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第一章
4 とりあえず異世界って軽すぎない!?
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俺の努力の甲斐あってか、暴れそうになっていた二人を居間に座らせることに成功した。
相変わらず親父とお袋はポカンとしたままだ。
まあ、年代層的に異世界転生なんて受け入れようがないよな…。
「それで…桜、いや精霊王さん?」
「今まで通り、桜でいいわ。」
この場に似つかわないような笑顔を向けられてしまう。
「桜は…俺のことが本当に好きってことでいいのか?」
(なに当たり前のように恥ずかしいこと言ってんだ、俺…。)
「ええ、きっかけはそうではなかったかもしれないけれど、一緒にいるうちに本当に好きになってしまったわ。」
…今の俺の顔はどれほど赤いだろうか。
「それで?私との約束を必要以上に守ってくれたみたいだけど?」
声色からもわかるが、春美はかなりイラついてる。
今にも剣を抜いて切りかかってきそうだ。
一度は止められたが、もう一度止められる自身はない。
「いつまでやれ、とは言われてませんからね。まあ、今更引く気もないですけれど。」
春美と桜の間にバチバチと火花が走っている…ように見えてしまう。
なんだろう…状況は少し違うが、寅さんってこんな気分なんだろか。
本当に辛いんだろうなと、胃がキリキリ痛む。
「…ここでやり合うわけにはいかないわよね。」
「や、やり合う?」
突如として、春美の口から物騒な言葉が飛び出る。
「そうですね、一度ハルモニアの方へ移りましょうか。…春雄さんにも見届けてもらいましょう。」
「へ?」
状況が飲み込めないうちに、桜が指をパチンと鳴らした。
すると目の前に突然不思議な雰囲気を放つ穴のようなものが現れ、辺りのものを吸い込み始める。
「さ、行くよお兄ちゃん。」
「お、おい!待てって…あああああ!?」
俺は春美に手を引かれ、穴の中へと吸い込まれてしまった。
~~~
(ここは…どこだろうか…。)
気がつけば俺は青々とした草原の上に寝っ転がっていた。
上を向けば美しい青空、周りを見ればぴょんぴょんと跳ねる液体の塊の群れ…。
「これ…スライムってやつか…?」
見慣れない生物(?)に驚きつつも、そっと手をのばす。
触ると心地よい弾力に指が軽く押し返される。
「おお、もっとネバネバしてるもんだと思ってた。」
初めての経験に感動しつつ、ゆっくりと起き上がる。
「ここが…ハルモニア、なんだよな?」
「ええ、そうよ。ようこそ、異世界ハルモニアへ。」
後ろから桜の声がした。
振り向くと、桜の背中に蝶々のような羽が生えていた。
「…その姿が本当の桜なんだな。」
「ええ、隠していたことは謝るわ。」
桜が申し訳なさそうにうつむく。
「いいよ、事情はなんとなくわかるし。何より、本当に好きだって言ってくれて嬉しいよ。」
「春雄…。」
「はーい、イチャイチャそこまでー!!」
俺と桜の間に、春美が割って入る。
「…一勝負、受けてもらうわよ、精霊王。」
今度こそと言わんばかりに、春美が剣を抜く。
「精霊王に剣を向ける無謀さ、教えてあげます。」
(おいおい、本当に始まっちまうのか…。)
相変わらず親父とお袋はポカンとしたままだ。
まあ、年代層的に異世界転生なんて受け入れようがないよな…。
「それで…桜、いや精霊王さん?」
「今まで通り、桜でいいわ。」
この場に似つかわないような笑顔を向けられてしまう。
「桜は…俺のことが本当に好きってことでいいのか?」
(なに当たり前のように恥ずかしいこと言ってんだ、俺…。)
「ええ、きっかけはそうではなかったかもしれないけれど、一緒にいるうちに本当に好きになってしまったわ。」
…今の俺の顔はどれほど赤いだろうか。
「それで?私との約束を必要以上に守ってくれたみたいだけど?」
声色からもわかるが、春美はかなりイラついてる。
今にも剣を抜いて切りかかってきそうだ。
一度は止められたが、もう一度止められる自身はない。
「いつまでやれ、とは言われてませんからね。まあ、今更引く気もないですけれど。」
春美と桜の間にバチバチと火花が走っている…ように見えてしまう。
なんだろう…状況は少し違うが、寅さんってこんな気分なんだろか。
本当に辛いんだろうなと、胃がキリキリ痛む。
「…ここでやり合うわけにはいかないわよね。」
「や、やり合う?」
突如として、春美の口から物騒な言葉が飛び出る。
「そうですね、一度ハルモニアの方へ移りましょうか。…春雄さんにも見届けてもらいましょう。」
「へ?」
状況が飲み込めないうちに、桜が指をパチンと鳴らした。
すると目の前に突然不思議な雰囲気を放つ穴のようなものが現れ、辺りのものを吸い込み始める。
「さ、行くよお兄ちゃん。」
「お、おい!待てって…あああああ!?」
俺は春美に手を引かれ、穴の中へと吸い込まれてしまった。
~~~
(ここは…どこだろうか…。)
気がつけば俺は青々とした草原の上に寝っ転がっていた。
上を向けば美しい青空、周りを見ればぴょんぴょんと跳ねる液体の塊の群れ…。
「これ…スライムってやつか…?」
見慣れない生物(?)に驚きつつも、そっと手をのばす。
触ると心地よい弾力に指が軽く押し返される。
「おお、もっとネバネバしてるもんだと思ってた。」
初めての経験に感動しつつ、ゆっくりと起き上がる。
「ここが…ハルモニア、なんだよな?」
「ええ、そうよ。ようこそ、異世界ハルモニアへ。」
後ろから桜の声がした。
振り向くと、桜の背中に蝶々のような羽が生えていた。
「…その姿が本当の桜なんだな。」
「ええ、隠していたことは謝るわ。」
桜が申し訳なさそうにうつむく。
「いいよ、事情はなんとなくわかるし。何より、本当に好きだって言ってくれて嬉しいよ。」
「春雄…。」
「はーい、イチャイチャそこまでー!!」
俺と桜の間に、春美が割って入る。
「…一勝負、受けてもらうわよ、精霊王。」
今度こそと言わんばかりに、春美が剣を抜く。
「精霊王に剣を向ける無謀さ、教えてあげます。」
(おいおい、本当に始まっちまうのか…。)
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