勇者と小さな魔王の旅

木元うずき

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始まりの書

旅の記録0 ばったり

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皆さんこんにちは!木元卯月きのもとうづきです!本編に入る前に少しだけお願いがあります!それはこの物語は不定期更新って事です!そして、私は思いつきで書くので先の展開が分からないのです!
以上の事を踏まえて楽しんでもらえたらと思います!
では、本編にレッツゴー!





「は~わぁわぁわぁ・・・」
大草原に一人ぽつんと歩きながら変なアクビをしている少年がいた。彼の名は勇者。彼の父が勇者だったからその名前が付けられたと言う、何とも雑な付け方だった。彼はまだ12歳。それなのにどうして大草原を歩いているかと言うと魔王討伐のための資金などを国王から貰うためだった。しかし、彼は魔王討伐何か興味が無く他の国の観光が目当てに旅に出ることを決意しただらし無い勇者だったのだ。
「おい、そこの者よ」
「ん?僕ですか?」
彼は呼ばれ、その方向を見ると小さな女の子が立っていた。歳は6歳ぐらいで悪魔の衣装を着ていた。
「そうじゃ。少しばかり訪ねたいことがあるんじゃが良いかの?」
古めかしい言い方を使いたいのか、現代の言葉が少し混じりながらの言葉だった。彼は、小さな子供に付き合うように話しかけた
「いいよ。でも、まず名前聞いていいかな?」
「お主は運が良いの。儂の名を聴けるのじゃからな。聞いて驚くなよ。魔界のトップにして人間界から恐れられている魔王じゃ!」
彼女は厨二病ぽい動きを混ぜながら最後の言葉と同時にまだ膨らみのない胸をはった。
「わぁー。怖いねー。そんな魔王様が僕に何を聞きたいのかな?」
彼は棒読みで聞き返してしまった。一瞬彼女に悪いと思い彼女の方を見て顔色を伺おうとして彼女の顔を見ると、彼女は満面の笑みだった。何とも可愛らしい笑顔だった。
例えるならばアニメとかでお兄ちゃんと一緒に向日葵畑に行った麦わら帽を被った女の子がお兄ちゃんに向かって笑顔で振り向いた感じだった。
その顔に彼は癒されてしまい頭を撫でてしまった。
「とりあえず立ち話もなんだからそこの木陰で座って話さない?」
「ふむ、人間にしては気が利くのう」
彼女は頭を撫でられながらも魔王気取りをしていた。
(頭撫でられるの好きなんだな、この子は)
彼女は頭を撫でられてから彼の胸に顔を擦らせて幸せな顔をしていた。
そして彼らは木陰に移動をして座った。
「あの・・・僕の上から降りてくれない?」
「何じゃ?嫌なのか?」
彼女は彼の膝の上に座っていてた。彼女は『嫌なのか?』の時に涙目になりながら彼の方を見ていた。彼はその顔を見た瞬間無理だって言いにくく悩んでいた。
「どうしたのじゃ?膝が痛いのか?儂が痛いの痛いの飛んでいけをやったろか?」
彼女は膝から降りると彼の膝を摩りおまじないのように囁いた
「彼の痛みがどこかへ飛んでいけー!」
彼女はおまじないが終わると彼の方を見て笑顔になりながらまた彼の膝の上に座った
彼は降ろすのを諦め、本題を聞くことにした。
「はぁ・・・。で、訪ねたいこととは何だ?」
「おっと。そうじゃった」
彼女は聞きたいことを忘れていたらしくハッとして、出会った頃の顔に戻した。
しかし、膝から降りる気にはなってないらしい
「この辺りに勇者がいるっとの噂を聞いての。一目見かけようと思いな」
「あぁ、それなら僕だけど?」
「え?」
「え?」
彼女は彼が勇者だと知り驚いた事に彼も驚いてしまった。彼女はあたふたしながら彼の膝から降りた。
「ほ、本当にお主が勇者なのか?」
「そうだけど?」
彼女は驚きのあまりなのか肩を落とした。
(サインとか欲しかったのかな?ってまだ誰も知らないはずの情報が何故彼女が知っているのだろ)
彼はまだ、勇者が現れた事は誰にも報告しておらず、国王以外知るものはいないはずだったのに彼女が知っているのが不思議に思った。
「今思えば、何故勇者が現れるって話を知っているんだ?」
「言ったろ?儂は『魔王』だって。それぐらいの事は嫌でも耳に入るのじゃよ」
彼女はため息を付きながらまた彼の膝の上に座った。
彼は彼女の言葉を聞き本物の魔王かと思ったがすぐ嘘だと思い彼女の嘘に付き合うことにした。
「本当に魔王なら証拠見せてくれるかな?」
「はぁ・・・しょうがないのー・・・」
彼女は何回もため息を付きながら手を空中で回した。そこは何も無かった場所に黒い塊が現れた。
「ほれ、これで良いかの?」
「こ、これって・・・」
彼は知っていた。魔王専用の技、『異空間』。この穴がある限り永遠と魔物が出続けると言う悪夢の穴だった。彼女は彼の反応を見たあとその穴を両手で潰し飽きれた顔で彼を見ていた。
「お主こそ、本当に勇者なのか?」
「そうだが」
「ふむ・・・。なら少し血を頂くぞ」
彼女は彼の腕を取り鋭い爪でスーと皮膚を切った。そこから少し血が出てきた所をペロっと舌で舐めてから考えるように味わって(?)いた
「ふむ・・・本当に勇者のようだの」
結論を出した彼女は肩を落とした。彼女の目的が分からず警戒していた彼に気づいた彼女は話し出した。
「儂の目的は儂を討伐しないで欲しい願いを出したかったんがこの調子じゃ、お願いするまでも無いな。お主、儂を討伐する気ないだろ」
「うん」
「即答かいな・・・」
即答した彼に唖然としながらツッコンだ。その時、彼女は唖然とした顔の時、口が空いていたらしく牙のような歯が見えた彼はつい触ってしまった。
歯を触っている彼を不思議に思っている彼女は悪戯をしたくなったのか舌で彼の指を舐めながら話した。
「あしの歯がほんなりめすらしいかの?ひになうなら、へつれいするから少しどけれてふれないかは?(儂の歯がそんなに珍しいのか?気になるなら、説明するから少しどけてくれないか?)」
彼は彼女の口から手を出し、彼女の説明を聞くことにした。
「はぁ・・・。顎が痛いの・・・。さて、説明じゃな」
彼女は彼の方を向いた
「儂の母は吸血鬼でな、少しばかり吸血鬼の血が混じっとるのだ。だから、お主の血で勇者だとわかったのじゃ」
彼女は舌を出しながら可愛くウィンクをした。そして、勇者は立ち上がるため彼女を降ろした。
「じゃ、僕は魔王討伐という名の観光に出るからまたな」
「観光じゃと!?儂も付いて行って構わんかの?」
彼女は目を輝かせながら彼の腕に飛びついた。彼は特に迷惑でもないから許可を出したが一つだけ条件を出した。
「普通の人の前ではちゃんとする。それが出来るなら連れていっても構わないけど」
「了解した!」
こうして、勇者と小さな魔王の旅(観光)が始まるのだった

    
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