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第2章EX ~高校1年の夏の最後の1日~
30・9.5時間目 夏休み最後の帰り道
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俺たちはかなりの量を食べた。
四人で食べた。
それはよい。
少し気に食わないのは山内や三石がこのパフェの名前の由来を知っていたことだ。
それに対して森山はキッパリと言った。
「私、恋とかはしないよ」
もし、俺が森山をそういう対象の目で見ていたのならば傷ついていただろう。
森山が、中学の時に何もなければ、少しくらいはそういうのに興味を持っていたのだろう。
なんせ華のJKだからだ。
なんて考えはどうでもいい。
今、会計を済ませ、俺達は森山の家まで送っていっている。
「いやぁ、それにしても敦志、もう夏が終わるね」
「いやいや、三石、夏は終わらねぇぞ。 夏休みは終わるけど」
「そうなの」
「そうだよ。 あ」
「なに?」と三石がこちらを見てくるが三石に対しての言葉ではなく、森山がそろりと見てきたが、森山に対しての言葉でもなく、そうなるとイケメンの山内しか無かった。
山内は何かなと動揺していた。
「僕? なんだい?」
「いや、そういやさ、今学期から文化祭の準備を進めるだろ? それでさ、ちょっとやりたいことあって・・・」
「敦志から学校行事の事を話すのは初めてじゃない? 普段だりーとかめんどいーとか言っているのに」
「文化祭は誰だって楽しみだろうが」
「まぁ、そうだね」
「で、何をするの?」
「実はー」
俺はその内容を手短に伝える。
自分でもまだ出来るか分からないからだ。
でもこれは人気がでるぞと俺は少し思った。
「・・・って、事でさ」
山内は何やら、俺が言った言葉を繰り返し言いながら、
「おお、多分通ると思うけどね、それにしても敦志がそっち方面にいくか~。 絶対第一印象は怖がられるだろうな・・・」
「おい、山内。 絶対今のお前の想像の俺、サングラスかけてるだろ」
「なんで分かったの? エスパーなの?」
と山内が久しぶりにビックリした声を出した。
なんか前にもこんなやり取りあったな・・・。
と思い出せば、クスリと笑えてくる。
「へぇ~。 凄いね。 高橋君。 そ、の、も、し迷惑じゃ無かったら、わ、私も見に行っていいかな?」
「全然いいけど?」
別に断る理由もなにもないので、快くOKをした。
と、会話をしているうちに、森山の家らしき所に着いた。
4階建てくらいのマンションだ。
「3人とも今日はありがとう。 ご飯ご馳走さまでした」
「いやいや、全然だよ。 こちらこそ、ありがとう」
笑って言う山内。
「ありがとうねー。 もし良かったら、敦志の文化祭見に来てねー! 俺と一緒に見よー!」
と、少しナンパ発言をする三石。
「いやいや、お前もするからな? 多分アレならいけるだろ。 あ、その、今日はビックリしたけど、その、ありがとう・・・な」
森山はそれぞれに会釈を返し、夜なのに眩しいくらいの笑顔を見せた。
「た、高橋・・・君!」
「なんだ?」
俺は何事かと少し身構える。
しかし、こういうとき、俺は悪いことではなくいいことが起きるらしい。
「ら、LINE交換しませんか?」
「お、おう。 そういや、携帯替わってるもんな。 はい、アドレス」
森山にアドレスを見せると、白い手がスマホのキーボードを、一文字ずつ、タップしていく。
そして、数秒間、間が空いた頃、俺のスマホに通知音が鳴った。
内容は森山が俺を登録したとの事だ。
「っし、んじゃ、今日はお疲れさん。 その、休めよ」
「うん、敦志君もお疲れさま」
俺は森山が、今自分を下の名前で呼んだことを空耳だと思おうとした。
だって、そうでないと、なんだか、心がくすぐられるような、甘酸っぱいような気持ちになるから。
