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5章 必要とされない者
5-3 通信魔法は相手も使ってないと使えない
晴れ渡る空。
砦の向こう側の魔の大平原はいつも晴れているのだが。
砦の外壁修繕の積立が順調に貯まっていっているのにニンマリしながら、修繕できる大工等の情報を徐々に集めにかかる。
できるだけ腕が良く、できるだけリーズナブル、そして、できるだけ広範囲に渡る外壁を地道に抜けなく真面目に作業できる施工業者が良い。
果たしてそんな好条件の職人がいるのだろうか。
監視役がいなければ、真面目に仕事をしないという者は困る。
が、ここは魔の大平原。ダンジョン側を職人たちが作業するには、ある程度の人数の冒険者の護衛が必要になる。
外壁の修繕なので通常の護衛はD級冒険者でも大丈夫だろうが、砦から遠ければ遠いほど、ナーヴァルやリージェンに情報が届くのが遅くなる。
急に強い魔物たちが湧いて出て来ることもある。
何か簡便な連絡方法があると良いのだが。
「クリス様、良い魔法を知ってないかなー」
俺がボソッと呟いた途端、廊下で物が落ちる音が響いた。
砦長室の扉は開いているから、外部の音が聞こえやすい。
砦長のナーヴァルが扉の外を見にいった。
「、、、クリス、どうした?」
おやおやー?ちょうどクリスが砦に来ていたようだ。ついでに砦長室に立ち寄りに来たのかなー?
「今、聞かなかった方が良い発言を聞いてしまったような気がする」
「クリス様ー、ご来店いただきましてありがとうございます。さあさー、こちらにどうぞ」
俺は砦長室の隣にある応接室の扉を開ける。
「ううっ、その黒い笑みが怖い。でも、好奇心には勝てない」
好奇心?はて、何がクリスの好奇心をかき立てるのか?
「リアム、先程言っていた良い魔法とは?」
地獄耳だなー。小さい声でしか呟いていないのだけど。
自分のことを話している声を拾う魔法でもかけているのだろうか。
「実はですねえ、砦の外壁を修繕するときに外部の施工業者を入れなければならないのですが、魔物襲撃とかの連絡が素早く取れるとありがたいなー、そんな魔法がないかなー、と思いまして」
「、、、それなら普通に通信の魔法で良いんじゃないか?魔道具もけっこう一般的に普及していると思うが」
「通信の魔法、、、」
そんなものがこの世の中に存在していたとは。
音声通話ができそうな魔法だ。
クリスが自分の指にはめている指輪を見せた。
お?
「まさか、それが通信の魔道具なんですかっ」
何個かはめている指輪の一つを外して、俺に渡してくれる。
「、、、辺境だからかなあ。ごくごく一般的な魔法だと思うが。リアムにそんなキラキラした瞳で見られると、自分が凄いものを持っているような錯覚をする」
「魔法書が砦にない魔法はー、俺には知る由もありませーん」
「わりと簡単に作れるよ。通信相手にしたい者に同じ魔石から作った魔道具を渡せばいい」
「おっとー、それだと特定多数の人にそれぞれ通信したいときは」
「それぞれ魔石を割って魔道具作って渡すしかないね」
超面倒なんだな。
携帯電話のようにつながる相手を一つの魔道具で選べないものか。
俺の知り合いなんてごく少数なのだから、そんなに必要ないか。事務連絡が取れればいいのだから。
魔道具にするってことは相手が魔導士でなくても使えるということだ。
反対に、相手も魔導士だったら魔道具は必要ないだろう。
つまり、クリスがはめているこの指輪の相手は魔導士ではないということになる。いや、元々は魔導士でなかったという可能性も。
「うーん」
「妹ちゃんはもうマスターしているから、入門編の魔法書を貸してあげようか」
「ク、クリス様。実は良い人だったんですね」
うるうる。なんて良い人。今回は何かの対価としての情報ではない。
それぐらい通信の魔法は一般的な魔法なのだろう、都会では。。。
どうせ田舎だよ、ここは。
「うわ、、、今の今まで良い人だとは思われていなかったってことか」
「甘い笑顔には裏があるー。クリス様の白馬に乗った王子様風笑顔にもー、きっと裏があるー。下心があるー」
ぴゅー。下手な口笛付きー。
「歌っても誤魔化されないけど」
「クリス様はハーラット侯爵の名代ですから、侯爵家に利益があるように動くのは当然でしょう」
俺はクリスを見る。
「急に真面目な顔になるのも、怖いわー。後日持ってくるよ」
数日後に、クリス様は約束通り通信の魔法の入門編の魔法書を数冊ほど持って来てくれた。
「ナーヴァルは通信の魔法って知ってた?」
「あー、通信の魔道具は冒険者ギルドが国外や王家等に連絡するのに使っていたようだが。ただ、一般的じゃねえな。魔石を使うからかなり高価な代物だ。大商会や貴族が中心として使っていたんじゃないかな」
一般庶民には普及していないと。
そんな気がしていた。クリス様は貴族だからこそ、一般的、という意識なのだ。
通信の魔法が使えない者は、魔道具がなければ使えない。
入門編の魔法書を見ると、やはりどちらも通信の魔法が使えないとこの魔法は成立しないとなっている。
俺はその魔法書を持ったまま、魔の大平原への出入口にあるネームプレート板を見る。
「B級、B級ーっ、B級魔導士はー、今日は砦にいるかなっ、いるかなーっ」
ついつい誰もいないと思って適当に歌ってしまった。
「いるけど、」
うおっ、後ろに?
