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2章「ゲームで悪行?」
19話
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「そしたらですよっ! その様な事は心得てますって言われたんですよ! ひどいと思いませんか? あれだけお金を巻き上げられてるのに、それが女遊びに使われてるのに、でも、心得てるだけですよ、もっと怒ってもいいじゃないですか!?」
ものすごい勢いで捲し立てるサナリスだ。
「そ、そうか、そうやな、確かにそれは酷いやん。20秒も間を作るだけの価値はあるで」
「そうですよ! ステラ王女ったら、世界平和の為なら女遊び程度安いモノだの、世界を救う勇者の前に自分は一国の王女に過ぎないだのまるで貴女が主人公って言いたくなるくらいカッコイイ事言うんですよ!」
「確かにステラ王女の言う通りやな」
と、俺が口を滑らせステラ王女を擁護すると、サナリスが俺の襟元を掴んでゆっさゆっさと振り出す。
「うげぇぇぇ、頭が揺れる、気持ち悪いッ」
「ルチーナ様が悪いんです! ステラ王女のエリウッド様への愛が足りないんですっ!」
サナリスは揺さぶりをやめてくれたが、
「支離滅裂に聞こえるんやけど」
「ルチーナ様!?」
俺はまた揺さぶれる事になる。
これ、俺が生まれたての赤ん坊だったらやばい奴じゃないの!?
と思わされる位に揺さぶられる。
「そないな事言われてもなぁ。けど、それだけでぼろクソにされるとは思えないんやけど」
再度サナリスが揺さぶりをやめたところで俺は言葉を紡ぎだした。
「むぐぐ、私、ステラ王女に対してエリウッド様のぴーを見た事言っちゃったんです。そしたら、そしたらですよ? 心臓が凍るかと思った程凍てつく空気をまとってですよ? 私も見た事無いと呟いたら、物凄い綺麗な笑顔で最大出力のファイアーを撃ってきたんですよ!!」
「いや、それは」
サナリスが悪いと言いかけるが、下手すれば揺さぶられながら天井向けて投げ飛ばされる気がした俺は言葉を止めた。
「酷いじゃないですかぁ! 下賎な人間の女共はいかがわしいお店に努めていたらエリウッド様のぴーを見るだけじゃなくてあんなことやこんなことをしてるんですよ! 私なんて見ただけですよ! なのに灰になっても燃やされるなんてあんまりじゃないですかぁぁぁぁ」
改めて、支離滅裂すぎるんやけど。
「せ、せやな、ホンマ酷い話やな。 まさかと思うんやけど、その事ステラに言ってへん?」
「むむむ、い、言いました。その、そこまで言っちゃいましたからその、ステラ様の魔法を」
サナリスは胸元で右指と左指をつんつんしながら目を泳がせている。
俺は深いため息を付いて、
「そら、サナリスが悪いやん。まぁええわ。ステラ王女が本気出した際の魔法の威力が分かっただけでも儲けモンやで」
「い、威力でしたら、ご、5000ダメージって表示が出ました」
威力と言う言葉に反応したのだろうか? サナリスが藪から棒に変な事を言い出す。
「5000ダメージ?」
「私のHPは200あるんですけど、ステラ王女からの魔法は5000ダメージ受けたみたいです」
そういえば、ここはゲームの世界やったな。
「そら、跡形も無くなる訳やんな」
そういえば、このゲームのHPは最大でも255だった様な?
それを考えたらサナリスのHPは高い方だし、消し炭を通り越した挙句蘇生に必要な魔力もヤバイ位に増大した事も納得が出来る。
しかし、龍の冒険で4桁ダメージって、いや、確か最新作だと4桁ダメージだせたな。
「それはそうと、ステラ王女の誘拐が難しいとなると別の方法でエリウッドを誘い出す必要があんなぁ」
「うぅぅ、私嫌ですよ? 5000ダメージなんて食らいたくないです」
「そら否定せんで。カンストHPの20倍ダメージなんて俺だって食らいたないねん」
「ですよね? ですよね?」
俺に向ける視線をチラッ、チラッとはぐらかすサナリス。
何が言いたいかは分かるが。
「サナリスが言いたい事は分かんねん。ま、しゃーない、俺が直接行ったるわ」
「やったー。素敵ですルチーナ様☆」
サナリスが、がっつりと胸を押し付けながら俺に抱き着いて来た。
ぐへへ、胸元に伝わるこの柔らかき感触、しばらくこのまま、なんならやっぱりステラ王女の元へ行くのを止めてしま。
自分が魔王である事をすっかり忘れ、サナリスたんのお胸の感触を暫く堪能していると。
「魔王様! ご報告に……ハッ!? 申し訳ございませんルチーナ様、我々男魔族が不甲斐ないばかりにその様なお思いをなされていたとわっ!」
別の魔族が俺に報告をしに来たみたいだが、俺に抱き着くサナリスに、それに対し鼻の下を伸ばす俺。
で、現在の俺は人間でいう女性に該当する訳だ。例え精神が35歳のおっさんだったとしても!
さて、女性に抱き着かれて鼻の下を伸ばす女性、はたから見たらそれはつまり、ゆりっゆり、すなわちレ○趣味を俺が持っていると捉えられてもおかしくは無い!
そして繰り広げられる噂ッ! 大レ○魔王ルチーナッ! 魔族内だけに飽き足らず、人間にまで広げられ、挙句ステラたんのお耳にまで俺がレ○と言う噂が広まってしまうっ!
まずい、それはまずいっ! ステラたんに余計な誤解を与えるのは言語道断だーーーーっ!!!!!!
