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動乱篇
第三十七話:竜の墓場
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村作りは順調に進み、新たな民も共同体に溶け込み始めている。しかし、その活気の裏で、春の雪解けと共に訪れるであろう、帝国との戦争の影は、日増に色濃くなっていた。
その日、集会所には、アステリアの主力戦力である四人が集まっていた。ルシアン、エリアナ、レン、そしてユリウス。議題は、来るべき決戦に向けた、彼ら自身の強化についてだった。
「俺たちの個々の力は、確かにルナリアでの修練を経て向上した。だが、帝国という巨大な軍隊を相手にするには、まだ足りない」
ルシアンが、静かに、しかし厳しい表情で切り出す。
ユリウスが、冷静に分析する。「通常の騎士団であれば、ここから数年かけて連携を磨き上げます。ですが、我々には時間がない。…そして、ネロ殿の、あの特殊な能力がある」
その言葉に、レンが頷いた。「ええ。ただ数を狩るだけでは不十分です。今の私たちに必要なのは、個々の力だけでは決して敵わないような、より格上の魔物。それも、我々四人の連携が試されるような相手でしょう」
「でも…」と、エリアナが不安げに口を開く。「そんな都合のいい魔物、どこにいるっていうの?」
その問いに、評議会に同席していたバルトが、腕を組みながら答えた。
「そんな都合のいい魔物の情報なんざ、持ってる奴は一人しかいねえ。クロスロードの冒険者ギルド…ギルドマスター・カインだ。あの男なら、この辺りの危険な場所の情報は、全て握っているはずだ」
ルシアンは、その言葉に頷いた。
「…分かった。もう一度、クロスロードへ行こう。カインさんに、心当たりがないか、聞きに」
その決意は、アステリアの未来を懸けた、新たな冒険の始まりを意味していた。
◇
クロスロードの冒険者ギルド、ギルドマスター室。
ルシアンから事情を聞いたカインは、静かに頷くと、まるでその言葉を待っていたかのように、書庫の奥から一枚の古びて変色した依頼書を持ってきた。
「…あるにはある。今まで、誰一人として達成できず、もはや伝説と化している依頼がな」
それは、ある資産家が、自らの魂の病を癒すという「魂の宝珠」を手に入れるために出した、期間無指定の依頼だった。
「宝珠は、この国の北東にある、古の墓跡に眠ると言われている。二十年ほど前、名うての斥候がその存在を初めて確認したが、命からがら帰還した彼は、そのまま引退した。その後、挑戦した者は、誰一人として戻ってきておらん」
「斥候は、何にやられたんですか?」
ルシアンが問う。
カインは、一度言葉を切り、まるでその場の空気を凍らせるかのように、静かに、しかし重々しく告げた。
「…墓跡には、朽ちたドラゴンがいたそうだ」
「ドラゴン…」
ユリウスが、息を呑む。エリアナも、その言葉の持つ圧倒的な響きに、ゴクリと喉を鳴らした。
カインは続ける。「そのドラゴンについては、断片的な記録しか残っておらん。あまりに古すぎてな。ある文献には、かつて一万の軍隊を一夜にして灰燼に帰したとあり、また別の伝承では、地図から一つの小国を消し去ったとも言われている。真偽は定かではないが、それほどの存在だということだ」
その言葉に、レンがはっとしたように顔を上げた。
「朽ちたドラゴン…まさか…!」
彼女は、皆の視線が集まる中、静かに語り始めた。
「私の故郷、ルナリアにも、ドラゴンに関する古い伝承があります。百年以上も昔、里が生んだ一人の英雄が、この地を襲ったドラゴンと三日三晩戦い続けた、と。英雄は、ドラゴンの心臓に深手を負わせるも、討ち果たすには至らなかったそうです」
「そのドラゴンは、どうなったんだ?」
ルシアンの問いに、レンは静かに首を振る。「…詳細は、伝わっていません。ただ、深手を負ったドラゴンは、北の空へと飛び去った、とだけ…」
全ての情報が、一つの危険な場所を示していた。カインは、静かにルシアンを見つめる。
「…行くか?」
ルシアンは、仲間たちを見回した。エリアナ、レン、ユリウス。皆の瞳には、恐怖ではなく、覚悟の光が宿っていた。
「…行くしかないな。俺たちは、強くならなくちゃいけない」
彼は、カインに向き直ると、長の顔で告げた。