「じゃ、またね」
森山がマンションの入り口のドアを開け、そのまま、闇へと消えていった。
山内と三石は、手を振っていた。
「うっし、帰るか・・・」
「そうだね、だけど、その前に敦志?」
「んだよ」
山内はこれまで見たこともないニタニタとした顔をしていた。
「もー・・・。 やめろよマジで」
「言うまで逃がさないよ」
「お前、三石、財布を勝手に取るなよ・・・」
三石は勝手に俺の財布を取って、頭上に掲げている。
「おい、ちょ、まじで違うから」
「お前らぁぁぁ!」
俺の抵抗は虚しく、なんか勘違いをされた。
ー
「じゃあね! また明日!」
「おう、じゃあな」
「ばいびー!」
マジでキツかった。
地元に帰ってくるまでに、三石と山内の尋問攻めだった。
『森山さん、可愛かったね。 って、いうか敦志好きなんでしょ?』
『んなわけねぇだろ?』
『えー? だって顔が好きそうだもん』
『ちげぇって』
『好きっていうまで返さない! ホラ、言え!』
『すーき、すーき、すーき』
三石は手拍子をして、好き好きコールをしている。
山内もそれに乗っかっている。
これはあくまでも言わなければ帰れないからだ。
『お、おう、言うよ。 お、俺は森山の事がすき、だよ!』
『おおー!!』
ー
「しっかし。よくやってくれたよな」
「? なにが?」
「お前、さっきの記憶ねぇの?」
三石は数秒考えてから、
「ああ! あれ?」
「思い出させるな恥ずかしい」
「でもさー、俺は敦志が羨ましいよ」
「なんでだよ・・・」
「だってさ」
いつにまして、三石が真剣な声色になる。
こういうときは、大抵こいつは真剣だ。
「他人を好きになることは簡単だけど、それを伝えたり、継続させたりするのって勇気がいるじゃん? 俺には出来ないな。 だから、敦志は凄いと俺は思うよ」
「そ、そうか?」
「うん。 今まで人を好きになってそれで傷付いた人をたくさん見てきたから」
そういうと、三石はどこか悲しそうな顔をする。
「ま、俺は少なくとも敦志はスゲェやつだって、原稿用紙3枚分書けるからね」
「なんか発言が山内みたいだな。 もう、お前の家の前か。 じゃ、また明日」
悲しそうな顔を一転させ、笑顔になる三石。
「おう、またな!」
そう言って、玄関へと入っていった。
「・・・なんだかんだで、いいやつらだよな」
俺は友達の大切さを、親友の大切さを改めて思った。
家に帰ると同時に、倦怠感も襲ってきた。
さっさと風呂に入り、歯を磨いて、自室に入る。
そして、寝ようと布団に入ろうとしたとき、スマホの通知音が鳴った。
「森山か・・・」
内容は『今日はありがとう。 文化祭観に行けたら観に行きます。 とても楽しかったよ』
と短い文章が来た。
俺は、
『おう、お疲れ。 しっかり寝て、学校頑張れよ。 おやすみ』
と送った。
すぐさま、返信が来た。
『うん。 おやすみ』
と来たので、スマホにロックをかけて、机の上に置いた。
そして、ちょうどいい大きさのフックがあったので、それに今日買ったロザリオをかける。
「なかなかカッコいいじゃねぇか」
と少し自慢気になる。
俺は一気に伸びをし、夏休みあったことを思い返す。
バイトをした。
黒沢センパイ、神谷さん、支えてくれる人がいる。
三島さん、花園さん、皆で飯を食べた。
山内、三石、最高に楽しんだ。
そして、森山。
なんだよ。
すっげぇ、可愛くなってるじゃねぇか。
なんだよ。
『敦志君』って。
普通なら惚れてしまうだろう。
だけど、相手は森山だ。
俺は彼女とは友達としての関係を繋ぎたい。
それはいつになっても変わらない。
でも、
「~~~~っ・・・! 可愛すぎるだろ!!」
一人ベッドでジタバタとする。
あの笑顔が、帰ってきた。
もう2度と見れないと思って、閉ざしていた記憶と共に帰ってきた。
山内や三石の言った通り、もしかしたら好きなのかもしれない。
でも、森山だから。
