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動乱篇
第三十六話:希望の灯火
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春の訪れまで、あと数ヶ月。アステリアでは、来るべき動乱に向けた準備が、急ピッチで進められていた。バルディンの工房からは昼夜を問わず槌音が響き、フィアナの畑では冬に強い作物の収穫と備蓄が進められ、クララはクロスロードとの交易路をさらに太く、強固なものにしていた。
しかし、その活気の裏で、集会所に集った評議会の空気は重く沈んでいた。議題は「対帝国戦に向けて」の、具体的な戦力分析。
「…話にならん」
最初に沈黙を破ったのは、バルトだった。彼は、テーブルに広げられたシルベリア東部国境の地図を睨みつけ、忌々しげに吐き捨てる。「帝国軍の総数は、最低でも数万。対するシルベリアの国境守備隊は、多く見積もっても五千がいいところだ。話にならん」
レンもまた、厳しい表情で頷く。
「数の差だけではありません。帝国の騎士団は、その一人一人が、並の冒険者を遥かに凌ぐ手練れ揃い。まともにぶつかれば、我が方が十倍の損害を被ってもおかしくはないでしょう」
ユリウスが、元王国貴族としての知識から、さらに絶望的な情報を付け加えた。
「軍事論では、熟練の魔術師一人の戦力は、兵士百人に匹敵すると言われています。そして、レジナルド…父上のような国家戦力級は、五千の兵、一個師団に相当すると」
その言葉に、誰もが息を呑んだ。シルベリア王国は、たった一人の裏切りによって、国境守備隊とほぼ同数の戦力を、一夜にして失ったのだ。
ガウェインは言っていた。「君自身は、世界に一人と言っても過言ではないやもしれん」と。だが、それはあまりにも過大評価だ。たとえ自分たちが規格外の力を持っていたとしても、たった四人で、数万の軍隊を相手にできるはずがない。
(このままでは、勝てない。皆を、危険に晒すだけだ…)
圧倒的な戦力差という、冷徹な現実。それは、アステリアの長として、仲間たちの命を預かるルシアンの心を、重く、深く苛んでいた。
◇
評議会が終わった後も、ルシアンは一人、集会所で考え込んでいた。
(何か、何か手はないのか…? この状況を、覆すための一手が…)
その、思い詰めた彼の足元で、ネロが、じっとその顔を見上げていた。そして、何かを促すように、彼のズボンの裾を、前足でちょいちょいと引っ張った。
「…ネロ?」
ルシアンは、その不思議な引力に導かれるように立ち上がると、ネロの後について、集会所の外へと出た。
ネロは、アステリア郊外の荒野を、目的があるかのように進んでいく。
やがて、一匹のゴブリンが、その醜い姿を現した。ルシアンは、それを難なく一撃で倒す。ネロが、いつものようにその亡骸に近づき、その体を淡い光が包み込んだ。吸収が、終わった。
しかし、ルシアンは奇妙な違和感を覚えた。
(いつもなら、力が流れ込んでくるはずなのに…何も感じない。いつも倒している相手だからか? いや、何か違う…)
ネロは、ルシアンの手を再び前足でちょいちょいと引っ張ると、道端に咲く一輪の、しおれかけた花の前まで導き、その花に彼の手を触れさせる。そして、自らの体を、ルシアンの体にぴったりとくっつけた。
その瞬間、ルシアンは感じた。
先程、ネロが吸収したばかりの、微かな魔力の流れ。それが、自分を経由して、その花へと流れ込んでいくのを。
ポンッ、と音を立てるかのように、しおれていた花は、鮮やかに、力強く咲き誇った。
ルシアンは、目を見開いた。彼は【星命創造】の力を使っていない。
(まさか、ネロ…!? お前、俺を通して、他のものに力を…?)
