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1章
90話
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『そうじゃ。 恐らく近くに賢神の石がおるのじゃろう。 居る理由までは分からんがのぉ』
賢神の石をどうにかすれば、ルッカさんは正気に?
『うむ。 じゃが、ワシは闘志溢れるナイスガイじゃ。 闘気では賢神の石をどうにかする事はできんぞい。 聖神の杖もそうじゃ。 魔族程度相手なら破魔の効果を出せても賢神の石相手は無理じゃ』
かと言って、本気でぶつかり合う訳には。
『一旦行動の自由を奪うしか無かろう。 賢神の石の事はその後考えるぞい』
そうするしか無いだろう。
方針の決まった俺は、闘神の斧を持ち防御寄りに身構えた。
「私の方が貴方より上って事を思い知らせたいのよッ!」
魔聖ルッカさんが再度突撃、俺の懐に潜り込み拳と脚による格闘ラッシュを仕掛けた!
壁を背負わされ回避がし辛い状況だが、俺は闘神の斧を上手く操りルッカさんによる格闘ラッシュを受け止めた。
ルッカさんの攻撃を受け止めた際、闘神の斧から伝わる振動が全身をわずかながらにマヒさせる感覚を与えてくれる。
俺は、ルッカさんの格闘ラッシュが終わった際の隙をついて、右方向へステップし壁から離れる事を試みた。
「そんな事をして何になるんだ!」
俺が叫ぶとほぼ同時に、闘神の斧の話を聞いていたルッセルさんがエリクさんとセフィアさんに指示を出した。
「私が一番って事をみんなに証明したいのよッ!」
ルッカさんがのがいる方へ反転し『雷球(サンダーボール)』を4連射。
俺は壁から回り込むようにステップを踏みながら盾を使い受け流す。
「そんなどうでも良い事かよ!」
俺は『機動減少(スロウリィ)』をルッカさんに向け放つ。
だが、魔聖石の保護を受けたルッカさんの前に俺の魔法はあっけなく打ち消された。
しかし、俺の詠唱を見ていたアリナさんが同じく『機動減少(スロウリィ)』を放ってくれた。
さすがは聖神の杖だ。 彼女の魔法は魔聖石の保護を貫きルッカさんの機動力を大きく奪った。
「ハッ! 敗者の気持ちが分からないお前は目障りなんだよッ!」
機動力を下げられたルッカさんは、それでもお構いなしに突撃し俺に格闘戦を仕掛ける。
これでもまだルッカさんは早い。 だが、アリナさんのお陰でルッカさんの攻撃を全て回避する事が出来た。
「俺は自分の為に鍛錬し続けただけだ! 勝ち負けなんかしったこっちゃないッ!」
俺は一度バックステップを踏み、ルッカさんとの距離を取る。
このタイミングを待っていたと言わんばかりに、エリクさんが地上から、エリナさんが跳躍をし空中へ置く様に『拘束(バインド)』の魔法を、セフィアさんが大きく左方向に回り込みネットボウガンを放った。
「タイマンの邪魔するなッ」
正面からエリクさん、自分の右側からセフィアさんを把握したルッカさんは2M程跳躍し、滞空して回避を試みようとするが。
「ぶわっはっは! 掛かりおったわい!」
エリナさんが放った『拘束(バインド)』が、まるで吸い寄せられるかの様にルッカさんに直撃した。
「クソッ! 卑怯だぞ貴様らっ!」
『拘束(バインド)』の効力により空中で身体の自由を奪われたルッカさんが叫び声をあげ抗議する。
「それは仕方ありません。 カイルさんとて本気で貴女とやり合う訳にはいきませんから。 ルッカさんに何かがあった事くらいは察します。 まずは事情をお話しください」
ルッセルさんだ。
「クッ、だ、誰が」
ルッカさんが言葉を詰まらせた。
何かが可笑しい気がする。
『ふむ、賢神の石がお嬢ちゃんの言論を操ってるみたいじゃのぉ』
「それなら仕方がありません。この洞窟にダスト殿が居る可能性が高いので、彼を探します」
ルッセルさんがダストの捜索指示を出した所で、
『我を求める者達よ』
何者かの声が俺の脳に話掛けて来た。
少しばかり年老いているが、声のキーは闘神よりも高い。
男性の様だが、聞き覚えの無い声だ。
『おお、勇神の剣か! ひさしぶりじゃのぉ!』
つまり、今の声は勇神の剣と言う事か。
『御無沙汰しておる』
『ふぉっふぉっふぉ、こんな寒い場所でよく平気じゃったのぉ』
『今は試練の時也』
『むほーーー、旧友の再会なのになんじゃーーーっ、昔からお主はいつも空気を読めん奴じゃのぉ!』
隙あらば下らないギャグをかます闘神の斧も空気読めないと思うのは俺だけだろうか?
『我の元へ参るが良い』
勇神の剣がルッセルさんに、自分の元へ辿り着く方法を説明した。
勇神の剣の元へ向かうのは、俺とルッセルさんの二人だ。
残りのメンバーは勇神の剣と合わ無いとの事で、ルッカさんの見張りに回って貰う事となった。
俺とルッセルさんは、勇神の剣が説明した通りの手順を踏んだ。
今居る部屋の壁にある隠しスイッチを押し、地下への階段を出現させて。
階段を降りた先の一本道をひたすら突き進んでくれと。
氷で出来た空間はひんやりと冷たさを感じさせる。
炎防壁(フレイムバリア)を使い自身の気温調整をしているにも関わらずそう感じてしまうのは氷が引き出す印象のせいなのかもしれない。
賢神の石をどうにかすれば、ルッカさんは正気に?