振り返ると、Tシャツに短パン姿で昼食用の弁当を片手に持っていた。
どう見ても調整日だ。遅めの朝食をのんびりと食べてきたって感じである。
「あ、通信の魔法って使えますか?試しに使ってみても良いですか?」
俺が通信の魔法を使えるかどうか判定するのには、通信の魔法を使える相手が必要なのである。ある意味、不便だよね。自分一人だと確かめようがない。
「使えるけど、、、どの通信魔法を使う気だ?」
通信の魔法って何種類もあるのか?
とりあえず持っていた入門編の魔法を見せる。
これこれ。
「ああ、コレか。じゃあ、俺は壁の向こうに行くから使ってみてくれ」
B級魔導士が壁に消えると、書いてある通りの通信の魔法を発動させる。
「もっしもしー、聞こえますかー」
ちなみに小声。壁に隠れているとはいえ、ものすごい近くだからな。普通に話すと肉声が届いてしまう。
「聞こえている。実験はコレで充分か?」
「はい、ありがとうございまーす」
B級魔導士はそのまま去っていった。
俺にも通信の魔法が使えることがわかった。
でも、コレ、相手が通信の魔法をするって知っていなきゃつながらなくない?
不便だ。
砦長室に戻った。
はい、次の魔法書ー。
クリス様が何冊も貸してくれたのって、種類があるからなのか。
貸してもらった魔法書を読み終えた。
この世界の通信魔法って、どれも不便じゃねえ?
昔の電話回線の交換手がいた時代のように、通信が入るのを待っている専属の者が必要だってことだ。
確かに大商会や貴族でないと使い勝手が悪い。
魔道具にすれば、声が聞こえるため相手に通信が入っていることがわかる。
だがしかし、電話を取りたくないときに、強制的に通話に入ってしまうほど恐ろしいものはない。
ただ魔導士同士でも、通信魔法を使うよー、という日時を知っておりお互いが発動させていなければ通信魔法は使えない。
冒険者では無理な話だ。そんなものに魔力を使い続けるなら、攻撃魔法の一つでもぶっ放す。
だから、魔道具が必要なのだろう。
砦長室で頭を抱える。
通信魔法を使うよりも、魔道具の方が使い勝手が良い。
魔石自体は、奴隷さんたちが頑張ってくれているので、A級魔物のそれを一つ使えば良い。
が、魔道具を作るにしても、この元になる通信魔法をどうにかしないと、強制的な受け答えを必要とする道具になってしまう。それは避けたい。緊急時にはそれでも良いけど、そうじゃない場合は受ける自由が欲しいよな。
緊急時、非常時のみ、と言っていても、それ以外にも使うバカはどこの世界にでもいるのだ。
防犯ベルを悪ふざけで鳴らしてしまう者がいるように。
「坊ちゃん、頭痛でもするのか?」
ナーヴァルが聞いていた。
「いや、肉体的な頭痛じゃなく、考え事が上手くいかないための頭痛のタネだ」
「あー?えっと、、、書類で提出してなかったのはないよな?」
自分たちが頭痛のタネじゃないかって?
