、覚えてないんです……」
伝え聞いただけだし、あれから患者さんにも会っていない……とてもじゃないけど、実感が湧かなかった。
「そうか。……教会で欠損を治せるようになると、どうなるか知ってるかな?」
「……聖者になるんですか?」
「そうだね。聖者があらわれるのは、聖鳳教会では百年ぶりになるかな。同じく欠損を治せる大聖女は、現在三人いる。それでも他国の話だ。ノア君はこれから忙しくなるよ」
「……実感が湧かないです……」
「まぁ、今はそうだろうね」
そこでユリシーズ様は一呼吸置いた。
俺は何を言われるんだろう、と少し身構えた。
「詳しくは、クラークの方から話があるよ。『聖者』という肩書きになると、今までノア君に見向きもしなかった人たちから声をかけられるようになるからね。そういった者たちから身を守れるようにならなきゃいけない……そのための一つの案を、クラークが話したいそうだ」
ユリシーズ様の淡い黄色の瞳が、俺をどこか案じるように見下ろしていた。
俺はごくりと唾を飲んだ。
ずっと寝てて口の中が乾いてしまっているせいか、少し喉が痛い。
確かに、百年ぶりの聖者なら、それにあやかりたい奴らが群がるだろう。
俺は孤児で平民だし、しがない中級神官だ。
もし身分や階級を笠に着て迫られたら、断りきれないだろう。
──今からすっごく頭が痛い問題だ。
俺が隣を見上げると、ユリシーズ様は微笑んでいた。
「……それは、頼りにしてもよろしいんでしょうか……」
「私もクラークも、せっかくあらわれた聖者をそんな者たちのいいようにしたくはないからね」
ユリシーズ様が「もう、二度とね」と、小さく掠れる声で呟いたような気がした。
「だから、遠慮なく頼ってくれていいんだよ」
ユリシーズ様の瞳は、幼な子を見守るような優しいものだった。
だからだろうか。なぜだか安心して頷いていた。
「……分かりました」
「うん。今日はもうお休み」
ユリシーズ様の声はとてもあたたかいトーンで、心の底から余分な力が抜けるようで、ホッと落ち着けた。
──癒しの大司教様にもなれば、声までも癒しの力が宿るのかな、と俺はアホなことを考えて眠りについた。
何度か治癒院で治療をしているうちに、俺の治癒魔術の腕前を聞きつけた癒し属性の神官や聖女、聖女候補たちからなぜか教えを請われるようになった。
俺が治療する番になると、俺の後ろ側は、見学する神官や聖女たちでいっぱいになった。
「……神官先生。やけに人が多いですね」
「すみません……」
本日一人目の患者さんは、ドワーフの職人さんだ。作業中に誤って腕に火傷を負ってしまったらしい。
「ノアは治癒魔術が得意なんです!」
「みんな、彼の治癒魔術を学ぼうと集まってるんですよ」
俺の横の席からエラとリリアンが、なぜだかニコニコと自慢げに説明してくれた。
同じチームだから、特等席での見学らしい……
「そうですか。そりゃあ、頼もしい限りですな!」
ドワーフの職人さんは、人が良いことに、ガハハッと豪快に笑い飛ばしてくれた。
こんな衆人環視の中での治療になってしまい、俺は申し訳ない気持ちでいっぱいなんだが……
とにかく、やることは一つだけだ。
俺はいつも通り、真っ赤に腫れ上がって水脹れもできてる火傷跡を、パッと手で払った。
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「ほぉ! こりゃすげぇですな! こんなにあっちゅう間に綺麗に治るもんなんですね!」
ドワーフの職人さんは歓声を上げて、赤ちゃんのようにつるつるになった肌をさすった。
俺の後ろにいた神官たちも患者さんの横に来て、「魔力に無駄がない」「ここまで綺麗に治るのか」「どうなってるんだ?」と、しげしげと治った患部を眺めていた。
その時、治癒院の外がやけに騒がしくなった。
「急患だ! どいてくれ!!」
担架に乗せられて運ばれて来たのは、酷い怪我を負った男性だ。身体中あちこちに傷があり、右肘から先は無くなっていた。
「あなた!!」
「お父さん!!」
人垣を掻き分けるように、後から患者さんの奥さんとお子さんも駆けつけて来た。
運んでくれた人に訊くと、どうやら急に現れた魔物に襲われたらしい。
近くにいた人とどうにか力を合わせて魔物は撃退したらしいが……
ドクン、と俺の胸が脈打った。
こんなに酷い怪我を今まで治したことはなかった。
冒険者をしていた頃は、こんなに酷い大怪我を誰も負ったことはなかった。
泣き叫んで患者さんに縋り付く奥さんとお子さんを、リリアンたちが優しく寄り添うように慰めていた。
今、この場には上級神官は誰もいない。
それに、今この場にいる人の中で、おそらく俺が一番治癒魔術が上手い。
──俺がやるしかない。
俺は患者さんのすぐそばまで行くと、両手をかざした。
「ヒール」
普段はもう言わなくなった呪文を唱えた。
それから、ありったけの魔力を流し込む。
たぶん、この人がいなくなったら、奥さんとお子さんがとても辛い思いをする──孤児院にいた時、そういう子供はいっぱいいたから、やけにリアルに想像できた。