『うむ。 じゃが、ワシは闘志溢れるナイスガイじゃ。 闘気では賢神の石をどうにかする事はできんぞい。 聖神の杖もそうじゃ。 魔族程度相手なら破魔の効果を出せても賢神の石相手は無理じゃ』
かと言って、本気でぶつかり合う訳には。
『一旦行動の自由を奪うしか無かろう。 賢神の石の事はその後考えるぞい』
そうするしか無いだろう。
方針の決まった俺は、闘神の斧を持ち防御寄りに身構えた。
「私の方が貴方より上って事を思い知らせたいのよッ!」
魔聖ルッカさんが再度突撃、俺の懐に潜り込み拳と脚による格闘ラッシュを仕掛けた!
壁を背負わされ回避がし辛い状況だが、俺は闘神の斧を上手く操りルッカさんによる格闘ラッシュを受け止めた。
ルッカさんの攻撃を受け止めた際、闘神の斧から伝わる振動が全身をわずかながらにマヒさせる感覚を与えてくれる。
俺は、ルッカさんの格闘ラッシュが終わった際の隙をついて、右方向へステップし壁から離れる事を試みた。
「そんな事をして何になるんだ!」
俺が叫ぶとほぼ同時に、闘神の斧の話を聞いていたルッセルさんがエリクさんとセフィアさんに指示を出した。
「私が一番って事をみんなに証明したいのよッ!」
ルッカさんがのがいる方へ反転し『雷球(サンダーボール)』を4連射。
俺は壁から回り込むようにステップを踏みながら盾を使い受け流す。
「そんなどうでも良い事かよ!」
俺は『機動減少(スロウリィ)』をルッカさんに向け放つ。
だが、魔聖石の保護を受けたルッカさんの前に俺の魔法はあっけなく打ち消された。
しかし、俺の詠唱を見ていたアリナさんが同じく『機動減少(スロウリィ)』を放ってくれた。
さすがは聖神の杖だ。 彼女の魔法は魔聖石の保護を貫きルッカさんの機動力を大きく奪った。
「ハッ! 敗者の気持ちが分からないお前は目障りなんだよッ!」
機動力を下げられたルッカさんは、それでもお構いなしに突撃し俺に格闘戦を仕掛ける。
これでもまだルッカさんは早い。 だが、アリナさんのお陰でルッカさんの攻撃を全て回避する事が出来た。
「俺は自分の為に鍛錬し続けただけだ! 勝ち負けなんかしったこっちゃないッ!」
俺は一度バックステップを踏み、ルッカさんとの距離を取る。
このタイミングを待っていたと言わんばかりに、エリクさんが地上から、エリナさんが跳躍をし空中へ置く様に『拘束(バインド)』の魔法を、セフィアさんが大きく左方向に回り込みネットボウガンを放った。
「タイマンの邪魔するなッ」
正面からエリクさん、自分の右側からセフィアさんを把握したルッカさんは2M程跳躍し、滞空して回避を試みようとするが。
「ぶわっはっは! 掛かりおったわい!」
エリナさんが放った『拘束(バインド)』が、まるで吸い寄せられるかの様にルッカさんに直撃した。
「クソッ! 卑怯だぞ貴様らっ!」
『拘束(バインド)』の効力により空中で身体の自由を奪われたルッカさんが叫び声をあげ抗議する。
「それは仕方ありません。 カイルさんとて本気で貴女とやり合う訳にはいきませんから。 ルッカさんに何かがあった事くらいは察します。 まずは事情をお話しください」
ルッセルさんだ。
「クッ、だ、誰が」
ルッカさんが言葉を詰まらせた。
何かが可笑しい気がする。
『ふむ、賢神の石がお嬢ちゃんの言論を操ってるみたいじゃのぉ』
「それなら仕方がありません。この洞窟にダスト殿が居る可能性が高いので、彼を探します」
ルッセルさんがダストの捜索指示を出した所で、
『我を求める者達よ』
何者かの声が俺の脳に話掛けて来た。
少しばかり年老いているが、声のキーは闘神よりも高い。
男性の様だが、聞き覚えの無い声だ。
『おお、勇神の剣か! ひさしぶりじゃのぉ!』
つまり、今の声は勇神の剣と言う事か。
『御無沙汰しておる』
『ふぉっふぉっふぉ、こんな寒い場所でよく平気じゃったのぉ』
『今は試練の時也』
『むほーーー、旧友の再会なのになんじゃーーーっ、昔からお主はいつも空気を読めん奴じゃのぉ!』
隙あらば下らないギャグをかます闘神の斧も空気読めないと思うのは俺だけだろうか?
『我の元へ参るが良い』
勇神の剣がルッセルさんに、自分の元へ辿り着く方法を説明した。
勇神の剣の元へ向かうのは、俺とルッセルさんの二人だ。
残りのメンバーは勇神の剣と合わ無いとの事で、ルッカさんの見張りに回って貰う事となった。
俺とルッセルさんは、勇神の剣が説明した通りの手順を踏んだ。
今居る部屋の壁にある隠しスイッチを押し、地下への階段を出現させて。
階段を降りた先の一本道をひたすら突き進んでくれと。
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