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第一章 冒険者から神官へ
モテ期?
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「ノアー、大丈夫か? 怖がらずに、出て来い?」
グラントさんが、わざわざ俺を探して呼びに来てくれた。
俺は今、薬草園近くの物置きの陰に隠れている。
「フーッ……」
「おー、よしよし。……野良猫か何かか……」
周囲を警戒してやや威嚇気味に物陰から出てきた俺を、グラントさんが半分呆れながら宥めてくれた。
現在、俺は聖女や聖女候補だけじゃなく、他の属性の女性神官や女聖騎士まで、ありとあらゆる女性職員に言い寄られている……
モテない冒険者時代の俺が見たら「羨ましい! 贅沢な悩みだ!」とか顰蹙を買いそうだが、「冗談じゃないっ!!!」と言い返してやりたい。
特に残念なのが、俺のモテる理由が「聖者」という肩書きが付いたからで、俺本人がモテているわけではないというのが、また物悲しい。
ここ最近は毎日のように、手紙やら刺繍入りのハンカチやら手作りの菓子やらいろいろ貰っている。
これを見たグラントさんに一度ストップをかけられて、貰った物全てを鑑定に出したところ、そのほとんどに魅了系の魔術が付与されていた。
まさか、こんなことで父上に相談することになるとは思わなかった……
父上は、せめてこれで身を守るようにと、差し入れをくださった。
父上からの差し入れ——鑑定の魔道具——通称『鑑定メガネ君』が、まさか火を吹くことになるとは……
もちろん、文字通り鑑定メガネ君は火を吹いた。
あまりにも強力な魅了魔術が込められた刺繍入りハンカチを、この鑑定メガネ君で鑑定した結果、術の反動でメガネから火を吹き出し、俺は顔に火傷を負って、自分で治癒することになった……
女の人が怖すぎる……!!!
とにかく、業務中・休憩中問わず、女の人から声を掛けられるようになった。
——そして、それに反比例するように、リリアンの機嫌もすこぶる悪くなっていった。
***
俺に「聖者」の肩書きが付いてからは、週に一度、欠損のある患者さんや重症患者さん向けの治癒の日が設けられた。
もちろん、また魔力切れで俺が倒れたら困るため、診られる人数は限られている。
完全予約制になっていて、もう既に一年待ちらしい……
他の国の大聖女様達も似たような状況らしく、そう言われてしまえば、俺も「そんなもんか」と思うしかなかった。
この週に一度の「特別治癒の日」以外は、今まで通り、リリアンやエラと一緒に、グラントさんの元で調薬や解毒を習ったり、神官業務を教えてもらったりしている。
——だが、最近は特に頭の痛い悩みができた。
今日も俺とリリアンとエラが調薬室で解毒ポーションを作っていると、縦ロールを揺らしてイザベラが現れた。
「ノア様ぁ!」
「うわっ!?」
ポーションを魔術鍋で作っている時に、急に背後から抱きつかれた。
火を扱ってる時に、危ないだろうが!!?
「ちょっと! そこから離れなさい! 危ないでしょ! 火傷したらどうするの!?」
「きゃっ、怖いですわ~。助けてくださいませ、ノア様ぁ~」
リリアンの正論に、なぜか余計にイザベラが俺にしがみついてきた。完全に邪魔でしかない。
「やだ、偽聖女候補様は怖いですわ」
「やっぱり偽聖女候補様ですわ。慎みがないですわ」
後からやって来た取り巻き二人組も、変な援護射撃をしてくる。
「リリアンは当たり前のことを言ってるんですよ! あなた達こそ、いきなり来てお仕事の邪魔をしないでください!」
エラも、負けじと正論で対抗してくれた。
「今、俺は火を扱ってます。そこに突撃して来るのがどれだけ危険な行為かご存知ですよね? 子供でも分かることですよ。そもそも、イザベラ嬢は今日は調薬の日ではないでしょう?」
俺は努めて冷静にイザベラに指摘した。口角が自然とひくつく。
「まぁ! 私の予定をご存知ですの!? 愛のなせる技ですわ!!」
なぜかイザベラが瞳を輝かせる。
くそっ! 何でそういう解釈になるんだ!?