違うよー、と否定したいところなんだけどなーーーーー。
「通信の魔法って使いづらくない?」
「使えない人間に聞かれても困るなー、それ。クリスが来たときにでも聞いてみろよ」
「クリス様ー?」
別段改良する気がないから、あの指輪の魔道具を使っているんだろう。
アレは相手が分別のつく相手ではないと持たせてはいけない代物だ。
砦の向こう側の魔の大平原はいつも晴れているのだが。
砦の外壁修繕の積立が順調に貯まっていっているのにニンマリしながら、修繕できる大工等の情報を徐々に集めにかかる。
できるだけ腕が良く、できるだけリーズナブル、そして、できるだけ広範囲に渡る外壁を地道に抜けなく真面目に作業できる施工業者が良い。
果たしてそんな好条件の職人がいるのだろうか。
監視役がいなければ、真面目に仕事をしないという者は困る。
が、ここは魔の大平原。ダンジョン側を職人たちが作業するには、ある程度の人数の冒険者の護衛が必要になる。
外壁の修繕なので通常の護衛はD級冒険者でも大丈夫だろうが、砦から遠ければ遠いほど、ナーヴァルやリージェンに情報が届くのが遅くなる。
急に強い魔物たちが湧いて出て来ることもある。
何か簡便な連絡方法があると良いのだが。
「クリス様、良い魔法を知ってないかなー」
俺がボソッと呟いた途端、廊下で物が落ちる音が響いた。
砦長室の扉は開いているから、外部の音が聞こえやすい。
砦長のナーヴァルが扉の外を見にいった。
「、、、クリス、どうした?」
おやおやー?ちょうどクリスが砦に来ていたようだ。ついでに砦長室に立ち寄りに来たのかなー?
「今、聞かなかった方が良い発言を聞いてしまったような気がする」
「クリス様ー、ご来店いただきましてありがとうございます。さあさー、こちらにどうぞ」
俺は砦長室の隣にある応接室の扉を開ける。
「ううっ、その黒い笑みが怖い。でも、好奇心には勝てない」
好奇心?はて、何がクリスの好奇心をかき立てるのか?
「リアム、先程言っていた良い魔法とは?」
地獄耳だなー。小さい声でしか呟いていないのだけど。
自分のことを話している声を拾う魔法でもかけているのだろうか。
「実はですねえ、砦の外壁を修繕するときに外部の施工業者を入れなければならないのですが、魔物襲撃とかの連絡が素早く取れるとありがたいなー、そんな魔法がないかなー、と思いまして」
「、、、それなら普通に通信の魔法で良いんじゃないか?魔道具もけっこう一般的に普及していると思うが」
「通信の魔法、、、」
そんなものがこの世の中に存在していたとは。
音声通話ができそうな魔法だ。
クリスが自分の指にはめている指輪を見せた。
お?
「まさか、それが通信の魔道具なんですかっ」
何個かはめている指輪の一つを外して、俺に渡してくれる。
「、、、辺境だからかなあ。ごくごく一般的な魔法だと思うが。リアムにそんなキラキラした瞳で見られると、自分が凄いものを持っているような錯覚をする」
「魔法書が砦にない魔法はー、俺には知る由もありませーん」
「わりと簡単に作れるよ。通信相手にしたい者に同じ魔石から作った魔道具を渡せばいい」
「おっとー、それだと特定多数の人にそれぞれ通信したいときは」
「それぞれ魔石を割って魔道具作って渡すしかないね」
超面倒なんだな。
携帯電話のようにつながる相手を一つの魔道具で選べないものか。
俺の知り合いなんてごく少数なのだから、そんなに必要ないか。事務連絡が取れればいいのだから。
魔道具にするってことは相手が魔導士でなくても使えるということだ。
反対に、相手も魔導士だったら魔道具は必要ないだろう。
つまり、クリスがはめているこの指輪の相手は魔導士ではないということになる。いや、元々は魔導士でなかったという可能性も。
「うーん」
「妹ちゃんはもうマスターしているから、入門編の魔法書を貸してあげようか」
「ク、クリス様。実は良い人だったんですね」
うるうる。なんて良い人。今回は何かの対価としての情報ではない。
それぐらい通信の魔法は一般的な魔法なのだろう、都会では。。。
どうせ田舎だよ、ここは。
「うわ、、、今の今まで良い人だとは思われていなかったってことか」
「甘い笑顔には裏があるー。クリス様の白馬に乗った王子様風笑顔にもー、きっと裏があるー。下心があるー」
ぴゅー。下手な口笛付きー。
「歌っても誤魔化されないけど」
「クリス様はハーラット侯爵の名代ですから、侯爵家に利益があるように動くのは当然でしょう」
俺はクリスを見る。
「急に真面目な顔になるのも、怖いわー。後日持ってくるよ」
数日後に、クリス様は約束通り通信の魔法の入門編の魔法書を数冊ほど持って来てくれた。
「ナーヴァルは通信の魔法って知ってた?」
「あー、通信の魔道具は冒険者ギルドが国外や王家等に連絡するのに使っていたようだが。ただ、一般的じゃねえな。魔石を使うからかなり高価な代物だ。大商会や貴族が中心として使っていたんじゃないかな」
一般庶民には普及していないと。
そんな気がしていた。クリス様は貴族だからこそ、一般的、という意識なのだ。
通信の魔法が使えない者は、魔道具がなければ使えない。
入門編の魔法書を見ると、やはりどちらも通信の魔法が使えないとこの魔法は成立しないとなっている。
俺はその魔法書を持ったまま、魔の大平原への出入口にあるネームプレート板を見る。
「B級、B級ーっ、B級魔導士はー、今日は砦にいるかなっ、いるかなーっ」
ついつい誰もいないと思って適当に歌ってしまった。
「いるけど、」
うおっ、後ろに?
