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1章
80話
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―ヴァイスリッター―
見事聖神の杖を手に入れる事に成功した俺はヴァイスリッターの中でゆっくりとしている。
すると聞こえて来る闘神の斧の声。
『親父の斧を傷つけオーノー』
いきなり親父ギャグからですか。
『杖はつえー』
そりゃまぁ、確かに聖神の杖は強いよね。
と思って居ると、
『ふぁっふぁっふぁ、そんなに褒めなくても良かろうに』
聖神の杖だ。
今はアリアさんが単独で所持しているらしく、闘神の斧と同じ様に語りかけて来る。
『誰もお主を褒めとらんわい!』
『ハンッ! 人が折角クソ程寒いギャグに乗ってやった事すら分からんのかい!』
で、見事喧嘩に発展しました。
闘神の斧と聖神の杖が交互に罵詈雑言を浴びせております。
俺の脳内で。
俺がうんざりして頭を抱えていると、だ。
「おすわり!」
セリカさんの声が聞こえて来た。
「ワンッ!」
で、セリカ様の命令に従いおすわりをするエリクさんの姿が視界に入った訳だ。
頭に魔聖玉を乗っけて、だ。
てーか、みょーに嬉しそうな顔して俺から魔聖玉借りた理由がそれかよ。
「えへ、えへへ、セリカ様ぁ、そのままち○ち○って命令してくださいよぉ」
ロ○眼鏡娘のエリザさんがにやけながら良からぬ事を言っている。
彼女の脳内では既に凄い事になっている様だ。
「おーほっほっほそーらいぬっころ! ち○ち○なさい!」
セリカ様がエリザさんに言われるまま、エリクさんに命令を下す。
「わん!」
エリクさんは嬉しそうに膝立ちをし、舌を出し、ハァハァと息を立てながら腕を肩の近くに寄せ手を曲げている。
大丈夫、服は着たままだ。
そして頭上に器用なまでに乗せられる魔聖玉。
『あらぁ? そのままピーをピーしちゃいなさいよ☆』
ルミナスさんの声だ。
どうやら、闘神の斧のお陰か彼等と同じ様に魔聖玉から俺の脳内に聞こえて来た。
斧と杖の喧嘩の横から、だ。
いや、ルミナスさん、幾ら何でもそれは禁則事項に触れるのでは?
『あらん? いいじゃなぁ~い? 私、人間のアレって本でしか見た事無かったのよ☆』
いや、待てよ、アレってなんだよ。
まさかソレの事か? コレの本って魔族の中にあるの?
た、確かに聞いた事はあるけどさ! コアなモノを扱う本屋で魔族のアレコレとか。
『だったらぁ、ぼくちゃんのでも良いわよぉ☆ 今度お風呂に入る時魔聖玉持ってって頂戴☆』
いやっ、わっ、そ、それはその!
「えへっ、えへっ、エリク様素敵ですよぉ~」
エリザさんがうっとりとしている。
よだれ、垂れてますよ。
てか、エリクさんの何が素敵なんですか?
『ねぇ、ボクちゃん? あの娘』
し、知りませんよ! セリカさんの服の中とか俺知りませんからッ!
『あらぁ? やっぱり気になるのねぇ~☆ 良いわよぉ~今度あたしがあの娘と一緒にお風呂入った時に報告してあげるわ☆』
い、いや、そ、それは!?
『うぶねぇ~。 あたしが気になるのはセリカって娘の魔力なのよねぇ~ほら、ボクちゃんが魔聖玉持っても何も起きないデショ? 魔力の波長があたしとずれてるせいなのよ』
はぁ、はぁ、全く、危うく鼻血が出るところだったんですが。
確かに誰が持っても何も起きないけど、ルミナスさんと波長が合う人なら何か起きるって事?
『そうよ? 試しにあのセリカって娘に魔聖玉触らせてみなさい』
「セリカさん、エリクさんが乗っけてる玉」
俺が、セリカさんに声を掛けた所で彼女は、ハッとした表情を見せ左手に持っていたモノを背中に隠した。
「か、カイル様、いらしたならそうとおっしゃって下さいませ。 その、エリク様ですが、エリク様がどうしてもこのような事をしたいとおっしゃっていました故わたくしめは仕方なく眺めさせて頂いた塩梅であります」
頬を赤らめモジモジとするセリカさん。
「いや、俺は別に、そうそう、エリクさんが乗っけてる玉をセリカさんに触って貰いたいんだ」
「はい、カイル様のご命令とあれば例え愚犬の前で御座いましょうが、衣服でも何でも脱がさせて頂きます故。 カイル様が愚犬の前で全裸になりまするわたくしを見て悦びになるとおっしゃいますならそれはわたくしの悦びで御座います」
ちょーーーーと待て! 人の話聞いてないぞ!