「イザベラ様はお話が通じないようですね? 私達は、あなた方が今日は調薬の日ではない上、私達の仕事の邪魔をしているのだと申しているのですわ。そもそも、本来のあなた方のお仕事はどうされたのです?」
リリアンが言って含めるように、バカ丁寧に質問した。
普段は綺麗なラベンダー色の瞳が、この時ばかりは据わっている。
「ひっ! ノア様は凶暴な方と同じチームですの!? 可哀想ですから、私がお父様に言ってチーム変えを……」
イザベラが涙目の上目遣いで訴えてくるが、俺の心は一切揺れなかった。
そもそもウィンザー司教にそんな権利は無いだろう。
「いや。俺は今のチームで満足してます。とにかく、俺達の邪魔をしないでください」
本日何度目かの拒否の言葉を口にする。
なぜ、これだけ言って何も聞かないんだ!?
「ここです! エヴァレット上級神官!」
その時、グラントさんが、イザベラ達の指導役という名の監視役を呼んでくれた。イザベラ達は今日も懲りずに指導役を撒いてきたのか……真面目に聖女になる気はないのだろうか??
グラントさんは調薬室の扉から半分体を出して、エヴァレット上級神官を呼び寄せるように大きく手を振っている。
「き、今日の所は失礼いたしますわ! ではノア様、ごきげんよう!」
イザベラは取り巻き二人を引き連れて、慌てて調薬室から出て行った。
「ノアも嫌ならもっとハッキリ言えばいいのよ!」
ムスッとリリアンが頬を膨らませてる。
「……いや、俺も毎回迷惑だと伝えてるんだが……」
あれだけ言って聞いてもらえないのも、なかなかだぞ!
「……彼女達もめげないな……」
グラントさんが呆れて溜め息をついた。
「……本当に迷惑です……」
俺はうんざりと呟いた。
こんな調子で、イザベラ達の襲撃があると、リリアンの機嫌がさらに急下降するようになった。
最近は縦ロールがチラリと見えるだけで、俺は反射的に物陰に隠れるようになってしまった。
***
「ノア、確認してもらいたいことがある。聖者になったばかりでいろいろ大変だとは思うんだが……お見合いや婚約の申し入れが多くてな……少しだけ釣り書に目を通して欲しいんだ」
父上の執務室に呼ばれたかと思ったら、非常に気の重いことを言われた。
父上もかなり困っているようで、両方の眉が下がっている。
確かに、ここ最近は女性達のアタックが激しすぎて、かな~り食傷気味だ。
しばらく……いや、年単位でもそちらはお休みしたいぐらいだ。
父上の執務机の端には、やけに高い書類の塔ができていて、どうやらお見合いの釣り書やご令嬢の姿絵が山のように届いているらしい。——俺でも見ているだけでげんなりする量だ。
俺は応接スペースのテーブルを借りて、そんな釣り書や姿絵を確認していった。
イザベラの釣り書もあったが、見なかったことにして、さっさと脇に除ける。
「あれ? リリアンもですか?」
「ああ、コールマン家からも来てたな。私としては、悪くないと思うよ。彼女は真面目だし、良い聖女になるだろう」
父上が、書類仕事をしながら答えてくれた。
最近は不機嫌なことが多いけど、リリアンはすごく良い子だ。
治癒院のお勤めや調薬の勉強も真面目にやってるし、エラを庇ったりして友達想いだし、正義感も強い。
何より、とっても美人だ。
確かに、リリアンとなら……
たぶん、いつもみたいに、一緒に治癒院や調薬のお勤めをするだろう。
一緒にあーでもない、こーでもないって仕事について話し合って、やっていくんだろうな。
困ったことがあっても、リリアンなら真剣に俺の話に耳を傾けてくれそうだ。
多少ツンツンしてる所はあるし、言い方は飾らなくて結構ストレートだ。
でも、その言葉にはどこかしら思いやりが込められている。
だからこそ、リリアンの言葉は素直に俺の中に入ってくる……
リリアンとなら、これからのことがありありとイメージできた。
今まで女性と付き合ったことが無いから、相性の良し悪しはよく分からない。
だけど、リリアンとなら、何かあっても一緒に手を取り合って乗り越えていけそうな気がした。
