セーブして掘られてロードする 〜ドスケベ淫乱勇者・ジークの冒険譚〜

卯月ひすい

文字の大きさ
30 / 91
魔術師アッシュ編

第12話 (2/3)

しおりを挟む

 ジークの屹立したソレを見て、呼吸が止まる。
 目を見開いた俺は、ゆっくりと彼の顔へと視線を動かす。

 ジークの蒼い瞳が細められ、口元が、ゆっくりと、いたずらっぽく、笑った。

「ああ……バレちゃった?」


 その声。

 その顔。

 ――“彼”は、俺の知っているジークか?


 思考が追いつくより早く、その男の腕が俺の首に絡みつき、ぐっと引き寄せられる。

 唇が、塞がれた。
 それは、熱く、そしてあまりにも甘いキスだった。

 シャワーの音に紛れて、くちゅ、くちゅと水音が響く。ジークの絡まる舌の熱と、唾液の甘さに思考がどろりと溶けていく。

 ――なぜ。
 そう問いかける理性の声は、もう聞こえない。

 引き剥がそうとした腕に、力が入らない。狭いシャワー室は逃げ場を与えてくれず、逆に身体を密着させる。そして俺は――知らず、ジークに身を委ねていた。


 舌が、勝手に動く。ジークの舌を追い、絡めて、貪る。

「んんっ……♡ ん、ふ……♡」

 甘く崩れた声が響くたびに、背筋が震える。

 やがて、首に回された腕がふわりと外れた。その代わりに、石鹸液を纏ったぬるぬるの指先が俺の腹を撫で上げてくる。くすぐったさと熱が交じるその感触に、肩がぴくりと跳ねた。

 やがて指先は胸元へと上り、乳首に触れた――瞬間、

「っ……」

 びりびりとした電流のような刺激が走る。

 ふっとジークが唇を離し、耳元に顔を寄せた。くすぐるような吐息と一緒に、囁きが降ってくる。

「だいぶ……感度上がってきたな」

 その言葉に、背中がぞくりと粟立つ。

「ほら……俺のも、触って……?」

 手を取られ、導かれるままに指先がジークの乳首に触れる。ぷくりと膨れたその頂に、指がかすめた瞬間、ジークの肩が跳ねた。

「っあ……♡」

 声が甘く弾けた。

 そのまま、ジークの手が下へと滑り――俺の、張り詰めたものを優しく包み込む。石鹸液を纏った手が、ぬるりと撫で上げる。それだけで、腰が抜けそうになる。

 湯気の向こうに、ジークの顔が霞んで見えた。これが夢か現か、それさえも分からない。

「もうちょっと……腰、かがめて……?」

 言われるがまま、ほんの少し身体を屈めた瞬間――ジークのそれと、俺のそれが、ぴたりと触れ合った。

「……あっ、すご……♡」

 ジークが小さく息を呑む。
 熱い。

 互いの脈打つ熱と、それを擦り合わせているという光景が、さらに興奮を掻き立てる。

 彼がそれらを手で包もうとする。しかし――

「……ん、ちょっと……でかくなりすぎ……♡」

 どちらも膨張しきっていて、片手では足りない。ジークの指の隙間から、肉が溢れる。

 片方を包めば、もう片方がはみ出す。その都度、ジークは手の位置を変えようとするが、収まりきらないペニスが二本、互いに擦れ合いながら、熱を持って脈動していた。

 見かねて、俺は静かに手を添えた。
 石鹸液と先走りが混じった液体が、ぬるり、と手のひらに絡みつく。

「……ん……ロイ……ッ♡」

 呟かれた声は、震えていた。

 二人がかりで、絡み合った怒張を同時に扱く。ぬるつく感触、擦れ合う熱。潤滑された皮膚が押し合いながら、ぐちゅぐちゅと一層いやらしい音を立てる。

「はあっ……♡ ロイ……♡」
「ジーク……っ」

 蕩けた声。
 頬に張りついた濡れた黒髪。
 蒼い瞳が潤んで、俺をまっすぐに見ている。

 ――もう限界だった。

 今度は、俺から唇を奪った。
 舌を差し入れ、深く貪る。

 互いに舌を絡めながら、吸いながら、手を動かし、肉を擦り合わせる。乳首にも手を伸ばし、くすぐるように撫でると、ジークが震える。

「んっ……ふぅっ……♡」

 快感だけがすべてを支配していた。
 いつの間にか、絶頂が目前に迫っていた。

 最後のひと擦りで、二人同時に――

「……っあ、イクっ……♡」

 びゅるっ、と――滾った熱が、互いの腹の間で、重なり合いながら弾け飛んだ。ジークの肌に俺の欲望が刻まれていくようで――背筋が震えた。

 ジークの身体がびくびくと痙攣し、膝が崩れそうになる。俺は咄嗟に彼の脚の間に足を差し込み、腰に手を添えて支えた。小柄ではないはずの彼が、腕の中で妙に軽く感じる。

 ジークは息を整えながら、背中を壁にもたれかけて体勢を立て直す。その目元に滲む熱と吐息の甘さが、未だ身体の奥をかき乱していた。

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

趣味で乳首開発をしたらなぜか同僚(男)が近づいてきました

ねこみ
BL
タイトルそのまんまです。

お兄ちゃんができた!!

くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。 お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。 「悠くんはえらい子だね。」 「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」 「ふふ、かわいいね。」 律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡ 「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」 ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。

【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます

猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」 「いや、するわけないだろ!」 相川優也(25) 主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。 碧スバル(21) 指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。 「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」 「スバル、お前なにいってんの……?」 冗談?本気?二人の結末は? 美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。 ※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

親友が虎視眈々と僕を囲い込む準備をしていた

こたま
BL
西井朔空(さく)は24歳。IT企業で社会人生活を送っていた。朔空には、高校時代の親友で今も交流のある鹿島絢斗(あやと)がいる。大学時代に起業して財を成したイケメンである。賃貸マンションの配管故障のため部屋が水浸しになり使えなくなった日、絢斗に助けを求めると…美形×平凡と思っている美人の社会人ハッピーエンドBLです。

4人の兄に溺愛されてます

まつも☆きらら
BL
中学1年生の梨夢は5人兄弟の末っ子。4人の兄にとにかく溺愛されている。兄たちが大好きな梨夢だが、心配性な兄たちは時に過保護になりすぎて。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

処理中です...