いや、だいぶ待てッ! セリカさん! 何服を脱ぎ出してるんだよ!
「えへぇ~えへへ、えへへ、セリカ様がえへへ、カイル様もぴーしてぴーして」
エリザさんがヤバイ事になってる! って! エリザさん? ちょっと! 気失ってませんか!?
って! セリカさん? 何のためらいも無く下着姿晒してるんですか!
俺はセリカさんの下着姿を出来るだけ見ない様に気を付けて、彼女の肩を叩く。
「セリカさん、エリクさんが乗っけてるあの玉に触って貰いたいんだ」
「申し訳御座いませんカイル様、わたくしめの貧相な身体ではご満足なさりませんでしたか」
セリカさんは残念そうな表情を浮かべ、下着を脱ごうとする手を止めると渋々エリクさんの頭上にある魔聖玉を取った。
『あの娘、自慢の身体をぼくちゃんに見せたかったみたいね~☆ あの流れならアレもソレ出来たのに勿体無い事したわねぇ~☆』
ふぁっ!? セリカさんが俺に裸体見せたいってなんで!?
フツー見られたくないものじゃないの!?
『あらん? オンナノコの事知らないのねぇ? うふ、セリカって娘があたしに触れたわ』
ルミナスさんの話が途中で切れた。
次の瞬間、セリカさんを中心に白と黒の光が溢れ出し交互に点滅しだした。
光が収まると、そこには悪魔の角と悪魔の翼が足されたセリカさんの姿があった。
「おーほっほっほ! さぁ愚犬よ、わらわにひれ伏するが良い!」
セリカさんは、左手に隠してあった鞭で床を叩きエリクさんに命令をする。
「わんわん☆」
エリクさんがニコニコ笑顔で尻尾を振り、セリカさんに返事をする。
いや、尻尾は生えてないか。
「貴様に服は贅沢品だよなぁ?」
にぃーっと笑みを浮かべ迫る魔聖セリカさん。
「わぉーん☆」
ご褒美を貰えると喜ぶエリクさん。
いや、良く見れば今さっき着ていた服と違うぞ!?
つまり、一瞬の内に破られても問題ない服に着替えたみたいだ。
この状況下でも冷静な判断力、エリクさんはこう見えても凄いのかもしれない。
犬にしか見えないのだけども。
見事聖神の杖を手に入れる事に成功した俺はヴァイスリッターの中でゆっくりとしている。
すると聞こえて来る闘神の斧の声。
『親父の斧を傷つけオーノー』
いきなり親父ギャグからですか。
『杖はつえー』
そりゃまぁ、確かに聖神の杖は強いよね。
と思って居ると、
『ふぁっふぁっふぁ、そんなに褒めなくても良かろうに』
聖神の杖だ。
今はアリアさんが単独で所持しているらしく、闘神の斧と同じ様に語りかけて来る。
『誰もお主を褒めとらんわい!』
『ハンッ! 人が折角クソ程寒いギャグに乗ってやった事すら分からんのかい!』
で、見事喧嘩に発展しました。
闘神の斧と聖神の杖が交互に罵詈雑言を浴びせております。
俺の脳内で。
俺がうんざりして頭を抱えていると、だ。
「おすわり!」
セリカさんの声が聞こえて来た。
「ワンッ!」
で、セリカ様の命令に従いおすわりをするエリクさんの姿が視界に入った訳だ。
頭に魔聖玉を乗っけて、だ。
てーか、みょーに嬉しそうな顔して俺から魔聖玉借りた理由がそれかよ。
「えへ、えへへ、セリカ様ぁ、そのままち○ち○って命令してくださいよぉ」
ロ○眼鏡娘のエリザさんがにやけながら良からぬ事を言っている。
彼女の脳内では既に凄い事になっている様だ。
「おーほっほっほそーらいぬっころ! ち○ち○なさい!」
セリカ様がエリザさんに言われるまま、エリクさんに命令を下す。
「わん!」
エリクさんは嬉しそうに膝立ちをし、舌を出し、ハァハァと息を立てながら腕を肩の近くに寄せ手を曲げている。
大丈夫、服は着たままだ。
そして頭上に器用なまでに乗せられる魔聖玉。
『あらぁ? そのままピーをピーしちゃいなさいよ☆』
ルミナスさんの声だ。
どうやら、闘神の斧のお陰か彼等と同じ様に魔聖玉から俺の脳内に聞こえて来た。
斧と杖の喧嘩の横から、だ。
いや、ルミナスさん、幾ら何でもそれは禁則事項に触れるのでは?