「ただし、命が最優先だ。行けるところまで行き、危険だと判断したら、すぐに引き返す」
その決断に、仲間たちは力強く頷いた。
カインは、机の引き出しから一枚の古い地図を取り出すと、ルシアンに手渡した。
◇
クロスロードの市場は、様々な種族と品物で溢れかえり、活気に満ちていた。
一行は、古の墓跡への長期遠征に備え、それぞれ手分けして物資を調達することにした。
ルシアンとエリアナは、薬草や保存食が並ぶ店を二人で見て回っていた。薬草の匂い、焼きたてのパンの香り、そして人々の喧騒。その全てが、二人にとっては懐かしく、そして新鮮だった。エリアナが、露店に並べられた色とりどりのガラス細工に夢中になっていると、背後から荷物を満載にした巨大な獣人が、猛スピードで突進してきた。
「危ない!」
ルシアンは、エリアナの腰をぐっと引き寄せ、自分の腕の中へと抱きかかえた。獣人は、悪態をつきながら走り去っていく。
「…!」
突然のことに、エリアナの心臓が大きく跳ねた。ルシアンの胸板が、背中にぴったりと密着している。彼の体温と、かすかな汗の匂い。(近い…!)意識した途端、顔が熱くなっていくのが分かった。
「…あ、ありがとう…」
「ああ、気をつけろよ」
ルシアンは、少しだけ名残惜しそうに、しかしすぐに彼女を解放すると、何事もなかったかのように前を向いてしまう。
その後、ルシアンは小さな装飾品の店で足を止めると、一つの簡素な、しかし美しい花の彫刻が施された木の髪飾りを手に取った。
「これ、お守りだ。…昔、母さんが作ってくれたのに、少し似てる」
そう言って、少し照れくさそうに、エリアナの金色の髪にそっと挿してやる。その不器用な優しさに、エリアナはもう、俯いて「うん」と頷くことしかできなかった。
一方、ユリウスは、自分の装備を新調するために武具屋が立ち並ぶ一角を訪れていた。奴隷の身である彼に与えられた資金は、決して多くない。彼は、一軒一軒の店を回り、店主の言葉に真摯に耳を傾け、革の質、縫製の丁寧さを、その鋭い観察眼で確認していく。
その時、彼の視界の隅で、一人の少年がパン屋の店先から、素早くパンを一つ盗み、走り去ろうとするのが見えた。
「こら、ガキ!」
店の主人が、怒声と共に少年を捕まえ、その小さな体を殴りつけようとする。周囲の人々は、見て見ぬふりだ。
ユリウスは、ためらうことなく、その間に割って入った。
「お待ちください」
彼は、店の主人の腕を静かに制すると、なけなしの所持金の中から、パンの代金として数枚の銅貨を差し出した。そして、震える少年の前に屈み込むと、その目線に合わせて、穏やかに問いかけた。
「どうして、盗んだんだ?」
少年は、飢えで家族が苦しんでいることを、途切れ途切れに話した。ユリウスは、その姿に、かつて全てを失った自分を重ねていた。彼は、買ったパンを少年に手渡すと、静かに告げた。
「これを。…だが、次は盗むんじゃない。困っているなら、誰かに助けを求める勇気を持つんだ。この街には、きっと、お前を助けてくれる人がいる」
少年は少しだけ戸惑いながらも、何度も頭を下げてその場を去っていった。ユリウスは、その背中を、少しだけ寂しそうな、しかし優しい目で見送っていた。
その頃、レンは、ルシアンとエリアナの周りを、真顔で、しかし明らかにうろついていた。彼女は、二人が仲睦まじく話している間に、すっと割り込むと、串に刺さった甘い果物をルシアンに差し出した。
「あなたに。栄養補給は重要です」
その目は真剣そのもので、一切のブレなく、ただルシアンの一点だけを射抜くように見つめている。
「ちょっと、レン! 今、いいところだったのに!」
エリアナが、頬を膨らませて抗議する。
「師として、一行の体調管理をするのは当然です」
レンは、真顔でそう返す。二人の間で、小さな火花が散った。
その様子を見ていたルシアンが、呆れたように、しかしどこか楽しそうに、二人の頭をポンと軽く叩いた。
「お前たち、喧嘩しない。ほら、行くぞ」
その、まるで兄のような振る舞いに、二人は顔を見合わせると、少しだけ照れたように、その後ろをついて歩き始めた。
◇
その夜、クロスロードの宿屋。
一行は、出発を前に、皆でテーブルを囲み、旅の前の晩餐を楽しんでいた。今日の出来事を笑い合い、明日からの過酷な冒険への覚悟を新たにする。そこには、出自も、過去も関係ない、一つの固い絆で結ばれた仲間たちの姿があった。
翌朝。準備を整えた一行が、クロスロードの東門の前に立つ。
