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聖騎士ロイ編
第1話 (2/2)
しおりを挟むでもロイは真面目で誠実で、何より“神に貞操を誓った”聖騎士。その身も心も清くあらねばならない――ってのが、あいつの信条。
実際、イリアいわく「そういう行為をすると神の加護が揺らぐ」とかなんとか。
(ああ……そんな奴に、掘られたいとか思ってる俺ってば、完全にダメ勇者……♡)
ズボンを下ろしながら鞄を漁り、潤滑剤の小瓶を取り出す。
そしてベッドに仰向けになった俺は、膝を立てて腰をぐっと浮かせる。片手で怒張したチンポをしごきながら、もう片方の手は背中を通して後ろに回し、尻の穴にそっと触れる。
「ん……っ♡ ここ、疼いちゃう……♡」
潤滑剤を塗った指が、俺の後ろをじっくりと開いていく。腰を揺らしながら、自分で自分の穴をほぐしていく姿――なんてみっともなくて、なんて興奮するんだ……!
腰を浮かせたまま、チンポを扱く手と尻穴を擦り上げる指の動きがだんだん合ってきて、俺の呼吸も荒くなる。
「はぁっ……♡ ロイのちんちんで……奥まで突いてほしい……♡ ズブズブに……♡」
もう我慢できない。俺は片手でチンポを激しくしごきながら、指を2本、3本と一気にねじ込んだ。
「あっ、やっ、あぁっ……♡ もっとぉ♡♡♡
騎士団仕込みの腰つきでぇ♡ 勇者のケツ穴、チンポ型にしてぇ……っ♡♡♡」
汗まみれの体をよじらせ、ベッドの上で腰を振る。
「ロイにバレたら……どうしようっ……っ!友情、壊れちゃうっ……♡
でも……でもぉ……ロイの聖剣で……俺のお尻の穴……貫いて、壊してほしいぃぃっ……♡♡♡」
ぐちゅぐちゅと音を立てながら、俺の指はどんどん奥へ、どんどん激しくなる。
『ジーク……そんな顔して……えっちだな……』
ふっと耳元で、ロイの低くて優しい声が囁いたような気がして――
「んひっ♡ ロイぃっ、見ちゃだめぇ……♡♡♡」
最後の一突きと同時に、チンポを激しく扱き上げる。
「あっっっ……はあぁぁぁっ♡♡♡♡♡」
体をのけぞらせ、腰をがくがくと震わせながら、俺はベッドの上で絶頂を迎えた。
びゅるっ、びゅるるっ――
熱くて白い液体が、何度も噴き上がる。
意識が一瞬真っ白になり、快楽だけで世界が塗りつぶされた。
どくん、どくん、と心臓が鳴り、快楽の余韻で全身がビクつく。潤滑剤と汗と白濁にまみれたベッドの上で、俺は天井を見つめて呟いた。
「はぁ……気持ちよすぎる……♡」
これでしばらくは我慢できる――はず。
そう、こうして思いっきりオナニーできるのは久しぶりなのだ。
「……道中、マジで地獄だったんだよな……」
前の街を立ってから、魔物に連続で遭遇し、何度も気絶してはロードを繰り返した。行程的には3日だけど、俺の体感は10日。もう疲労感えぐい。
でも――
「他の皆は忘れてるんだよなぁ……。呑気なもんだよ……」
勇者である俺には“特別な加護”があり、すべての記憶が保持されるが――仲間たちを含め、他の人間の記憶はすべて巻き戻ってしまう。
だから、魔物の習性を覚えて戦闘の作戦を立てたり、足りなかった回復薬を先回りで買い足したり、何回も同じ道を辿って、同じ話をして――俺だけが何度も“同じ時間”をやり直している。
仲間は皆、この状態を理解してくれているが……正直、めちゃくちゃしんどい。
「こうやって発散でもしないと、やってらんねーっての……」
ため息をつきながら体を起こし、腹を汚した体液を、タオルで拭き取っていく。
その最中――
「……ん? 待てよ?」
あることに気づいた。
……気づいて、しまった。
「記録して、誰かに掘られたあとでロードすれば……相手の記憶、消えるんじゃね?」
……いや、まてまてまて。
それってつまり――
「ロイに掘ってもらって、戻せば……
友情は保たれ、ロイの貞操は守られ――俺の尻穴は幸せになれるってコト!?」
もう一度思い返して、俺は確信する。
「よし、いける……! 俺、天才なんじゃないか!? さすが勇者だッ!」
俺は、精液まみれのタオルを倫理観と共にベッドに放り投げる。そして素早くズボンを上げると、意気揚々と部屋を飛び出した。
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