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4章
30話「賢神の石」
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「こここここ、こ、これは!?」
「今までの情報から推測すれならあれが賢神の石じゃないかしら?」
目を見開き今にも溢れる好奇心が暴走してしまいそうなエリクさんと、至って冷静に淡々としているセフィアさんだ。
「ほ、ほんと?あれが賢神の石なの!?」
ルッカさんも賢神の石に興味津々だ。
ウィザードで無い俺も、セフィアさん同様賢神の石を目の前にしてもあまり興味が湧いて来ないが、
「間違いありません。ウィザードならば誰しもが憧れるアーティファクト、賢神の石です。これを手にするだけで凄まじい魔法力を手に入れる事が出来ます」
興奮を抑えながら説明するエリクさん。
「これさえあれば私も、物凄い力が」
賢神の石が引き出す強大な力を想像し、何かに吸い込まれていくかの様な目をするルッカさん。
「そうです、そうですよ! これを手にすれば我々に想像を絶するチカラが手に入るのです」
何かに魅了され、引き寄せられるかの様に賢神の石へ手を伸ばすエリクさんだ。
「待って、何か聞こえるわ!」
セフィアさんが言う通り、怪しげなおじいさんの声が聞こえて来た。
周囲を見渡してもそんな人間の姿は確認できない。
多分、脳に直接語り掛けてるんだと思う。
「えへへ、僕チカラが欲しいです」
「あはは、私も、もっともっとチカラが欲しいんだ」
エリクさんとルッカさんが、声の主に釣られているのかセフィアさんの言葉に耳を貸そうとしない。
「悪く思わないで頂戴!」
賢神の石に触れたら何かマズイ事が起こると直感したセフィアさんが、エリクさんとルッカさんの腕を掠める様に矢を放つ。
「えへ、えへへ、何だか眠くなりました」
セフィアさんの矢を受けたエリクさんとルッカさんはそのまま、バタッと音を立て地面に倒れ寝息を立て始めた。
それならばと、声の主は俺に対して強く語り掛ける。
だが俺は、物に頼る強さは必要無いと強く返す。
「あの魔法陣、触ったら魔力を吸い取るわ」
「何かそんな感じしますね」
「私達の任務は調査、撤退するわ」
セフィアさんが、エリクさんを担ぎ、ルッカさんは俺が担げと合図をする。
ルッカさんを担いだことを確認するとセフィアさんは転移石を使用し、ヴァイス・リッターへ帰還した。
ヴァイス・リッターに戻り、賢神の石の件をギルドマスターであるルッセルさんに報告をした。
それから数日間、日常に特に大きな変化はなく俺は冒険者ギルドで自分がこなせる軽い依頼を請けていた。
そんなある日の事だった。
「おい、ルッセルを出せ!」
黒いローブを身に纏った如何にも怪しいウィザードがヴァイス・リッターを訪ねて来た。
「はい? ルッセルさんはいませんよ?」
エリクさんが来訪者に対して露骨なまでに不機嫌な態度を示すのは珍しい。
「あんだ? 二流ウィザードには興味ねーんだよ」
「だから、居ないと言ってるじゃないですか!」
うん?この人エリクさんを二流って言っているけどそんなに凄い人なのだろうか?