だからこそ、余計に力が入った。
お願いだから、治って欲しい……そう純粋に思った。
患者さんの下に、見たこともないほど大きな魔術陣があらわれた。
緑色の光が目も開けられないぐらいに眩く光って、患者さんを包み込んでいった。
魔力圧で、俺の髪の毛がゆらりと揺らめいて立ち昇るのが、視界の端に見えた。
「「「「「わぁあぁっ……!!!」」」」」
何やら周囲から歓声が聞こえてくる。でも、なんだか、やけに遠く感じる。
「ノア!!」
最後にリリアンの、俺を呼ぶ声が聞こえたような気がした。
そこでプツリと記憶が飛んだ。
***
次に目を覚ますと、どこかで見たことがあるような天井が視界に入った。
「ノア! 良かった……」
横から、リリアンの安堵の溜め息が聞こえた。
いつの間にか、リリアンが俺の手を握っていた。少しずつだけど、その手からあたたかい魔力が流れ込んできている……魔力を分けてくれているらしい。
どうやら、今、俺は医務室のベッドに寝かされているようだ。
リリアンとエラが、ベッド横の椅子に座って、心配そうに俺を覗き込んでいる状態だ。
二人とも、少しだけ目が赤くなっていた。
「……あれ? さっきの患者さんは……? どうなった?」
「あの患者さんは無事よ……それより、ノア。あなた、とんでもないことをしたのよ!」
「へっ?」
「患者さんの欠損を治したのよ!」
俺はリリアンの話にびっくりしすぎて、一瞬、何を言われたのか分からなくなった。
「欠損を、治した……?」
俺が? マジで??
欠損を治せるほどの治癒魔術が使えるのは、大聖女様か聖者様くらいで、聖鳳教会でもほんの数人しかいない──一介の神官ができるような芸当じゃない。
「本当にびっくりしたんですよ! 患者さんはものすごく元気になっちゃうし、ノアさんは魔力切れで倒れちゃうし……治癒院中が大騒ぎになったんですから!!」
エラも、興奮気味に説明してくれた。
でも、少し怒ってる? 心配かけすぎたのか、俺?
「ノア、目が覚めたか?」
「グラントさん……」
グラントさんが俺の額に手を置いた。乾いて少しひやりと冷たい手が気持ちいい。
「後で、ユリシーズ様とクラーク様の面談があるから……まぁ、今はゆっくり休んどけ」
「はい……」
俺はやけに眠くなってきて、そのまま寝入ってしまった。
***
目を覚ますと、まだ医務室のベッドの上だった。
もう外は暗くなっていて、医務室内にも魔道電球にオレンジ色の薄明かりが灯っていた。
「起きたかな?」
「あれ? ユリシーズ様?」
俺のベッドの隣には、ユリシーズ様が座っていた。
中性的で綺麗な方だから、俺は一瞬、知らない女性が隣にいるのかと、ビクッとなってしまった。
「欠損を治したそうだね」
「……そうみたいですね。でも、俺、魔力切れを起こして、覚えてないんです……」
伝え聞いただけだし、あれから患者さんにも会っていない……とてもじゃないけど、実感が湧かなかった。
「そうか。……教会で欠損を治せるようになると、どうなるか知ってるかな?」
「……聖者になるんですか?」
「そうだね。聖者があらわれるのは、聖鳳教会では百年ぶりになるかな。同じく欠損を治せる大聖女は、現在三人いる。それでも他国の話だ。ノア君はこれから忙しくなるよ」
「……実感が湧かないです……」
「まぁ、今はそうだろうね」
そこでユリシーズ様は一呼吸置いた。
俺は何を言われるんだろう、と少し身構えた。
「詳しくは、クラークの方から話があるよ。『聖者』という肩書きになると、今までノア君に見向きもしなかった人たちから声をかけられるようになるからね。そういった者たちから身を守れるようにならなきゃいけない……そのための一つの案を、クラークが話したいそうだ」
ユリシーズ様の淡い黄色の瞳が、俺をどこか案じるように見下ろしていた。
俺はごくりと唾を飲んだ。
ずっと寝てて口の中が乾いてしまっているせいか、少し喉が痛い。
確かに、百年ぶりの聖者なら、それにあやかりたい奴らが群がるだろう。
俺は孤児で平民だし、しがない中級神官だ。
もし身分や階級を笠に着て迫られたら、断りきれないだろう。
──今からすっごく頭が痛い問題だ。
俺が隣を見上げると、ユリシーズ様は微笑んでいた。
「……それは、頼りにしてもよろしいんでしょうか……」
「私もクラークも、せっかくあらわれた聖者をそんな者たちのいいようにしたくはないからね」
ユリシーズ様が「もう、二度とね」と、小さく掠れる声で呟いたような気がした。
「だから、遠慮なく頼ってくれていいんだよ」
ユリシーズ様の瞳は、幼な子を見守るような優しいものだった。
だからだろうか。なぜだか安心して頷いていた。
「……分かりました」
「うん。今日はもうお休み」
ユリシーズ様の声はとてもあたたかいトーンで、心の底から余分な力が抜けるようで、ホッと落ち着けた。
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