27 / 56
魔王と魔王の父
旅の記録21 控え室
しおりを挟む
現在控え室で戦いの時まで待っている三人。ただいま作戦会議中・・・
「シエルを私に任せてくれませんか?」
敵のプロフィールを見ながら作戦を立てていて、スイが機械種の近衛隊隊長シエルのプロフィールを出してもうし出てきた。
シエル(機械種)
能力 『猿真似』
「猿真似?」
「はい。本家より威力などは低いけどそれに近い攻撃は出来るって能力です。なので、日向さんはシエルにあまり攻撃を見せないでください」
「了解なのだ!でも、私たちのプロフィールはどうなっているのだ?」
スイは三枚の紙を机の上に置いた
勇者(人間)
能力『不明』
日向(人間)
能力『魔法を唱えれる』
スイ(海王種)
能力『水を操れる程度の能力』『多重魚格』
「あれ?僕の能力の所が・・・」
「魔王さんも分かっていなかったようで不明になってますね(笑)」
「し、心配ないのだ!それだけこっちが有利なのだから!」
書かれていないことに落ち込んでいる彼をからかうように言うスイとそれを一生懸命慰める日向。この調子でちゃんと連携は取れるのか・・・。
その頃魔王はと言うと・・・
「久しぶりじゃのフィーよ」
「・・・・・・何よ。お父様。私に何か用があるの?敵どうしなのに」
誰もいないことを確認すると魔王一瞬で口調が変わった。いつもと違う口調で驚く人いるかもしれませんがこれは魔王が・・・フィーが家族だけ、許している。
「冷たいの。久しぶりの再開じゃのによ」
「私はまだ許した訳ではないから。お母様のためにここで勝たないといけないのだからね」
「ふん。あんな奴の意思を継ぐとはつくづく馬鹿に育ったの」
空気は一触即発。アニメとかで電気が周りに出る表現あるが本当にその電気が周りに出ていた。
「まぁここで喧嘩しても意味が無いだけだから私は戻るは」
「儂が正しいと分からしてやる」
「それは無理よ。私はお父様に負けてもお母様の夢を叶えるまでは戦うから」
両者とも来た道に戻りそれからは振り返ることもせず席まで一直線で戻って行った。
「と、取り敢えず何でスイさんがシエルに行くのだ?」
彼をからかわれてから5分が経った今でもやっていたが、これでは作戦が纏まらないと思い日向は切り上げようとした
「あ、そうでしたね。理由は二つあります」
スイはもう一度シエルのプロフィールを出し能力の所に指(鰭?)を置いた
「まず一つ目は貴方達の能力を真似されると厄介だからです。特に勇者さんのは」
「あれも真似できるのか?」
「確信は持てませんが念の為です。そして、二つ目は」
彼はそう言われると黙って残りの一つを聞くことにした
「機械種は精密機械です。そこで、私の能力が役に立つのです!」
「水を操れる程度の能力ですか?」
ここで機械種について少しだけ説明!
常に集団行動でどれだけ弱い相手だろうと容赦なく全員攻撃を仕掛け生存確率が0%になるまで攻撃の嵐は止まず機械種が戦った跡は前の地形を保っていることは少なかった。他の種よりも連携力は強く今回選ばれた理由は司令塔として選ばれたのが大きい。だが、弱点があるとすれば少しでも分からないことが起きると理解不能を起こししばらくの間、動かなくなる。今回のルール上意図で動かない限り10秒以上動かなかったら強制退場ってルールがある。そこを利用してシエルを討伐しようとしていた。
「もう一つの能力ですよ。多重魚格です」
能力名を聞けばある程度は分かるようになっているがそれだけは分からなかった二人。多重人格ならまだしもそれの魚(海王種?)版と思えばいいのか。もしくは全く別のものなのか。考えているところにスイは
「多重人格の魚版と思えばいいですよ。ですが、」
『ですが、』とその言葉に強調された瞬間彼らはまたまた首を傾げてしまった。それを嬉しそうに見ているスイは説明するのかと思うと・・・
「な、な、何をしているのだ!?」
突然姿を消したと思うと彼の唇を奪っていた。それを見た日向は怒りのあまり声を荒らげて言ったが聞かなかったから魔法を放とうとすると
「だめよ。日向さん。勇者さんにもダメージ喰らいますから」
その話し方、姿は先程と違い彼の事が好きな雰囲気を出していた。
「ちょ、ちょ、待て!日向も落ち着け!スイも何している!?」
「貴方の事が好きだから奪っただけよ?」
何の悪そびれもない顔で彼のことを見ていた・・・と思っていたらいつもの顔に戻ったスイ。さっきからの展開についていけない日向と彼はもう考えるのをやめていた。