「おや、ダストさんですか、おはようございます」
今のやり取りが聞こえたらしく奥からヴァイスリッター、ギルドマスターのルッセルさんがやって来た。
☆ルッセル・フォワード
・ヴァイス・リッターのギルドマスター。28歳。
淡々とした性格に見えるも人望が厚い。
過去生き別れた許嫁が居る。
・外見特徴、さらっとクールな雰囲気をまとうイケメン。
・身長、180cm
・体型、中肉中背よりも筋肉質
・髪、短めで鮮やかなシルバーブロンド。
「おい、居るじゃねーかカスウィザード!」
エリクさんが嘘を付いた事に対し立腹したダストが彼に詰め寄る。
「シュバルツサーヴァラーのギルドマスターが私にどの様な御用件でしょうか?」
ダストがエリクさんに詰め寄る中、ルッセルさんは平静な対応をした。
「おいお前等、賢神の石を見付けたんだろ?」
「さぁ? 私は存じません」
「嘘付け! くだらねぇこたぁ良いからこの俺様に寄越せつってんだよ」
「仮に見付けたとしても、アーティファクトの扱いは我々ギルドマスターの権限外です」
丁寧な言葉で淡々と述べるルッセルさんであるが、ここまで懇切丁寧に言われてしまうと逆にこっちの方が怖い。
「るっせぇ! そんな馬鹿正直なアホだからテメーはいつまでたっても二流なんだよ!」
「そうおっしゃるのでしたらそれで結構です」
「はっ! 賢神の石はなぁ! 剣ぶん回すしか能の無いゴミよか俺様みたいな天才ウィザードにふさわしいつってんだよ!」
ルッセルさんを煽るダストだが、
「異論はありませんね」
「ハッ! 馬鹿じゃねぇの、クックック、おいカスウィザード、テメー力に興味ねーのか?」
効果が無かったのか、ダストはエリクさんを標的にする。
「そんなものに興味はありませんよ」
あっさりと切り捨てたかの様に見えるエリクさんだが、視線を逸らし少しだけ言葉の力も弱い。
「俺みたいに力が欲しくないのか? んー?」
そこを見逃さなかったダストは、エリクさんの顔を覗き込みながら追撃を入れる。
ダストの言葉に対し、エリクさんが口籠るが、
「私のギルドメンバーに手を出すのですか?」
ルッセルさんがエリクさんの助けに入った。
「ケッケッケ、んな訳ねーだろ、これから面白くなりそうだ、あばよ!」
そう言ってダストはギルドハウスを後にした。
ダストは何度見てもウザったいやつだなぁと思いながら、エリクさんをチラ見すると、ダストから言われた言葉を気にしているのか黙って目を伏せていた。
「力に溺れた者は見るに耐えれませんね」
ルッセルさんが、まるでエリクさんを諭すかの様にそう言うと、エリクさんは力なく返事をした。
エリクさん? 大丈夫なのだろうか? もしかして、ダストの言葉を意識させられて賢神の石の誘惑に魅了されてしまったのだろうか?
確か、賢神の石に問い掛けられた時惑わされてたんだよな。
少し心配だけど。
「あ、あれだけ酷い事言われたら落ち込むのも」
「いえ、僕は大丈夫です、ご心配有難う御座います」
俺がフォローするのを遮って、酷く暗い声でそう言ったエリクさんはゆっくりとした足取りでギルドハウスの内部へ向かった。
「カイル君は賢神の石の力に興味はありませんか?」
不意にルッセルさんが俺に尋ねた。
俺は、どういう意味だろうと考えながらもあいまいな返事をした。
「カイル君も最低限の魔術を使えるならば、賢者の石からその力が引き出される事に興味はあると思ったのですが」
「いえ、俺は自分の実力ってのは鍛錬の結果会得したもの以外意味が無いと考えてますか興味はありません」