「さあ、行こうか」
ルシアンのその一言を合図に、彼らは、未だ誰も生きては戻れぬという、伝説の竜が眠る墓所へと、その一歩を踏み出した。
その日、集会所には、アステリアの主力戦力である四人が集まっていた。ルシアン、エリアナ、レン、そしてユリウス。議題は、来るべき決戦に向けた、彼ら自身の強化についてだった。
「俺たちの個々の力は、確かにルナリアでの修練を経て向上した。だが、帝国という巨大な軍隊を相手にするには、まだ足りない」
ルシアンが、静かに、しかし厳しい表情で切り出す。
ユリウスが、冷静に分析する。「通常の騎士団であれば、ここから数年かけて連携を磨き上げます。ですが、我々には時間がない。…そして、ネロ殿の、あの特殊な能力がある」
その言葉に、レンが頷いた。「ええ。ただ数を狩るだけでは不十分です。今の私たちに必要なのは、個々の力だけでは決して敵わないような、より格上の魔物。それも、我々四人の連携が試されるような相手でしょう」
「でも…」と、エリアナが不安げに口を開く。「そんな都合のいい魔物、どこにいるっていうの?」
その問いに、評議会に同席していたバルトが、腕を組みながら答えた。
「そんな都合のいい魔物の情報なんざ、持ってる奴は一人しかいねえ。クロスロードの冒険者ギルド…ギルドマスター・カインだ。あの男なら、この辺りの危険な場所の情報は、全て握っているはずだ」
ルシアンは、その言葉に頷いた。
「…分かった。もう一度、クロスロードへ行こう。カインさんに、心当たりがないか、聞きに」
その決意は、アステリアの未来を懸けた、新たな冒険の始まりを意味していた。
◇
クロスロードの冒険者ギルド、ギルドマスター室。
ルシアンから事情を聞いたカインは、静かに頷くと、まるでその言葉を待っていたかのように、書庫の奥から一枚の古びて変色した依頼書を持ってきた。
「…あるにはある。今まで、誰一人として達成できず、もはや伝説と化している依頼がな」
それは、ある資産家が、自らの魂の病を癒すという「魂の宝珠」を手に入れるために出した、期間無指定の依頼だった。
「宝珠は、この国の北東にある、古の墓跡に眠ると言われている。二十年ほど前、名うての斥候がその存在を初めて確認したが、命からがら帰還した彼は、そのまま引退した。その後、挑戦した者は、誰一人として戻ってきておらん」
「斥候は、何にやられたんですか?」
ルシアンが問う。
カインは、一度言葉を切り、まるでその場の空気を凍らせるかのように、静かに、しかし重々しく告げた。
「…墓跡には、朽ちたドラゴンがいたそうだ」
「ドラゴン…」
ユリウスが、息を呑む。エリアナも、その言葉の持つ圧倒的な響きに、ゴクリと喉を鳴らした。
カインは続ける。「そのドラゴンについては、断片的な記録しか残っておらん。あまりに古すぎてな。ある文献には、かつて一万の軍隊を一夜にして灰燼に帰したとあり、また別の伝承では、地図から一つの小国を消し去ったとも言われている。真偽は定かではないが、それほどの存在だということだ」
その言葉に、レンがはっとしたように顔を上げた。
「朽ちたドラゴン…まさか…!」
彼女は、皆の視線が集まる中、静かに語り始めた。
「私の故郷、ルナリアにも、ドラゴンに関する古い伝承があります。百年以上も昔、里が生んだ一人の英雄が、この地を襲ったドラゴンと三日三晩戦い続けた、と。英雄は、ドラゴンの心臓に深手を負わせるも、討ち果たすには至らなかったそうです」
「そのドラゴンは、どうなったんだ?」
ルシアンの問いに、レンは静かに首を振る。「…詳細は、伝わっていません。ただ、深手を負ったドラゴンは、北の空へと飛び去った、とだけ…」
全ての情報が、一つの危険な場所を示していた。カインは、静かにルシアンを見つめる。
「…行くか?」
ルシアンは、仲間たちを見回した。エリアナ、レン、ユリウス。皆の瞳には、恐怖ではなく、覚悟の光が宿っていた。
「…行くしかないな。俺たちは、強くならなくちゃいけない」
彼は、カインに向き直ると、長の顔で告げた。
「ただし、命が最優先だ。行けるところまで行き、危険だと判断したら、すぐに引き返す」
その決断に、仲間たちは力強く頷いた。
カインは、机の引き出しから一枚の古い地図を取り出すと、ルシアンに手渡した。
◇
クロスロードの市場は、様々な種族と品物で溢れかえり、活気に満ちていた。