ネロは、主の驚きに答えるように、一声、「にゃあ」と鳴いた。
その鳴き声は、ルシアンの脳内に、一つの確信をもたらした。絶望的な戦況を覆す、唯一の、そして最高の希望の光を。
◇
脳内に閃いた、一つの可能性。それは、絶望的な戦況を覆しうる、唯一の光。
ルシアンは、自らの仮説を確かめるため、急いで集会所へと戻ると、エリアナ、レン、そしてユリウスを呼び出した。
「試したいことがあるんだ」
彼の、これまでにないほど真剣で、そしてどこか興奮を帯びた表情に、三人はただならぬ気配を感じ取っていた。
ルシアンは、アステリア郊外の荒野へと仲間たちを導くと、まずレンとユリウスに向き直った。
「二人には、まだ話していなかったことがある。俺と、ネロの力の秘密についてだ」
彼は、自らが【星命創造】の力でネロを生み出したこと、そして、ネロが倒した魔物の力を吸収し、それを自分と共有してきたことを、包み隠さず話した。
「…魔物の能力を、吸収する…?」
レンが、信じられないといった表情で呟く。ユリウスもまた、驚きに目を見開いていた。
「ああ。だが、さっき、奇妙なことが起きた。ネロが吸収した力が、俺にではなく、他のものに流れていったんだ。俺を経由して」
ルシアンは、手近な魔物を探す。運良く、一匹のゴブリンが姿を現した。ルシアンがそれを一撃で仕留めると、ネロがその亡骸を吸収する。レンとユリウスは、その不思議な光景を、息を呑んで見つめていた。
「ネロから、力を受け取ってみてほしい」
ルシアンの言葉に、三人は戸惑いの表情を浮かべる。
その沈黙を破ったのは、エリアナだった。
「私がやってみる!」
彼女は、ルシアンの隣に立つと、その手を強く握った。
ネロが、ルシアンの体にすり寄る。ルシアンは、先程の感覚を思い出し、ネロから流れ込む力を、エリアナへと流すイメージを強く描いた。
その瞬間、エリアナの体が、淡い光に包まれた。
「え…!? すごい、何かが入ってくる…! 温かい…。体の奥から、活力が湧いてくるみたい…!」
「エリアナ、何か変わったことは?」
ルシアンの問いに、エリアナは「うん、確かに、少しだけ体が軽いかもしれない」と答えると、悪戯っぽく笑った。
「ちょっと、魔法を使ってみるね」
彼女は、少し離れた岩に向かって、手のひらを突き出した。彼女のイメージに応え、炎の魔力がその手に収束していく。そして、放たれた火球は、以前よりも大きく、そして安定していた。
ドォン!
爆音と共に、岩が粉々に砕け散る。
「…いつもより、少しだけ、威力が大きいわ」
エリアナ自身、その結果に驚いていた。
ルシアンは、確信した。
「やはり…。ネロが吸収した力を、俺を媒介にすれば、他の誰かに渡すことができるんだ」
彼は、仲間たちを見回し、力強く告げた。
「みんなも、俺と同じように、もっと強くなれるかもしれない」
◇
絶望的な戦力差を覆しうる、唯一の希望の光。
彼の提案は、あまりにも常識外れだった。
来るべき決戦に向け、アステリアの主力メンバーたちの能力を飛躍的に向上させるための、大規模な魔物討伐作戦。ネロが吸収した力を、ルシアンを媒介として仲間たちに分け与え、パーティー全体の力を底上げする。
「そんなことが…本当に可能なのか?」
ユリウスが、信じられないといった表情で問い返す。
「ああ。まだ仮説の段階だが、やる価値はある」
レンもまた、その類い稀なる発想に、目を輝かせていた。
「素晴らしい…。もしそれが可能なら、私たちは、これまでの常識を遥かに超える速度で成長できるやもしれません」
絶望的な戦況を覆す、唯一の希望の光。