俺は、恋人とかにはアイツをしたくない。
ベットに踞る中、眠りについた。
俺の、高校一年の夏は、『最高』で幕を閉じた。
四人で食べた。
それはよい。
少し気に食わないのは山内や三石がこのパフェの名前の由来を知っていたことだ。
それに対して森山はキッパリと言った。
「私、恋とかはしないよ」
もし、俺が森山をそういう対象の目で見ていたのならば傷ついていただろう。
森山が、中学の時に何もなければ、少しくらいはそういうのに興味を持っていたのだろう。
なんせ華のJKだからだ。
なんて考えはどうでもいい。
今、会計を済ませ、俺達は森山の家まで送っていっている。
「いやぁ、それにしても敦志、もう夏が終わるね」
「いやいや、三石、夏は終わらねぇぞ。 夏休みは終わるけど」
「そうなの」
「そうだよ。 あ」
「なに?」と三石がこちらを見てくるが三石に対しての言葉ではなく、森山がそろりと見てきたが、森山に対しての言葉でもなく、そうなるとイケメンの山内しか無かった。
山内は何かなと動揺していた。
「僕? なんだい?」
「いや、そういやさ、今学期から文化祭の準備を進めるだろ? それでさ、ちょっとやりたいことあって・・・」
「敦志から学校行事の事を話すのは初めてじゃない? 普段だりーとかめんどいーとか言っているのに」
「文化祭は誰だって楽しみだろうが」
「まぁ、そうだね」
「で、何をするの?」
「実はー」
俺はその内容を手短に伝える。
自分でもまだ出来るか分からないからだ。
でもこれは人気がでるぞと俺は少し思った。
「・・・って、事でさ」
山内は何やら、俺が言った言葉を繰り返し言いながら、
「おお、多分通ると思うけどね、それにしても敦志がそっち方面にいくか~。 絶対第一印象は怖がられるだろうな・・・」
「おい、山内。 絶対今のお前の想像の俺、サングラスかけてるだろ」
「なんで分かったの? エスパーなの?」
と山内が久しぶりにビックリした声を出した。
なんか前にもこんなやり取りあったな・・・。
と思い出せば、クスリと笑えてくる。
「へぇ~。 凄いね。 高橋君。 そ、の、も、し迷惑じゃ無かったら、わ、私も見に行っていいかな?」
「全然いいけど?」
別に断る理由もなにもないので、快くOKをした。
と、会話をしているうちに、森山の家らしき所に着いた。
4階建てくらいのマンションだ。
「3人とも今日はありがとう。 ご飯ご馳走さまでした」
「いやいや、全然だよ。 こちらこそ、ありがとう」
笑って言う山内。
「ありがとうねー。 もし良かったら、敦志の文化祭見に来てねー! 俺と一緒に見よー!」
と、少しナンパ発言をする三石。
「いやいや、お前もするからな? 多分アレならいけるだろ。 あ、その、今日はビックリしたけど、その、ありがとう・・・な」
森山はそれぞれに会釈を返し、夜なのに眩しいくらいの笑顔を見せた。
「た、高橋・・・君!」
「なんだ?」
俺は何事かと少し身構える。
しかし、こういうとき、俺は悪いことではなくいいことが起きるらしい。
「ら、LINE交換しませんか?」
「お、おう。 そういや、携帯替わってるもんな。 はい、アドレス」
森山にアドレスを見せると、白い手がスマホのキーボードを、一文字ずつ、タップしていく。
そして、数秒間、間が空いた頃、俺のスマホに通知音が鳴った。
内容は森山が俺を登録したとの事だ。
「っし、んじゃ、今日はお疲れさん。 その、休めよ」
「うん、敦志君もお疲れさま」
俺は森山が、今自分を下の名前で呼んだことを空耳だと思おうとした。
だって、そうでないと、なんだか、心がくすぐられるような、甘酸っぱいような気持ちになるから。
「じゃ、またね」
森山がマンションの入り口のドアを開け、そのまま、闇へと消えていった。
山内と三石は、手を振っていた。
「うっし、帰るか・・・」
「そうだね、だけど、その前に敦志?」
「んだよ」