——それに、もし別の誰かがリリアンの隣にいたら、なんか嫌だ。
「父上。このお話、進めていただけますか?」
「おや? もう決めるのかい?」
父上はそんなことを仰ってるが、とても柔らかく微笑んでいた。
グラントさんが、わざわざ俺を探して呼びに来てくれた。
俺は今、薬草園近くの物置きの陰に隠れている。
「フーッ……」
「おー、よしよし。……野良猫か何かか……」
周囲を警戒してやや威嚇気味に物陰から出てきた俺を、グラントさんが半分呆れながら宥めてくれた。
現在、俺は聖女や聖女候補だけじゃなく、他の属性の女性神官や女聖騎士まで、ありとあらゆる女性職員に言い寄られている……
モテない冒険者時代の俺が見たら「羨ましい! 贅沢な悩みだ!」とか顰蹙を買いそうだが、「冗談じゃないっ!!!」と言い返してやりたい。
特に残念なのが、俺のモテる理由が「聖者」という肩書きが付いたからで、俺本人がモテているわけではないというのが、また物悲しい。
ここ最近は毎日のように、手紙やら刺繍入りのハンカチやら手作りの菓子やらいろいろ貰っている。
これを見たグラントさんに一度ストップをかけられて、貰った物全てを鑑定に出したところ、そのほとんどに魅了系の魔術が付与されていた。
まさか、こんなことで父上に相談することになるとは思わなかった……
父上は、せめてこれで身を守るようにと、差し入れをくださった。
父上からの差し入れ——鑑定の魔道具——通称『鑑定メガネ君』が、まさか火を吹くことになるとは……
もちろん、文字通り鑑定メガネ君は火を吹いた。
あまりにも強力な魅了魔術が込められた刺繍入りハンカチを、この鑑定メガネ君で鑑定した結果、術の反動でメガネから火を吹き出し、俺は顔に火傷を負って、自分で治癒することになった……
女の人が怖すぎる……!!!
とにかく、業務中・休憩中問わず、女の人から声を掛けられるようになった。
——そして、それに反比例するように、リリアンの機嫌もすこぶる悪くなっていった。
***
俺に「聖者」の肩書きが付いてからは、週に一度、欠損のある患者さんや重症患者さん向けの治癒の日が設けられた。
もちろん、また魔力切れで俺が倒れたら困るため、診られる人数は限られている。
完全予約制になっていて、もう既に一年待ちらしい……
他の国の大聖女様達も似たような状況らしく、そう言われてしまえば、俺も「そんなもんか」と思うしかなかった。
この週に一度の「特別治癒の日」以外は、今まで通り、リリアンやエラと一緒に、グラントさんの元で調薬や解毒を習ったり、神官業務を教えてもらったりしている。
——だが、最近は特に頭の痛い悩みができた。
今日も俺とリリアンとエラが調薬室で解毒ポーションを作っていると、縦ロールを揺らしてイザベラが現れた。
「ノア様ぁ!」
「うわっ!?」
ポーションを魔術鍋で作っている時に、急に背後から抱きつかれた。
火を扱ってる時に、危ないだろうが!!?
「ちょっと! そこから離れなさい! 危ないでしょ! 火傷したらどうするの!?」
「きゃっ、怖いですわ~。助けてくださいませ、ノア様ぁ~」
リリアンの正論に、なぜか余計にイザベラが俺にしがみついてきた。完全に邪魔でしかない。
「やだ、偽聖女候補様は怖いですわ」
「やっぱり偽聖女候補様ですわ。慎みがないですわ」
後からやって来た取り巻き二人組も、変な援護射撃をしてくる。
「リリアンは当たり前のことを言ってるんですよ! あなた達こそ、いきなり来てお仕事の邪魔をしないでください!」
エラも、負けじと正論で対抗してくれた。
「今、俺は火を扱ってます。そこに突撃して来るのがどれだけ危険な行為かご存知ですよね? 子供でも分かることですよ。そもそも、イザベラ嬢は今日は調薬の日ではないでしょう?」
俺は努めて冷静にイザベラに指摘した。口角が自然とひくつく。
「まぁ! 私の予定をご存知ですの!? 愛のなせる技ですわ!!」
なぜかイザベラが瞳を輝かせる。
くそっ! 何でそういう解釈になるんだ!?