「と、これが多重魚格って訳です」
「「分かるかーー!」」
説明に戻ったスイだが、『これが』って言われても二人にとっては『どれが?』って状態。それに対するスキの反応は『何で分からないの?』と少し呆れていた。呆れられても二人にとって『能力』って概念が元々ないから中々繋がる事が出来ない。
「では、説明しますね・・・」
渋々説明することにしたスイはどう説明するか悩んでいた。いつも皆に見せるとそれだけで分かってくれていたから。
「何と言いますか・・・。そうですね。強いて言うのでしたら私自身の心を入れ替えれる事が出来るのです」
それを聞いても分からない二人。それもそうだ。自分の心を入れ替える?要するに自分が自分では無くなるって訳?そんなのありえないと思っているが・・・
「多重人格ってのは知ってますよね?それを私自身で操れるって思えばいいです」
「なら、何でもできるのだ?」
「はい」
スイの即答に怯える日向とそれがどうシエルを倒すのに関係あるのかを考えている彼。
「倒すのに関係あるのはシエルが恋愛感情が分からないから私がシエルを愛している設定で行くとシエルが理解不能で動きを止める。なら、退場になる。と言うわけです」
そんな上手く行くか心配な二人。それに対して自身満々のスイ。
「その際、お二人方には残り二名をお願いしますね」
と、無茶な願いも出され作戦と言う作戦ではない事に落ち込む日向。
「もうこうなれば勇者さん!私の指示にしたがってね!」
嫌な予感しかしない彼は顔が引き攣りながらも頷いた。
こんな調子でシエル、グウェン、サリエルに勝てるのか。不安を抱えながらも戦いの時間は刻一刻と近づいていた
「シエルを私に任せてくれませんか?」
敵のプロフィールを見ながら作戦を立てていて、スイが機械種の近衛隊隊長シエルのプロフィールを出してもうし出てきた。
シエル(機械種)
能力 『猿真似』
「猿真似?」
「はい。本家より威力などは低いけどそれに近い攻撃は出来るって能力です。なので、日向さんはシエルにあまり攻撃を見せないでください」
「了解なのだ!でも、私たちのプロフィールはどうなっているのだ?」
スイは三枚の紙を机の上に置いた
勇者(人間)
能力『不明』
日向(人間)
能力『魔法を唱えれる』
スイ(海王種)
能力『水を操れる程度の能力』『多重魚格』
「あれ?僕の能力の所が・・・」
「魔王さんも分かっていなかったようで不明になってますね(笑)」
「し、心配ないのだ!それだけこっちが有利なのだから!」
書かれていないことに落ち込んでいる彼をからかうように言うスイとそれを一生懸命慰める日向。この調子でちゃんと連携は取れるのか・・・。
その頃魔王はと言うと・・・
「久しぶりじゃのフィーよ」
「・・・・・・何よ。お父様。私に何か用があるの?敵どうしなのに」
誰もいないことを確認すると魔王一瞬で口調が変わった。いつもと違う口調で驚く人いるかもしれませんがこれは魔王が・・・フィーが家族だけ、許している。
「冷たいの。久しぶりの再開じゃのによ」
「私はまだ許した訳ではないから。お母様のためにここで勝たないといけないのだからね」
「ふん。あんな奴の意思を継ぐとはつくづく馬鹿に育ったの」
空気は一触即発。アニメとかで電気が周りに出る表現あるが本当にその電気が周りに出ていた。
「まぁここで喧嘩しても意味が無いだけだから私は戻るは」
「儂が正しいと分からしてやる」
「それは無理よ。私はお父様に負けてもお母様の夢を叶えるまでは戦うから」
両者とも来た道に戻りそれからは振り返ることもせず席まで一直線で戻って行った。
「と、取り敢えず何でスイさんがシエルに行くのだ?」
彼をからかわれてから5分が経った今でもやっていたが、これでは作戦が纏まらないと思い日向は切り上げようとした
「あ、そうでしたね。理由は二つあります」
スイはもう一度シエルのプロフィールを出し能力の所に指(鰭?)を置いた
「まず一つ目は貴方達の能力を真似されると厄介だからです。特に勇者さんのは」
「あれも真似できるのか?」
「確信は持てませんが念の為です。そして、二つ目は」
彼はそう言われると黙って残りの一つを聞くことにした
「機械種は精密機械です。そこで、私の能力が役に立つのです!」
「水を操れる程度の能力ですか?」
ここで機械種について少しだけ説明!