『あらん? いいじゃなぁ~い? 私、人間のアレって本でしか見た事無かったのよ☆』
いや、待てよ、アレってなんだよ。
まさかソレの事か? コレの本って魔族の中にあるの?
た、確かに聞いた事はあるけどさ! コアなモノを扱う本屋で魔族のアレコレとか。
『だったらぁ、ぼくちゃんのでも良いわよぉ☆ 今度お風呂に入る時魔聖玉持ってって頂戴☆』
いやっ、わっ、そ、それはその!
「えへっ、えへっ、エリク様素敵ですよぉ~」
エリザさんがうっとりとしている。
よだれ、垂れてますよ。
てか、エリクさんの何が素敵なんですか?
『ねぇ、ボクちゃん? あの娘』
し、知りませんよ! セリカさんの服の中とか俺知りませんからッ!
『あらぁ? やっぱり気になるのねぇ~☆ 良いわよぉ~今度あたしがあの娘と一緒にお風呂入った時に報告してあげるわ☆』
い、いや、そ、それは!?
『うぶねぇ~。 あたしが気になるのはセリカって娘の魔力なのよねぇ~ほら、ボクちゃんが魔聖玉持っても何も起きないデショ? 魔力の波長があたしとずれてるせいなのよ』
はぁ、はぁ、全く、危うく鼻血が出るところだったんですが。
確かに誰が持っても何も起きないけど、ルミナスさんと波長が合う人なら何か起きるって事?
『そうよ? 試しにあのセリカって娘に魔聖玉触らせてみなさい』
「セリカさん、エリクさんが乗っけてる玉」
俺が、セリカさんに声を掛けた所で彼女は、ハッとした表情を見せ左手に持っていたモノを背中に隠した。
「か、カイル様、いらしたならそうとおっしゃって下さいませ。 その、エリク様ですが、エリク様がどうしてもこのような事をしたいとおっしゃっていました故わたくしめは仕方なく眺めさせて頂いた塩梅であります」
頬を赤らめモジモジとするセリカさん。
「いや、俺は別に、そうそう、エリクさんが乗っけてる玉をセリカさんに触って貰いたいんだ」
「はい、カイル様のご命令とあれば例え愚犬の前で御座いましょうが、衣服でも何でも脱がさせて頂きます故。 カイル様が愚犬の前で全裸になりまするわたくしを見て悦びになるとおっしゃいますならそれはわたくしの悦びで御座います」
ちょーーーーと待て! 人の話聞いてないぞ!
いや、だいぶ待てッ! セリカさん! 何服を脱ぎ出してるんだよ!
「えへぇ~えへへ、えへへ、セリカ様がえへへ、カイル様もぴーしてぴーして」
エリザさんがヤバイ事になってる! って! エリザさん? ちょっと! 気失ってませんか!?
って! セリカさん? 何のためらいも無く下着姿晒してるんですか!
俺はセリカさんの下着姿を出来るだけ見ない様に気を付けて、彼女の肩を叩く。
「セリカさん、エリクさんが乗っけてるあの玉に触って貰いたいんだ」
「申し訳御座いませんカイル様、わたくしめの貧相な身体ではご満足なさりませんでしたか」
セリカさんは残念そうな表情を浮かべ、下着を脱ごうとする手を止めると渋々エリクさんの頭上にある魔聖玉を取った。
『あの娘、自慢の身体をぼくちゃんに見せたかったみたいね~☆ あの流れならアレもソレ出来たのに勿体無い事したわねぇ~☆』
ふぁっ!? セリカさんが俺に裸体見せたいってなんで!?
フツー見られたくないものじゃないの!?
『あらん? オンナノコの事知らないのねぇ? うふ、セリカって娘があたしに触れたわ』
ルミナスさんの話が途中で切れた。
次の瞬間、セリカさんを中心に白と黒の光が溢れ出し交互に点滅しだした。
光が収まると、そこには悪魔の角と悪魔の翼が足されたセリカさんの姿があった。
「おーほっほっほ! さぁ愚犬よ、わらわにひれ伏するが良い!」
セリカさんは、左手に隠してあった鞭で床を叩きエリクさんに命令をする。
「わんわん☆」
エリクさんがニコニコ笑顔で尻尾を振り、セリカさんに返事をする。
いや、尻尾は生えてないか。
「貴様に服は贅沢品だよなぁ?」
にぃーっと笑みを浮かべ迫る魔聖セリカさん。
「わぉーん☆」
ご褒美を貰えると喜ぶエリクさん。
いや、良く見れば今さっき着ていた服と違うぞ!?
つまり、一瞬の内に破られても問題ない服に着替えたみたいだ。
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