「イザベラ様はお話が通じないようですね? 私達は、あなた方が今日は調薬の日ではない上、私達の仕事の邪魔をしているのだと申しているのですわ。そもそも、本来のあなた方のお仕事はどうされたのです?」
リリアンが言って含めるように、バカ丁寧に質問した。
普段は綺麗なラベンダー色の瞳が、この時ばかりは据わっている。
「ひっ! ノア様は凶暴な方と同じチームですの!? 可哀想ですから、私がお父様に言ってチーム変えを……」
イザベラが涙目の上目遣いで訴えてくるが、俺の心は一切揺れなかった。
そもそもウィンザー司教にそんな権利は無いだろう。
「いや。俺は今のチームで満足してます。とにかく、俺達の邪魔をしないでください」
本日何度目かの拒否の言葉を口にする。
なぜ、これだけ言って何も聞かないんだ!?
「ここです! エヴァレット上級神官!」
その時、グラントさんが、イザベラ達の指導役という名の監視役を呼んでくれた。イザベラ達は今日も懲りずに指導役を撒いてきたのか……真面目に聖女になる気はないのだろうか??
グラントさんは調薬室の扉から半分体を出して、エヴァレット上級神官を呼び寄せるように大きく手を振っている。
「き、今日の所は失礼いたしますわ! ではノア様、ごきげんよう!」
イザベラは取り巻き二人を引き連れて、慌てて調薬室から出て行った。
「ノアも嫌ならもっとハッキリ言えばいいのよ!」
ムスッとリリアンが頬を膨らませてる。
「……いや、俺も毎回迷惑だと伝えてるんだが……」
あれだけ言って聞いてもらえないのも、なかなかだぞ!
「……彼女達もめげないな……」
グラントさんが呆れて溜め息をついた。
「……本当に迷惑です……」
俺はうんざりと呟いた。
こんな調子で、イザベラ達の襲撃があると、リリアンの機嫌がさらに急下降するようになった。
最近は縦ロールがチラリと見えるだけで、俺は反射的に物陰に隠れるようになってしまった。
***
「ノア、確認してもらいたいことがある。聖者になったばかりでいろいろ大変だとは思うんだが……お見合いや婚約の申し入れが多くてな……少しだけ釣り書に目を通して欲しいんだ」
父上の執務室に呼ばれたかと思ったら、非常に気の重いことを言われた。
父上もかなり困っているようで、両方の眉が下がっている。
確かに、ここ最近は女性達のアタックが激しすぎて、かな~り食傷気味だ。
しばらく……いや、年単位でもそちらはお休みしたいぐらいだ。
父上の執務机の端には、やけに高い書類の塔ができていて、どうやらお見合いの釣り書やご令嬢の姿絵が山のように届いているらしい。——俺でも見ているだけでげんなりする量だ。
俺は応接スペースのテーブルを借りて、そんな釣り書や姿絵を確認していった。
イザベラの釣り書もあったが、見なかったことにして、さっさと脇に除ける。
「あれ? リリアンもですか?」
「ああ、コールマン家からも来てたな。私としては、悪くないと思うよ。彼女は真面目だし、良い聖女になるだろう」
父上が、書類仕事をしながら答えてくれた。
最近は不機嫌なことが多いけど、リリアンはすごく良い子だ。
治癒院のお勤めや調薬の勉強も真面目にやってるし、エラを庇ったりして友達想いだし、正義感も強い。
何より、とっても美人だ。
確かに、リリアンとなら……
たぶん、いつもみたいに、一緒に治癒院や調薬のお勤めをするだろう。
一緒にあーでもない、こーでもないって仕事について話し合って、やっていくんだろうな。
困ったことがあっても、リリアンなら真剣に俺の話に耳を傾けてくれそうだ。
多少ツンツンしてる所はあるし、言い方は飾らなくて結構ストレートだ。
でも、その言葉にはどこかしら思いやりが込められている。
だからこそ、リリアンの言葉は素直に俺の中に入ってくる……
リリアンとなら、これからのことがありありとイメージできた。
今まで女性と付き合ったことが無いから、相性の良し悪しはよく分からない。
だけど、リリアンとなら、何かあっても一緒に手を取り合って乗り越えていけそうな気がした。
——それに、もし別の誰かがリリアンの隣にいたら、なんか嫌だ。
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