常に集団行動でどれだけ弱い相手だろうと容赦なく全員攻撃を仕掛け生存確率が0%になるまで攻撃の嵐は止まず機械種が戦った跡は前の地形を保っていることは少なかった。他の種よりも連携力は強く今回選ばれた理由は司令塔として選ばれたのが大きい。だが、弱点があるとすれば少しでも分からないことが起きると理解不能を起こししばらくの間、動かなくなる。今回のルール上意図で動かない限り10秒以上動かなかったら強制退場ってルールがある。そこを利用してシエルを討伐しようとしていた。
「もう一つの能力ですよ。多重魚格です」
能力名を聞けばある程度は分かるようになっているがそれだけは分からなかった二人。多重人格ならまだしもそれの魚(海王種?)版と思えばいいのか。もしくは全く別のものなのか。考えているところにスイは
「多重人格の魚版と思えばいいですよ。ですが、」
『ですが、』とその言葉に強調された瞬間彼らはまたまた首を傾げてしまった。それを嬉しそうに見ているスイは説明するのかと思うと・・・
「な、な、何をしているのだ!?」
突然姿を消したと思うと彼の唇を奪っていた。それを見た日向は怒りのあまり声を荒らげて言ったが聞かなかったから魔法を放とうとすると
「だめよ。日向さん。勇者さんにもダメージ喰らいますから」
その話し方、姿は先程と違い彼の事が好きな雰囲気を出していた。
「ちょ、ちょ、待て!日向も落ち着け!スイも何している!?」
「貴方の事が好きだから奪っただけよ?」
何の悪そびれもない顔で彼のことを見ていた・・・と思っていたらいつもの顔に戻ったスイ。さっきからの展開についていけない日向と彼はもう考えるのをやめていた。
「と、これが多重魚格って訳です」
「「分かるかーー!」」
説明に戻ったスイだが、『これが』って言われても二人にとっては『どれが?』って状態。それに対するスキの反応は『何で分からないの?』と少し呆れていた。呆れられても二人にとって『能力』って概念が元々ないから中々繋がる事が出来ない。
「では、説明しますね・・・」
渋々説明することにしたスイはどう説明するか悩んでいた。いつも皆に見せるとそれだけで分かってくれていたから。
「何と言いますか・・・。そうですね。強いて言うのでしたら私自身の心を入れ替えれる事が出来るのです」
それを聞いても分からない二人。それもそうだ。自分の心を入れ替える?要するに自分が自分では無くなるって訳?そんなのありえないと思っているが・・・
「多重人格ってのは知ってますよね?それを私自身で操れるって思えばいいです」
「なら、何でもできるのだ?」
「はい」
スイの即答に怯える日向とそれがどうシエルを倒すのに関係あるのかを考えている彼。
「倒すのに関係あるのはシエルが恋愛感情が分からないから私がシエルを愛している設定で行くとシエルが理解不能で動きを止める。なら、退場になる。と言うわけです」
そんな上手く行くか心配な二人。それに対して自身満々のスイ。
「その際、お二人方には残り二名をお願いしますね」
と、無茶な願いも出され作戦と言う作戦ではない事に落ち込む日向。
「もうこうなれば勇者さん!私の指示にしたがってね!」
嫌な予感しかしない彼は顔が引き攣りながらも頷いた。
こんな調子でシエル、グウェン、サリエルに勝てるのか。不安を抱えながらも戦いの時間は刻一刻と近づいていた
0
あなたにおすすめの小説
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
ファンタジー
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る
マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息
三歳で婚約破棄され
そのショックで前世の記憶が蘇る
前世でも貧乏だったのなんの問題なし
なによりも魔法の世界
ワクワクが止まらない三歳児の
波瀾万丈
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
竹井ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる