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4章
78話「決着。魔聖将ルミナス」
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「はぁ、はぁ、まだです! 私の闘志はこの程度では潰えません!」
これで何度目の応戦だろうか?
ルッセル達もルミナスもお互いがお互いの回復能力を越える事が出来ず膠着状態が続いている。
それでも尚、ルッセルが次の攻撃を仕掛け様と闘気を集め、剣を身構えた所で。
「ぬはははっ! よくぞやったぞ若者達よ!」
ルッセルの背後から聞き覚えの無い女声が聞こえて来た。
疲労のせいか、僅かながらに集中力が途切れているルッセルは思わず声のする方へ振り返る。
そこには、やや背の低い緑髪をした少女の姿があった。
「よそ見はダメよ?」
その一瞬を突きルミナスが氷の魔法をルッセル目掛け放った。
「ははん、その程度の魔法かい?」
アリナは一瞬の内に『魔法抵抗(レジスト)』を完成さえ、ルッセルに展開させた。
ルミナスの放つ多数の氷状の槍がルッセルの背中を襲うも、アリナの掛けたレジストを前に乾いた音を虚しくたてるだけだった。
「ちぃぃぃっ! お前はッ! まさか聖神の杖かッ!」
例えレジストを掛けられたとしても、自分の魔法が完全に無効化事は有り得ないと思うルミナスが、アリナの手にする杖に目を向け叫ぶ。
「ほほう、よく分かったのぉ、いかにもワシが聖神の杖じゃ」
アリナはにぃーっと笑みを見せながら、杖の先をルミナスに向ける。
「くっ」
アリナから発する強大な気配を察知したのか、ルミナスが怯む。
だからと言って、目の前に居るのは16歳程の少女だ。
纏っている服装からして恐らくはプリースト、物理的な力で仕掛ければ杖を強奪できるかもしれない。
今すぐ撤退するのは少し忍びない、1度仕掛けてダメなら撤退しよう。
ルミナスは、アリナ目掛け突撃をした。
「俺に任せて下さい!」
ルミナスの挙動を見たカイルが、盾を構えアリナの前に立ちはだかる。
「生意気なんだよ!」
ルミナスは、前回カイルを氷漬けにした実績を元に、カイル目掛けて氷魔法を放った。
が、ルッセルの時同じく、間髪入れずに唱えたアリナの『魔法抵抗(レジスト)』によりルミナスの魔法は完全に無効化される。
「フン、ワシの杖を強奪しようって胎かい? いいさ、やれるもんならやってみな。 アンタの身の保証はしないがね!」
ルミナスの意図を把握したアリナが身構えた。
「つっ! 人間の癖に調子に乗るなッ!」
アリナの挑発を前に冷静さを失ったルミナスは、カイルを回り込みアリナの持つ聖神の杖に手を触れる。
「馬鹿な小娘め」
アリナは杖に集中させた魔力を、ルミナスが手に触れた瞬間発動させる。
神殿内部で幾度と無く見せた白く美しき光がルミナスを包み込んだ!
「クッ、ひっ、ひゃあああああああああッ!」
ルミナスの物凄い悲鳴が周囲に響き渡る。
慌ててルミナスは杖から手を離すが光は止まない!
あまりの苦しさからかルミナスは頭を抱え地面を転がりまわる。
「チッ、腐っても魔聖将かい。 ワシの力じゃアンタの魔の力を奪う事しか出来んわい! ほれ、少年お主の番じゃ、闘神の斧の力を見せてやれい!」
アリナに発破を掛けられたカイルは、闘志に満ち溢れた返事の元闘神の斧と共に闘気を集め出し、そのエネルギーを全て己の一撃に託した。
「いくぞ、魔聖将! 今こそ俺の力を受けやがれッ!」
カイルが吠えた。
同時にセフィアが、決死の力を振り絞り立ち上がったルミナスの背中に矢を狙撃。
アリナより『魔力増強(マジックアップ)』を受けたエリクが、威力を重視した雷大魔法をルミナス目掛けて放つ。
「冥破活昇斬!」
二人の攻撃を終えた直後、ルッセルが闘気を込めた奥義をルミナスにぶつけ、離脱。
ルッセルから無数の連撃を受けたルミナスは耐え切れずその身を空中に預け無防備な姿を晒す。
「奥義ッ! 闘我壊破撃ッ!」
赤く激しい輝きを放つ闘気のオーラを身に纏ったカイルが雄叫びを上げ、無防備にとなるルミナスに向け奥義の一撃を放つ!