それは、ルシアンという規格外の存在と、ネロという不可思議な器、そして、彼を信じる仲間たちの絆が生み出した、新たな可能性だった。
評議会は、満場一致でその作戦を採択した。
アステリアは、これより、来るべき決戦に向け、全戦力を挙げて、仲間たちの強化に乗り出すこととなる。
アステリアを覆っていた厳しい冬の寒さも、少しずつ和らぎ始めていた。
だが、その春への兆しは、人々に安らぎをもたらすものではなかった。
来るべき雪解けが、戦の始まりを告げる合図となることを、誰もが知っていたからだ。
しかし、その活気の裏で、集会所に集った評議会の空気は重く沈んでいた。議題は「対帝国戦に向けて」の、具体的な戦力分析。
「…話にならん」
最初に沈黙を破ったのは、バルトだった。彼は、テーブルに広げられたシルベリア東部国境の地図を睨みつけ、忌々しげに吐き捨てる。「帝国軍の総数は、最低でも数万。対するシルベリアの国境守備隊は、多く見積もっても五千がいいところだ。話にならん」
レンもまた、厳しい表情で頷く。
「数の差だけではありません。帝国の騎士団は、その一人一人が、並の冒険者を遥かに凌ぐ手練れ揃い。まともにぶつかれば、我が方が十倍の損害を被ってもおかしくはないでしょう」
ユリウスが、元王国貴族としての知識から、さらに絶望的な情報を付け加えた。
「軍事論では、熟練の魔術師一人の戦力は、兵士百人に匹敵すると言われています。そして、レジナルド…父上のような国家戦力級は、五千の兵、一個師団に相当すると」
その言葉に、誰もが息を呑んだ。シルベリア王国は、たった一人の裏切りによって、国境守備隊とほぼ同数の戦力を、一夜にして失ったのだ。
ガウェインは言っていた。「君自身は、世界に一人と言っても過言ではないやもしれん」と。だが、それはあまりにも過大評価だ。たとえ自分たちが規格外の力を持っていたとしても、たった四人で、数万の軍隊を相手にできるはずがない。
(このままでは、勝てない。皆を、危険に晒すだけだ…)
圧倒的な戦力差という、冷徹な現実。それは、アステリアの長として、仲間たちの命を預かるルシアンの心を、重く、深く苛んでいた。
◇
評議会が終わった後も、ルシアンは一人、集会所で考え込んでいた。
(何か、何か手はないのか…? この状況を、覆すための一手が…)
その、思い詰めた彼の足元で、ネロが、じっとその顔を見上げていた。そして、何かを促すように、彼のズボンの裾を、前足でちょいちょいと引っ張った。
「…ネロ?」
ルシアンは、その不思議な引力に導かれるように立ち上がると、ネロの後について、集会所の外へと出た。
ネロは、アステリア郊外の荒野を、目的があるかのように進んでいく。
やがて、一匹のゴブリンが、その醜い姿を現した。ルシアンは、それを難なく一撃で倒す。ネロが、いつものようにその亡骸に近づき、その体を淡い光が包み込んだ。吸収が、終わった。
しかし、ルシアンは奇妙な違和感を覚えた。
(いつもなら、力が流れ込んでくるはずなのに…何も感じない。いつも倒している相手だからか? いや、何か違う…)
ネロは、ルシアンの手を再び前足でちょいちょいと引っ張ると、道端に咲く一輪の、しおれかけた花の前まで導き、その花に彼の手を触れさせる。そして、自らの体を、ルシアンの体にぴったりとくっつけた。
その瞬間、ルシアンは感じた。
先程、ネロが吸収したばかりの、微かな魔力の流れ。それが、自分を経由して、その花へと流れ込んでいくのを。
ポンッ、と音を立てるかのように、しおれていた花は、鮮やかに、力強く咲き誇った。
ルシアンは、目を見開いた。彼は【星命創造】の力を使っていない。
(まさか、ネロ…!? お前、俺を通して、他のものに力を…?)
