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手記
ウルフカーバンという国
しおりを挟むここはウルフカーバン帝国…緑の大地と大きな湖、この大地を作り上げた4匹の狼が作り出した世界。そこのに人やエルフは対立しながらも暮らしていた。エルフ、人間以外にもオーク、ダークエルフ、ゴブリンその他にもたくさん生き物が存在する。
もちろん、姿を見せぬ物。見えぬ物もたくさん存在する。
かつて何度か何百年と来訪者が異界のゲートを越えて訪れいてたその世界は多くの発展を導いてくれた来訪者を大いに歓迎していた。
それは儂のように唐突だったり必然的に魔女達に呼び寄せられた者達が多かった。
だが1度この世界から来訪世界へと戻った人物がいる。それが穂希仁。
彼の名は穂希仁、歴とした日本人だった。彼は戦国時代の戦の最中無我夢中で敵を追っていたところ異界の地へとたどり着いてしまったのだ。
辺りを見渡してもどこもかしこも異世界の見たことのない物ばかりにあっけにとられながら馬を歩かせ山を歩いたという。そして山の中にある領地、エルフの領地へと足を踏み入れた。
初めは侵入者だと弓を向けられ剣を向けられるが彼の刀の手さばきや弓の扱い方を見てその時に頭首であったエルフが彼の持つ技に魅了され彼に武器を納めるよう交渉してきたのだった。
エルフは言った。
「この地でその知っている技術を教えていただけないか」
だがやはり、1度刃を向け敵と見なした連中に教える義理もなく、彼は初めのうちは信用できぬと断って森の中で過ごしていた。
そんな時一人のエルフが狩りで怪我を負い倒れている所を彼仁が救った。物言わぬ仏頂面の彼に女エルフは命の恩人とも言ってその日から彼が何も話さなくても近くに来るようになった。
その頃を境に女エルフが幾ばくかの食料を頻繁に届けに来ていた。仁自身も心を許したように一言二言話すうちに互いは惹かれ合い認め合うようになった。
それからだ、彼がエルフに剣の打ち方、やり方を教え初めたのは……
エルフは戦となればすさまじい戦力を引き出した。だがその戦で惜しくも愛していたエルフの女が死に彼は酷く悲しんだ。
彼の隣で勇敢にも戦っていたが彼をかばい命を落としてしまったのだ。その悲しみから仁はエルフの領地を無断で出て行きいつしか洞窟へとたどり着いた彼は不審に思うことなく来訪の世界へと帰って行ったのだった。来世に帰ったと知ったエルフの頭首は悲しんだが同時に色々と教えてくれた彼の石像を森の中に掲げたという。
これがもし未来に語られるのなら儂が残したかった世界はお伽話として残っているだろう。 ーーー穂希仁ーーー
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