ルミナスはカイルの方に視線を向けるが、回避不能と悟り驚愕な表情を浮かべながら防御の構えを見せる。
「この私がッ人間風情にッ」
ルミナスが言葉を紡ぎ出した直後、カイルの放つ一撃がルミナスの腕に直撃。
闘神の斧が最大限まで引き上げた攻撃力の前にその様な防御など無意味に等しい。
ルミナスの抵抗も空しく、腕を両断した勢いそのままに彼女の胴を真っ二つに切り裂いた!
胴体を分断されたルミナスは、自分が敗北した事を悟り静かに瞳を閉じ、地面に落下した。
数十秒経過したところで、ルミナスの周囲に漆黒の煙が発生し他の魔物が絶命した時と同じく魔石へと変化した。
だが、魔聖将であるのか石と言うには大きく形状も円形に整っており魔玉と言う名称が合うだろう。
黒色と白色の淡い光を交互に放つ魔玉をカイルが丁重に拾うと、
「やりましたねッ!」
「カイルさん!」
「やるじゃない、ボウヤ!」
「ふぁっふぁっふぁ、流石は闘神の斧じゃ! 一撃粉砕、気持ち良いのぉ!」
魔聖将ルミナスを討ち取ったカイルの周りに皆が駆け寄った。
「有難う御座います、今回の勝利は皆さんのお陰だと俺は思います」
カイルは、自分はあくまでトドメを刺しただけと言いたげに謙遜している。
そんな彼を暫くの間皆がもみくちゃにし、勝利の余韻を味わった所でエリクが転移魔法を発動させヴァイスリッターへ帰還した。
これで何度目の応戦だろうか?
ルッセル達もルミナスもお互いがお互いの回復能力を越える事が出来ず膠着状態が続いている。
それでも尚、ルッセルが次の攻撃を仕掛け様と闘気を集め、剣を身構えた所で。
「ぬはははっ! よくぞやったぞ若者達よ!」
ルッセルの背後から聞き覚えの無い女声が聞こえて来た。
疲労のせいか、僅かながらに集中力が途切れているルッセルは思わず声のする方へ振り返る。
そこには、やや背の低い緑髪をした少女の姿があった。
「よそ見はダメよ?」
その一瞬を突きルミナスが氷の魔法をルッセル目掛け放った。
「ははん、その程度の魔法かい?」
アリナは一瞬の内に『魔法抵抗(レジスト)』を完成さえ、ルッセルに展開させた。
ルミナスの放つ多数の氷状の槍がルッセルの背中を襲うも、アリナの掛けたレジストを前に乾いた音を虚しくたてるだけだった。
「ちぃぃぃっ! お前はッ! まさか聖神の杖かッ!」
例えレジストを掛けられたとしても、自分の魔法が完全に無効化事は有り得ないと思うルミナスが、アリナの手にする杖に目を向け叫ぶ。
「ほほう、よく分かったのぉ、いかにもワシが聖神の杖じゃ」
アリナはにぃーっと笑みを見せながら、杖の先をルミナスに向ける。
「くっ」
アリナから発する強大な気配を察知したのか、ルミナスが怯む。
だからと言って、目の前に居るのは16歳程の少女だ。
纏っている服装からして恐らくはプリースト、物理的な力で仕掛ければ杖を強奪できるかもしれない。
今すぐ撤退するのは少し忍びない、1度仕掛けてダメなら撤退しよう。
ルミナスは、アリナ目掛け突撃をした。
「俺に任せて下さい!」
ルミナスの挙動を見たカイルが、盾を構えアリナの前に立ちはだかる。
「生意気なんだよ!」
ルミナスは、前回カイルを氷漬けにした実績を元に、カイル目掛けて氷魔法を放った。
が、ルッセルの時同じく、間髪入れずに唱えたアリナの『魔法抵抗(レジスト)』によりルミナスの魔法は完全に無効化される。
「フン、ワシの杖を強奪しようって胎かい? いいさ、やれるもんならやってみな。 アンタの身の保証はしないがね!」
ルミナスの意図を把握したアリナが身構えた。
「つっ! 人間の癖に調子に乗るなッ!」
アリナの挑発を前に冷静さを失ったルミナスは、カイルを回り込みアリナの持つ聖神の杖に手を触れる。
「馬鹿な小娘め」
アリナは杖に集中させた魔力を、ルミナスが手に触れた瞬間発動させる。
神殿内部で幾度と無く見せた白く美しき光がルミナスを包み込んだ!