「美しい思想ですね、しかし、その内幾ら鍛錬を重ねても実力が身に付かなく時がやって来るでしょう、大した労力を得ずとも才能の力で強大な実力を手にする相手と出会う事も有るでしょう、その時誘惑に負ける事の無い様意識して頂ければ幸いです」
ルッセルさんからは、まるでエリクさんやルッセルさん自身が経験した事があるかの様な口振りだった。
「それでは私は戻ります」
ダストを追い払ったルッセルさんは元の場所へ戻った。
何かドタバタして、みんな暇じゃなさそうと思った俺は冒険者ギルドに行くとにした。
冒険者ギルドに入ると相変わらず1列だけ並びの乏しい受付がある。
どーせ水色髪の誰かさんだろうと思うけど無駄に並んで時間を無駄にするのもアホらしいから俺は並びの乏しい受付で依頼の受注をすることにしよう。
「今までの情報から推測すれならあれが賢神の石じゃないかしら?」
目を見開き今にも溢れる好奇心が暴走してしまいそうなエリクさんと、至って冷静に淡々としているセフィアさんだ。
「ほ、ほんと?あれが賢神の石なの!?」
ルッカさんも賢神の石に興味津々だ。
ウィザードで無い俺も、セフィアさん同様賢神の石を目の前にしてもあまり興味が湧いて来ないが、
「間違いありません。ウィザードならば誰しもが憧れるアーティファクト、賢神の石です。これを手にするだけで凄まじい魔法力を手に入れる事が出来ます」
興奮を抑えながら説明するエリクさん。
「これさえあれば私も、物凄い力が」
賢神の石が引き出す強大な力を想像し、何かに吸い込まれていくかの様な目をするルッカさん。
「そうです、そうですよ! これを手にすれば我々に想像を絶するチカラが手に入るのです」
何かに魅了され、引き寄せられるかの様に賢神の石へ手を伸ばすエリクさんだ。
「待って、何か聞こえるわ!」
セフィアさんが言う通り、怪しげなおじいさんの声が聞こえて来た。
周囲を見渡してもそんな人間の姿は確認できない。
多分、脳に直接語り掛けてるんだと思う。
「えへへ、僕チカラが欲しいです」
「あはは、私も、もっともっとチカラが欲しいんだ」
エリクさんとルッカさんが、声の主に釣られているのかセフィアさんの言葉に耳を貸そうとしない。
「悪く思わないで頂戴!」
賢神の石に触れたら何かマズイ事が起こると直感したセフィアさんが、エリクさんとルッカさんの腕を掠める様に矢を放つ。
「えへ、えへへ、何だか眠くなりました」
セフィアさんの矢を受けたエリクさんとルッカさんはそのまま、バタッと音を立て地面に倒れ寝息を立て始めた。
それならばと、声の主は俺に対して強く語り掛ける。
だが俺は、物に頼る強さは必要無いと強く返す。
「あの魔法陣、触ったら魔力を吸い取るわ」
「何かそんな感じしますね」
「私達の任務は調査、撤退するわ」
セフィアさんが、エリクさんを担ぎ、ルッカさんは俺が担げと合図をする。
ルッカさんを担いだことを確認するとセフィアさんは転移石を使用し、ヴァイス・リッターへ帰還した。
ヴァイス・リッターに戻り、賢神の石の件をギルドマスターであるルッセルさんに報告をした。
それから数日間、日常に特に大きな変化はなく俺は冒険者ギルドで自分がこなせる軽い依頼を請けていた。
そんなある日の事だった。
「おい、ルッセルを出せ!」
黒いローブを身に纏った如何にも怪しいウィザードがヴァイス・リッターを訪ねて来た。
「はい? ルッセルさんはいませんよ?」
エリクさんが来訪者に対して露骨なまでに不機嫌な態度を示すのは珍しい。
「あんだ? 二流ウィザードには興味ねーんだよ」
「だから、居ないと言ってるじゃないですか!」
うん?この人エリクさんを二流って言っているけどそんなに凄い人なのだろうか?