山内はこれまで見たこともないニタニタとした顔をしていた。
「もー・・・。 やめろよマジで」
「言うまで逃がさないよ」
「お前、三石、財布を勝手に取るなよ・・・」
三石は勝手に俺の財布を取って、頭上に掲げている。
「おい、ちょ、まじで違うから」
「お前らぁぁぁ!」
俺の抵抗は虚しく、なんか勘違いをされた。
ー
「じゃあね! また明日!」
「おう、じゃあな」
「ばいびー!」
マジでキツかった。
地元に帰ってくるまでに、三石と山内の尋問攻めだった。
『森山さん、可愛かったね。 って、いうか敦志好きなんでしょ?』
『んなわけねぇだろ?』
『えー? だって顔が好きそうだもん』
『ちげぇって』
『好きっていうまで返さない! ホラ、言え!』
『すーき、すーき、すーき』
三石は手拍子をして、好き好きコールをしている。
山内もそれに乗っかっている。
これはあくまでも言わなければ帰れないからだ。
『お、おう、言うよ。 お、俺は森山の事がすき、だよ!』
『おおー!!』
ー
「しっかし。よくやってくれたよな」
「? なにが?」
「お前、さっきの記憶ねぇの?」
三石は数秒考えてから、
「ああ! あれ?」
「思い出させるな恥ずかしい」
「でもさー、俺は敦志が羨ましいよ」
「なんでだよ・・・」
「だってさ」
いつにまして、三石が真剣な声色になる。
こういうときは、大抵こいつは真剣だ。
「他人を好きになることは簡単だけど、それを伝えたり、継続させたりするのって勇気がいるじゃん? 俺には出来ないな。 だから、敦志は凄いと俺は思うよ」
「そ、そうか?」
「うん。 今まで人を好きになってそれで傷付いた人をたくさん見てきたから」
そういうと、三石はどこか悲しそうな顔をする。
「ま、俺は少なくとも敦志はスゲェやつだって、原稿用紙3枚分書けるからね」
「なんか発言が山内みたいだな。 もう、お前の家の前か。 じゃ、また明日」
悲しそうな顔を一転させ、笑顔になる三石。
「おう、またな!」
そう言って、玄関へと入っていった。
「・・・なんだかんだで、いいやつらだよな」
俺は友達の大切さを、親友の大切さを改めて思った。
家に帰ると同時に、倦怠感も襲ってきた。
さっさと風呂に入り、歯を磨いて、自室に入る。
そして、寝ようと布団に入ろうとしたとき、スマホの通知音が鳴った。
「森山か・・・」
内容は『今日はありがとう。 文化祭観に行けたら観に行きます。 とても楽しかったよ』
と短い文章が来た。
俺は、
『おう、お疲れ。 しっかり寝て、学校頑張れよ。 おやすみ』
と送った。
すぐさま、返信が来た。
『うん。 おやすみ』
と来たので、スマホにロックをかけて、机の上に置いた。
そして、ちょうどいい大きさのフックがあったので、それに今日買ったロザリオをかける。
「なかなかカッコいいじゃねぇか」
と少し自慢気になる。
俺は一気に伸びをし、夏休みあったことを思い返す。
バイトをした。
黒沢センパイ、神谷さん、支えてくれる人がいる。
三島さん、花園さん、皆で飯を食べた。
山内、三石、最高に楽しんだ。
そして、森山。
なんだよ。
すっげぇ、可愛くなってるじゃねぇか。
なんだよ。
『敦志君』って。
普通なら惚れてしまうだろう。
だけど、相手は森山だ。
俺は彼女とは友達としての関係を繋ぎたい。
それはいつになっても変わらない。
でも、
「~~~~っ・・・! 可愛すぎるだろ!!」
一人ベッドでジタバタとする。
あの笑顔が、帰ってきた。
もう2度と見れないと思って、閉ざしていた記憶と共に帰ってきた。
山内や三石の言った通り、もしかしたら好きなのかもしれない。
でも、森山だから。
俺は、恋人とかにはアイツをしたくない。
ベットに踞る中、眠りについた。
俺の、高校一年の夏は、『最高』で幕を閉じた。
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