「クッ、ひっ、ひゃあああああああああッ!」
ルミナスの物凄い悲鳴が周囲に響き渡る。
慌ててルミナスは杖から手を離すが光は止まない!
あまりの苦しさからかルミナスは頭を抱え地面を転がりまわる。
「チッ、腐っても魔聖将かい。 ワシの力じゃアンタの魔の力を奪う事しか出来んわい! ほれ、少年お主の番じゃ、闘神の斧の力を見せてやれい!」
アリナに発破を掛けられたカイルは、闘志に満ち溢れた返事の元闘神の斧と共に闘気を集め出し、そのエネルギーを全て己の一撃に託した。
「いくぞ、魔聖将! 今こそ俺の力を受けやがれッ!」
カイルが吠えた。
同時にセフィアが、決死の力を振り絞り立ち上がったルミナスの背中に矢を狙撃。
アリナより『魔力増強(マジックアップ)』を受けたエリクが、威力を重視した雷大魔法をルミナス目掛けて放つ。
「冥破活昇斬!」
二人の攻撃を終えた直後、ルッセルが闘気を込めた奥義をルミナスにぶつけ、離脱。
ルッセルから無数の連撃を受けたルミナスは耐え切れずその身を空中に預け無防備な姿を晒す。
「奥義ッ! 闘我壊破撃ッ!」
赤く激しい輝きを放つ闘気のオーラを身に纏ったカイルが雄叫びを上げ、無防備にとなるルミナスに向け奥義の一撃を放つ!
ルミナスはカイルの方に視線を向けるが、回避不能と悟り驚愕な表情を浮かべながら防御の構えを見せる。
「この私がッ人間風情にッ」
ルミナスが言葉を紡ぎ出した直後、カイルの放つ一撃がルミナスの腕に直撃。
闘神の斧が最大限まで引き上げた攻撃力の前にその様な防御など無意味に等しい。
ルミナスの抵抗も空しく、腕を両断した勢いそのままに彼女の胴を真っ二つに切り裂いた!
胴体を分断されたルミナスは、自分が敗北した事を悟り静かに瞳を閉じ、地面に落下した。
数十秒経過したところで、ルミナスの周囲に漆黒の煙が発生し他の魔物が絶命した時と同じく魔石へと変化した。
だが、魔聖将であるのか石と言うには大きく形状も円形に整っており魔玉と言う名称が合うだろう。
黒色と白色の淡い光を交互に放つ魔玉をカイルが丁重に拾うと、
「やりましたねッ!」
「カイルさん!」
「やるじゃない、ボウヤ!」
「ふぁっふぁっふぁ、流石は闘神の斧じゃ! 一撃粉砕、気持ち良いのぉ!」
魔聖将ルミナスを討ち取ったカイルの周りに皆が駆け寄った。
「有難う御座います、今回の勝利は皆さんのお陰だと俺は思います」
カイルは、自分はあくまでトドメを刺しただけと言いたげに謙遜している。
そんな彼を暫くの間皆がもみくちゃにし、勝利の余韻を味わった所でエリクが転移魔法を発動させヴァイスリッターへ帰還した。
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