ネロは、主の驚きに答えるように、一声、「にゃあ」と鳴いた。
その鳴き声は、ルシアンの脳内に、一つの確信をもたらした。絶望的な戦況を覆す、唯一の、そして最高の希望の光を。
◇
脳内に閃いた、一つの可能性。それは、絶望的な戦況を覆しうる、唯一の光。
ルシアンは、自らの仮説を確かめるため、急いで集会所へと戻ると、エリアナ、レン、そしてユリウスを呼び出した。
「試したいことがあるんだ」
彼の、これまでにないほど真剣で、そしてどこか興奮を帯びた表情に、三人はただならぬ気配を感じ取っていた。
ルシアンは、アステリア郊外の荒野へと仲間たちを導くと、まずレンとユリウスに向き直った。
「二人には、まだ話していなかったことがある。俺と、ネロの力の秘密についてだ」
彼は、自らが【星命創造】の力でネロを生み出したこと、そして、ネロが倒した魔物の力を吸収し、それを自分と共有してきたことを、包み隠さず話した。
「…魔物の能力を、吸収する…?」
レンが、信じられないといった表情で呟く。ユリウスもまた、驚きに目を見開いていた。
「ああ。だが、さっき、奇妙なことが起きた。ネロが吸収した力が、俺にではなく、他のものに流れていったんだ。俺を経由して」
ルシアンは、手近な魔物を探す。運良く、一匹のゴブリンが姿を現した。ルシアンがそれを一撃で仕留めると、ネロがその亡骸を吸収する。レンとユリウスは、その不思議な光景を、息を呑んで見つめていた。
「ネロから、力を受け取ってみてほしい」
ルシアンの言葉に、三人は戸惑いの表情を浮かべる。
その沈黙を破ったのは、エリアナだった。
「私がやってみる!」
彼女は、ルシアンの隣に立つと、その手を強く握った。
ネロが、ルシアンの体にすり寄る。ルシアンは、先程の感覚を思い出し、ネロから流れ込む力を、エリアナへと流すイメージを強く描いた。
その瞬間、エリアナの体が、淡い光に包まれた。
「え…!? すごい、何かが入ってくる…! 温かい…。体の奥から、活力が湧いてくるみたい…!」
「エリアナ、何か変わったことは?」
ルシアンの問いに、エリアナは「うん、確かに、少しだけ体が軽いかもしれない」と答えると、悪戯っぽく笑った。
「ちょっと、魔法を使ってみるね」
彼女は、少し離れた岩に向かって、手のひらを突き出した。彼女のイメージに応え、炎の魔力がその手に収束していく。そして、放たれた火球は、以前よりも大きく、そして安定していた。
ドォン!
爆音と共に、岩が粉々に砕け散る。
「…いつもより、少しだけ、威力が大きいわ」
エリアナ自身、その結果に驚いていた。
ルシアンは、確信した。
「やはり…。ネロが吸収した力を、俺を媒介にすれば、他の誰かに渡すことができるんだ」
彼は、仲間たちを見回し、力強く告げた。
「みんなも、俺と同じように、もっと強くなれるかもしれない」
◇
絶望的な戦力差を覆しうる、唯一の希望の光。
彼の提案は、あまりにも常識外れだった。
来るべき決戦に向け、アステリアの主力メンバーたちの能力を飛躍的に向上させるための、大規模な魔物討伐作戦。ネロが吸収した力を、ルシアンを媒介として仲間たちに分け与え、パーティー全体の力を底上げする。
「そんなことが…本当に可能なのか?」
ユリウスが、信じられないといった表情で問い返す。
「ああ。まだ仮説の段階だが、やる価値はある」
レンもまた、その類い稀なる発想に、目を輝かせていた。
「素晴らしい…。もしそれが可能なら、私たちは、これまでの常識を遥かに超える速度で成長できるやもしれません」
絶望的な戦況を覆す、唯一の希望の光。
それは、ルシアンという規格外の存在と、ネロという不可思議な器、そして、彼を信じる仲間たちの絆が生み出した、新たな可能性だった。
評議会は、満場一致でその作戦を採択した。
アステリアは、これより、来るべき決戦に向け、全戦力を挙げて、仲間たちの強化に乗り出すこととなる。
アステリアを覆っていた厳しい冬の寒さも、少しずつ和らぎ始めていた。
だが、その春への兆しは、人々に安らぎをもたらすものではなかった。
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