「うむ。報告とはなんだ?」
俺は何事もなかったかの様に真顔をし、部下の報告を受ける。
ものすごい勢いで捲し立てるサナリスだ。
「そ、そうか、そうやな、確かにそれは酷いやん。20秒も間を作るだけの価値はあるで」
「そうですよ! ステラ王女ったら、世界平和の為なら女遊び程度安いモノだの、世界を救う勇者の前に自分は一国の王女に過ぎないだのまるで貴女が主人公って言いたくなるくらいカッコイイ事言うんですよ!」
「確かにステラ王女の言う通りやな」
と、俺が口を滑らせステラ王女を擁護すると、サナリスが俺の襟元を掴んでゆっさゆっさと振り出す。
「うげぇぇぇ、頭が揺れる、気持ち悪いッ」
「ルチーナ様が悪いんです! ステラ王女のエリウッド様への愛が足りないんですっ!」
サナリスは揺さぶりをやめてくれたが、
「支離滅裂に聞こえるんやけど」
「ルチーナ様!?」
俺はまた揺さぶれる事になる。
これ、俺が生まれたての赤ん坊だったらやばい奴じゃないの!?
と思わされる位に揺さぶられる。
「そないな事言われてもなぁ。けど、それだけでぼろクソにされるとは思えないんやけど」
再度サナリスが揺さぶりをやめたところで俺は言葉を紡ぎだした。
「むぐぐ、私、ステラ王女に対してエリウッド様のぴーを見た事言っちゃったんです。そしたら、そしたらですよ? 心臓が凍るかと思った程凍てつく空気をまとってですよ? 私も見た事無いと呟いたら、物凄い綺麗な笑顔で最大出力のファイアーを撃ってきたんですよ!!」
「いや、それは」
サナリスが悪いと言いかけるが、下手すれば揺さぶられながら天井向けて投げ飛ばされる気がした俺は言葉を止めた。
「酷いじゃないですかぁ! 下賎な人間の女共はいかがわしいお店に努めていたらエリウッド様のぴーを見るだけじゃなくてあんなことやこんなことをしてるんですよ! 私なんて見ただけですよ! なのに灰になっても燃やされるなんてあんまりじゃないですかぁぁぁぁ」
改めて、支離滅裂すぎるんやけど。
「せ、せやな、ホンマ酷い話やな。 まさかと思うんやけど、その事ステラに言ってへん?」
「むむむ、い、言いました。その、そこまで言っちゃいましたからその、ステラ様の魔法を」
サナリスは胸元で右指と左指をつんつんしながら目を泳がせている。
俺は深いため息を付いて、
「そら、サナリスが悪いやん。まぁええわ。ステラ王女が本気出した際の魔法の威力が分かっただけでも儲けモンやで」
「い、威力でしたら、ご、5000ダメージって表示が出ました」
威力と言う言葉に反応したのだろうか? サナリスが藪から棒に変な事を言い出す。
「5000ダメージ?」
「私のHPは200あるんですけど、ステラ王女からの魔法は5000ダメージ受けたみたいです」
そういえば、ここはゲームの世界やったな。
「そら、跡形も無くなる訳やんな」
そういえば、このゲームのHPは最大でも255だった様な?
それを考えたらサナリスのHPは高い方だし、消し炭を通り越した挙句蘇生に必要な魔力もヤバイ位に増大した事も納得が出来る。
しかし、龍の冒険で4桁ダメージって、いや、確か最新作だと4桁ダメージだせたな。
「それはそうと、ステラ王女の誘拐が難しいとなると別の方法でエリウッドを誘い出す必要があんなぁ」
「うぅぅ、私嫌ですよ? 5000ダメージなんて食らいたくないです」
「そら否定せんで。カンストHPの20倍ダメージなんて俺だって食らいたないねん」
「ですよね? ですよね?」
俺に向ける視線をチラッ、チラッとはぐらかすサナリス。
何が言いたいかは分かるが。
「サナリスが言いたい事は分かんねん。ま、しゃーない、俺が直接行ったるわ」
「やったー。素敵ですルチーナ様☆」
サナリスが、がっつりと胸を押し付けながら俺に抱き着いて来た。
ぐへへ、胸元に伝わるこの柔らかき感触、しばらくこのまま、なんならやっぱりステラ王女の元へ行くのを止めてしま。
自分が魔王である事をすっかり忘れ、サナリスたんのお胸の感触を暫く堪能していると。
「魔王様! ご報告に……ハッ!? 申し訳ございませんルチーナ様、我々男魔族が不甲斐ないばかりにその様なお思いをなされていたとわっ!」
別の魔族が俺に報告をしに来たみたいだが、俺に抱き着くサナリスに、それに対し鼻の下を伸ばす俺。
で、現在の俺は人間でいう女性に該当する訳だ。例え精神が35歳のおっさんだったとしても!
さて、女性に抱き着かれて鼻の下を伸ばす女性、はたから見たらそれはつまり、ゆりっゆり、すなわちレ○趣味を俺が持っていると捉えられてもおかしくは無い!
そして繰り広げられる噂ッ! 大レ○魔王ルチーナッ! 魔族内だけに飽き足らず、人間にまで広げられ、挙句ステラたんのお耳にまで俺がレ○と言う噂が広まってしまうっ!
まずい、それはまずいっ! ステラたんに余計な誤解を与えるのは言語道断だーーーーっ!!!!!!
「うむ。報告とはなんだ?」
俺は何事もなかったかの様に真顔をし、部下の報告を受ける。
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