振り返ると、Tシャツに短パン姿で昼食用の弁当を片手に持っていた。
どう見ても調整日だ。遅めの朝食をのんびりと食べてきたって感じである。
「あ、通信の魔法って使えますか?試しに使ってみても良いですか?」
俺が通信の魔法を使えるかどうか判定するのには、通信の魔法を使える相手が必要なのである。ある意味、不便だよね。自分一人だと確かめようがない。
「使えるけど、、、どの通信魔法を使う気だ?」
通信の魔法って何種類もあるのか?
とりあえず持っていた入門編の魔法を見せる。
これこれ。
「ああ、コレか。じゃあ、俺は壁の向こうに行くから使ってみてくれ」
B級魔導士が壁に消えると、書いてある通りの通信の魔法を発動させる。
「もっしもしー、聞こえますかー」
ちなみに小声。壁に隠れているとはいえ、ものすごい近くだからな。普通に話すと肉声が届いてしまう。
「聞こえている。実験はコレで充分か?」
「はい、ありがとうございまーす」
B級魔導士はそのまま去っていった。
俺にも通信の魔法が使えることがわかった。
でも、コレ、相手が通信の魔法をするって知っていなきゃつながらなくない?
不便だ。
砦長室に戻った。
はい、次の魔法書ー。
クリス様が何冊も貸してくれたのって、種類があるからなのか。
貸してもらった魔法書を読み終えた。
この世界の通信魔法って、どれも不便じゃねえ?
昔の電話回線の交換手がいた時代のように、通信が入るのを待っている専属の者が必要だってことだ。
確かに大商会や貴族でないと使い勝手が悪い。
魔道具にすれば、声が聞こえるため相手に通信が入っていることがわかる。
だがしかし、電話を取りたくないときに、強制的に通話に入ってしまうほど恐ろしいものはない。
ただ魔導士同士でも、通信魔法を使うよー、という日時を知っておりお互いが発動させていなければ通信魔法は使えない。
冒険者では無理な話だ。そんなものに魔力を使い続けるなら、攻撃魔法の一つでもぶっ放す。
だから、魔道具が必要なのだろう。
砦長室で頭を抱える。
通信魔法を使うよりも、魔道具の方が使い勝手が良い。
魔石自体は、奴隷さんたちが頑張ってくれているので、A級魔物のそれを一つ使えば良い。
が、魔道具を作るにしても、この元になる通信魔法をどうにかしないと、強制的な受け答えを必要とする道具になってしまう。それは避けたい。緊急時にはそれでも良いけど、そうじゃない場合は受ける自由が欲しいよな。
緊急時、非常時のみ、と言っていても、それ以外にも使うバカはどこの世界にでもいるのだ。
防犯ベルを悪ふざけで鳴らしてしまう者がいるように。
「坊ちゃん、頭痛でもするのか?」
ナーヴァルが聞いていた。
「いや、肉体的な頭痛じゃなく、考え事が上手くいかないための頭痛のタネだ」
「あー?えっと、、、書類で提出してなかったのはないよな?」
自分たちが頭痛のタネじゃないかって?
違うよー、と否定したいところなんだけどなーーーーー。
「通信の魔法って使いづらくない?」
「使えない人間に聞かれても困るなー、それ。クリスが来たときにでも聞いてみろよ」
「クリス様ー?」
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アレは相手が分別のつく相手ではないと持たせてはいけない代物だ。
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