「おや、ダストさんですか、おはようございます」
今のやり取りが聞こえたらしく奥からヴァイスリッター、ギルドマスターのルッセルさんがやって来た。
☆ルッセル・フォワード
・ヴァイス・リッターのギルドマスター。28歳。
淡々とした性格に見えるも人望が厚い。
過去生き別れた許嫁が居る。
・外見特徴、さらっとクールな雰囲気をまとうイケメン。
・身長、180cm
・体型、中肉中背よりも筋肉質
・髪、短めで鮮やかなシルバーブロンド。
「おい、居るじゃねーかカスウィザード!」
エリクさんが嘘を付いた事に対し立腹したダストが彼に詰め寄る。
「シュバルツサーヴァラーのギルドマスターが私にどの様な御用件でしょうか?」
ダストがエリクさんに詰め寄る中、ルッセルさんは平静な対応をした。
「おいお前等、賢神の石を見付けたんだろ?」
「さぁ? 私は存じません」
「嘘付け! くだらねぇこたぁ良いからこの俺様に寄越せつってんだよ」
「仮に見付けたとしても、アーティファクトの扱いは我々ギルドマスターの権限外です」
丁寧な言葉で淡々と述べるルッセルさんであるが、ここまで懇切丁寧に言われてしまうと逆にこっちの方が怖い。
「るっせぇ! そんな馬鹿正直なアホだからテメーはいつまでたっても二流なんだよ!」
「そうおっしゃるのでしたらそれで結構です」
「はっ! 賢神の石はなぁ! 剣ぶん回すしか能の無いゴミよか俺様みたいな天才ウィザードにふさわしいつってんだよ!」
ルッセルさんを煽るダストだが、
「異論はありませんね」
「ハッ! 馬鹿じゃねぇの、クックック、おいカスウィザード、テメー力に興味ねーのか?」
効果が無かったのか、ダストはエリクさんを標的にする。
「そんなものに興味はありませんよ」
あっさりと切り捨てたかの様に見えるエリクさんだが、視線を逸らし少しだけ言葉の力も弱い。
「俺みたいに力が欲しくないのか? んー?」
そこを見逃さなかったダストは、エリクさんの顔を覗き込みながら追撃を入れる。
ダストの言葉に対し、エリクさんが口籠るが、
「私のギルドメンバーに手を出すのですか?」
ルッセルさんがエリクさんの助けに入った。
「ケッケッケ、んな訳ねーだろ、これから面白くなりそうだ、あばよ!」
そう言ってダストはギルドハウスを後にした。
ダストは何度見てもウザったいやつだなぁと思いながら、エリクさんをチラ見すると、ダストから言われた言葉を気にしているのか黙って目を伏せていた。
「力に溺れた者は見るに耐えれませんね」
ルッセルさんが、まるでエリクさんを諭すかの様にそう言うと、エリクさんは力なく返事をした。
エリクさん? 大丈夫なのだろうか? もしかして、ダストの言葉を意識させられて賢神の石の誘惑に魅了されてしまったのだろうか?
確か、賢神の石に問い掛けられた時惑わされてたんだよな。
少し心配だけど。
「あ、あれだけ酷い事言われたら落ち込むのも」
「いえ、僕は大丈夫です、ご心配有難う御座います」
俺がフォローするのを遮って、酷く暗い声でそう言ったエリクさんはゆっくりとした足取りでギルドハウスの内部へ向かった。
「カイル君は賢神の石の力に興味はありませんか?」
不意にルッセルさんが俺に尋ねた。
俺は、どういう意味だろうと考えながらもあいまいな返事をした。
「カイル君も最低限の魔術を使えるならば、賢者の石からその力が引き出される事に興味はあると思ったのですが」
「いえ、俺は自分の実力ってのは鍛錬の結果会得したもの以外意味が無いと考えてますか興味はありません」
「美しい思想ですね、しかし、その内幾ら鍛錬を重ねても実力が身に付かなく時がやって来るでしょう、大した労力を得ずとも才能の力で強大な実力を手にする相手と出会う事も有るでしょう、その時誘惑に負ける事の無い様意識して頂ければ幸いです」
ルッセルさんからは、まるでエリクさんやルッセルさん自身が経験した事があるかの様な口振りだった。
「それでは私は戻ります」
ダストを追い払ったルッセルさんは元の場所へ戻った。
何かドタバタして、みんな暇じゃなさそうと思った俺は冒険者ギルドに行くとにした。
冒険者ギルドに入ると相変わらず1列だけ並びの乏しい受付がある。
どーせ水色髪の誰かさんだろうと思うけど無駄に並んで時間を無駄にするのもアホらしいから俺は並びの乏しい受付で依頼の受注をすることにしよう。
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