一行は、古の墓跡への長期遠征に備え、それぞれ手分けして物資を調達することにした。
ルシアンとエリアナは、薬草や保存食が並ぶ店を二人で見て回っていた。薬草の匂い、焼きたてのパンの香り、そして人々の喧騒。その全てが、二人にとっては懐かしく、そして新鮮だった。エリアナが、露店に並べられた色とりどりのガラス細工に夢中になっていると、背後から荷物を満載にした巨大な獣人が、猛スピードで突進してきた。
「危ない!」
ルシアンは、エリアナの腰をぐっと引き寄せ、自分の腕の中へと抱きかかえた。獣人は、悪態をつきながら走り去っていく。
「…!」
突然のことに、エリアナの心臓が大きく跳ねた。ルシアンの胸板が、背中にぴったりと密着している。彼の体温と、かすかな汗の匂い。(近い…!)意識した途端、顔が熱くなっていくのが分かった。
「…あ、ありがとう…」
「ああ、気をつけろよ」
ルシアンは、少しだけ名残惜しそうに、しかしすぐに彼女を解放すると、何事もなかったかのように前を向いてしまう。
その後、ルシアンは小さな装飾品の店で足を止めると、一つの簡素な、しかし美しい花の彫刻が施された木の髪飾りを手に取った。
「これ、お守りだ。…昔、母さんが作ってくれたのに、少し似てる」
そう言って、少し照れくさそうに、エリアナの金色の髪にそっと挿してやる。その不器用な優しさに、エリアナはもう、俯いて「うん」と頷くことしかできなかった。
一方、ユリウスは、自分の装備を新調するために武具屋が立ち並ぶ一角を訪れていた。奴隷の身である彼に与えられた資金は、決して多くない。彼は、一軒一軒の店を回り、店主の言葉に真摯に耳を傾け、革の質、縫製の丁寧さを、その鋭い観察眼で確認していく。
その時、彼の視界の隅で、一人の少年がパン屋の店先から、素早くパンを一つ盗み、走り去ろうとするのが見えた。
「こら、ガキ!」
店の主人が、怒声と共に少年を捕まえ、その小さな体を殴りつけようとする。周囲の人々は、見て見ぬふりだ。
ユリウスは、ためらうことなく、その間に割って入った。
「お待ちください」
彼は、店の主人の腕を静かに制すると、なけなしの所持金の中から、パンの代金として数枚の銅貨を差し出した。そして、震える少年の前に屈み込むと、その目線に合わせて、穏やかに問いかけた。
「どうして、盗んだんだ?」
少年は、飢えで家族が苦しんでいることを、途切れ途切れに話した。ユリウスは、その姿に、かつて全てを失った自分を重ねていた。彼は、買ったパンを少年に手渡すと、静かに告げた。
「これを。…だが、次は盗むんじゃない。困っているなら、誰かに助けを求める勇気を持つんだ。この街には、きっと、お前を助けてくれる人がいる」
少年は少しだけ戸惑いながらも、何度も頭を下げてその場を去っていった。ユリウスは、その背中を、少しだけ寂しそうな、しかし優しい目で見送っていた。
その頃、レンは、ルシアンとエリアナの周りを、真顔で、しかし明らかにうろついていた。彼女は、二人が仲睦まじく話している間に、すっと割り込むと、串に刺さった甘い果物をルシアンに差し出した。
「あなたに。栄養補給は重要です」
その目は真剣そのもので、一切のブレなく、ただルシアンの一点だけを射抜くように見つめている。
「ちょっと、レン! 今、いいところだったのに!」
エリアナが、頬を膨らませて抗議する。
「師として、一行の体調管理をするのは当然です」
レンは、真顔でそう返す。二人の間で、小さな火花が散った。
その様子を見ていたルシアンが、呆れたように、しかしどこか楽しそうに、二人の頭をポンと軽く叩いた。
「お前たち、喧嘩しない。ほら、行くぞ」
その、まるで兄のような振る舞いに、二人は顔を見合わせると、少しだけ照れたように、その後ろをついて歩き始めた。
◇
その夜、クロスロードの宿屋。
一行は、出発を前に、皆でテーブルを囲み、旅の前の晩餐を楽しんでいた。今日の出来事を笑い合い、明日からの過酷な冒険への覚悟を新たにする。そこには、出自も、過去も関係ない、一つの固い絆で結ばれた仲間たちの姿があった。
翌朝。準備を整えた一行が、クロスロードの東門の前に立つ。
「さあ、行こうか」
ルシアンのその一言を合図に、彼らは、未だ誰も生きては戻れぬという、伝説の竜が眠る墓所へと、その一歩を踏み出した。
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